肉入れすぎ浪漫 2015年09月06日

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よく自宅で自炊をやってますが、昨日は自宅で豚キムチを作った。材料はキムチと豆腐と玉ねぎ、豚スライス、ニンニクぐらい。普通にこれぐらいはタイのスーパーで売ってるので気軽に作れるメニューです。

さらに昨日は冷蔵庫に残っていたベーコン200gもほっておくと痛みそうだったので豚キムチに投入。いつもよりもかなり肉増量な豚キムチの完成。ちょっと肉多すぎるね。しかもベーコンは香りも塩気もきついのでかなりキムチの味もベーコンに押されて劣勢。

とりあえず、これを「肉入れすぎ豚キムチ」と命名。

でもよく考えると「肉入れすぎ」という言葉はなかなか男のロマンを感じる響きだ。普通の炒めもの料理では多分肉の量ってのはサブ扱いだろうから、これを反転させて主役に持ってくる。

肉入れすぎ回鍋肉(肉とキャベツ半々ぐらいの回鍋肉ってワクワクするわな)
肉入れすぎ肉まん(肉まんの餡の比率が多くて餃子の亜種みたいになってる肉まんとか)
肉入れすぎ野菜炒め(肉野菜炒めじゃなくて野菜入り肉炒め)

タイ料理でも

肉入れすぎカオマンガイ(タイの海南チキンライス)
肉入れすぎカオパット(タイ式チャーハン)
肉入れすぎカイチャオ(タイ式玉子焼き)

とかその他諸々。ま、やろうと思えば何でも出来るか。。。丼メシでガツガツ食べるイメージになってきますな。

基本的にバランスを欠いた肉量のメシって不細工な朴訥男に等しくときめきを与えてくれる天使のような存在ですな。いろいろ実際に作ってみようかな。。。

骨付き肉って好きですか? 2015年06月12日

25th annual Best in the West Nugget Rib Cook-off, Sparks Nevada
“25th annual Best in the West Nugget Rib Cook-off, Sparks Nevada by ATOMIC Hot Links, on Flickr”

ワシ、骨付きの肉って大嫌いなんすけど。。。
とにかく食うのがめんどくさいから嫌い。がばっっとほうばったらそのままむしゃむしゃ飲み込んでしまいたいんですわ。それが、なんかつっかえるなと思ったら小骨があったりで口の中でよけて出さないといけない。「あああ!もう!うっとおしい!」となります。カニも同じ理由で嫌い。魚は日本人なので一応口に入れる前に骨を取り外して食べるテクニックがあるのでそれほど嫌いでもない。

多少美味い肉であっても、めんどくささと手がベタベタになるのでかなり減点。骨のない肉の方が好き。鳥もささみが一番かなKFCに入るといつも普通のチキンを買わず骨なしのChickenTenderみたいなのばかり買うから不思議がられる。うちの彼女も骨の周りの肉大好き、軟骨大好きだからいつも不思議がる。みんな「こっちの方がおいしいよー」って言うけど全然食う気にならん。。。

その中で一番やるせない気持ちになる料理がこれ、

茶树菇排骨面 Mushroom and Pork Rib Stew with noodles - Hongyun Chinese Restaurant AUD9.50
“茶树菇排骨面 Mushroom and Pork Rib Stew with noodles – Hongyun Chinese Restaurant AUD9.50 by Alpha, on Flickr”

中華の「排骨」メニュー。肉のぶつ切りなんだけど、多分中華のあのデカイ包丁で骨ごとぶった切ってる。バキバキに割れた骨が入ってる肉ってちょっと理解を超えてる。食いにくくてたまらない。タイでも鳥の唐揚げとか頼んでみたらこんな感じの料理だった時には一気に機嫌が悪くなってしまいます。。。

ハートヤイにて肉骨茶、バクテー 2015年05月30日

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前回行ったタイのハートヤイで初めて肉骨茶を食った。

肉骨茶とはシンガポールの有名な肉の漢方薬煮込みだと思ってたが基本的にシンガポール、マレーシアが英国支配下時代に当時の中国人が肉の残った骨を集めてその他モツと一緒に中華スパイスで煮込んだものらしい。

肉骨茶 – Wikipedia

前回のクアラルンプールではあんまり中華を食う気にならなかったので食わなかったがハートヤイはマレーシア人向けの観光地なので肉骨茶があるのだろう。とりあえずと思って食ってみた肉骨茶だったが、これが中々うまい。タイ人は普通に「ต้มเลือดหมู トムルアットムー」と言っていた。確かに血のゼリーとかモツとか、中華スパイス煮込みのトムルアットムーですな。タイ式も好きですが、結構この肉骨茶がコクがあって旨かったので書いておきたいと思った次第です。

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ちなみにLee Garden’s Plazaの裏側のこのお店で食いました。向かいにはStarbucks。一人前90THBだったかな?

