やっぱりキモい沢田研二とアナーキー池上季実子「太陽を盗んだ男」 2017年12月01日

小さい頃からジュリーが苦手だった。。。

はっきり言って気持ち悪い。今のジュリーもダブダブになっていて気持ち悪いっちゃ悪いのだが、タイガースの頃はまだしも70年代後半や80年代の変なビジュアルしていた頃のジュリーが気持ち悪くてしょうがなかった。たぶんグラムやニューロマあたり横目に見ながらいろいろやってたんだろうけど、ボウイやニューロマ勢がぜんぜん肉体の臭いをさせないようにしてたのに対してジュリーは中年男の肉感とか髭の剃り残し後とかが生々しくて見ていられなかった。どうにもローションみたいなネチョーっとした汗をかいてそうで100%好きになれなかった。

で、今回改めて友人に勧められて「太陽を盗んだ男」を見たんであります。

1979年の日本映画で、長谷川和彦監督、沢田研二主演の怪作。しかし1979年って日本映画の最後の最盛期じゃなかろうか?めちゃくちゃ金かけて映画撮っております。上映時間も長いし、展開もてんこ盛り。展開の早さで見ててぜんぜん飽きさせないんだが、後半戦それなりに展開がめちゃくちゃになってくるところも。

<< 多分これからネタバレ >>
とにかく池上季実子が軽すぎて見てられない。。。沢田研二が車をかっぱらって来た時も「やるう!」の軽い一言、そして軽すぎる動機で犯罪幇助。それでパトカー何台もクラッシュするカーチェイスに。。。

ヘリコプターの足にぶら下がって長距離を移動して来た後、ビルの10階以上あるような高さから海に飛び込むのかと思いきや、何事もなく地面に着地。拳銃で腹部に二発、至近距離から心臓を打ち抜かれてもまだ立ち上がってくる菅原文太。。。それは無理やろ。。。

前半戦は沢田研二の子供の頃から嫌だった生ぐささと、後半戦のアクションの無理くり脚本、そしてそれを押し流すお金のかけ方とこの時代特有のわけのわからんパワフルさが、この作品をあなたの脳に焼き付けること間違いなし。

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