IMAXってスクリーンサイズの規定はないのか? 2017年12月25日

imax.

ブレードランナー2049 や スターウォーズの ep8 が公開されるのに伴って、自分の中で日本の映画館で見るスターウォーズとタイの映画館で見ていたスターウォーズを比較している。

もちろんタイで見ていたスターウォーズで一番楽しかったのはバンコクのサイアムパラゴンにある Krungsri IMAX Paragon Cineplex Theatre だった。ここのスクリーンは日本にないサイズで 21m x 28m もある。

Cinema Bangkok – The Best Movie Theatres in Bangkok, Thailand
http://www.madmonkeyhostels.com/h2o_blog/cinema-bangkok-best-movie-theatres-bangkok-thailand/

ここで見た ep7 は映像アスペクト比が 1.43:1 ほどと正方形に近いサイズですり鉢状の座席スペースの前の方で見ると視界全体がスクリーンに埋め尽くされました。

その後東京に戻ってきて歌舞伎町や六本木ヒルズの TOHO シネマズで見たけど、こちらは IMAX ではなく、通常のスクリーンにドルビーアトモスという音響システムで音のクオリティは十分によかった。

映画館でドルビーアトモス
https://www.dolby.com/jp/ja/technologies/cinema/dolby-atmos.html

日本にはウソ MAX ばかりでホント MAX がないという。しかし、大阪に2年ほど前に出来たエキスポシティ内の 109 シネマズなら ホント MAX が見れるという。

しかしエキスポシティの IMAX のスクリーンサイズは 18m x 26m らしい。あら?バンコクの Paragon のスクリーンサイズより小さいやん?これってホントにホント MAX なん?というところからさらに調べて見た。

その他、以下映画の撮影の規格やカメラについての面白い読み物。

【必見】アスペクト比の歴史~16:9が決まったくだらない経緯とアナモルフィック
http://blog.goo.ne.jp/3rdeyestudios/e/02f9758ea9bcbe0fc676fce32a8c6d54

50年ぶりの復活!Ultra Panavision 70という世界最横長の画角~タランティーノ監督「The Hateful Eight」
http://blog.goo.ne.jp/3rdeyestudios/e/26c76c347d034a65a76aa2a7cbafabc4

【革命】2016年公開スターウォーズスピンオフ作品「ローグワン」が超凄い事が判明! 50年ぶりの革命
https://www.google.co.jp/amp/buzz-plus.com/article/2015/12/24/star-wars-ultra-panavision-70/amp/

『ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』で使用される『ウルトラパナビジョン70』は映画業界に革新をもたらすか
https://theriver.jp/ultra-panavision/

アナモルフィックレンズ
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA

結局はスクリーンサイズの規定は自分で探した範囲では確認できなかった。とりあえず70mm縦送りフィルムの IMAX カメラで撮影した方式のものがホント MAX となるのだろう。とはいえ日本にはフィルム式 IMAX シアターはないと思う。エキスポの IMAX も with Laser というデジタル式の映写方式であります。

とはいえ IMAX with Laser は 8000:1 のコントラスト比で 4Kプロジェクタを2台使って映写するシステムらしい。(スターウォーズ:最後のジェダイのパンフレットより)

世界最大のスクリーンサイズを誇る IMAX シアターはシドニーにあって 縦29.42m × 横35.73m もあるらしい。以上。

スターウォーズ ep8 最後のジェダイを観て参りましたが、、 2017年12月16日

さてさて、観て来ましたep8、最後のジェダイ。

いやー、何書けばいいんだろう。。。何か書くと即ネタバレになりそうで、さすがに今のタイミングでそんなものを書くのは悪い気がしてどうしたものかと思い悩んでおります。

とりあえず、デイジーリドリーもアダムドライバーも前作よりも確実に肥えてるような気がします。映画の設定的にはep7とそのまま続きのはずなのに多少の違和感が。。。

そして今回のスターウォーズはご都合主義というか、無茶なと思う展開が2、3見られる。いくら映画とはいえ、SFとはいえ、非現実すぎて見てて冷めてしまうところも。最後のシーンもなぜこうなるのかそれまでに全く説明もないし、そうなる必然性が全くない。物語上ここはこうしといた方がよさそう、ぐらいにしか思えない。。

前回のローグワンの時のように前半戦は「これ、大丈夫かな?」と不安になり、後半戦からどんどん面白くなっていく。ストーリーの展開は面白い。ep7からep8はこんな展開なのかな?と思っていた期待が大きく外れてもっと大きな展開になっていく。

あー、何書いてるかわからんですな。しょうがないか。ネタバレなしに書いてみようとするとこんな感じ。多分見終わった後もどこかの居酒屋やカフェでスターウォーズ話をしていたら、周りにいるこれから見ようとしてる人に迷惑そうな視線を向けられること請け合い。

とりあえず今年の年末は大阪の実家に帰るので10月30日ぐらいに大阪千里のIMAXシアターにまた見にいくことにしよう。

TOHOシネマズの最前列席、フロントリクライニングシート 2017年12月15日

IMG_2627

さて、2017年の年末の映画といえばスターウォーズのep8しかないんですが、直近の上映は一番近場の新宿のTOHOシネマズでは満席で、仕方なく世界で一番落ち着かない町、六本木へ。

