未踏の地アメリカの憧れ 2014年12月22日

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タイはバンコクによくあるスーパー、topsで売っていたマシュマロのパッケージ。輸入品のアメリカ製。150gででっかいマシュマロが20個ほど入っている。雑にビニール袋でパッキングだけしているいい感じのアメリカンプロダクトデザインですな。でも裏にしっかり日本語表記もあったり。

ダイエットし始めてからいろいろとオーガニック系の食品とかにも興味を持ったけど、結局僕はそういったオーガニックとはかけ離れたアメリカの工業製品のパッケージデザインが好きなのかもしれない。簡素なボコボコの箱にスペースを余りまくらせて質実剛健な飾り気のないフォントが踊る、細かい説明なしに商品名と”Big bag!”とか”Extra!!”とかの売り文句。

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多分小さい頃にハードロック・ヘビーメタルとか聴き始めてそのビデオや雑誌の隅にこういうデザインを見つけて興味を惹かれてたような気がする。さらには日曜日の朝、ドラえもんが始まる前に流れていた「今週のロードショー」みたいな映画紹介番組で70年代後半〜80年代前半のハリウッド全盛になる前の映画、それもニューヨークなどの東海岸のアメリカを舞台にした映画って画面が暗い映画が多い印象でBGMは必ず憂いのあるメロディーだけどきらびやかな音色のディスコ、ガラージがかならずかかっていたような気がする。だから今でもPhilly SoulやSalsoulなどを聞くとその頃を思い出すし、小学生時分に何も知らず憧れだけで眺めていたアメリカがそこにあるのです。

もう40ほどにもなるといろいろ勉強して戦争に勝った世界の覇権国のやってることがいろいろ見えてきて、武力、経済、外交すべてにおいてなんだかなあと思うことも非常に多いアメリカですが、やっぱり子供の頃に持ってた憧れってのは強いものでふと気が付くとこういったものに惹かれる自分がおります。


↑ こんな音色。このMJがめちゃくちゃカッコいいっす。

今年もまたDV-2016 Programが始まっております 2014年10月10日

Men in Blue
“Men in Blue by Peter Lee, on Flickr”

毎年応募しているアメリカの抽選式グリーンカード当選プログラムのDV-2016の季節がやってまいりました。去年に実施されていたのはDV-2015。今年はDV-2016。これは2014年に抽選の応募を行い、2015年の春に抽選結果があきらかになり、そこから具体的にグリーンカードの取得手続きに入り、実際にアメリカ永住権を得れるのが2016年になることから来る。ちなみにDVはDiversity Visa ダイバーシティヴィザ、多様性ヴィザとでも言えばいいんだろうか?Domestic Violenceではございません。元々移民の国だったアメリカが抽選式である程度バランスを取りつつも平等にくじ引きで移民として永住権を得れるプログラムを実施している。

最近はいろいろ近代史の裏事情的な本を読んだり、毛沢東の本を読んだりしてるうち政治という世界で活躍している人たちは非常に怖い人達ばかりで、アメリカという国自体にもかなり疑問が出てきている今日このごろではありますが、それでも一応DV Lotteryには申し込みます。ま、アメリカがどうのこうのというよりいわゆる世界の覇権国が古今東西でやってきたことの業の深さというものをいろいろ考えてしまうのであります。

とはいえ、うちの親父が一度はハーレーに乗ってみたい、アメリカンポリス仕様のハーレーが憧れだ!というのと同じく、僕の場合はやっぱり80年代アメリカのあのキラキラした雰囲気がまさに憧れだったんであります。80年代バブルの日本の雰囲気にはまったく共感は抱かなかったがアメリカのあの華々しい感じはテレビやスクリーンの向こうのまだ見ぬ明るい未来でしたなあ。40歳をもうすぐ迎えるこの時期に医療費がバカ高いアメリカに好き好んで出向いて行くのも狂気じみているかもしれないけど、まあそういうことは後から考えましょう。

このブログにも以前から何回も書いてますね。

Diversity Visa Program
アメリカビザ抽選のエントリー写真作成 2012年10月21日
目を瞑る証明写真 2013年10月11日

応募要項は今年も変わらず。あのめんどくさい600×600ピクセルの証明写真を用意しないといけないです。また明日会社に行ったら同僚にでもiPhoneで仕事着姿を撮ってもらおう。。。

