ムンバイ紀行 その3 〜 New Bengal Hotel 2015年01月20日

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前回からムンバイ紀行としてまとめております。第3回。

そんなこんなでまたPhoenix Marketcityからタクシーに乗って夕方の超渋滞に巻き込まれながらなんとかビクトリア・ターミナス駅の近くにまでやってきて宿を歩きながら探しておりました。今回Agoda経由でとりあえず押さえた宿はこちら。

Hotel New Bengal::Home

Agodaで事前に押さえて1886.12THB=57.34USD=3627INR。これで2泊分。てことは1泊だいたい950THB、USDで言うと28.6USDぐらいになってそれなりにお値段するんだが、入ってみてびっくり。

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この狭さ。四畳半もないし、窓がないし。。。救いはスイッチオンオフしかないけどちゃんと冷えるエアコンがあることと、狭くて古い割に掃除が徹底されてて清潔なこと。後、あまりGreasyなスタッフが居なくてきっちりしてた。やれることは”Yes, Sir!” 出来ない事は”No!”、インド人はわかりやすくていいわ。WiFiは有料。

1時間 100INR=1.58 USD=52THB
24時間 175INR=2.77USD=91THB

1日600THBでタイで申し込んで来たローミングもまともに繋がらないし、今回はなんにもうまくことが運ばないなあと多少ガックリ来てましたが、「まあこれもインドなんかな。事前の準備が役に立たないがっくり状況。」にもめげずに頑張るかとその日は夕方から歩いてインド門とタージ・マハルホテルあたりまで散歩がてら歩いて行きました。結構遠かった。ムンバイの街は土曜日の夕方だからかあまり人が歩いておらず、意外と人が少ないなーと思ってたらタージ・マハルホテルの周りからいきなり街の雰囲気が変わって六本木みたいな雰囲気になった。ああ、この辺って外国人観光客がいっぱい居るエリアなのね。。。

というわけでまたホテルにボチボチ歩いて帰り、早めに寝てマラソンに備えました。。。つづく。

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ムンバイ紀行 その2 〜 ATMが使えない。。スマホが繋がらない。。孤立。。 2015年01月19日

Mumbai Marathon 2015 EXPO at Phoenix Marketcity

前回からムンバイ紀行としてまとめております。第2回。

ガラガラのムンバイ空港でサラッとイミグレを抜け、Arrivalロビーまで出てくると待ち構えてるタクシーの運ちゃん勢も少ない。なんか拍子抜けな感じですが、とりあえず前回のコルカタ旅行で残してきたルピー紙幣が700ルピーほどあって、だいたいレート100INR=50THB=1.5USDぐらいで考えるとちょっと手持ちが心許ない。空港のロビーを出たところを右に行くと端っこの方にATMがあったが、国際ATM規格であるPLUSのマークがない。それでもとりあえず試してみたがやはり「取り扱い出来ません」と出る。他にATMが見当たらないのでムンバイマラソンのBibナンバー(ゼッケン)を受け取る場所であるPhoenix Marketcityまで700INRで足りるか?とプリペイドタクシーのカウンターで聞いたらエアコンタクシーで340ルピーだと言う(ちなみにムンバイのインターナショナルの空港のArrivalロビーからプリペイドタクシーのカウンターまでは一度ロビーを屋外に出て左のエスカレーターかエレベーターで階下に降りたタクシー乗り場の真ん前にある)。なのでとりあえずルピー現金引き出しは後回しにしてPhoenix Marketcityまで行ってしまうことに。

さて、タクシーの運ちゃんは裏道を通って路肩ボッコボコ、建物も2階以上の高さが見当たらないような街中を渋滞の中アグレッシブに走ってPhonenixに到着。中に入って入り口すぐ横のATMを見てみるがここもPLUSマークがない。。。うーん、コルカタの時はちょっと歩きまわるとすぐにPLUSマークATMを見つけたのに。。。多少不安になってきた。

それでもまずマラソンのゼッケンを受け取りに。ゼッケン受け取り>タイミングチップのアクティベーション>協賛企業がいろいろとサンプルを入れてくれてるランナーバッグを受け取り、さらには育ちの良さそうな実行委員会風の若いインド人男女のインタビューなどを受けて何も問題なく終了。

