Netflixって何がいいんだろう?? 2015年09月08日

Netflix envelope

日本でNetflixがサービスを開始したって言うから日本のAppStoreアカウントでアプリをDLし、自分のVPNサーバー経由してNetflixの無料お試しを使ってみた。

が、これってHuluのサービスとどう違うの??定額で動画を見放題、国内や海外の映画、ドラマを取り揃えてます、ってHuluと一緒やないの?細かいところを見ていくと確かに定額プランも金額が3プランあったりNetflixオリジナルコンテンツがあったりといろいろあるんだけど、ただ、肝心の動画コンテンツはHuluとは結構被ってるような気がする。そもそも日本でストリーミングサービスで使用できるようになっている動画コンテンツが少ないのか、他のオンライン動画サービスでも目にするタイトルが多い。

価格とか、プラットフォームの多さとか、ユーザーにリーチするメディア展開とか、これまでの日本のストリーミングサービスの経過から学んだ展開法を取っているらしいが、肝心のコンテンツがこれでは別にNetflixでなくてもいいや、ってなってしまいそう。。オリジナルのドラマとかもOne of Themでどれがおもろいドラマかもわからん。。。

ま、そもそも僕自身が20歳ぐらいからテレビはほとんど見ないし、ここ10年ぐらいで映画すら見ることがガクッと減った人間なんで何にも魅力的に映らないだけかもしれませんが。。。

実際に日本でホントに話題になってるんだろうか???

『ジャパネットたかた』v.s.『アマゾン』 2013年03月14日


↑ 社長もしばらく見ないうちに老けたなあ。。

下記の記事を読んでああ、なるほどと。

『ジャパネットたかた』は『アマゾン』がある時代になぜ売れるのか? – ガジェット通信

個人的には年寄りにはパソコンよりも設定項目などが少ないiPadのほうが扱いやすいと思うんだけど、ジャパネットたかたでパソコンが推されてたらやっぱパソコンなんでしょうな。高齢者が扱いなれないインターネットでクレジットカード使って商品購入するより、テレビでたかた社長見て電話で注文。今の高齢者は金を持っている人多いし、体も自由が聞かなくなってきているところだろうから、効率化なんてものよりもその人の常識内で簡単に扱えて気軽に利用できるサービスがいいんだろうね。若い人間にしたらネットを使ったサービスが増えて効率化効率化でコストもどんどん下がって「いい世の中になったなあ」と思うだろうけど(ま、あくまで消費者としての立場ですけど)、高齢者は逆に自分のついていけない技術化の向こうの世界がどんどん広がって過ごしにくい世の中になっているのかもしれない。そう考えるとジャパネットたかたは高齢者の心のオアシスなんだろう。上記の動画の例を見てみるとパソコンがえらい安いので(これなら自分もちょっと買いたいなとか思うぐらいに)びっくりしたが、どんどん価格的には割高でも手厚いサービスにお金を使っていただきたい。

若いもんは頭と体とインターネットなどの新しい技術使って自分の生活を効率化しつつ、高齢者からこぼれてくるお金を分配しながら生きていく社会構造になって来るんでしょう。

新しい技術でインターネットのサービスを立ち上げてもそもそもネットの先鋭的なサービスを使う若いやつなんてのはある程度ネットを使った生活のコスト削減ってのをよくわかっているので、中々簡単にお金を払ってくれないし、その点年寄り向けのサービスってのはバタ臭い人間関係がその中心にあってテクノロジなんかとは縁のかけらもないが、信頼関係が成り立つとそれなりに継続的にお金を払ってくれる。若い人間が高齢者の肉体的に限界が来ている部分を補佐してサービスを提供出来れば、個人でやったとしても人間一人が食っていくぶんに関してはすぐにお金はついてきそうな気がしますね。。。

てかそれはもう日本では当たり前の空気感なのかもしれないけど。僕は日本の外に居てるから実感として日常的に感じてないだけかもしれない。去年の7月に実家に戻った時に実家の周りを原付でブラブラ走ったりしてたけど本当にデイケアのバンと老人ホームが増えたなあと実感。大阪と言えど寝屋川みたいな郊外のベッドタウンだと駅前以外には何もなく多くの老人ホームとデイケアカー、シャッターの閉まった商店街、綺麗に整備された道路、公共施設というアンバランスな風景に一抹の不安を覚えてたことを思い出しました。