ルポ 電子書籍大国アメリカ 2013年02月05日

iRiver Story eBook Reader Review
“iRiver Story eBook Reader Review” photo by Andrew Mason

こちらの本もKindleで購入。確かセールやってて500円ぐらいに値段が下がってたし、以前どこかのサイトで紹介されてて読んでみたかったから安いうちに購入。

2010年の発行の本なんでちょっと古いけど、著者はアメリカで出版業界に長く勤め、現在はリテラリーエージェントとして活躍してる人で2000年代ぐらいからアメリカでその目で見た電子書籍の潮流を記してある。結構読みやすい本でサクッと読めてしまうのだが、一番興味深かったのはアメリカにおけるマスマーケット・ペーパーバックの扱い。昔からあの日本の書店の洋書のコーナーに置いてあった素っ気のないザラ版紙に印刷された豆腐のようなブロックの本、外人が読んでるのを見ても折り返してたり、背表紙も思い切り開いて読んでるのか折り目がバリバリ付いており、ほとんどのパターンでボロボロになっているあのペーパーバック。実はペーパーバックって読み捨ての安物本という位置づけだったんですな。紙コップみたいなもんか。読んだら捨てる。この本の中でも、

かつては、空港の売店やドラッグストアなど書店以外のところにも並んでいる、売れ筋の安い本として数字を伸ばした時期もあった。したがって紙質はかなり悪く、すぐに黄ばみ、印刷も雑だ。へたくそなコピー書類のように、字が滲み、傾いたページがある。

マスマーケット・ペーパーバックは日本の文庫本にあたる、とも評されるが、実態はかなり劣るものだ。作り方も雑なら、読まれ方も雑。背表紙が割れて筋が入ることなどお構いなしにぐいぐい開いて読む人がほとんどで、中には持ち運びたいところだけをちぎり取って読んでいたりする強者も見かける。流通も他のフォーマットとは異なり、60−70年代には取次側が雑誌や新聞と一緒に扱っていたし、返品する場合、全部を返品せずに表紙だけむしり取って版元に送り、残りの本体は売り手側が自分で破棄することになっている。

〜中略〜

ほとんどの読者はずっと本をとっておくことはしない。マスマーケット・ペーパーバックは、長く本棚に保存することを念頭に作られていないし、よほど気に入った作品で無ければとっておかないからだ。だからこそ電子書籍が受け入れられやすい下地があったともいえる。

いやー、さすがアメリカ、本も使い捨てなんすね。これで長年の違和感も納得。アメリカの本てのはああいう豆腐みたいな安っぽい本だけなんか?と思ってたけど、あれは読み捨ての紙コップ的なもので、ちゃんと蔵書として残しておく場合はハードカバーの装丁のきっちりした本を買います、そういうことなんですな。

読み捨てだから電子書籍に移行するのも気にならない、というのはあるんでしょうな。日本の場合安い文庫でも新書でもそれなりの装丁とモノにこだわる人が多いからこのレベルでの移行でもいろいろ言う人が出てくるんでしょうな。まあどっちもどっちという気がしますが、僕はとりあえず海外に住んでる身なんで定価以下でいつでも本を買える電子書籍にかなり読書環境を支えてもらってるので本に関してはすべて電子書籍で問題ございません!

というわけでいろいろな電子書籍のアメリカでのエピソードが書かれておりますが、一番印象に残ったのはこういう部分でございました。。。

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コルレスチャージ?アメリカへの送金手数料 2012年05月02日

Money

Firstradeというアメリカの証券会社に証券口座を開いたので早速資金移動をさせたわけでございます。

まず、僕がメインで使っているバンコク銀行のインターネットバンキングでInternational Transferの新規振込み先を店舗に行って登録する。登録されるまで10日はかかると言われてがっくり。まあそれでもどうしようもないので10日程度待つ。

そして登録されたら送金手続き。送金金額の指定はUSDで指定する。バンコク銀行からの送金手数料は300THB。送金金額は620USDに指定。これは大体タイバーツで合計20,000THBぐらいになるように計算したのでちょっと中途半端な金額になりました。送金処理が5月2日に実行されて、

Transfer Amount: 620.00USD
Exchange Rate: 30.86000 / 1 USD
Amount in Baht: 19,133.20THB
Fee: 300THB
Total: 19,433.20THB

となっておりました。 Continue reading “コルレスチャージ?アメリカへの送金手数料 2012年05月02日”