FLDCというコインマイニングに参加 2015年01月15日

Argonne's Midwest Center for Structural Genomics deposits 1,000th protein structure

Folding@homeというスタンフォード大学で2000年から継続されているタンパク質の折りたたみ構造をシミュレートしてその結果を医療に役立てていくというプロジェクトがあります。それにはものすごい量の演算が必要らしく、スタンフォードの大学から配布されるクライアントプログラムをWinマシンやMacにインストールしてスリープ時などのマシンリソースが余っている間にCPUの演算リソースをタンパク質折りたたみ演算に参加させることができる。

Folding@home – Wikipedia
タンパク質 – Wikipedia
フォールディング – Wikipedia
グリッド・コンピューティング – Wikipedia

FoldingCoin | Mine Medicine – Not Hashes

またこれをコインマイニングの演算としてFoldingcoinという仮想通貨を稼ぐこともできるらしい。というわけであまり考えずにとりあえずFolding@home(これがスタンフォードのグリッドコンピューティングプロジェクトの名称らしい)の端末プログラムを入れて自宅のMacminiのCPUで演算に協力してみたがスリープ時にずーっとファンが回っている。CPUぶん回してるんだからファンが回るのは当然っちゃあ当然なのかもしれないがアルミユニボディの筐体も熱くなるし、何かと部屋に居て落ち着かない。普通にMacを使うときにはCPU演算はピタリと止まって何ももたつくこともなく使えるんだけどとかくPCを使ってない時にファンの音が気になる。それぐらいフルにファンが回る。

さらには最初にちゃんとHow toを読んでなかったのもいけないが、ただ単にFolding@homeのプログラム入れて待機させておくだけではFoldingcoinはマイニングできない。それもモバイルのアプリやウォレットプログラムをインストールするという程度の作業ではなく名前の設定から演算チームの設定から何かとその設定がかなりややこしかった。

というわけであっさりと辞めてしまいました。。。Bitcoinなどの暗号通貨のマイニングでGPUやCPUをぶんぶん回して採掘を行いますが、演算を行うこと自体はシステムにつながるマシン全体でBlockchainの改ざんを阻止するという意味をもつものの演算内容自体に意味はまったくなく、やはりリソースの無駄遣いといういうように感じていたので演算内容自体を意味のあるものに使っていくこのFLDCはいいかなーと思ってとりあえず手を出してみたものの、自宅でいつもファン回りっぱなしの熱いMacminiとその整理されていない面倒な設定内容でFLDCからは離脱と相成りました。

もうちょっと設定のインタフェースまともにしないと人集まらないよーと思う。。。

Nokia Lumia 1020という奇怪なスマホ 2015年01月14日

Nokia Lumia 1020

A.O.B.mobileNokia Lumia 1020が中古で8000THBで売りに出ていたのでついつい買ってしまった。実際に店頭で実機を見せてもらうと殆んど展示の為に一回箱を開けた位の新古品。コレで元々20000THB以上もしていた価格からココまで下がっているなら買い時かなと思った。

このスマホ、OSはWindows Phoneというちょっと可哀想な生まれだが、他のモデルとは圧倒的に異なる特徴的なカメラを備えている。それが41MPを詰め込んだセンサーのカメラであって、超巨大な解像度の写真が撮れる。16:9の比率で取ると34MPが有効、3:4で撮ると38MPが有効になる。16:9は3:4をクロップしてるだけ、という話ですな。(と思ってたらちょっと事情が違った。詳細はこちらを御覧ください。ちょっとだけセンサーの角がデッドスペースになるんですな。)

スマホの物理的なサイズの制約があるからカメラの画質を良くしようとしても、レンズのサイズを大きくしセンサーも大きくするなんてのは不可能で、それならという事でセンサーサイズを1/1.5インチと出来るだけ大きく取り、レンズはCarl Zeissのモバイル用設計、センサーの画素数を41MP積んで、41MPの解像情報を基に5万画素の解像度の写真を合成するという答えにたどり着いた模様。

