2000キロの列車の旅

さあ、7月16日、いよいよ青島出発。広州へ向けて2000キロを超える列車の旅でございます。

押さえた席は硬臥の上段。エアコン付き車両です。ベッドのすぐそばにエアコンの吹き出し口があるので寒いぐらいによく冷える。車内ではまったく汗をかかんかったです。

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そしてなんのアナウンスもなく、列車はガッコン!というでっかい音をたてて動き出す。いきなりなんでベッドから落ちそうになりました。

2000キロの列車の旅、といえば聞こえはいいですが、実際のところかなり退屈ですな。仁川ー青島の船の反省で乗り込む前にパンとかカップ麺を買い込んでいったんですが、メシはすべてパンかラーメン。

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これが中国のカップ麺。見た目に反してこれがまったくうまくない。結構買い込んでたので食いきるのが大変でした。この、「紅焼牛肉麺」がいろんなメーカーから出てるんですが、どれもうまくなかった、、、。

そして一夜明けてまた、到着の一時間前から電車が動かない。それもそのはず、広州の隣町、東莞あたりが一面大洪水。まわりの中国人たちも外の景色を見てアイャ〜って言うてます。

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一瞬、もしかして広州も大洪水か?こんな状態の街に放り出されてさすがにワシら日本人は病気なしに過ごせないだろうと恐怖を覚えましたが、やっぱり広州は大都会、地下鉄も走ってるんだもん、まったく問題なしでした。というか、やっぱり中国は都市開発済みの区画と未開発区画ではっきりと差がでますな。綺麗な場所でも裏に回ればボロボロやもんね。青島の宿でも、瀟洒な学生街って感じなんですが、宿の建物の一歩裏に回ると

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これが、

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こうなります。

また、中国は地面が汚い。中国人はツバ、痰、タバコ、ゴミ、食べ残し、なんでも平気で道ばたに捨てるので屋台の集まるところなんかは非常に汚くてちょっと臭ったりもします。これで洪水になったらえらいこってす。多分、中国人でも病気になったりするんちゃうかな。とはいえ、なんとか広州東駅に到着。地下鉄で広州駅に出て一休み。

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さて、こっからが難関。宿探しですわ。

最初アテにしていた安宿が、200元の部屋しか空いてない、というので、道ばたの客引きのおばちゃんとやりとりして一部屋100元(一人50元ね)でかなり綺麗なホテルに連れて行ってくれた。多分、今広州はシーズンオフなんやね。青島で一人30元の部屋で共同シャワー、共同トイレだったが、+20元でこの豪華さ。

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ナガノさんの帰国の機嫌が迫ってきてて早めに香港に抜けるつもりで広州は一泊だけになる予定なのでちょっと贅沢してこのホテルに決定。さあ、明日は香港だど!!