変なカメラ日記 その3 2014年06月12日

d90

〜 〜 〜 前回からの続きです 〜 〜 〜

これで

Nikkor 50mm f1.4D
Nikkor 28-85mm f3.5-4.5D
Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G

とレンズ3本。最初は200mmとかの望遠も要るのかな?と思っていたが会社の写真大先輩には「鳥とか撮らないのなら望遠はほとんど使わない」と言われ確かに100mm前後でも望遠の圧縮効果の効いた絵は撮れるし、今の85mmで問題ないかなという感じになり、後は超広角側が揃えば大体の画角が揃うなあと思うところで。。

ただし、超広角は結構お値段がする。いろいろ調べていくとSigma 10-20mm f4-5.6、Tamronの10−24mm、Tokinaの11-16mmなどが割りかし安価に買えるレンズとしてあがっている。MBKでFotofileあたりをいろいろ物色していたらSigmaの10−20mmが12500THBであった。はい、広角、これで決定。D3100の標準ズームレンズで18mmまで広角側があるのでこれにプラスして広角レンズ買うならしっかり10mmから使えるものが欲しい。またアップ側は20mmまでしかなく、現在メインになっている28−85mmと並べても20−28mmの画角が足らないけどもうここは足で動いて調整するしかない。

というわけで10mmの広角から望遠は85mmまで、プラス50mmの単焦点というレンズセットが出来て、だいたい使いそうな画角はカバー出来ました。

後は撮りまくるのみであります。とはいえ、すでにブログの写真の大部分が現在このD90+Nikkor28-85mmコンビで撮っております。これからは広角写真がどんどん増えてくると思われます。

変なカメラ日記 その2 2014年06月11日

d90

〜 〜 〜 前回からの続きです 〜 〜 〜

というわけで、NikonのGレンズ以前のオートフォーカスDレンズも動作する中級機を中古で安く手に入らないかと探しまわっていたところ、D90の外観美品、シャッター回数約15,000回の中古機が12500THBで出ていたのでつい買ってしまった。2008年発売ですでに6年経過してるカメラだけど、APS-Cで12万画素ある。やっぱりISO上げてくと今のカメラにはかなわないけど使えないレベルでもないし、D3100で致命的だった古いレンズのオートフォーカスが使えない点と背面の液晶画面が30万画素(表示が荒くてピントがあってるかどうかの事後確認が難しい)から90万画素へと画質が飛躍的にアップしたのでこれだけでも自分としては十分に常用できるカメラで使い勝手がよい。

ただ、やっぱり中級機以上のデジタル一眼は重い。。。このD90でもバッテリ込み、ボディだけで700gになる。これにレンズが500g以上で1.2kgの持ち物になるので中々辛い。これでもしフルサイズ一眼に行くとなるとさらにボディサイズが増すしどこまで重くなるんだ??と心配になる。そうなるとSonyのα7とかのフルサイズミラーレスに目がいくけど、、、。

それはさておき、Nikkor 28-85mm f3.5-4.5Dが中々いい感じに撮れるようになってきた。最近は外出の際もほとんどこのズームレンズで歩きまわっていて、まだ写真慣れてないので説明しにくいが、自分的にはタイトなカラーでいい写真が撮れるような気がする。

DSC_0113

DSC_0431

こんなかんじ。

〜 〜 〜 続く 〜 〜 〜

望遠圧縮効果が見事な映像 2014年05月23日

Nikon Lens Collection
“Nikon Lens Collection” photo by Phil Holker

最近連日カメラネタを投下しておりますが、カメラやレンズの特性を勉強してると、当然ながらyoutuberが一眼レフを動画撮影に使っているように動画や映画に関してもレンズを介して収められているわけだから、そのテクニックは動画、映画になるともっと動きをもって体感できる。

そして僕が中学生の頃から大好きな5本の指にも入る日本映画、「逆噴射家族」。これに非常に印象に残るシーンがある。

こちらの51秒から1分3秒ぐらいまでのシーン、小林克也演じる”お父さん”が思いつめ過ぎてググっと向こうの方へ逝ってしまう瞬間を遠近を非常に気持ち悪く使って窓の外の景色が迫ってくるような逼迫感のある映像を演出していた。「これ、どうやって撮ってるんだろう??」とずっと子供の時から思っていたが、なんとなく氷解。

多分これ、超望遠レンズで最初一番広角から撮り始め、カメラはレールで後ろに後ろに引きながら、小林克也の姿が画面内で同じサイズに映るように後ろへの移動とともにズームしていって、そのズーム効果に合わせてどんどん周りの景色が圧縮されて気持ち悪い映像となるのだろう。

ちょうどデイリーポータルで望遠の圧縮効果の解説をわかりやすくしてくれております。

@nifty:デイリーポータルZ:望遠レンズで電柱を撮るとすごい
↑ 非常に簡潔にわかりやすく書いてくれてるんですが、その後の電柱の写真のほうは正直あまり読む必要もないのかも。。。

ちょうどアヒルの乗り物の写真の2枚めの状態から1枚めの状態にムービーで移動しながら撮っているようなもんなんでしょう。こういうのって映画の撮影テクニックでは別に珍しくともなんともないものなのかもしれませんが、初めて知る僕にとっては目から鱗。大学の時に映画撮るサークルに居たにもかかわらずこういうことを全然知らない。いやー、それでも改めてカメラって結構面白いですな。