ツインピークスを観終わって 2012年09月12日


↑ このカイルマクラクラン、ええ顔しとる。

数日前から観ていたツインピークスをやっと観了。
シーズン1が8話、シーズン2が22話というトータル30話のめちゃ長いストーリー。

1990年制作のテレビドラマでデビッドリンチが監督。リンチ本人も主人公デイルクーパーの上司役で耳が遠く、補聴器を付けながらいつも大声を張り上げているゴードンコールとして登場。主人公のカイルマクラクランは当時日本でも人気が出てたと思う。

僕は中学生の頃にレンタルビデオで観ていたが、話の進み方が静かなのとデビッドリンチらしい夢の風景が出て来たところで、「これは30話ついていけない」とギブアップ。まあ中学生ぐらいでこのストーリーは理解できんかったやろうなあ、と思う。

今回も何回かくじけそうになりながらなんとか30話を観了。しかし、シーズン1の終わりではまったく真犯人はわからず、シーズン2の22話の9話あたりという中途半端なところで真犯人が判明し、事件も解決したし、デイルクーパーも次の任務に、とツインピークスを離れる準備をしていた矢先にふとしたトラブルが起こって次のストーリーにつながっていく。しかし、実際に観ていてこれはもう付け足しのストーリーのように見えて、このタイミングでドラマは終了させておけばよかったのではないかと思えるほど。

Wikiを観てみるとその疑問に対する回答が。

第2シーズン

6月から7月にかけて、やはりロサンゼルスで撮影が開始された第2シーズンは、9月30日、リンチが演出を手がけたシーズン・プレミアにあたる2時間のエピソードによって放送が開始され、第1シーズンと同様、熱狂を持って迎えられた。

しかしながら、その爆発的人気がストーリー展開に弊害を与えるようになる。“殺人事件のミステリーを軸に、様々なエピソードが延々と展開する”というのが、リンチとフロストが考案した『ツイン・ピークス』の特色の一つであったわけだが、視聴者の中には、いつまで経っても事件の真犯人が明かされない事に苛立ちを覚える者が多く現れ始めた。それを敏感に察知したABCによって、早く真犯人を明らかにするよう、リンチら製作陣はプレッシャーをかけられるようになった。

リンチとフロストは、ABCに企画を提出したごく初期の段階から真犯人を決めていたが、すぐにそれを明らかにするつもりはなかった。被害者であるローラ・パーマーと町民の関係性を描く事こそが真のミステリーだと考えていたからである。しかしながら、殺人事件の謎が魅力的過ぎたためにそれは上手くいかず、第2シーズン半ばで真犯人を明かさざるを得なくなってしまった。

事件の真犯人が明らかとなるのを待って、フロストは映画『ストーリービル 秘められた街』の製作のため、『ツイン・ピークス』を離れる。これによって『ツイン・ピークス』は実質上、リンチとフロストの手を離れる事となったわけだが、事件が解決してしまった事によって、『ツイン・ピークス』に対する視聴者の興味は薄れ、視聴率は下降を始めた。さらに、ABCが放送日の変更や放映の中断(第2シーズンの放映期間が8ヶ月以上にも渡っているのはこのため)を行ったために、視聴率は下降の一途をたどった。

ツイン・ピークス – Wikipedia

大人の事情でストーリー構成をこういう形にしなければならなかった模様で、まあホントに真犯人がわかってからのストーリー展開はダルい。そもそもは「殺人事件のミステリーを軸に、様々なエピソードが延々と展開していき、謎解きは徐々に背景的ストーリーと化していく、という物語の基本路線」というように殺されたローラパーマーとの関係を発端にツインピークスの住人の人間性が都度描かれていく。みんな面白いほどに表裏を持っていて、ほとんどの人間が表のパートナーとは別に浮気してたりするが同じ田舎町の中で皆つながりあっている。田舎の濃い人間関係。よくよく考えてみると日本の伝統的な共同体意識や田舎の生活ってのは村社会だと言うけど、行ったことないがアメリカで制作された映画などを観る分にはアメリカの田舎も大概村社会で内輪に凝り固まっているイメージがある。

