Try another?

過酷なバスツアーを終えてなんとかビエンチャンへ到着することができました。ビエンチャンの南バスターミナルからは、バスに同乗していた外国人旅行者とともにトゥクトゥクで町の中心部まで移動。

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これが町の中心部です。

ごらんの通り小さな噴水があって、これが町のランドマークみたいになってるんですが、あまりにしょぼい。そして5階建て以上の建築物がほとんど見あたらない。なんだこの地味さは、、、。

そして宿を探すべく、他の旅行者と別れお目当ての宿を探し歩く。が、、、歩けど歩けど宿が見つからないので、街角に立っている警官に聞いてみる。

「ああ、ここならそこをまっすぐ行って、左にまがって、、、、、」

と宿の場所を教えてもらった。

それじゃあ、と言いかけたところで、

「お前タバコ持ってる?」

と言うので警官にタバコをあげると、嬉しそうに一服。ワシも火をつけて一服。

「Do you try another?(他のはどうだい?)」
「は?」
「Do you smoke another?(他のは吸うか?)」
「??それは、、、」
「(小声で)マリワナ。」ニンマリ。

東南アジア旅行してたらガンジャとかマリワナとか売りつけてくる奴もいっぱい居ると聞いてましたが、ラオスは警官もマリワナ売って小遣い稼ぎですか、、、。大した国だ。多分カンボジアのアンコールワットみたいな観光地がほとんどないラオスでは観光客から外貨稼ぐ術がなくて違法と言えど、お目こぼし状態で堂々とガンジャ産業が盛んなんでしょう。

とりあえずワシはタバコしか吸いませんよ、と丁寧にお断りして教えられた道を進む。宿発見。無事チェックイン。今までの旅行中宿代最安値更新。ドミトリー一泊2$であります。そして荷物置いて、シャワー浴びて、町歩き。

「ヘイヘイ!トゥクトゥク!」
「ノー!」
「マリワナ?クッサ!ハッパ!!」
「ノー!ノー!」
「ウーマン?」

てな感じで町を歩いているととにかくトゥクトゥクの運ちゃんに声をかけられ、その全員が必ずガンジャを勧めてきます。ちゃーんと草とか葉っぱとか日本語も覚えてるみたいですな。とはいえ、ビエンチャンに旅行に来てる連中に尋ねても誰もトライした奴がいないのが不思議でした、、、。

クーデターで戦車と記念写真

なんども言いますが、今バンコクに居ります。

昨日はクーデターまで起こってしまいました。毎日楽しくて仕方がありません。

酒盛り → 泥酔 → 路上睡眠 → 戦車に轢かれる

と言う見事な推理でワイの身の上を心配して頂いた方もいらっしゃいます。ご心配おかけして申し訳ございません。

今、こんな感じです。

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これ以外は以下にて

Flickr! Yamagiwa42000

近況報告

最近さっぱり更新してないですが、相変わらずバンコク、カオサンに居ります。

ドミトリーで同室になった女の子らと一緒にカオサンで占いの店を出して稼いでいたら警官に目をつけられ、

「観光ビザで働くんじゃねえ!!」

と怒られたり、タイ人の兄ちゃんの

「なんで俺、ガールフレンドできねえんだ???」

という愚痴を聞きながらビール飲んだりして毎日ぼんやりしてます。カンボジアのビザも事前取得できたので来週ぐらいにはカンボジアへ、、、。

ダイナマイトショック!

コォケコッコーーー!!
ぶおん!ぶろろん!ぶろろん!ぷっぷーー!!

東の空が白み、道が綺麗に見えるほど明るくなってきた時、唐突にバスのエンジンがかけられ、はよ乗れと言わんばかりにクラクションが、、、。

そしてしばらく走ってベトナム-ラオスの国境。

ワシはビザを持ってるのでそのまま入国審査に向い、パスポートを手渡す。さっささっさとラオスのイミグレは処理してくれて、バン、バン、とスタンプをついて帰ってきたパスポートを見て、

「これ、一ヶ月のビザやんけ!!」

「お前ビザ持ってる?ビザが、
 1weekで32$
 2weekで43$
 1monthで56$
 かかるよ。」

って言ってたので、2weekのものを頼んだのに、一ヶ月とは、、。てことは1weekでも同じ一ヶ月ビザが取れたんちゃうんか??なんともええかげんな、、、、。

そんなワシの気持ちなど知るよしもなく、バスはラオスの国道をぶっ飛ばします。さあ、これでガンガン進んでくれよ!と思った瞬間、バスは停車。食事休憩、、、、。

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となりのフランス人も

「これ、ビエンチャンに着くの明日になっちゃうね、、」

と呆れておりました。しかも食事のために寄った町がとんでもない田舎町。自然と動物の宝庫であります。

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ラオスに入った始めのうちは、あまりに壮大な自然の風景に感動しておりましたが、どこまで行っても自然なんであります。それ以外何もない。入国後2時間ですでに飽きて来てとにかく

