怪しそうだけど持っておきたいBitcoin 2013年04月13日

Vires In Numeris
“Vires In Numeris” photo by zcopley

つい最近のキプロスの金融、税金の問題でBitcoinなるものを知った。

インターネットで流通させる独自の通貨として始まってるようで、Paypalなどのいわゆる既存のお金をインターネット上でやりとりするサービスではなく、名前のまんまのBitcoinという独自単位を持っている。

一つの通貨なんで当然既存の通貨との交換レートも設定されている。これがまた変動制で、キプロスの金融問題の際に預金を凍結されて他の国に持ち出しができなくなってこのBitcoinに変えて難を逃れようと需要が高まり価格が跳ね上がったようだ。

「分散型電子通貨」への関心、金融不安で急上昇 « WIRED.jp

このBitcoinのシステムはピアツーピアのシステムで稼働しているようで単体の管理団体といったものがない模様。まだ、その技術のロジックを納得行くまでちゃんと勉強してないんだが、最近、ビットコインを販売してる業者がハッキングにあったりしてビットコインのレートがダダ下がりしたりとかなり怪しい雰囲気にも満ちている。

「Bitcoinバブル」が崩壊、6時間で価値が半分に « WIRED.jp

ただ、インターネットで独自の通貨を作ってしまうというその発想が面白くてたまらないし、これこそインターネットがあってこそのロマンがある。そもそも通貨なんてものは国家の根幹でどの国に関してもお金に関する法律、金融に関する法律なんてのはガチガチにホールドされているし、資本主義の世の中でココが不安定になると金持ちも貧乏人も一緒に奈落の底に落ちていきます。

だから新しい通貨ということで、これからどうなっていくかとても楽しみであり、ちょっとタイバーツから幾分かはこれからのBitcoinの行く末を期待する意味でも両替してBitcoin貯金をしておこうかと考えております。

そのBitcoin、コンピューターのリソースをBitcoinのシステムに提供してBitcoinを稼ぐことも出来るという。プログラムを動かして演算処理をさせてその結果に応じてBitcoinが支払われるらしいが、適当なノートPCレベルでやった場合24hx31dで稼働させても日本円で10円ぐらいにしかならない。電気代で足が出るがな。。

まあ、そんな感じだから技術屋さん達はごついGPUを積んだ超絶パフォーマンスマシンを作って絶えずCPUファンを回し続けながらBitcoinを稼いだり、ウィルスみたいなプログラム作って作成者のアカウントで他人のマシンのリソースを勝手に使ってBitCoinを稼いだりしてる奴がいるらしい。

見ていると雰囲気が90年代のインターネットの様子そのままで、その怪しさが実に懐かしい。そうそう、昔のインターネットもこんな怪しさの中から徐々に整備されていって今みたいになくてはならない社会基盤になっていったんだよなあ!と独り物思いに耽るのであります。

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↑ ニュースグループでエロ画像どかどか落としたり、bekkoameのアングラサイトばっか見てた頃。。。

ウェブの世界でグーグル、人間関係をオンライン上に持ち込んでその情報網をがっちり抑えたfacebook、電話の世界のskypeなどなどいろいろあるけど、インターネットの創世(一般公開)から約20年、まだまだインターネットを基盤にしたビッグバンは起こると思ってるけど、ネット上に流通する独自通貨というのは遅かれ早かれ絶対に確立されていく気がするし、近い将来、国に依存しないネットマネーを獲得しあって国家間で戦争が起こったりなんてこともあるんじゃないかとも考えたりしています。

個人的にはネットマネーは熱いと思っております。僕は期待を込めていくらか買いますが、市場の成長過程でBitcoinが潰れて他のシステムが天下を取ってしまう事も考えられます。。非常に危険だとは思います。。が、!やっぱ面白いので買うのだ!!