さらには地域信仰なんかも盛んなイメージがあって、ツインピークスでは冒頭から「森には何かが潜んでいる」的な自然信仰に似た信心や恐怖を街の人が持っている。真夜中のカーボーイやワイルドバンチなんかでも異端のキリスト教みたいなものがちょっとバイアスのかかった感じであって、それが主人公の子供の頃のトラウマみたいに描かれていたりすることも多い。「村社会+地域信仰」の二つのパワーで個人的には結構アメリカの田舎は怖いんじゃないかというイメージを持っていたりする。

そんな怖いイメージもありつつ、久しぶりに観たツインピークスのアメリカの風景が心地よくて、ドーナツやミートローフ、甘くないアメリカンコーヒーを飲みたくなった。あー、30話観るの疲れた。もうアメリカンドラマはいいや。また読書に戻ります。

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液晶テレビとHD映画

年末、初めて液晶テレビを購入した。

昔も今もいわゆるテレビ番組というのはほとんど見ない生活をしている。Youtubeやオンデマンドのビデオのほうが見たいものを見たいとき見れるし、時間の節約にもなると思っていたので買ったとしても使用する時間が他の家電品よりも圧倒的に少ないだろうと考えてほとんどテレビの買い替えにも興味がなかった。

今住んでいるコンドミニアムには26インチか29インチぐらいの旧型のブラウン管テレビが備え付けられていた。ずーっと約2年弱はこれで映画やらを見てきたのだが、年末に家族が来泰する際に、興味のあったApple TVを買ってきてもらった。しかし、このブラウン管テレビにはHDMIポートがなく、このままではApple TVを使うことができない。なのでApple TVを使用する目的で液晶テレビに買い換えた。

買い替えまでは数回PowerBuyやTescoLotusの家電売り場に足を運んでいろいろLCD、LED、PDPなどの現在の主流の製品を目で見て検討してきた。タイでは売り場のラインナップのほとんどがLCDでLED、PDPはまだ少数。一応、価格は2万Bまでと決めて考えていた。その中でまず42インチにするか32インチにするか?どの方式のものを選ぶか?解像度は?HD?FullHD?

いろいろ検討したが、最後はエイやっで、LGの32LD460を購入。14900Bでした。32インチのLCDでFullHDに対応したもの。PDPの42インチのものも、PHILIPSやSAMSUNGなどから18000Bぐらいで販売されていて最後まで悩んだが、あまり大きいものでなくてもよいかというのと、やはりこれから先のことを考えてFullHD対応のものを買った。(もう一度調べてみると32インチ程度ではFullHDの恩恵をきっちり認識できるほどの画面サイズではないという意見も。。。)

とはいえ、セットアップしてApple TVつないで試しにYoutubeをあらためて見てみると結構YoutubeでもHDの動画がアップされている。中・高校生の頃に見ていたビデオクリップをHDのもので再生するとまるでMTVを見てるみたい。

また、この動画なんかもまるでビデオに取ってた番組を見直しているかのような錯覚。HDテレビとYoutubeだけでも相当楽しいやん。

そして、お楽しみのApple TVでの映画レンタル。ゼブラーマンのHDのものをレンタル300円。32インチでHDなんでそれなりに面積あたりの画素数が多く、高密度な画面になるので非常に画像がくっきり映る。以前、日本に帰ったときに実家のテレビを見たときにあまりに画像がくっきり映るがあまりテレビ番組に出演している女優の化粧の乗りの悪さなどもきっちり見えてしまう様相に気味の悪さ(ここまでの精密さは人間の生活に不要だと感じた)を感じたが、フィルムで撮った映像をHDで見る分にはよりテレビで見る映像が映画館で実際に銀幕を見る感じに近づいていて「そうそう、やっぱ映画はこの映像の質感で見るものだ」と一人感心した。

映画はビデオが普及してきた80年代半ばから、2000年代ぐらいまで多くの人に銀幕の質感を忘れさせていたが、デジタル機器の高性能化で本来の銀幕の質感をかなりのレベルまで再現できるようになってきているのではないのか。32インチのテレビながらまたFullHD版の映画がリリースされてきたときに改めて鑑賞するのが非常に楽しみになるテレビ買い替えの顛末でした。