羆嵐 – 吉村 昭 2015年04月14日

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ひょんなことから日本の獣害史上最悪と言われている北海道は苫前の三ヶ別羆事件をテーマにした本小説を読んだ。

三毛別羆事件 – Wikipedia

だいたいこのWikiを読めば経緯やその被害の大きさ、羆の残忍さがひとしきり把握できるんだが、この小説にはもっと事細かにその
極限の状態が描かれている。

羆嵐
羆嵐

posted with amazlet at 15.04.14
新潮社 (2013-03-01)
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羆を退治しなければ入植してきた自分たちの土地を手放すことになる
人間がまともに太刀打ちできるレベルの獣ではない
下手に動くと退治するどころか自分が羆の餌になる

という条件下で隣接の村や警察などに支援要請をして集まる人々の人間模様、一人で生きてるマタギの孤独な戦いなど、詳細の描写がさらに緊迫感を与えて最後まで読む手が止まらないのであります。

暗闇の中、草壁の裂けた家の中に羆が居る、中の被害者が羆に襲われ、生きたまま食われて肉を貪る音、骨を噛み砕く音だけが聞こえる。迂闊に立ち入るとたちまち自分も餌になってしまう。。。

集団で集まっては猟自慢をし、集団と銃の数に安心しきる隣接の村の支援者たちが実際の羆の大きさを見た途端にひるんで逃げ出し、数丁の銃しか持たない住民たちと何も変わらないこと、羆は大人数では殺せない、気配を殺して至近距離まで近寄り、急所を撃ち抜くしかない、外れれば驚いた羆に襲われて一巻の終わり、それがわかってようともひるみもせずにしっかりと自分の背に負って羆を撃ち抜くマタギなど。超絶的な緊迫感です。

肉食動物のお食事 2015年03月05日
ラープルアットは自然生肉食の味? 2012年10月14日

以前も肉食動物のお食事映像を載せたりしてましたが、これもまた自然の残酷な一面ですな。人間といえども動物。大自然の中では
このように食物連鎖の輪に組み入れられてしまうこともあるのですな。動物ならまだ見ていられるが、人間が生きたまま腹を割かれて大腿の筋肉や内臓を食われるなんてのはどれほどの苦痛が伴うのだろう??想像もできんな。。

開運宝くじ?な超現金主義な寺 วัดพราหมณี ワットプラーンマニー 2015年03月04日

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ナコンナヨックで有名な寺、それは宝くじ開運を謳う寺、วัดพราหมณี、ワットプラーンマニーというお寺でございます。昔ここでお祈りしてた人たちが宝くじで大当たりする事例が続出して有名になったらしい。土日になると観光バスでタイ人観光客がどかどか押しかけ、「大当たりしますように!」と願かけていくらしい。

タイは小乗仏教の国で、厳しい修行をする坊さんは女人禁制、お金にも触れない、というのが建前のはずだが、、この寺はなんといっても宝くじ開運がウリであってお金がまず有りきのお寺であります。中に入ると土日だったのでやっぱり人がいっぱい。。。

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うっとおしくてあの人だかりの中に入る勇気はなかったです。。ちなみに奥のほうに見えるでしょうか?寺の中にATMがあります。こんな寺も珍しい。。。お供えものを20THBで渡す所とかもう完全に流れ作業でもの凄いスピードで回ってた。。。本堂のすぐ脇から売店が並び果物、野菜、カバンや服などのおみやげもの、さらにはミニマートまで寺の中にあります。

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いやー、なんだこの寺?寺というより市場だよね?わざわざまっすぐに突っ切れる場所もフェンス立ててお店があるほうに迂回して回らないと行けないようになってたりもう完全にタイらしい小銭回収システムがそこかしこに見える素晴らしい寺。寺というよりはここは多分観光名所なんだよね。観光地だと思えば納得です。

さて、今回ここに来た理由として以下のブログを見つけてちょっとこの慰霊碑を見てみたいという気分になり訪れたのでした。

タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~ : 宝くじに超ご利益のある寺へ 意外と地味じゃないナコンナーヨックの旅[2]
タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~ : 旧日本軍第37師団慰霊碑 意外と地味じゃないナコンナーヨックの旅[3]

なんとこんなところに第二次世界大戦の日本軍にまつわる慰霊碑があるらしい。これを読むまで当然日本軍第三十七師団というのは知らなんだが、こんなのんびりした地に世界大戦の時には日本軍が集結し、駐留していたとは。

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↑ ちなみに上の写真も下の写真もかなりの高解像度で写真を撮ってますので、リンク先のFlickrのオリジナル解像度写真を見ると看板の解説も、碑文もちゃんと読めます。

クソ暑い中タイ式田舎コーヒーのオーリアンなんぞをチューチュー飲みながらこの日本軍第三十七師団の慰霊碑を物思いに耽りながら眺めておりました。

バンコクで食うヒロタのシュークリーム/エクレア 2015年01月29日

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またまた元同僚が東京からバンコクへ遊びに来てくれましたが、僕が前回大阪に戻った際に「ヒロタのシュークリームは食いそびれたなあ」と書いていたら「ヒロタのシュークリーム買っていきますよ!」と言って実際に買ってきてくれた!

バンコクに居ながらにして子供の頃よく食っていた懐かしのヒロタのシュークリームを食えるこの贅沢な瞬間。何年ぶりだろか?ヒロタのシュークリームって特段高級なもんでもないから大人になってから食うこともなかったから実に久しぶりに食った。懐かしのエクレア。。。

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あれ?こんなんだっけ?昔のヒロタのエクレアってノーマルのシュークリームのサイズで上にチョコレートが掛かっていて、中身もチョコレートのカスタードが入っている奴じゃなかったっけ???

