前回の途中の転倒で失敗に終わった、ベスパLX125でのバンコクからプーケットまでの約900kmツーリングで右側のタンデムステップが削れてしまった。そのままでも何の問題もなく使えるんだが、タイの通販サイトであるLazadaで探していたら片方50バーツという安さだったので交換してみた。が、思いの外大変だった。
このプラスチックのタンデムステップはベスパのフロアボード上に付いているのでネジを外してはめ込みかなんかでパコっと外れるのかと思っていたらフロアボードの裏からネジ止めしてあるのでこのタンデムステップ一個を変えるだけで、
1.グローブボックス
2.エンジン部分のスカート
3.フロアボード
この3つを取り外さないといけない。確実に分解と再組付けに1時間はかかるコース。
ベスパのレビュー動画なんかでベスパのメットインの部分はバケツみたいになっていて工具なしでエンジン部分にアクセス出来てメンテナンス性がよい、とよく言われているが、少なくともLXにおいてはメンテナンス性はかなり悪い。メンテナンス性が他のスクーターと比べて良いのはフロントブレーキのパッド交換ぐらいまでで、リアのブレーキシューの交換に至っては小径タイヤとコンパクトなデザインのおかげで片持のサスなのにマフラーを外さないと後輪を外すことが出来ないので全然簡単ではない。その他曲線が多様されたかわいらしいデザインのおかげでエンジン廻りの部品はボディの後ろ側に隠れてしまっているので取り外す際には他の部品を色々取り外した末にアクセスできるという仕様。これではメンテナンス性がよい、とは言えないよね。
とはいえ、なぜか気に入ってしまうとそれもまたよしと思ってしまうのがベスパのたちの悪いところ。メンテナンス性が良いとはいえないが構造自体は2022年の排ガス規制に準拠した熟成モデルとはいえ、シンプルで個人で整備したりメンテしたりがぜんぜん出来てしまうモノで、自分でイジりたいという人にとってはやっぱり愛すべきモデルというところに収まってしまうスクーターだと思います。
ネガなことを書いてるようですが、やっぱいいスクーターだと思います。



