昨年12月半ばに買って約4ヶ月いろいろと調整、修理してやっと自分の納得のできる状態になったベスパ Sprint v 150ですが、ギアオイルの充填量は400mlにしても朝イチにエンジンかけてすぐにクラッチつないで発進しようとすると若干ながら半クラで滑りが生じる。ここは自分でも対処法は心得ていて、エンジン始動後1分弱オイルが温まるのと、ギアとギアオイルの位置からして結構上のほうに位置するクラッチにギアオイルが巻き上げられてオイルが馴染んで来るまで少し待ってあげること。これで半クラ滑りは解消される。
こういうふうな対処法やマフラー交換で実用できる最高速もあがってそれなりに満足して乗れるようになったが、この期に及んでこの半クラ滑りを言及されてるウェブ記事を見つけた。
http://blog.livedoor.jp/vespa_no5/archives/815383.html
まさにこれ。この人はベトナムでのベスパの修理などの実情と比べていろいろ考えてらっしゃるが、ベスパのマニュアル以上にギアオイルを入れる運用方法はタイでも一緒。たぶんアジア一帯ではギアオイルは400mlとか500ml入れるのが一般的なんだろう。で、そもそも半クラ滑りが発生する原因はアジア製の精度のあまりよくないクラッチのせいじゃないかと。たしかに考えてみればそうだよねと納得。
だから解消法としてはかなりマニュアルよりオイルを入れてオイルの潤滑および仲介でちょうどいい摩擦加減を実現させるか、SIPなどで欧州製の精度のいいクラッチをつけるか、のどちらかになるんだろうな。しかしとりあえず少ないながらも同じ現象に悩む人が居て安心。そしてお互いそれなりに解決法を見つけていたというのも良かったね、というお話でした。
しかし苦労はするけどベスパはいい乗り物ですな。