カオパノムルン その2 2014年06月09日

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ヤソトンからの帰り道、帰りの道は若干遠回りのコースで約600km。以前と同じくパノムルンの遺跡の脇を通って行くコースだったのと同行のみやさんも行ったことがないというので再度パノムルンへ行くことに。

パノムルン遺跡へ 2014年05月06日

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駐車場からパノムルン遺跡までの参道。日本もタイもこういうのは変わらないね。おみやげ屋がびっしりと並んでいます。ここで僕はついうっかりタイのモーラムという音楽で使われるพิณ ピンという3弦ギターを購入。シングルコイルピックアップがついていてエレクトリック。アンプからちゃんと音出せます。

พิณ 5

ただし、日曜日に買ってきて今日は水曜日。。。まったく触ってません。。ちょっと忙しくて家で全然触っていない。。。要らぬ買い物だったか??いや、後ででもいいから弾こうっと。1800THBで購入。いろんなところでちょこちょこチェックしてたけどだいたい2000THB以上はするぐらいの感じだったので今回はお値段に負けて購入してしまった。

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いつものクメール様式のレリーフ。

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モー!パノムルンは遺跡の中に居るのは牛。

うーんしかし、二回目とかになるともう全然目で直に見ず。カメラの練習という気持ちでバシャバシャとシャッターを切ってました。。

のほほん雑記帳 大槻ケンヂ 2014年05月07日

またまた懐かしい本をkindleで発見。大槻ケンヂののほほん雑記帳であります。

この本も中島らもの僕に踏まれた町と僕が踏まれた町と並んで中高生時代に本棚のメイン位置に並んでいた本ですな。実家の主不在となった僕の部屋の本棚につい最近まで残っていたような気がしなくもないが、実家に帰るたびに足の踏み場もなかった部屋が少しづつ綺麗になっていき、いつしかこの本も消えていた、と思う。

んでもって改めて読んでみるとこの本が大槻ケンヂの出したエッセイ本の最初だったんですな。久しぶりの大槻ケンヂの語り口がもうなんか恥ずかしいぐらいに80’sの残り香を残した文体で一人文面に恥ずかしくなったりもするんだが、オーケンのWikiを読んでみると「昭和軽薄体」とカテゴライズされる文体があるんですな。知らなんだ。それを意識して書いていたいう。しかし、中高生の頃、有り余る時間を使って一生懸命読んでただけあって書いてあることをよく覚えている。

大槻ケンヂ – Wikipedia

中学生ぐらいの頃、読みやすい文体にオーケンおすすめのバンドや映画、本なんかが満載されたこの本を元にそれなりにいろいろと広げていってたように思う。それでも今の僕のフェバリットな映画の5本の指に入る「真夜中のカーボーイ」なんかもこの本の中で名前が出てくるが、僕が実際に観たのはタイに来てからなので実際に見てみようと思うまで20年近く経っていたりするもんですが。。。

そういえば当時聞いていたサイキック青年団というラジオ番組のジングルで筋肉少女帯の「妄想の男」が使われてたり、大槻ケンヂがゲストで来て、UFOのことばっかしゃべって帰って行ったりしてたのでそれでこの本を知ったのかもしれない。

90年代初頭の大阪、寝屋川でもんもんしてた高校生の僕の教科書が「サイキック青年団」「大槻ケンヂ」「中島らも」「ストーンズ (登下校中、ずっとSympathy For The Devilばっか聞いてた)」だったような気がしますわ。こうやって書いてみると当時のサブカル系横好き引きこもり高校生のテンプレはしっかり踏んでますな。当時読んでいた中島らもの僕に踏まれた町と僕が踏まれた町で中島らもが大阪芸大卒業というのを知り、浪人時代「中島らもと同じ大阪芸大もいいかな」と思って同じように放送学科の推薦入試を受けたら受かってしまって非常に悩んだこともあった(結局、次の年の1月の入試の時期に立命、関大と両方合格し最終的に立命に入学したが)。しかし、浪人してて推薦もないとは思うんだけど、実際に現在の大阪芸大のWebサイトを見ても11月に行われる推薦入試に学校からの推薦書なども要らないと書いてあるので多分誰でも受けれるんだと思う。

中島らもと大槻ケンヂのこの本で中高生時代をいろいろと思い出す今日このごろです。

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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 中島らも 2014年04月27日

大阪で1番美味しいたこ焼きくん♥
“大阪で1番美味しいたこ焼きくん♥” photo by Giovanna Durgoni

少し前から中島らもの本がKindleで何冊か買えるようになっているのは知っていた。んで、久しぶりに探してみるとあの「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」まで電子書籍化されていた。中学生、高校生の頃に何度となく読み返した非常に懐かしい本。早速買って約20年ぶりぐらいに読み直した。

