Nexus4のAndroid v4.4 Kitkatへのバージョンアップで地獄のboot loop 2013年11月22日

Android Kit Kat Desktop

とある平日の朝一、僕のNexus4にAndroid v4.4 KitkatのOTAアップデートの通知が表示されていた。Android端末なんで今はほとんどのデータがクラウドバックアップ状態だし、小一時間もあればバージョンアップは問題ないだろうと思って出勤前にアップデートのをかましてしまいました。

PCでもモバイルでも現行の使っている環境にアップデートの差分を当ててバージョンを上げるのは、サードパーティのアプリとの兼ね合いでバージョンアップ後に不安定になる可能性が高く、そうなったら原因を特定するのも時間がかかる。それなら最初から一度まっさらな状態に戻してバージョンアップし、アプリを入れ直す方がよっぽど早い。結局こう考えてOTAアップデートではなくfactory imageのflashという方法でやることに決めた。

GoogleのサイトからNexus4のfactory Imageをダウンロードしてまっさらの状態にFlashしようと思ってやってみた。

system imageをflashしてから後、再起動。

.
..

いくら待っても起動時のsplash画面が表示されたまま立ち上がってこない。ロゴがグリグリ動いてるのでフリーズしてるわけではないが一番最初のinitializeの処理の何処かでループになっている模様。しかし、Googleのfactory imageをfastbootでflashしてるだけなのでこれで問題が出るはずないんだけどなあ。。

20分待っても30分待っても起動してこないのでしょうがなく元のバージョンに戻そうとしたら今度は元のバージョンでも同じような状態に。。。ああ、会社行かないと。。でも携帯立ち上がらないし。。ああ、こんなタイミングでアップグレードなんかやり始めた自分に後悔。。とりあえずスペアに持っているGalaxy NexusにSIM入れ替えて会社へ。自分の家を出た直後にお客さんから電話がかかってくる。ああ、スペアの電話持っててよかった。。しかし、Nexus4どうしよう。。。

というわけで午前中は客先でなんともならず、昼飯を高速で食い終え作業に取り掛かった。

結局、factory imageを10回ぐらい入れ直しただろうか。。もうダメかと感じたときにふと、bootloaderのLock/Unlockで一旦内部ストレージのデータが消えてしまうことを思い出した。データが消えるということは内部データに対して何かのオペレーションを行ってるんだろう。というか、fastbootでのromのflashで立ち上がってこなければ、これと同等、もしくは下のレイヤーでやれることってこれぐらいしかないのであります。。。

というわけで、”fastboot oem unlock”を実行してbootloaderをlockedの状態にして再度unlockedにします。そしてまたfactory imageをflashして再起動。。。長いsplash screenの後になんとかAndroidの言語選択画面が!!!

長かった。。。というわけで、Galaxy Nexusでboot時に起動ロゴでloopが起こる際は一度bootloaderのlock/unlockをお試しください。それで治るかもしれません。。

Yoobaoモバイルバッテリと4つ足USBチャージャー 2013年10月18日

IMG_20131019_002334

一応メインの携帯をNexus4に変更したのでGalaxy Nexusのようにバッテリ切れたら裏面パカっと開けてバッテリ交換!みたいな技が使えなくなってしまった。じゃあモバイルバッテリ買うかぁ?みたいな感じで会社近くのいつもよくいくモバイルショップへ行くと13000mAhのモバイルバッテリ(中華マイナーブランド)のもの1490THBをオススメされたが携帯電話があれだけ頑張って薄く、軽く、大画面に作ってるのに、まるでレンガみたいな重いモバイルバッテリを別にカバンに入れて持ち歩くのはアホくさく思えてもう少し小さめサイズ、7800mAhに目をつけてしばらく悩む。Yoobaoのモバイルバッテリ。タイではどこのモバイルショップでも見かけるB級モバイルアクセサリの筆頭メーカー。一昔前の長瀬愛みたいなもんか。こんなこと書いても男にしかわからないか。ああ、長瀬愛ってもう10年も前か。