マラソン出場準備、ランニングに関して 2013年04月12日

Jogging on a bright November morning
“Jogging on a bright November morning” photo by Ed Yourdon

つい先週、7月21日開催のパタヤマラソンに出場すると決めて、FBで自分の知り合いに対して高らかに宣言!これでもう意識的にグダグダせず7月21日に向けて最低でも10kmを走破できるよう身体を作っていかなくてはならなくなりました。

というわけでランニングを開始するわけであります。

とはいえ、さてどこを走ろうかと考えましたが、やっぱり王道のルンピニ公園かと。まあランニングするなら、、という流れで必ず名前が出てくる公園で平日の仕事終わりに行っても近隣のオフィスから仕事終わって抜け出して来たであろう人たちがいっぱい走っているので、広い公園内に日が暮れても他に走ってる人がいっぱい居るので安心であります。勤めている会社のオフィスもルンピニ公園から歩いて3分の所にあるのでちょうどいい。

しかし、73kgほどあった体重をダイエットで68.5kgまで落とし、そこからランニング開始となるとおおよそ15kg減の身体を走らせる訳ですが、びっくりするほど身体が軽い。その軽さはランニングのスピードに反映されるのではなく走ってる最中と走った後のひざと踵の状態に現れる。もうランニングなんて数年やってなくてその後にいきなり走りはじめたのに初回で7.7km(まあだいぶ歩いたが。。)も走れた。そしてランニングの後もひざと踵の状態がすこぶるいい。当日は多少疲れがあったものの次の日には回復。太ももの筋肉のほうがまだパンパンになっていた。

以前ランニングやったときはバンコク市内の一般道路を走って、歩道、車道の段差やら信号待ちやらで激しくペースを乱された上、体重があったのでひざと踵が痛み、やる気はあっても次回まで日を開けないといけない状況の中で段々と走らなくなってしまった。

やっぱ体重落とすと運動が楽しくなるねー。ホントに岡田斗司夫の「いつまでもデブと思うなよ」に書いてあったとおり、身体が軽くなってから運動開始したほうが感動的でモチベーションもあがって続くと思うな。

そして久しぶりの心臓バクバク、胸バクバクのExhaust感。汗がどわーっと出てきて皮膚の古い細胞を全部洗い流してくれてるかのように促進された代謝の感覚。ダイエットで脂肪が少なくなってから日常生活の中では同じ事してても全然汗かかなくなったもんな。

ただ、僕自身はあまり運動好きな人間ではないため、明らかに「来た〜!ランナーズハイ!」みたいな感覚を味わったことがない。んでもっていろいろウェブで調べてたらあんまり具体的にランナーズハイを感じてる人って居ないのね。

(32)『ランナーズハイ』クセになっちゃうよ!: つぶやき雑記帳・・・・ときどき夢日記
仕事の特効薬はランナーズ・ハイ | MIZUNO ZONE LAB

ただ、走ってる最中にエンドルフィンが分泌されて気持ちよく走った後でも簡単にその快感は止まらず、大体3時間ぐらいは継続するそうな。まあ走るのが止まらなくなると言うぐらいの感覚だからエンドルフィンは覚せい剤みたいなアップ系の薬効なんでしょう。だからランニング後も効いてる間は覚せい剤を決めたかのように集中力が上がるらしい!

確かにランニング後って流した汗爽快で、気分がかなりアップになる。これってただ単に汗流した爽快感だけかと思ってたけど、それ以外にこの脳内麻薬が関係があるそうな。

しかしよくサラリーマンがわざわざ朝早く起きてジョギングしてから出社する、ってな典型的な生活パターンを聞くにつけ「なんでそんなしんどい事、早起きまでしてやるんだ??全く理解不能!」って思ってたが少し氷解。そうかそうか、意識的か無意識的かはわかんが、朝走ったほうが仕事にもめちゃ気分よく取り組めてさらに仕事の効率もあがる、脳内麻薬が効いていて過程も気持ちいい、効率が上がって結果も気持ちいい、ということで皆ハマるのか。。

やっぱいろんな事やって、調べてみないとイケませんなあ。こうやって単純なランニングというひとつの作業を取ってみてもそれに関係していろんな理論やら先人の試行錯誤があって楽しくてたまらないね。。

しかし、ランナーズハイで思い出したけど、高校の時の体育の先生がランナーズハイをして「ケツ割れ感」と称していたがなぜそんな言葉を当ててるのかも説明されずに卒業、当年とって37歳、この年でもその語感を全く理解できておりません。当の体育の先生の名前すら思い出せないが「ケツ割れ感」だけはなぜか頭の中に残ってます。。。

DACOとタイのいろんなお魚 2013年04月11日

つい先日、会社のデスクにDACOが届いた。が、開けてみると2月に発行されたDACOだった。多分、会社のどこかで放りっぱなしになってて止まってたな。。

DACOはタイでは有名な日本語のフリーペーパー。よく日本食のお店なんかに置いてたりするが、DACOはタイの国内においては無料郵送サービスという便利なサービスがあって、毎号毎号勤めている会社のオフィスや自宅に届けてくれる。まあ、今回それが会社のどっかで止まっておりました。