Bib number of Mumbai Marathon 2015

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少々腹が減った。上の階のフードコートを覗いてみるが小奇麗なショッピングモールのフードコートなのでちょっとお値段も高くて大体一食が250INRとか300INRとかする。手持ち300余INRでは心許なくてメシも食いづらい。。ATM。。。

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しかも追い打ちをかけるようにバンコクでアクティベートしてきたDTACのローミング、データ通信使い放題のパッケージが全然安定してつながってくれないのである。マニュアルで接続先が5つぐらいから選べるんだがどれにつないでもすぐに通信できなくなって「接続できません」のメッセージ。。。なんとかTATA DOCOMOのEDGEだけがある程度安定してつながるレベル。しかもTwitterのテキスト送信もままならない。使えたのはWhat’sAppでバンコクに居る彼女と話が出来たぐらい。WebもGoogleで検索して結果までは帰ってくるが、先のWebページを見に行こうとするとデータが大きすぎるのか通信エラー、見れません。。。。

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お金もなく、ネットの情報からも切り離されて孤立状態やんか。。。さてどうする??とりあえずホテルの宿泊はすべて支払い済みだから寝る場所に困ることはないし、2日後に飛行機が飛ぶからその時に空港に居ればタイに戻ることもできるし最悪の心配なんてのはないが、まずホテルまでどうやって行こう?さすがに300INRちょいではタクシーも足らないだろうし、、、頼りはオフラインキャッシュに保存したGoogle Mapsの地図だけ。。それも限られた範囲。

参った。。。

で、結局すぐに解決しました。ショッピングモールにあるATMに総当りで試してみたら2個めで使えるATMに遭遇。単純に使えるけどPLUSマークが書いてないだけでした。。。てか書いてくれ。旅行者にはわからん。インドのATMはほとんど守衛が24時間ついているところが多いが誰に聞いても「PLUS??わからんけど試してみれ!」というやつばかりだった。ま、ムンバイでのPLUS ATMに関してはとりあえずマークが書いてなくても試してみること!ですな。

ネットに関してはもう観念して、オフラインの旅行を楽しむことにしました。そういや2006年にアジアを旅行した際には電子書籍のプラットフォームもなく、スマートフォンすらなかった時代で旅行中にインターネット接続というと時間単位でお金払ってインターネットカフェみたいなところでWeb閲覧するのが精一杯でしたが、その時を思い出しましたな。電子書籍がないから何カ国も回るのに重くてガイドブックも持って行けず、観光地として有名な都市ならいざ知らず、名もない街に独りでバスを乗り継いで日が暮れてから辿り着き、バスターミナルの出来るだけ人が良さそうなおばちゃんの客引きを選んでボロボロの安宿に泊まったあの心細さがちょっとだけ久しぶりに心の中に蘇りました。

スマートフォンとネット、Google Mapsのおかげで最近はそんな不安ともとんとご無沙汰でしたが「ああ、旅行ってこんな感じだったなあ」とちょっと以前を思い出したそんな一時でした。さあ、インドメシ食って力蓄えてフルマラソン走りきらんと!おいどんいまや勇気リンリンドドメ色なんよ!

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てなわけでホテルへ向かいました。つづく。

ムンバイ紀行 その1 〜 Standard Chartered Mumbai Marathon出場でムンバイに 2015年01月18日

Vipharwadi Rangsit and Don Mueng Airport
↑ ムンバイまでのフライトが朝だったのと、天気が良かったせいでバンコクの街がよく見えた。こちらの景色はウィパワディーランシットの通りを北側から南にバンコクを眺める構図。左上にあるのがドンムアン空港。

というわけで前々から言ってましたムンバイマラソンに出場するためたった2泊3日でムンバイまで行ってきました。

使ったのはJetAirwaysのバンコクームンバイ。チケットは結構お安く、9,725THB(295.58USD)でした。この金額でちゃんと機内食なんかも出て来てたので最近はLCCばかり乗っている自分は満足満足。乗る直前の日まで、発着はドンムアン空港だと勘違いしてました。。