IMG_20131019_002436

IMG_20131019_002412

とりあえず購入。やっぱモバイルバッテリて5000mAh〜8000mAhじゃないとちょっと重くてダメだな。しかし、YoobaoはB級メーカーといえど、コピー品が多数出回ってるらしくYoobaoのHPを見ると偽物と本物の見分け方の指南などがいろいろ載っていた。試しにチェック項目を全部調べてみたが、どれを見ても全部モノホンに当てはまるようで一応いつものモバイルショップで売ってるYoobaoはモノホンだったようであります。

ついでにちょっと便利そうなものを見つけたので追加購入。

IMG_20131019_002538
↑ AppleのACアダプタ?

IMG_20131019_002607
↑ !!

IMG_20131019_002811
↑ なんと4つ足のUSBチャージャー!いくつもACアダプタ持ち歩かなくて済むよね??

IMG_20131019_002823
↑ 2.1A出力対応。iPadも充電できるじゃん。

というわけでこれも名も無き中華メーカー。450THBなり。4つポート付いてるけど多分4つ全部いっぺんには使えないでしょう、4ポート使ったら各ポート500mAとか合計で2.1Aってことなんじゃないの?とは理系電気系専攻の学士様のお言葉。僕は文系なんで電気あまりわかりません。でもどのポートでもiPad充電できるので多分全部同じ仕様でつながってて電流はトータルで2.1Aかいっても2.5Aぐらいなんでしょうね。

知らなきゃ損するiPhone,Androidの急速充電の仕組み – 瀧(TAKI,Yasushi)/紅呪(kohju)のBlog

ちょっとこの電源の電流関連で調べていたらiPhone/Androidでちゃんと急速充電モードがあり、ACアダプタで電圧を流し、携帯側で抵抗値を変えて電流を確保する、ということでいいのかな?文系なんで理解が中途半端ですが。だとしたらどのポートが1Aとか2.1Aとか関係なくないか??やっぱどのポートでも最大電流は2.1A長瀬いや、流せますよ、っていうことじゃないか??これ、高校の頃いやいや取らされたアマチュア無線の勉強をもう一回やり直したらわかるようになるのかな??

まあ、その原理は置いておいて、とりあえずケーブルかもしくはACアダプタ側の対処で急速充電を有効化させることは可能ということですな。Androidは特に簡単でAC側USB4ピンのうち真ん中の2本をどこかで直結、ショートさせればOK。ハンダゴテ使える人ならすぐに対処できる。iPhone/iPadの場合は200Ωの抵抗を挟み込めばオーケー?これも部品だけあればすぐできるか。充電が遅いという人はケーブル改造かな。

Android 4.3 JellyBean OTA Update が Galaxy Nexus にも来た 2013年08月07日

Android 4.3 Jelly Bean

7月下旬のGoogleのプレスイベントで新型Nexus7と一緒に発表されたAndroid 4.3 Jelly Bean。8月1日だったか、2日だったかに早速僕の使ってるGalaxy NexusにもOTA(On The Air)のアップデートが来たので、現在root化すら行わず規範的な状態でAndroidの利用を行なっている僕は迷わずにそのままアップデートを適用した。

4.2 > 4.3。マイナーアップデート?とりあえずせっかくアップデートをかけたのだからいろいろ新機能があるのかと思ってみていたが、今回ほど目に見える変更点が少ないアップデートもないんじゃないか、というぐらいに変更点がわからない。

