Nokia 8250 2012年04月10日


↑ 真ん中の青く光るディスプレイが8250。

Nokia 8250という携帯電話がある。スマートフォンでもなく、Bluetoothも使えず、使えるのは電話とSMSの機能のみというシンプルなホントに電話だけの電話であります。発売されたのも2000年だというからもう12年前のモデルになる。それでも、そのシンプルさを生かしたとてもよいデザインでなぜか好きなのであります。青いバックライトが光るモノクロディスプレイも上品な感じで大好き。

実は、2006年のアジア旅行に出た際に、中国は桂林で初めて買ってみた携帯電話がこれだった。確か3000円ぐらいで購入したものだが安くたってさすがのNokia。頑丈に出来ていた。これを旅行中持ち歩いて、ベトナムやタイでSIMカード購入して日本の友達に電話掛けたりしたもんです。旅行者が簡単に安くSIMカード買えてすぐに携帯持てるってのがめちゃくちゃ新鮮に感じた時期でした。その後、日本に帰ったりして同じくNokiaの6630を持ち込んでからはあまり使わなくなりましたが。。。

日本に居る人はほとんどNokiaの携帯って触らないか、もしくはハイエンドマシンしか触った事ないでしょうが、Nokiaの携帯電話ってローエンドの安い機種のほうがどちらかというとよく出来ている。これはずっと前からNokia携帯の変わらないコンセプトだが、

・携帯のケースを簡単に取り替えられる。
・とにかく本体は頑丈に作られている。
・キーパッドはすべてのキーが一体になって作られていて砂や水の本体への侵入を出来る限り防止する

この辺の仕様ってのは、アジアやアフリカなどのどんな田舎の自然環境が過酷なところでも、さらには機械を取り扱う知識がほとんどなくて、かなり荒っぽく携帯電話を扱う人でも壊れずに長く使えるようにという仕様なんであります。ケースが砂だらけになったりボロボロになったりしても外側だけ取り替えてしまえばすぐに見た目は新品同様、シンプルで屈強なボディ、さらに最近のローエンドモデルなんかはカメラないのにLEDフラッシュライトなんかついていて、これはインドなんかの停電が多発する地域では重宝するそうな。

Nokia 8250 3
しばらくほったらかしにされていた僕のNokia8250。ケースにひびが入ってますが。

Nokia 8250 4
こんな小さい。

Nokia 8250 2
さらにはこのようにバラすことができる。傷が付きやすい外側はいつでも交換可。

Nokia 8250 1
よく見ると、かすれたステッカーにはMADE IN FINLANDの文字が。この頃って携帯電話フィンランドで作ってたのか。。

先日買ったNokia株でふと思い出してまた使ってみようかなと思ったりした。しかし、Nokiaもスマートフォンの領域で勝負していくよりも、この辺のローエンドの機種で築いたブランドネームをもっと生かして商売していけばもっともっとやれるんじゃないかと思うんだが。。。でもまあLumia 900は頑張ってほしい。