と思ってたら

ヒロタ・オンラインショップ

それはシュークリームのチョコレートバージョンになるみたい。。そうだっけ?昔はこれをエクレアって言ってなかったっけ?

てか今回のエクレアもノーマルのシュークリームも両方持って来てくれて一晩でほとんど食ってしまった。相変わらずの子供の頃と変わらない味でございました。

そういや、前回実家に帰った時にうちの親に「昔、出かけた時のおみやげでよくヒロタのシュークリームよく買ってきてたよね。あれ、うまかったなあ。」て話をしてたら一言、「ああ、安かったからねえ」だって。なるほど。

AirAsiaXのバンコクー関空 直行便 2014年12月05日

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今回の大阪までの航空便、エアエイジアのバンコク関空直行便を押さえた。日程を見たらうまく安く買えるタイミングだったようで、預け入れ荷物、席予約などを入れず、航空券と燃料費、空港使用税のみのパッケージで往復で9000THB程度。馬鹿みたいに安い。一時期安くていいなあと思っていたが、一回利用しただけですぐ運行がストップしたビーマンバングラデシュの便が確か当時13000THBだったような記憶なのでさらにそれよりも安いのであります。

今回のAirAsiaXのチケット代

Flight Fee/Airport Tax 往復 8970THB
Check-in Baggage 20kg 往復 1400THB
席予約 往復 1000THB
機内食 往復 300THB
クレジット手数料 40THB

合計 11710THB

今回の便は国王誕生日の翌日というのが何か関係してるのかわからないがガラガラの便で、QuietSheetという普通の席予約が400THBのところを500THBと100THBの差分を払う特別席に座ってたので一番上の写真のように超ガラガラで一つのシマ三席を独占してLCCとは思えない快適フライト。

ただやっぱりこの便、到着時刻がかなり危ない時間に設定されていて22:40着となっている。

すべての写真-1789

そしてBaggage Pickupの電光掲示板に表示されてる連絡交通手段の時刻がこの通り。何もモタつかずすんなり入国審査や税関を通り抜けたとしても間に合うか微妙な時間。さらに行けても難波どまりというこの足の制限が航空券の安さに直結していると思う。そして今回のフライトはしっかり30分ほど遅延していた。

今回自分は実家の家族に車でピックアップしてもらったが、そういうピックアップがない人は辛い。

ただ、時間のある学生みたいな身分で費用をできるだけ削りたい人は到着後そのまま空港で朝まで過ごすという方法があってわざわざ難波に出るより、安全、清潔、明るい、あったかい、無料といい事だらけ。デメリットと言えば夜の時間が有効活用できない、メシが売ってない、風呂に入れないということぐらいか。人もそう多くないので電源のコンセントさえ見つければタブレットの電池切れも気にしなくていいし。そう考えると、この辺を許容できる男子学生なんかには結構人気の便になるのかもしれないなと思ったりした次第。

この関空行きの便、到着後の関空脱出交通機関の乗り継ぎだけ確保してからこれからも活用していきたい感じですな。

日本への一時帰国 2014年10月09日

Into the Airport Light
“Into the Airport Light by Alan Levine, on Flickr”

12月の第二週に日本一時帰国を決めました。ちょうどこの時期タイは12月5日にワンポー(父の日、国王誕生日です。)があり、10日も祝日で休みやすい感じだったのでこのあたりに決定。航空券もAirAsiaで取って8,970THB(約30,260円)。ただし、AirAsiaなんでこの費用の中には機内食や席のブッキング料金、預け荷物の料金は入ってません。席のブッキングもろもろ含めジャスト10,000THBぐらいとなりました。

これでバンコクから日本(大阪、関空)まで直行便で帰れる嬉しい時代。一番最初バンコクから日本へ飛んで帰った2006年当時スワンナプーム空港には日本へビーマンバングラディシュ航空が成田までの便を飛ばしていてそれを12,000THBだったか13,000THBだったかで乗った記憶がある。23:00ぐらいの出発時間だったが6時間、7時間とディレイしてずっと空港のベンチで文庫本を読んでいた記憶がある。今はそのビーマンバングラディシュよりもまだ安いんだもんねえ。

しかし、発着時間に癖があり要注意。バンコク発関空着は15:20-22:40となっていて関空のイミグレ抜けて到着ロビーまで出てきたら軽く23:00は回るでしょうから、空港からの足が限られる。一応バスが梅田、なんばまでは出ているらしいが、どうがんばっても公共交通機関で移動するにはその日はそのあたりが限界でしょう。僕は妹夫婦にお願いして車でピックアップしてもらえることになりました。

関空着バンコク着は00:10-04:00。まあ22:00頃から関空に入っていれば交通の便は気にすることないし、バンコク着が04:00となるが、深夜とはいえバンコク在住者で慣れた人ならちゃんと空港からタクシーがあるから問題はないでしょう。

たぶんバンコクー関空直行便はこれ以外の時間には飛んでないんじゃないかな?でもまあ非常に嬉しいお値打ち価格。

今回は大阪のみの帰省なので滞在中もほとんど金を使わないだろうなあ。ネットやKindleがあるので日本に帰って調達したい品というのもかなり少なくなって、実家の様子を見に帰る、家族会議、地元の友人に会う、以外は何も予定がない。冬なので鍋が食べたいなあ、ぐらいかな。それも高級なものでなく適当な鶏ちゃんこぐらいでオーケー。あとおでん食いたい。

最近は毎回買い込んでいた胃薬も買わなくなったしなあ。。