もうWindows Phoneなんでスマホとしての機能にはほとんど期待していない。それは今まで買ったWindows Phoneでイヤになるほど知っている。だからこのLumia 1020は通信機能付きコンデジとして買ってみたわけです。2015年の現在でもSonyのフルフレームミラーレスのa7r、またはNikonのハイエンドのフルフレームデジタル一眼D810あたりで36.4MPぐらいなのに、このLumia 1020は2013年発表モデルでセンサーが41万画素積んでいるのである。こういう振り切った設計ってのが楽しい。

早速、Unboxの写真とはさっと撮ってしまって、実際にカメラのテストであります。

Nokia Lumia 1020

Nokia Lumia 1020 unbox

現状まだ5万画素+38万画素のjpg撮影でしか試してないですが、確かに他のスマホとは異なる写り具合。とにかく元の画像情報の情報量が膨大なので引き伸ばしに耐える耐える。レンズもCarl Zeissレンズとなっていて、「Zeissといえど結局スマホのカメラだからなあ」とは思っていたものの思ったよりいい出来で、センサーサイズも1/1.5とわりかしデカイせいか近接の被写体と遠景を収めてあげるとちゃんとボケが出たりする。

Test shot with Lumia 1020

Stickly Rice Thai Style

暗い場所でもそもそも画素数が多いので38MP>5MPに圧縮すればISO上げてもノイズ感がそれほど目立たず、思ったより暗所でも明るい写真が撮れる。

Test shot with Lumia 1020

ただ、やっぱり引き伸ばして等倍以上の大きさにしていくとディテールはやはりスマホのカメラのセンサーで撮った写真だな、という粗さが見えてくる。さらにかなり解像感を優先した絵作りになっているのか見てると目が痛くなってくるほどパッキパキのピーキーな色とディテール。

Test shot with Lumia 1020

Test shot with Lumia 1020

また、蛍光灯配下ではアンダーに取らないと画像が全体的に緑がかって扱いにくい。この辺は後々の現像ソフトで調整して好みの具合に仕上げる感じでしょうか。このレンズとセンサーはちょっと癖のある感じで、いいふうに捉えれば、これでしか撮れない写真もあるでしょうからもうちょっといろいろスマホのように持ち歩いていろいろ撮ってみたい。

標準でインストールされているLumia Creative Studioはクロップなどのちょっとした撮影後の編集作業には使えるけど、色合いの修正やシャドーの持ち上げとかはLightroomでやったほうが全然いい仕上がりになるのであまり使っていない。

こんなところですな。

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ちなみにカメラの話ではないですが、スマホとして電話の待ち受け状態のスクリーンを消灯するのではなく、時刻や通知を表示する方式がLumia 1020でも搭載されていた。これ、AMOLED ディスプレイ特有の機能(AMOLEDディスプレイは画面表示するときに全体をバックライトで照らしたりせずドット単体で光るのか画面の一部だけを発光させて画面表示はするもののバッテリ消費を最小限に抑えるという機能が使える)になっていて初代のMoto-gだけの機能かと思っていたがWindows Phoneでも使われていたのねという発見。

とはいいつつスマホ機能は見限ってカメラでもっと遊びたいと思います。

Roots Coffee @ BKK 2015年01月13日

Roots Coffee @ BKK 5

日曜日にRoots Coffeeというエカマイにあるサードウェーブコーヒー(だよね?)のお店に行って参りました。

高城剛氏のメルマガを読んでいて、バンコクにも土日しかオープンしない面白い店が出来てきましたねていうような文句があったので、ちょっとネットで検索してみたらこのようなお店が出て来たのでとりあえず行ってみることに。