しかし僕でちょうど38歳。この本を手に取ったのは中学生の頃。そう考えるとこの本を大事に大事に読んできた30歳後半から40歳前半の人って結構多いんじゃなかろうか。読み返すたびに「ああ、そうかあの頃考えてたことはここから来てるなあ」とか「そうそう、このフレーズだけはきっちり覚えてるけど、この本に書いてあったか。忘れてしまってたな」ということが多々ありました。

大槻ケンヂはこの本の自殺した友人のくだり、

ただ、こうして生きてきてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年かに一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だから「あいつも生きてりゃよかったのに」と思う。生きていて、バカをやって、アル中になって、醜く老いていって、それでも「まんざらでもない」瞬間を額に入れてときどき眺めたりして、そうやって生きていればよかったのに、と思う。

に涙すると書いていたけど、僕は「まんざらでもない」瞬間を収めた額をときどき眺める、というのが引っかかってたりして、もうちょいパンクというか鬱々とした、

酒を飲み始めた動機というのは、単純に大人の真似がしたかった、だけだった。そのうちに「酔う」ということがわかってくると、それが自分の精神の欠落した部分にあつらえたようにぴったりとはまり込んで、空無のところを埋めてくれることに気づいたのだ。十代の僕は一種狂暴なほどに自分自身を憎んでいた。そしてそれ以上に、自分がその一隅を占めているところの「世界」そのものを憎み、呪っていた。世界は醜悪で愚かで付臭を放っていて、それは僕の存在とうりふたつだった。自分も世界もその腐った体で抱き合ったままで「ぶっつぶれてしまえ」というのが、僕にできる唯一の意思表示であり願望だった。酒の酔いは、そういう破滅的な気分に実によくフィットした。泥酔してぶっ倒れる瞬間というのは、自分と世界にとっての大破滅のミニチュアであり、夜ごとに訪れる小さな「ビッグ・バン」だった。

こういう文章のほうがしっくりきて、まだ中学生ぐらいならイマイチをわかりきらずにいたけどそれでも「精神の欠落した空無のところ」なんてところはわからないなりににもなんか共感を感じたりといろいろ考えてたもんです。

よくよく考えると結構大学入る前までの行動パターンってこの本に影響されてた部分も多いような気がする。だいぶ救われてるのは確かだけど、今考えるとエライ本を読んでたなと思う。読んでなかったらどうなってただろう??

なんてことを考えながら実に懐かしいこの本を、仕事の合間に携帯チラチラ読みながら、一気に半日で読みきってしまいました。。。

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いましろ作品がKindleに! 2014年04月12日

なんとkindleにいましろ先生の著作が。まだ買えるのは以下のみですが、とりあえず電子書籍化は嬉しい。タイで買える。

タコポン 上巻 (1) (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2013-12-28)
ハード・コア 上 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-04-26)
引き潮 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-03-30)
原発幻魔大戦 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-03-30)

ビームコミックスから出てるもののみってことですな。あ、でも日本に居る人もいましろ先生の本は書店でも散々探さないとないのでkindleで一発検索!あるかないかは瞬時に判別、という状態が嬉しいはず。日本に一時帰国した時もすでに本屋で欲しい本を探すという作業自体がめんどくさくてかなわん。もうネットで欲しいものあるかどうか一発でわかるシステムに慣れてしまって書店で過ごす時間なんてめんどくさいだけになってしまった。

とりあえずタイの連休、ソンクラン中に全作制覇するかな。

この勢いで「初期のいましろたかし」なんかも電子書籍化して欲しいもんです。

Alice Cooper / Trash Tour 25年もののツアーパンフ 2014年04月10日

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こちらも日本一時帰国時に実家で発見!なんと1989年のアリス・クーパー初来日時のライブパンフ。僕の初ライブ体験はアリス・クーパーのTRASHツアーでした!

1989年だから実に25年も月日が経っている超熟成のツアーパンフ。その他にもいろいろ20年熟成ものとかも見つかったが、結構恥ずかしいものもあったのでとりあえずこれだけちょっと載せてみる。

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↑ このアリスの着ているTシャツもライブ会場で買って10年は着ていたけどさすがに擦れて破れてずいぶん前に着れなくなった。

当時まだ中学生で、毎日聞いてたラジオ(多分FM大阪か当時新興のFM802)の夕方の帯番組でよく電話でリクエストとかしていたけど、その中で初来日するアリス・クーパーのライブチケットプレゼントってのに応募して見事に当選した。んで中学校の時の友達と2人で確かフェスティバルホールだったと思うけど見に行った。

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ずっと本棚にしまったままになってたので25年熟成だが、ほとんど傷もなく超美品状態で残っていた。とりあえずタイに持ってきてしまったが、持ってきてもほとんど意味がないんだがどうしよう。これまたとりあえず大切に保管ですな。

Trash:Expanded
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↑ そういやTrash Tourのライブ・ビデオもありましたな。