ไก่ทอดหาดใหญ่ ガイトートハートヤイ & ข้าวหมกไก่ カオモックガイ 2015年05月26日

というわけでハートヤイのメシモノ紀行その2。

Fried Chicken at Hatyai

有名な ไก่ทอดหาดใหญ่ ガイトートハートヤイ。ハートヤイ式の鶏の唐揚げと言ったところでしょうか。どうもハートヤイのガイトートは揚げ玉ねぎのチップが付いてくるのがデフォルトのよう。ただ僕が買ったところではガイトートに揚げ玉ねぎが掛かっていない。店のおばちゃんが「カオニャオ(もち米)は?」と聞くので「あ、じゃあ頂戴。」というと出て来たのは揚げ玉ねぎがどさっと乗ったカオニャオ。

Fried Chicken & Sticky Rice at Hatyai

イサーンではカオニャオは普通の白米よりも主食の座を勝ち得ており、彼女の実家に行った際には基本的にカオニャオのみ出てくる。彼女の甥っ子が駄々こねて白米食うと言った時とか意識して用意しないと白米は炊かない感じなのだ。だからよく食ってるけど、この揚げ玉ねぎの香りが乗ったカオニャオは初めて食べるちょっと変わった感じの食べ物に変貌していた。たかがもち米でもやはりイサーンと南部ではこれぐらい味が変わるものなのだなあと感心。

Chicken & Yellow Rice at Hatyai

もうひとつはカオモックガイ。ターメリックとチキンと一緒に炊いた黄色ご飯にその鶏を添えて甘辛いタレを添えて出してくれる。僕はバンコクではどちらかと言うとカオモックガイ(鶏)ではなくカオモックヌア(牛)を食うことが多かったが、ここではカオモックガイしかなかった。このカオモックもご飯がめっちゃパラパラで旨かった。写真では後ろになってて見えにくいがこれにも揚げ玉ねぎが嫌という程付いてきた。ハートヤイでは揚げ物系は揚げ玉ねぎの香りを添えるというのがデフォルトなんだろうか?

しかし、このカオモックも基本マレー料理ベースなんだろうなあ。マレーシアのほうではビリヤニという、インド料理で言うマサラ入りチャーハンみたいなものがインド料理以上の存在感でほぼマレー料理みたいな感じで存在しているのを考えると、それを真似てもう少しスパイス慣れしていないタイ人にも食いやすくトランスフォームしたものがカオモックなんじゃないかと思う。

Satae Chicken at Hatyai

さらにサテもあったりして、やっぱ南タイは完全にマレー文化圏(中華も確実に存在しますが)なんでしょうな。うーん、もっともっと料理だけにあらず南タイを知りたくなってきた。。。

南タイ料理?マレー料理? ロティ&マタバ 2015年05月25日

Roti & Mataba 2

ハートヤイに来て自分も彼女も酒を飲まないので夜は早く寝て、朝は割りと早く起きていた。早朝の散歩で見つけたまさに「食堂」というようなお店で食事を取ろうと入ったら、大きな鉄板が。そしてその上にはRoti Canai(ロティチャナイ)、Murtabat(マタバ)の文字が。

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ああ、バンコクではカオサン近くのプラアーティットの通りにある老舗のお店が出している料理かつ店名であるロティとマタバじゃないですか。そうだそうだ、これもマレーシア系タイ南部料理なんだよねと思って早速注文。

何気にこのマレー/南タイスタイルのロティとマタバは初めて食べます。米食い民族としてのアイデンティティを非常に大事にしているタイの国の中にあって、こういう古くからのパン系、小麦系メニューってのはやっぱり珍しい。最近欧米から入ってきているパンなどは除いてバンコク周辺では小麦の主食メニューってバミー(中華麺)以外は見ないと思う。

Roti
↑ ハサミで予め一口大にカットされて出てくるロティ。左は甘いココナッツカレー。マッサマンの具なしといった感じ。

Mataba
↑ ひき肉や玉ねぎなどの餡が入ったロティと同じ生地で包んだオムレツと言うかパイというか。左上のカレーはロティと同じ。

出て来たロティを一口つまむと、ああ、これはタイの香りじゃないなあ、インドを思い出す。てかナンでもチャパティでもなく、パロタですわな。これ。生地を広げて何層にも重ねて折りたたみ、多めの油で焼いて、最後の出来上がりに手でグシャッと潰すところも一緒。んでカレー付けて食うんだから。

パロタはもうホントにオムレツという感じでそれほど餡にスパイシーさもなく普通においしいが、小麦の香りとタイらしくない感じはロティのほうが上ですな。ホントにこの小麦と油の臭いはインドを思い出す。

Roti & Mataba

Cutting Roti
↑ ハサミで一口大にチョキチョキと。

で、改めて地球の歩き方やネットで見てみるとやっぱりロティはタイではバナナやらを入れて砂糖かけて練乳かけてとお菓子にして食うばかりのようで、マレーシアのほうでは朝食にカレーを付けて食うようだ。ああ、国境が近いからマレーシア人向けに用意してるメニューなんかね。ハートヤイ市内でもマレーナンバーの車もいっぱい見たし、マラソンも一応国際マラソンと銘打ってただけあってマレーシア人の参加も多かった。

タイ料理じゃないかもしれないが、それでもバンコクではなかなかないこういうマレーシアスタイルの食べ物を食えるのも国境が近い街ならではないでしょうか。