場所はエカマイの通りのソイ15と17の間。店の前は何にもなくて最初店があるのかどうかもわからなかった。よく見るとガラス戸の向こうに確かにカフェーが。

in front of Roots Coffee @ BKK

入ってメニューを見てみるとメニューは二面のみ。エスプレッソ用の豆とドリップ用の豆との二種類で、それぞれ産地が書いてある。それから選んで入れてもらう。

Roots Coffee @ BKK menu 2 Roots Coffee @ BKK menu 1

店内には豆の焙煎機が。自分とこで焙煎してるんでしょうな。豆を買ったんですが、焙煎した日が1月7日とかになってました。コーヒー飲みに行った日が11日。また隣の厨房ではショートブレッド系のお菓子がこれまた全部そこで作っているようでした。

Roots Coffee @ BKK 2

コーヒーはドリップの場合こうやって瓶に入って出てきます。自分でカップに注ぎながら飲むよう。ここのコーヒー、確かに美味しいし味が柔らかい。しかし、スタバ文化でエスプレッソに慣らされてるせいか、ローストが浅くもっと深煎りの苦いドリップコーヒーが飲みたいなと思ってしまう。

Roots Coffee @ BKK 4

店内で豆も売っていて取り揃えはその日に店で出していた豆と同じ種類のものでした。自分ではドリップ用のホンジュラス産の豆を一袋250gのやつを購入。550THB。

Roots Coffee @ BKK 3

Coffee Bean Pack from Roots 1

Coffee Bean Pack from Roots 2

しかし、このお店すでに大人気のようで、土日の12:00-18:00までしか空いてないというので早めに行って12:30ぐらいに到着して座っていたがすぐに人が溢れ出して、13:00ぐらいには席がなくて待ってる客多数。かなり人が多くなるので個人的には開店直後しか行けないな。人が多くなるとストレスが溜まる。

お会計はコーヒー一杯100THB、お菓子が一品50THBと最低の金額は決まっているものの値段は客が決めるようだ。レジやお会計の係りはいない。店の出口に大きな瓶が置いてあってそこに客が自分で金を入れて出て行く仕組み。こういうのって確かにウェブマガジンでよく見るサードウェーブコーヒーのお店っぽいなあ。

確かにお店の雰囲気がバンコクにしては嫋やかで、文系の人らの集まりという雰囲気で和むところはある。なかなか面白かったのでまた行きたい。持ち帰りの豆はここんとこ毎日淹れて飲んでます。だんだんと浅煎りの豆の美味しさが解りかけて来てるかもしれない。

Roots Coffee @ BKK 1

ちなみにこのRoots Coffee、Subscription契約でウェブから申し込んで登録した住所にオススメの豆を隔週で届けてくれるプランもある。これもまた面白い商売をしてるので一回試してみたい。三ヶ月の契約で隔週だから6回分の配送で3000THB。

ROOTS COFFEE

月千円のWindows ServerのクラウドサービスをWindows PC代わりに使おうか 2015年01月12日

Crash 1 - Windows PC

自宅のWindows PCを排して自宅にはMacしか置かず、もしWindowsでの作業がなんらか必要になったら(今のところ仕事ではMS VISIO作業のみ、プライベートではなし)クラウド上のWindowsマシンをPC代わりにRemote Desktopで利用すればいいかも?とアメリカのWindows Serverマシンをクラウドで貸し出してくれるサービスを眺めていて思った。

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ここのExpress Windows VPSのコースなら

2GB RAM
50GB HDD
1Core CPU
10MB Unmetered Bandwidth
Windows 2012 R2

で月9.99USD。これはかなりお安い。月千円ぐらいならWindows PCを手放してクラウドのWindowsでやっていってもいいんじゃないか?と思って早速Paypal支払いで登録してVPSのインスタンスをひとつ立ち上げてもらいました。

が。。。

かなり動作がもたつく。当初12月半ばに日本に居た時に思い立ってサービス契約してみて日本のネットワーク環境でももたつくし、タイに戻ってきて使ってみてももたつく。当然ながら写真のレタッチソフトや動画編集ソフトみたいな高画質、ハイパフォーマンスが求められる作業はやっていないが、VISIOの編集みたいな一般のドキュメント編集も画面の更新がもたついてイライラが募るレベル。