行きの便は35A席と窓側でとなりのB席が空席とかなり快適に移動。そして飛び立った後も晴天の中バンコクを眼下に一路ムンバイへ。途中ミャンマー上空?を経てベンガル湾を渡り、デカン高原の上空を超えてムンバイの空港まで到着するわけですが、ちゃんとミャンマー領のベンガル湾と接してる海岸やデカン高原のグランドキャニオンみたいな大渓谷を眺めながらでフライト自体がかなり楽しめました。

Deccan Plateau from above 1

Deccan Plateau from above 2

前回のコルカタ旅行だとデカン高原の一番東の端に位置するので当然その姿を眺めることは出来なかったわけですが、今回はデカン高原の西海岸なのでデカン高原のその広大さと”自然の驚異”的なスケールの大きい渓谷の風景など「やっぱインド凄いなあ、こりゃ何回も来ないといけないな」と思わせてくれるほどの魅力を存分に振りまいておりました。

Jet Airways Indian Vegetarian Meal 1

Jet Airways Indian Vegetarian Meal 2

インド式の機内食。メイン料理の左は多分イドリー。インド式の米粉蒸しパンにチャツネかサンバルがかかったやつですな。それにドーサの中に入ってるポテトがつけ合わせて。量は少ないものの俄然インド気分が盛り上がりますな。

そしてムンバイ空港到着。インド人の乗客のおかげで飛行機内からインドの臭いが充満してましたが、空港に入るとムーンとまたインドの臭いが身を包みます。昔からいろんな旅行記に空港に降りた時からその国の臭いが襲ってくる、という記述がよくありますが、個人的に日本は「無臭」、タイの場合今はほとんど「感じない」んですが、インドはあきらかに強烈な香りがありますな、インド人男性の体臭(ワキガとインド独特の香水の臭い。あの臭いは香水っすよね?体臭?ちょっと不明確ですが)とか、街中で屋台から発せられるチャパティやパロタの焼ける小麦の臭い、マサラの臭い。どれをとっても強烈で個性的でたまらんっすなあ。

Mumbai Airport 1

Mumbai Airport 2

降り立ったムンバイ空港、当然ながらイミグレやタクシーなどは長蛇の列で忍耐強さを試されるかと思ってましたが以外や以外、人は少なく閑散としていて、しかもコルカタの空港のその煤けたズズ黒さとは異なり、さすが経済都市と思わせるほどに清潔で美しい佇まいでした。。。 つづく。

インドビザ申請 at バンコク 2014年12月18日

India
“India by Peter Bihr, on Flickr”

来年1月のムンバイマラソンのためにインドビザ申請に行ってきました。行って、マラソン走って、寝て、帰る、のトンボ返りコースですが、それでもインドはビザが要る!日本人なのに!カンボジアみたい!似たような国か。。似てないか。

まあそれはいいとして2年ぶりにビザ申請しましたが久しぶりにめんどくさい手続きとなりました。今回申請したのはもちろんツーリストビザ。バンコクでインドビザを申請する日本人はまずは“india visa bangkok”とググって英語と格闘する必要があります。

まずインド大使館のVisa ServicesのGeneral Instructionsからスタートしてビザ申請用のオンラインフォームを入力しないといけない。Indian Visa Applicationへ。

General Instructions – Embassy of India,Bangkok – Thailand

Indian Visa Application

これの一番下のApply Onlineからフォームに入って必要事項を入力。この入力が結構大変です。辞書片手に格闘してください。僕の過去記事もご参考に。。

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↑ 写真付きのドキュメントのほう、一番下の※の付いている項目に記載が抜けていると突き返されたApplication Form。

Tourist Visa – Embassy of India,Bangkok – Thailand

そして在バンコクインド大使館のHPからTouristVisaのページ。このページ記載のNon Thai NationalsのDocument Requiredは、

・手書き用のVisa Application Form
これは結局最初のキューチケットをくれる係員がチェックした際に要らないと言われた。。。

・2″ x 2″ の顔写真2枚
この写真の規定がかなり細かいらしく、自分で用意していくよりもビザセンターの会場の後ろにある写真ブースで撮ってもらうほうが確実。隣で話をしていたタイ人女性が今までの他のドキュメントで使った写真の余りを何枚も持ちだしながら「これは使えるか?これは?」と何枚も見せていたが、すべて「マイダーイ ヵ」と返されていた。