バンコク発・タイの最新情報 – バンコク&タイの生活&観光情報、ダコログ
その他 | タイ国内「無料郵送サービス」はなぜ、無料か。 – バンコク&タイの生活&観光情報、ダコログ

DACOは同じくタイ国内で流通している他の日本語のフリーペーパーよりは記事の内容が柔らかく読みやすく特集記事も面白いものが多い。今回読んだ2月のDACOはバンコクからの東にあるチョンブリ県の港町「シラチャー特集」だった。

その中でタイで採れる魚の名前がいくつか書かれていたが、あまり他にこういう情報を見ないのでちょっと引用させてもらってWeb上にも情報を上げておきたい。ちなみに魚の名前のところにGoogleのイメージ検索のリンクを仕込んでおくのでクリックすると画像が見れます。

プラー・インシー / ปลาอินทรีย์ / ヨコシマサワラ
これ、サワラであります。タイの注文屋台に行くとプラーインシーの一夜干しを揚げたものが置いてあったりする。タイで魚料理は泥臭くて好きじゃないという日本人が多いが、これなら海の魚だし、揚げてあるから普通に日本人でもおいしく食べれる。このプラーインシーを塩漬けにして発酵させたปลาเค็ม プラーケムもおいしい。カナーの炒めものに入れたり、炒飯に入れたりするとクサヤのような独特な香りがたまらなくうまい。

ปลาอินทรีย์แดดเดียว
“ปลาอินทรีย์แดดเดียว” photo by isriya

プラー・タップタオ / ปลาตับเต่า / サヨリ
これはまだタイで食ったことがないな。。。しかし、サメサンの港などで地元民が釣ってたりするのを見たことがある。

プラー・ジャラメット / ปลาจาระเม็ด / マナガツオ
プラージャラメットって海水魚か?でもマナガツオだったら海ですわな。。プラージャラメットも釣ったことはあるけど食ったことがない。

プラー・サーイ・デーン / ปลาทรายแดง / シャムイトヨリ
これはタイ湾に釣りに出たらとにかくよく釣れる。味も普通においしい。ただ、ホントにバカスカ釣れるので、これ以外の魚を釣りたいと言いたい時にちゃんと魚の名前を覚えておけば的確に意図を船頭のおっちゃんに伝えられるでしょう。。

プラー・ガオ / ปลาเก๋า / ハタ
この魚は釣ったことも、食ったこともないですなー。

Live Grouper and Live Sea Perch (pla kao pen, pla krapong pen) ปลาเก๋าเป็น ปลากระพงเป็น
“Live Grouper and Live Sea Perch (pla kao pen, pla krapong pen) ปลาเก๋าเป็น ปลากระพงเป็น” photo by clayirving
↑ 左がプラーガオ、右がプラーガポン。

プラー・ガポン・カーオ / ปลากะพงขาว / アカメモドキ
一応タイで一番ポピュラーな高級魚かな。僕は海で釣れてるのを見たことがない。汽水で養殖できるようで、サムットプラカン県やサムットサコーン県でよく養殖されている。時々釣り堀でもこのプラーガポンをルアーで釣れる釣り堀があり、ガッツーンと来るアタリと力強いファイト、ジャンピングなどが豪快で釣っていてとても楽しい魚。

飲み屋のメニューなどでもポピュラーで揚げ、蒸しなどにしてとてもおいしい。

プラー・カーン・ルアン / ปลาข้างเหลือง / ホソヒラアジ
これもシーチャン島に行った時に普通に陸釣りで結構釣れたと思う。20cm程度の体調の魚で持ち帰りやすい。タタキになめろうとこれが釣れるととても嬉しい。タイのアジはやっぱり水が温かいせいか日本のアジよりも脂の香りが弱いがそれでも日本の味を堪能できて嬉しい。

プラー・タプティム / ปลาทับทิม / ティラピア
これは淡水魚。海の魚ではございません。だからイサーンなんかでもよく養殖されている。
このปลาทับทิมとปลานิล、プラーニンはティラピアでイサーンなんかでよく養殖され、多く食べられている。ちなみによく日本人がタイの魚は泥臭いというが、釣り堀なんかで釣った魚をその場で〆てもらい、内臓を抜いてもらって持ち帰り、料理すると全然臭みはない。多分だが、流通過程の保管状況がよくないのかと。タイの消費者はあまり鮮度に関して細かくはこだわってないだろうから。。