【コラム】塩田紳二のアンドロイドなう (38) Jelly Beans 4.3 | 携帯 | マイナビニュース

個人的に気づいた点としては、WiFiの位置情報取得モジュールが、WiFiがオフにされている時でも短時間だけWiFiの電波状況をスキャンして位置情報だけ取得できるようにするオプションの追加と、カメラ撮影時のオプションの操作が若干変更になったことぐらい。まあ確かにマイナーアップデートだろうから機能追加に関しては特に目立ったものはないんだろうけど、少々寂しい感じ。確かに安定して動いていて内部的にはいろんな修正があって動作の高速化とか安定化がなされているのだろうけど、そもそも4.2の時でもroot化せず、ひとつのサービスに対して複数のアプリを入れたりせず、TwitterならTwitterのクライアントアプリをひとつだけしか入れないような使い方をしてできるだけ全体の動作が重くならないようにしてきた結果、スピードに関してもほとんど文句がない状態だったために4.3にアップデートをかましても大きく速度の向上は見られなかった。。。

ま、だからアップデートを当てても当てなくても大差なかったが、せっかく出てるのなら当てておこうか、、、と言ったレベル。多分4.2でroot化してカスタマイズバリバリしてる人は躊躇するでしょうけど目に見えるアップデートの効果が見えにくいので先延ばしにしててもいいのかもしれません。。。

Galaxy Nexusの追加バッテリと充電器が届いた 2013年02月26日

AC Battery Charger for Galaxy Nexus 3

日本から友人がGalaxy Nexus用の追加のバッテリ(非純正)、さらにはバッテリのAC充電器を届けてくれた。追加のバッテリはいわゆる中華バッテリ。1900mAhで純正品よりも同サイズで若干容量が大きい。しかし、実際にはバッテリの放電も早いような気がする。。。

AC Battery Charger for Galaxy Nexus 2

AC充電器がすぐれもの。。。と思って買った。これは写真のように充電器自体にバッテリを取り付けて充電できる。デジタルカメラのバッテリとかは同じように本体からバッテリ取り外してこのように充電するタイプっすよね。更に素晴らしいのは、このAC充電器、USBの端子がついていて、そこからさらGalaxy Nexus本体を接続して本体に装着してるバッテリを充電できること。

と思ってたんだが、この充電器、USBの出力が5.2V/650mAしかない。iPhoneや他のスマートフォンの充電を行うAC充電器の出力って大体今は1.0Aなんで結構出力が弱い。これだと充電に時間がかかってしまう。アマゾンのサイトで書かれていたスペックでは800mAだったのにこれはちょっと残念だなあ。実際にこの充電器のUSBポートからGalaxy Nexusを接続して充電を行なってみるとそれほど充電に時間がかかるというほど実感はなかったたし、バッテリも充電器も690円という安値だから文句言ったりはしないけど。。。

と思ってたけど一応この商品の名前「Universal Battery Charget with USB output」でググってみると、やはりいろいろ出て来ました。そのうちのひとつが、

1.100% New Battery Charger
2. Easy to charge your battery without the phone
3. LED Charge indicator
4. Charge from a USB port or power outlet
5. Charge two batteries at the same time
6. Built-in protection circuit prevents overcharging and heats
7. CE and CCC certification
8. Do not put a Charger discarded in fire, bewaring of explosion
9. Fine workmanship, Perfect accessory for traveling
10. Do not place the charger to moisture or high temperature environment
1. Net Size: L83 x W48 x D26mm
2. Net \ Gross Weight: 47.5g \ 55g
3. USB: Voltage: 5.2v Capacity: 800mAh
4. Input: AC 100-240V 50/60Hz 0.15A
5. Output: DC 4.2V 350mA
6. Output: USB 5.2Vd.c. 800mA

Desktop Universal Battery Charger With USB Output For Samsung Galaxy Nexus Prime I9250-in Charger from Consumer Electronics on Aliexpress.com

↑ スペックから使用上の注意まで全部ごっちゃに書かれている。。。

んで、スペック見るとやっぱり800mAってなってる。僕のところに届いた商品はまた別の商品なのか?と思ってSpecが書かれているラベルをよく見てみると、ラベルの下にうっすらと別のラベルが見える。これはラベルの上にラベルを貼り重ねている。。はがしてみると、、