「早く着いてくれ!」

の一心であります。

と・こ・ろ・が、、、山道でバスは停止。前方にはバスを遮るラオス人。なんだ??バスジャックか??次の瞬間、

「スッパーーーーーーン!!!」

大きな炸裂音。隣の外人が

「Dynamite??」

と言いながらおどおどと不安な表情を浮かべております。やべえやべえ!山賊か?反政府ゲリラか?ワシの旅行も人生もここで終わってしまうのか??、、と冷や汗を垂らしながら考えていると、バスがぶおーんと動き出しました。

どうやら、落石で道路をふさいだ直径5mぐらいの岩を、近くの農民がダイナマイトで割っていたようです。ひと安心。ていうかラオスでは農村に普通にダイナマイトがあるのね、、、、。そんなこんながありつつ、バスは残りの8時間を猛烈なスピードで駆け抜け、なんとかビエンチャンに到着することができたのでした。

バス事情

さて、ベトナムのローカルバスにてラオス、ビエンチャンまでの18時間を移動するはめになってしまいました。後に他の日本人旅行者に聞くと、ハノイ〜ビエンチャン間は数あるラオスの国際路線の中でもかなりつらいものであったらしいです。

さて、バスがこれまためちゃくちゃUGLYな韓国製バス。韓国で廃車になりつつもまだ走るバスを買い受けて運行しているもので、さすがにサスペンションはへたってて、ないに等しいし、車内も各所ボコボコで快適とはほど遠いものであります。しかし、テレビとステレオだけはちゃんと動作して、夜中だというのに運転手がベトナムやタイのPVなどを大音量で流しまくります。

そしてビエンチャンまでの道のりで次々と客を拾い、すぐに通路まで人がびっしり状態。エアコンは車内の照明と連動してて、照明を消すとエアコンも消える。みな窓を開けるってな具合です。とにかく、

「着けばええやん。細かいとこ文句言うなよ」

という運転手の心の声がバスの各所から聞こえてくる気がします。しかし、これから比べると中国のバスは快適だった、、、。

1時間以上の距離のバスは必ずミネラルウォーターが付いてきて、5時間以上の距離のバスはパンが付いてきたりと至れりつくせり。当然エアコン完備だし、席の数しか客を乗せません。多分、2008年の北京オリンピックに向けて交通インフラもかなり整備されてきてるんでしょう。

ところがベトナムはまだまだ、

「バスは物(人)を目的地まで運べばそれでええねん!」

という感覚がぷんぷんします。とにかく中国を旅行した後だったので、正直このバスにはかなり気落ちして久しぶりに怒り心頭。

「くっそー、あいつら、何がベリーカンファタブルじゃ!」

と怒ってたんですが、よくよく考えると、

1.一応リクライニングはついている。
2.一応エアコンはついている。(時々Turn on される程度ですが)
3.ビッグシート(もっとひどいバスは座席がもっと狭いのかも、、)
4.カンファタブル(もっとひどいバスは、、、)

確かにウソではないなと、、暑くて寝苦しいバスの中で考えておりました。現にもう一台のバスが同じくビエンチャンに向かって併走してたんですが、そちらに乗ってた日本人の女の子は、

「バスの中にバイク乗せてるんですよ!しかもベトナム人、バスの中でタバコ吸うし、となりのベトナム人は胸触ってくるし、もう最悪!」

とのことで、ワシの乗ったバスのほうが少しカンファタブルか、、と変に納得しておりました。そしてバスは深夜に国境の町に到着。町のガソリンスタンドで止まり、エンジン停止。運転手は車から降りて、外のベンチで寝始める。

「???どないなっとんねん??」

後からわかったんですが、深夜に国境についたんですが、当然イミグレは閉まっております。なのでイミグレが開くまで時間調整ということで停車して蒸し風呂のようになったバスでみな就寝を余技なくされます。さすがに暑くてベトナム人も、他の外国人もバスを降りて路上で寝る人もおり、ワシもそれに紛れて路上でSLEEP。こんなところで海外初の野宿を経験するとは、、、、。

早く東の空よ、明るくなってくれ、、、、。