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NIKKOR AF 28-85mm f3.5-4.5D が来た 2014年05月22日

Nikon 50mm f/1.4 AF-D Lens
“Nikon 50mm f/1.4 AF-D Lens” photo by Harshit Sekhon

Flickrに上がっている自分の好きな写真が以下のような奴です。

DSC_0514
“DSC_0514” photo by Алексей Streltsov

DSC_0102
“DSC_0102” photo by Алексей Streltsov
オリジナルの3872x2592pxとかの画像を見れば綺麗なのがようわかる。

色合いとかがなんとも昔の銀塩写真に近いというかあまりうまく表現できないですが、いい写真と思うんです。んで、こういう写真を撮れるようにしたいと思ったらどうしたらいいのか?てっとり早いのは同じ機材を揃えるということですな。

今の手持ちのD3100に次のレンズは何を買うかと考えていたところ、これらの写真はD80+Nikkor 28-85 f/3.5-4.5Dで撮られているとEXIF見たらわかるので最初はカメラのほうのD80を買えばいいのかと思ってたけど実はそうでなくてレンズのほうが肝なんじゃないか?と考えてeBayなどを見てみるとこのレンズ安い。60USD-100USDで売ってる。1990年代製造のレンズですな。でもまた今持ってるカメラでオートフォーカスの動かないレンズが増えてしまう。。

それでもまあ、もう何も考えずeBayでポチリとしました。レンズ代金が約2,000THB。実は出品者は日本人。日本からわざわざタイまで送ってもらうのに、国際EMSで送料が約900THB。全然お安い。ただ、カメラのレンズなんて通関の時にTaxかけられそうで非常に心配。。。中古価格2000THB程度のものを新品に近い値段(ちなみに新品が売られていた時は600USD程度だったそうな)で判断されて膨大な関税かけられやしないかとちょっとひやひや。以前、日本に一時帰国した際に忘れたiPodを小包で送ってもらったら、中古品輸入と勘違いされていくら自分のだと説明しても聞き入れてもらえず結構な額の関税を払わされた嫌な思い出がある。。。

そして送られてきたEMSのトラッキングコードで荷物を追ってたら、、今日到着!21日にポチッとして、22日に発送されて、24日の今日到着。さすがEMS。国際便でもめちゃくちゃ早い。あ、でも「保管」ステータスになってるな。。。家に帰ると紙切れが一枚届いてました。。。

import tax

ああ良かった、レンズの価格が2500THBになってる。関税125THB、VAT(付加価値税、消費税みたいなもん)184THBで合計309THBのみ。プラスこの関税通知書の送付が20THBの郵便料がかかるとのこと。これぐらいなら問題なし。十分安い。郵便局は日曜日は休みなので月曜日に取りに行ってきます。

さらにこのレンズの型番でFlickrを検索するといい絵ばっかり出てくる。期待大。

Roof Adornments 4
“Roof Adornments 4” photo by Bob Hawley

Fisherman 1
“Fisherman 1” photo by Bob Hawley

Drying Fish 4
“Drying Fish 4” photo by Bob Hawley

あ、全部同じ人のだ。。

Gear Review | Nikon Nikkor 28-85 f/3.5-4.5 | Everyday Elements
Обзор Nikon AF Nikkor 28-85mm 1:3.5-4.5

昔一眼レフでレンズ買うときは大変だっただろう。。2014年05月19日

nikon em bokeh
“nikon em bokeh” by Diego Sevilla Ruiz

今までカメラのレンズなんて一度も買ったことがなかったのでどうやって買えばいいのかと色々考えて、”そうそう、Flickrでカメラの機種とか、レンズの型番で検索して出てくる画像をじっくり見てみればその機材で撮れる絵が判るんじゃないか?”と思っていろいろ見ておりました。

Flickrで欲しいカメラやレンズの型番で検索をかけて出てくる写真を眺めて気に入るかどうか。Flickrなら結構オリジナルの解像度の写真があがってたりするのでダウンロードして等倍表示してディテール部分までじっくり見ていろいろ考えることができる。

さらには日本のサイトのカメラのレビューもそれなりに役には立つんだけど海外のサイトのカメラやレンズのレビューが情報量が膨大で面白い。

KenRockwell.com: Photography, Cameras and Taking Better Pictures
Digital Photography Review: Digital Photography Review

Screen Shot 2014-05-22 at 23.22.02
↑ Flickrの場合、写真の横に機材の情報が出ます。

しかし、デジカメ以前のフィルムカメラの時代やインターネットがなかった時代に、レンズ買うのは大変だっただろうなー。まずそのレンズで撮った写真サンプルがないから買うまでほとんどどういう絵になるかがわからない。聞いてみると雑誌などで掲載されている写真を手がかりに購入を検討してたりしてたらしい。雑誌の写真だって色味とかは実際に買ってみたら結構違ってたなんてことがありそうでやっぱり買ってみないとわからない要素が多いんだろうな。やっぱカメラのネタでもインターネットは重要なんですな。。。