・パスポートのコピー
写真ページを2枚、その他タイのビザのスタンプが押されているところ。僕は最初のタイのビザのスタンプ、最後のビザ延長した際のスタンプ、一番最後の入国の際のスタンプをコピーして持っていった。それで問題なかった模様。

・ホテルの予約票
Agodaで予約した予約表をプリントアウト

・エアチケット
オンラインで予約したチケットのeチケットをプリントアウト

・オンラインで登録した申請フォームのプリントアウト

これらを持って行きました。

インドビザセンター。朝9時に行ったけど長蛇の列。とりあえず並んで待ってたら申請のキューチケットを貰う前に係員がドキュメントチェック。オンライン入力したドキュメントをことさら細かくチェックしていて

「出国予定の空港の記載が抜けている」

と文句を言われ、

「じゃあ今書くよ」

というと

「ダメ、コンピュータでフォームから入力しなおし」
「え?じゃあオフィスに戻ってやらないといけないの?」
「ここのオフィスの後ろのほうで再入力の係員が居るからそいつらがやってくれる」

ということでビザセンターで入力の修正もしてくれます。ただし有料。

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僕の場合持って来ていない写真撮影に205THB、フォームの入力しなおしで175THBの380THB。ブラウザ開いてフォームに入力してプリントアウトするだけの仕事で175THB、約500円ちょい。結構ええ仕事ですな。どれだけ完璧に入力して持って来てもなんやかんや必ずいちゃもんつけられて修正させられたりして。。。

そして新しくプリントアウトしてくれたオンライン入力フォームと写真を持って再度同じ係員にチェックしてもらうと

「おい、滞在先ホテルの住所が抜けてる」
「え?また?!?」
「手で書け」

ここは手書きでいいのか。。。この区別がようわかりません。。しかもドキュメント手書きする時はタイでは一般的によく使われている青色ボールペンは不可だと言われるのでインドビザセンターに行く人は必ず黒色ボールペンを持っていくように。

そしてキューチケットを貰って順番を待つ。程なくして順番が来てドキュメント提出。特に問題なし。ビザ申請費は1140THB。これと先ほどの380THBでトータル1520THBもかかってるなあ。2年前のビザ申請がビザ申請490THBと写真250THBのトータル740THBとこの倍近い費用の開きは何??なんか値段設定怪しいんだけど。。

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とりあえずNon-Thai Nationalはビザ交付まで6−8日を要するとのことで12月30日ぐらいになる見込みとのこと。SMSでビザが下りたら連絡が来るのでビザセンターに出向いて受け取る。年末ギリギリまでパスポートを預けることになる。

というわけで手間は多いものの、だらだら待たされたりたらい回しにされたりなんてことはなく、イラつくようなことはなかったビザ申請でした。

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というわけでインド、ムンバイマラソン2015で走ってきます 2014年11月25日

Mumbai Marathon: to the Sea Link
“Mumbai Marathon: to the Sea Link by Kirk Kittell, on Flickr”

思いつきでインドのムンバイで開催されるStandard CharteredのMunbai Marathonに参加を決めました。2015年01月18日の早朝にフルマラソンを走ります。17日の朝イチで飛行機でムンバイに入ってゼッケン受け取り、18日に走って、19日の昼から帰国というインドに行くのにマラソンだけやって帰ってくるトンボ帰り。

マラソンエントリフィー フルマラソン 45USD = 1500THB = 約4500円
エアチケット バンコクームンバイ 9770THB = 約30000円
インドビザ申請費用 1700THB = 約5000円
タイのリエントリパーミット = マルチプルを取得済み
ホテル代 まだ予約してないけど 一泊1000THBぐらいかな x2泊 = 2000THB = 約6000円
合計 約15200THB = 約45500円

雑費抜いてだいたいこれぐらいかかるかなあと。たかがマラソンひとつ走るのに改めて考えてみるとちょっと高い気もするが、合理性だけで考えてても機会は失われるので思いつきのままMove Move Move!ということで行ってきます。

インドでフルマラソン走ったよ、この一言が言いたいために走るようなもんです。ちょっと人生に箔がつく気がします。付かねえか。。。

Standard Chartered Mumbai Marathon
↑ Standard Charteredのムンバイマラソンのページ。ちなみに11月はバンコク、12月はシンガポール、1月はムンバイと毎年こういうスケジュールっぽい。