プラー・ヘット・コーン / ปลาเห็ดโคน / キス
タイにもキスが居る。以前シラチャーの北のバンプラという港町から2,3人乗りの小さな船を出してもらって釣りに行ったことがある。ここはキスがバンバン釣れる。僕は2,3匹釣った後船酔いでダウン。。。バンコクではよく見るとちゃんとスーパーなどでも売っているんだが、身を開いた状態でパックされて売ってるので気づかない人が多いのかも。

プラー・トゥー / ปลาทู / グルクマ
これはタイの市場ならどこでも見ることができる首折れの魚。日本人はみんなアジというがこれは鯖の仲間。ちゃんと見てみりゃゼイゴがないのだ。この魚も普通にとても美味しい。ナムプリックというソースと野菜、そしてこのプラー・トゥと白ご飯。これが最高のコンビネーション。日本に一時帰国しててタイに戻ってきて一番に食いたいのがこの料理。

Pla Tu Nueng (Steamed Mackeral) ปลาทูนึ่ง
“Pla Tu Nueng (Steamed Mackeral) ปลาทูนึ่ง” photo by clayirving
↑ この首折れ。

ข้าวน้ำพริกปลาทู
“ข้าวน้ำพริกปลาทู” photo by isriya
↑ ナムプリックとプラトゥと白ご飯。シンプルでうまい。

ホーイ・クレーン / หอยแครง / ハイガイ
もともと日本に居た時から貝はあまり好きでなく、ホタテをちょっとぐらいしか食わなかったが、海外に来てまあほとんど貝なんて食わなくなった。このホイ・クレーンも食ったことがない。貝を開けると毒々しい血のような赤い汁が出てくるのを観るだけでも僕はもう要らない。。。

プー・マー / ปูม้า / ワタリガニ
海のカニもおいしい。が、食べるのがめんどくさいのでカニもほとんど食うことがないです。タイのカニは火を通す前は青くて綺麗。一度夜までやってる注文屋台で酔っ払って間違えてプーマードーン、ワタリガニのナンプラー漬けを食ったことがある。これが中々酒に合ういいメニューだった。

ムック・クルアイ / หมึกกล้วย / ヤリイカ
タイの市場やスーパーでよく見るイカはこれ。後、エギでイカ釣りしてるとよくアオリがかかる。釣ったイカを持ち帰り、刺身もいいけど皮付きのまま輪切りでぶった切って熱湯でさっと湯がき、ナムチムシーフードで食うのがやっぱりタイ式でおいしい。

ムック・サーイ / หมึกสาย / イイダコ
この小さいタコ。シラチャーやバンセンで地元のおっさんが網を投げてる中に必ず1匹、2匹は入っている。結構どこにでも居るのかも。まあそんなに好んで食わない。

というわけで、あまりタイ語の単語帳にも載っていないこういう知識、知っておくと細かいところで役に立つかも。また、戦勝記念塔周りのロットゥー特集とか町の屋台の特集(屋台のオーナーの1日の生活とか、売上がいくらぐらいとか、売上アップのコツとか)などかなりオリジナリティ溢れ、取材工数がそれなりにかかるであろう記事を数多く作成しているDACOはタイのフリーペーパーのなかでも一番面白いと思う。オススメであります。

心地良いホワイトノイズで自宅カフェ 2013年04月10日

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1月29日から酒を止めて飲み屋には行かなくなったので、晩に時間のある時は職場近くか自宅近くのいわゆるカフェに行ったりしております。本を読んだり、ちょっとしたPC作業をやるのになぜーか集中できるのでよく行ってます。

そんな中でTwitterだったかいつも読んでるブログだったかにこんなサイトが投稿されておりました。

Rainy Cafe: Ambient White Noise Generator

レイニーカフェ:アンビエントホワイトノイズジェネレーター、ということで雨の日のカフェを模した身の回りの騒音(ホワイトノイズ)を再現してくれます。これで気分的にカフェに居るような気持ちで仕事できまっせーってなコンセプトのサイトなんですが、これが結構ホントに集中出来たりするのが面白い。

僕の住んでるのはバンコクなのでこのサイトの雨の音のような雨の降り方はあまりしない。バンコクでは基本雨が降る時はスコールのようにドバっと降ってパッと止むようなことが多いのであまりリアル感がないが、カフェのホワイトノイズのほうは流しておいて非常に気持がいい。