IMG_20130226_151536

あ、800mAだ。。。しかしなぜ650mAに訂正しないといけなかったのだろう?うーん、さすが中国製らしく謎がいっぱい。LED indicatorも、過充電を防止するProtection Circuitも、バッテリ2個同時充電もホントにちゃんと動いてるのかどうも怪しげな感じもしますが、このへんはもうちょっと使ってみないとわからないな。

さて、これで僕のGalaxy Nexusは最初からついてた純正バッテリと、スペアが2本になり、かなり余裕のある電源環境になりました。これなら1泊2日のキャンプなんかに出かけて、ずっと触っていたとしても充電せず一晩は持つんじゃないかな。

Galaxy Nexusの4.2 OTA Updateの通知がとってもうざい 2012年11月14日

先日からGalaxy NexusにもNexus7に続いてAndroid4.2 Jelly BeanのアップデートがOTA(Over The Air: 無線経由で受信)で来た。

Google直系のGalaxy Nexusということで最新OSがちゃんと配信されてくるのは嬉しいんだけど、すでに4.1.2でもroot化したCustom Romを適用してるのでそのまま適用して動くのか動かないのかもようわからんので適用できない。xdaで再度4.2のCustom Romを当てるのが一番よいはず。

んでアップデートは適用せず無視していたんですが、この通知がなんともうっとおしい。事あるごとに通知バーに通知が入り、ホーム画面でも「新しいアップデートがあります。更新しますか?」みたいな通知が。一日に数十回キャンセルを押さなければならない。他のハードウェアベンダのカスタマイズの入らないネイティブAndroidとしてとても使い勝手よくできているのがいいんだけど、時々、こういう「あれ?」というところがありますな。Androidは。

というわけでこのOTAの通知を無効にする方法をネットで確認。

[HOW TO] Disable OTA Update Notifications!!!!!!!!!!!!! – xda-developers

ここで見てみると

1. /cache/fota/にあるアップデートのファイルを消して、OTAアップデートの通知からインストールを選択してインストールを失敗させる
2. /etc/security/Otacerts.zipをotacerts.zip.bakにリネームして無効化
3. /system/app/にあるFotaClient.apkとFWUpgrade.apkをそれぞれ*.bakをつけて無効化
4. 再起動

という手順になっているが、ファイラーでGalaxy Nexusの当該ディレクトリを見てみるとotacerts.zip以外のファイルがない。。。そして

How to get rid of the OTA notice? – Android Forums

こちらのほうを見てみるとOTAの通知をブロックするにはotacerts.zipをリネームして無効化するだけで大丈夫ってなことを書いているので、リネームだけならまた元へ戻せるしやってみようかという結論になりました。ちなみに以下のやり方で僕の場合うまくいきましたがやって何か問題出ても@your own riskということでお願いします。特にシステム領域のファイル構成の変更作業になるので間違ったことするとOSが立ち上がらないなどの問題が発生する可能性も高いので注意してくださーい。

/etc/securityの配下はシステム領域でRead Onlyでマウントされているためそのままでは変更が効きません。root権限でもってボリュームをRead/Writeで再マウントしてから変更かける必要があります。PCにつないでadb shellでやってもいいんだけど、システムはroot化してるし、rootのファイラーアプリも入れてるので手軽にファイラーからリネームします。僕の場合「ESファイルエクスプローラ」で実行しました。

1. ESファイルエクスプローラを立ち上げる
2. 「設定」から「ルートオプション」を選択
3. 「ルートエクスプローラ」にチェックを入れSUやSuperUserなどのアプリの「権限を許可しますか?」のダイアログが出てくるので「許可」をクリック。
4. 「ファイルシステムをマウ… (/、/systemを書き込みでマウントする)にチェックを入れる。
5. 設定画面から抜けて、/etc/securityのディレクトリへ。otacerts.zipファイルの項目を長押しして出てくるメニューから「名前を変更する」。
6. otacerts.zipからotacerts.zip.bakに変更してOKをクリック。
7. 再起動。

これで僕の場合はOTAアップデート通知は来なくなりました。後は頃合いを見てCustom Romの4.2を入れるかな。。。