洋画の字幕の著作権は。。。

海外で生活していると、インターネットで違法にアップロードされている動画にしろ、路上で違法に販売されているコピーもんの映画DVDにしろ、もちろん、正規で買うDVDにしろ、日本語の字幕がない、ってのはよくあることである。

ハリウッドとかの単純明快なアクション映画などであれば字幕なしでも絵面ととりあえずの英語ヒアリング力でなんとかストーリーは理解できるが、ややこしいもの、法廷ものや謎解きなんかがある映画はやはり観る楽しみが半減(それ以上?)するのである。

そういう中で、ネットには字幕のサイトがあるということを昔何かで読んだことがある。そう、調べてみるとsrtというような字幕データを格納するファイルがあって、それをVLCのようなメディアプレーヤーで、再生している動画の上に表示させることができるのである。

ということは、もし日本語字幕ファイルがあればタイでDVD買うときも言語を気にすることなく買えるということになりますな。日本語字幕ファイルを翻訳作業として1ダウンロード100円とかで売ることができれば。。。海外の駐在員や在住者に売れるんじゃないかと思ったりします。。。売っていいものかどうかグレーですが。あくまでコンテンツではなく翻訳代として頂くのであればOKだと思いますが、解釈しだいな気がします。

昔、何かで作者死亡後50年以上が経過し、著作権が切れた洋書をネットにアップロードすることについて”洋書のデータをネットにあげる事自体は著作権も切れているから問題ないが、日本語のものをあげるのであればその日本語翻訳に関する著作権も考慮しないといけない”というような記事を観ましたが、これと同じ考え方が映画字幕にも適用されるのか?

でネットで調べてみると、

Heather 落合寿和の字幕翻訳日記:字幕の著作権とは?

映画にも音楽にも小説にも著作権があります。では字幕の著作権は?知的財産である事は間違いないと思うのですが、仕事に追われる15年で、法律的な知識に乏しい私には専門的な事が分かりません。

聞きかじりの知識で言うと、「字幕」にも「二次著作権」または「名誉権」があるのではないか、という見解はあるようです。名誉権というのはお金にはならないけれど、クレジットを消されない権利というか、クレジットを出せと要求できる権利という感じです。

どうも著作権はあるという認識があるが、制度的にそれを擁護するようなものは何もなさそう。映画と紐づいていた字幕だが、インターネット時代になって字幕のデータ自体がそれ単体で流通できるようになってるが全然対応が遅れててまったくそれに対する適切な課金などが考慮されていない模様。ただ、市販されているDVDから訳をまんまコピーしてきたら”著作権保護違反だ”と言われそうな気がしますが自分で翻訳した字幕であれば、それは自信の翻訳作業の成果を売ってるだけなので著作権保護違反にはならない?

ま、現実的な解としては日本語字幕のコミュニティサイトを作るってとこでしょうか。みんなが有志でファイルをおいてみんながそれを利用しにくる。フリーでですね。字幕使って観た人が「ここ間違ってたよ」みたいな感じで修正版をアップロードみたいなことができるとよりブラッシュアップされた字幕ができていくが、コンピュータとか好きな人でないとそこまでする人はいないかも。。。

Subtitles – download DivX subtitles from the biggest open subtitles database

このサイトも日本語字幕はまだ数が少ないんですわな。まあ、後このサイトで英語版なんかの字幕データを拾って来て、Google翻訳なんかで強制的に翻訳かけるか???変な日本語で余計に字幕にとらわれて映画自体が頭に入ってこない!なんて事もありそうですが。。。