キャプテンビーフハート追悼 RIP Captain Beefheart
2010年12月18日土曜日。彼女を迎えにスリンまで車を走らせていた間に久しぶりにFrank Zappaの、大学の頃によく聴いていた数枚を立て続けに聴いた。その中にHot Ratsも入っていた。Zappaのジャズロックの名盤と言われているアルバムだが、その2曲目、どえらいというか、どぎついというかやかましいダミ声で歌われるWillie The Pimpと言う曲がある。特徴のあるきっついダミ声の主がキャプテンビーフハート、本名ドン ヴァン ブリート。ザッパの高校の頃からの音楽仲間であります。
こういうところからビーフハートを知り、大学の間にバイト代をつぎ込んでほとんどのアルバムを聴いた。そしてスリン到着後に携帯を見て知ったニュースが、キャプテンビーフハート氏死去のニュース!
前衛的な音楽性で知られたミュージシャン、キャプテン・ビーフハートことドン・ヴァン・ヴリートさんが亡くなりました。69歳でした。
AP通信などによりますと、ドン・ヴァン・ヴリートさんは17日、多発性硬化症からくる合併症でアメリカ・カリフォルニアの病院で亡くなりました。
ヴァン・ヴリートさんは60年代後半、キャプテン・ビーフハートの名前でデビュー。ブルースと複雑なリズムを組み合わせた前衛的なロックを演奏し、69年に発表したアルバム「トラウト・マスク・レプリカ」は、後のミュージシャンたちにも多大な影響を与えました。
80年代には、「独りで思い通りにやれるから」と画家に転じ、作品は高額で取引されるようになりました。(19日07:06)
「「ビーフハート」ヴァン・ヴリート氏死去」 News i – TBSの動画ニュースサイト より
はい、前衛的なロックとはこれです!
ようわからんでしょう。やっぱ売れなかったみたいです。
ていうわけでバンド時代はかなり金に困った生活も経験した模様ですな。このアルバム以降は迷走を続けるように割と小さく収まって行くのですが、
ラストアルバムはこんな感じに若干コンパクトに。でもビデオよく見るとわけのわからない演出が目立たずも結構ねじ込んである。
この人はいいプロデューサー、演出化に恵まれなかったんでしょうな。というか自己主張するプロデューサーとはぜーんぶ喧嘩してたんかもしれんけど。こんだけ変な人だから。
ファーストアルバムの頃はだいぶベースがブルースってわかる曲構成してて、それなりにかっこいいんですけどね。
Mirror Manとかこってりしたいいアルバムもあったりと紹介したい曲はいろいろあるんだが、長くなるので、ビーフハート追悼としての最後の〆の曲はやっぱりこれだと思いますな。
あの世でザッパとセッションやってください。RIP Captain Beefheart.