とはいえ、六本木のTOHOシネマズでは楽に席が取れるのかというとそうではなく、見やすい席は全て埋まっていて仕方なくとった席は最前列のど真ん中。

これはかなり首が疲れるかな?スクリーンに近すぎると画面の左端にポイントとなるものが映っていて、字幕が右側に表示されている場面なんかは目を右左に動かすだけでは足りず、首を振って映画を見なければならない。この場合展開の早い映画の場合はストーリーについていけなかったりする。

今回は席がないのでここしかしょうがなかったが、席を取ってみるとこの最前列は「フロントリクライニングシート」と言って席にリクライニング機能があるらしい。リクライニングするソファにズッポリと身を預けて大きな画面を見上げられるらしい。

というわけで実際に劇場へ。

席はなかなかよろしい。料金的には普通席と変わらない値段で両側に肘掛とカップホルダー、最前列なので当然前に席はなく、スクリーンまで結構距離があり足は前方へ伸ばし放題。席はかなりゆったりで良いです。ただ、普通席も確か多少はリクライニングしてたと思うので、リクライニング自体は普通席とどれほど変わるのかはわからないぐらい微妙な感じでした。

IMG_0076
↑ 前は広々。

IMG_5352
↑ 見上げるスクリーン。

とはいえ、ちゃんと映画鑑賞用に角度を考えられているのか、実際に画面を見る際には本当にソファにすっぽりと体を埋めて、首に無理な負担をかけない状態でうまくスクリーンを見渡せるようになっていた。快適快適。

ep8も2時間越えの長時間モノだがケツが痛くなることも首が痛くなることもなく観ることが出来ました。そして視野角いっぱいに映像が広がるので没入感もすごいです。引きの映像なんかはスクリーンの中の遠い場所に自分の目のピントが会ってしまって、いきなり場面展開で手元が映る場面なんかはピント合わせるのが大変なぐらい。

結論としては、好んでこの席を取ることはないですが、ここしか空いてない時は別に全然これで構わないぐらいの感じでした。

秋吉久美子よりも林隆三が見所 「妹」 2017年12月11日

先の記事でにっかつロマンポルノのことを書いていて、その中でこの秋吉久美子の「妹」にも触れようかと思ったけど、Wikiや他のブログなどで調べてみると、どうやら「妹」はロマンポルノには含まれない一般映画という扱いらしい。個人的にはかなりソフト系のロマンポルノなんだが。。。

で、改めて見てみた藤田敏八監督、秋吉久美子の「妹」。個人的に秋吉久美子は自分が中学生の頃にテレビで見て可愛いと思っていたが、今見たらこの「妹」に出てくる秋吉久美子は何が可愛かったのかさっぱりである。それよりも何よりも林隆三がかっこよくてたまらない。

松田優作みたいな低い声でボソボソ喋る朴訥系。こんな人種ホントに今の日本では絶滅しておりますな。

映画冒頭、70年代の高円寺も映ります。高円寺南3丁目の引っ越し仕事にトラック走らせて向かって、桃園川緑道で走り回っている場面もこれまた、「ああ、70年代の高円寺ってこんな感じだったのか」と感心させられること請け合い。

本当にノスタルジー。「妹」は一般映画とはいえ秋吉久美子がおっぱい出してます。出してますがそれぐらいで激しい絡みのシーンもないので女の子でも見れると思います。

前回も書きましたが、昭和50年あたりの生まれの人はぜひ一度見て見てください。たまらなくなります。

日活100周年邦画クラシックス GREATシリーズ 妹 HDリマスター版 [DVD]
Happinet(SB)(D) (2012-09-04)
売り上げランキング: 22,664

70sクロニクル、にっかつロマンポルノ 2017年12月10日

昔中学生のころ、大阪テレビの深夜放送で日本映画ノーカット劇場という番組があり、マイナーな日本映画を色々流してくれていた。

その中でよく覚えているのは、にっかつロマンポルノは他の映画とはかなり異色でなんとも言えない貧乏くささというか、地に足のついた地味さというか、映画とは思えない絵ばっかりだったなということ。

しばらくしてから、にっかつロマンポルノという作品群は傾きかけたにっかつの経営を立て直すべく予算のかからない特別な設定を排して、さらにはエロという作ればある程度の客入りは見込めるジャンルに注力してたという記事を読んで、「はあ、確かにああいう映画はお金かけずに撮れるわ。」と思ったもんである。

日活ロマンポルノ – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B4%BB%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E

で、今改めてにっかつロマンポルノを見てみると、まさに70sニッポンの映像記録である。まさに自分が生まれて5歳、6歳ぐらいの頃に表を走り回っていたあの頃の日本の街並みがこれでもかというほど記録されていて、ノスタルジックの塊なんであります。

上映時間も1時間とか1時間半とか短いので見やすいし。そして最近はYouTubeやiTunesなどでもオンライン配信が可能なようでそこそこ作品が揃っている。

配信やぽすれんで美保純の「ピンクのカーテン」、森下愛子の「十八歳、海へ」などを見ましたが、何気ないスーパーで話しているシーンとかが素晴らしい。70年代後半、80年代初頭の景色がフィードバックであります。

昭和50年あたりの生まれの人はぜひ一度見て見てください。たまらなくなります。