上記のスペックぐらいじゃ今どきのWindows Serverは厳しいのかねえと思いながら何がボトルネックになっているのか見極める前に年末年始にBitcoinマイニングで改めて引っ張り出してきた使ってないPCのスペックの良さ(LGA1155のCore i5、RAM 16GB)を見て「あ、これ暗号通貨マイニングがひとしきり終わったらWindows入れて使おう」と思ってしまった。なので使い勝手よくないVPSのWindowsサーバーは結局1ヶ月立たずに解約、さようなら。さらに通常のPCのWindows OSならフリーのウィルス対策ソフトもいくつかあってわざわざお金かけなくていいが、Windows Serverになるとそれらのフリーのものも対応していないので改めてウィルス対策ソフトのライセンスも用意しなくてはならないのもネックでした。

しかし今から考えれば上記のスペックでVISIOすら画面が追いつかないってのはマシンスペックだけじゃないような気もするな。ネットワークにも原因がある気もするがもう諦めてしまったので再度チェックする気にもならず。。。しばらくはまだWindowsマシンはローカルのものを使います。

ก๋วยเตี๋ยววัดใหญ่ クイティアオワットヤイ 2015年01月11日

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先日ポストしたワットヤイチャイモンコンにて炎天下の中の2015年初詣を終えたのでありますが、お昼はこのお寺の真ん前にあるก๋วยเตี๋ยววัดใหญ่、クイティアオワットヤイというお店で食べました。

実は最初「ここがいつも人いっぱいで人気みたいなんですよ」と紹介されたクイティアオ屋が正月休みなのか昼の12時近くになっても開いてなかったので近くのこちらに入った。後でググってみるとお寺の入口横のクイティアオ屋が有名みたいだが、こちらも店の名前はクイティアオワットヤイ。実のところこういうクイティアオの種類を表す言葉なのか、それとも単純にワットヤイチャイモンコンの前にあるクイティアオ屋だからこういう名前なのか、それとも店の名前なのかわからない。まあ、ひとつのお店が寺の前で出してるクイティアオということでこういう名前を付けたが売れるようになって他の近所の店も真似してこの辺一帯で出されるクイティアオがこういう名前になったというのがよくあるパターンじゃないでしょうか。


↑ お寺の道路挟んで向かい側。実際にはもう10mか20mほど南にあるが。人気のクイティアオ屋はその右上あたりにあるレストランマークのあたり。

面白いのが、(個人的に今までほとんど興味はなかったが)この寺はアユタヤの中ではそれなりに有名で外国人も多く訪問する観光スポットなのに、その真ん前という好立地なのに、店内は英語はまったく見かけずタイ語オンリーという旅行者にはハードルの高い設定となっております。しかも注文取りに来た店のおばちゃんも遠慮なく早口でタイ語でまくし立てて来る。「ごめんねー、日本人?英語メニューないのよねー」どころか、「何にする?クイティアオの牛、豚、鳥、ムーサテ、タオフートート、デザートもあるよ、何にする?」とこれ全部タイ語の早口で展開。タイ語全く勉強していないとはいえ、8年住んでるんだからメシ屋でのやりとりぐらいはほぼ全部理解できる耳にはなっていたものの改めて「 え? 」って聞き直しましたがな。そんなローカル雰囲気満点クイティアオ屋。店内はやはりタイ人グループか外国人もガイド付きでアユタヤ回ってるグループのみしか入店できない模様。

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しかし、メニュー見て観光地なのに安いなーと思ってたら。。。

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出てくる料理の量が少ないんだわ。素焼きの土鍋みたいなものに入って出てくるんだけど正味中身の部分が直径10cmぐらいしかない。底も浅いので量が非常に少ない。会社の同僚の人は3杯も食ってた。ただ、味は中々グッドです。めちゃくちゃうまいということもないけど下手なところで食うよりか全然うまいです。