聞いてるうちに、「これ、録音したカフェのノイズをループ再生してる?なんかループしてるポイントが見抜けないけど、もしかしてリアルタイムのストリーミング??」と考えたりしてた。しかしリアルタイムだとしても24時間ずっと同じような調子で人が居てる感じの音が流れ続けてるからリアルタイムではないのかな、と思っていた。

twitterでこのサイトのアカウントに聞いてみたらちゃんと返答を返してくれた。やっぱり録音だ。

Samuel Justice | Sound of the.. well not week! – Stockholm Vasa Cafe Ambience

スウェーデン、ストックホルムのStockholm’s Vasa museums cafeというところで録音された音のようであります。上のリンクしたページにそのカフェの内部の写真もあり、どんな様子か見ることもできます。さらにはSoundcloudに上がってるこのホワイトノイズの音のファイルも貼ってあります。

しかし、このホワイトノイズってなぜにこう集中できる気がするのか??考えてみると、まったく無音状態で集中して仕事してると、時たま入ってくる音ひとつひとつの印象がとても大きくなる。車のクラクションの音や理解できない外国語の話し声などはまさに「単なるノイズ」でしかなく、気にもとめないだろうけど、あまり集中できてない時に、母国語の日本語や、身の回りに直接関係する音、例えばハトがベランダに群がって困るなあと常日頃考えている中、ハトの羽ばたくバサバサーって音が聞こえてきたらひとつひとつの印象が強く、仕事してる思考の中に「あ、ハト来たんじゃないか??」なんて感じで中断が入るわけです。

ところが、ホワイトノイズを流し続けていると耳元に届く鳴り続けているホワイトノイズは根本的に自分の身の回りとは関係ない音と無意識に頭の中で認識して、意識を手元の仕事に集中しようとするのと、実際の身の回りで他の騒音がなってもそのホワイトノイズに埋もれてひとつひとつの印象が目立たなくなる、だから細かいことに意識を惑わされることなく同じペースで集中して仕事を継続できる。。。とりあえずこんな感じなのかなーと考えたりしております。。

亜麻色の髪の乙女は今いずこ 2013年04月09日

青山ミチ、それほど有名な歌手でもないけれど、1960年代、GSの頃の日本の女性歌手の中ではちょっと特異で面白い人であります。パッと聴きで感じるのは歌い方はラフだけど声量でガッと前で出てくるパワフル肝っ玉母さん系のシンガー。1975年生まれの僕がなんでこんな人を知ってるかというと、この人がカバーしてるからです。

純音楽家エンケンであります。この曲を初めて聴いた時になんてカッコイイ歌詞なんだろうと思っていたが、これの原曲を歌っていたのが青山ミチだった。

青山ミチ – Wikipedia

Wikiによるとなんとこの人、在日米軍の黒人兵と日本人女性のハーフとのこと。なんかやっぱ血なんですかね。こういうパワフル系の歌い方になるってのは。


↑ なんかちょっとカルチャーショックなライブ音源。観客の声大きすぎ。まるで温泉街の小さなキャバレーで歌っているような箱鳴り感。


↑ どろりとした濃さのある情念ブルース。声の太さがたまらん。


↑ しかし、日本の音源て売れてるものほど、バックの演奏の音量が低く、ボーカルが大きい。いつの世もこんなミキシングしてるんだね。だからちょっとマイナーな歌手のレコードのほうがバックの音は面白いものが多い。GSの頃の音源はエレキの音がゴリンゴリンしてて耳に気持ちいい。

そうこうしてたらこんなものを見つけた。


↑ 以下3バージョン全部聴いてみると確かにこの青山ミチバージョンが一番いい。


↑ うーん、まさにGSの頃の音の作りですな。


↑ うまいことやるなあ、と思ってたが聴いたことがあるなという程度でなんという曲か元々誰の曲かも思い出せんかった。

なんとこの曲、この人が最初に歌っていたのか。しかも万引き(?!)やら覚せい剤所持なんかで不祥事が続き、リリース直前で販売中止が決まったとか。それだけでなくWikiには”芸能界から追放状態”とある。その後、ビレッジ・シンガーズ、島谷ひとみなどが歌い継いでヒットしてるのを見るとこれが出てれば結構ヒットしてたんじゃないかと思うところであります。

その後も青山ミチさん、結構荒れた生活をしてたんじゃないかと思う記述もある。現在64歳でしょうし、まだご存命でしょうから今のうちに再評価の波が来ればいいなあと思いながら書いております。。

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