石鹸もいらないんじゃないか? 2014年10月07日

Soap film 3
“Soap film 3 by Umberto Salvagnin, on Flickr”

糖質ダイエットの本を読んでからいろいろと考えます。そもそも精製された糖質なんてのはいらなかったんじゃないか?人間の体は自然が作った作物をそのまま食べて適応できるように何万年もかけて進化してきたから、白米とか上白糖とかだと純度が高すぎて体が対応しきれず血糖値が上がり過ぎて体に悪い。

そもそも自然の中にあったもんだけど、純度が高くて摂取しすぎると逆に有害ってなもんは他には身近なもので言えば塩なんかもそうかな。

商品として見栄えがいい、商品のアイデンティティーとして純度をあげて商品価値を高める(例えば糖度の高い品種のくだものとか)、また生産ラインの機械に詰まったりしないように(生産効率を上げるために)高純度でバラツキのないものにするという結果、とりすぎると体に悪いものが出来上がる。何万年と共存してきた自然の中にはこんな純度の高い糖分や塩分なんかなかったからすぐに体が対応しきれない。そうして糖尿病や高血圧になってるんじゃないかと。

で、本来必須のものじゃなかったがそういう商品を摂取し続けた結果糖尿病になり、病院に行けば診療費がかかり、薬代がかかり、その対応にまたいろいろ金がかかる。

結局いろんな作り上げられた理想のイメージを求めていらないものを金出して購入して、それによって引き起こされる問題の解決にまた金が要る。この消費のスパイラルってなんだろう?と思ってたらこんなブログ記事があった。

物が増える連鎖スパイラルについて(かってに改蔵風) | 物を持たないミニマリスト

これって趣味のものとかだけでなく食事や健康なんかの面でも同じことが行われているような気がしますな。もとを絶ってしまえばガラリと生活が変わるはず。

そして最近考えているのが石鹸。これも元々いらなかったんじゃないのか?そういうウェブ上の記事も増えている。

【お風呂の新常識】石鹸はいらない!髪にもカラダにも「お湯シャンプー」がいいワケ | TABI LABO

界面活性剤で体の脂を落としすぎるので肌がカサカサになってしまうとのこと。もともと人間の肌は自然に脂が分泌されて水分と混ざり合い、天然の保湿クリームのように皮膚表面を覆うらしい。だからそのままで人間には皮膚の乾燥を防ぐ機能が備わっている。しかし、石鹸でその脂を洗い流してしまい、洗い立てのキュッキュッとした肌の感覚と、芳香剤の香りを得る代わりに皮膚の表面を乾燥させて肌荒れを誘発したりする。また、その対応として、スキンクリームやら肌荒れ治療の塗り薬など連鎖的に必要な商品が完備されていてさらに出費が大きくなっていく。

そして、「炭水化物が人類を滅ぼす」にある通り、すべての生物は細菌との共存の上に成り立っていて、あれだけ体のでかい牛がセルロースという自己で分解できない成分がほとんどの草を食べてなぜ生存できるのかというと、消化管の中に住んでいる細菌がセルロースを分解して、動物性たんぱく質を生成し、細菌もろとも消化して体に取り込むから牛は生きていける、というのと同じく、人間も消化管に住む細菌と体に取り込む栄養は密接に絡まり合っている。

人間の肌の表面にいる細菌もまたちゃんと人間の組織や他の細菌とバランスを保って機能しているどのこと。

皮膚に有害な菌が入ってきたときに撃退したり、汚れを分解したりの働きがあるはずなのだが、そういった細菌バランスも石鹸で洗うことで破壊してしまっている事もあるのかもしれない。本来人間の皮膚に住み着く細菌はちゃんと体臭を抑えるような働きもあるらしい。

そもそも清潔という概念がよくわからなくて、人間含む動物は自然の中で様々な細菌との共存の上に成り立っているのに雑菌、バイキン、除菌、殺菌って特定の菌だけ殺したり培養させたりしたってバランスが崩れて問題が出てくるんだと思うのだけれど。

こういった考えを検証してみるため、今週一週間をとりあえず、ノーソープウィークとして、石鹸非使用で行水だけにしてみることにした。さすがに今まで石鹸使って体洗ってた時と比べて風呂上がりのサッパリ感はないものの、その後の肌のスベスベ感はある。さらにそんな感じだからちょっと汗かくとすぐに水を浴びたいと感じるようになって1日に数回ぐらい水浴びするようになった。これはこれでより清潔になっていいのかもしれない。そして一回の風呂の時間が劇的に短縮。水浴びるだけだから。。今のところ割といい感じです。別に体臭がひどくなるとかの弊害は出ていないし。。もうちょっと続けてなんか問題出るか見てみたいところです。