黄金境

今日仕事の帰り、終電で中央線に乗っていたら何げに目の前の
おっさんが金色のコートを着ていた。コートの下は普通のスーツの
ようであるが、頭が坊主であるため僕にはまるで金色の釈迦像の
ように見えた。
あきらかに周りの人は一歩ひいてそのおっちゃんを見ているようで
羨望のまなざしを傾けるのは我一人という状態でした。
僕は冬場にコートを着ない、という主義でありますが、この金色の
コートであればぜひ着て会社に行きたいもんだと思った。