はんだ付けはブラインドタッチ? 2017年02月15日

Soldering

バンモープラザあたりには路上で机を置いてなんだかわけのわからんポンコツ電化製品の修理をしている修理屋が居てたりします。

家電製品の修理なんかを行う技術者の基本中の基本のスキルははんだ付けですな。ITで言うと初歩の初歩でブラインドタッチぐらいでしょうか。

90年代の終わりぐらいから2000年代、2010年代と時代の花形的なITのお仕事でありますが、そのひとつ手前の80年代ぐらいの家電全盛時代はこういう電気系のスキルが花形だったのかなあと思ったりしています。

今から考えると電話の技師とかも70年代、80年代なら花形だろうけど、それ以降は携帯電話、インターネットと、人々の通信手段のメインがバンバン切り替わっていったから今は仕事が全然多くはないだろう。。。

しかし10年ぐらいでホントに世の中の技術が様変わりしますな。ユーザーとしては目新しくて楽しいけど、これらで飯を食ってる人間はその変化の速さに愕然とします。人生80年と考えて、ちゃんと死ぬまで自分はアップデートして生きていけるんだろうか??非常に不安になりますなw。

中華版ニンテンドークラシックミニ 2017年02月13日

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バンコクのチャイナタウン、サパーンレックのMEGA PLAZAを歩いていたらひときわ輝くおもちゃを発見!なんとあのニンテンドークラシックミニ、別名ファミコンミニ。


↑ 普段ゲームにはあまり興味のない自分も、この動画でファミコンミニの発売を知っていたわけです。

しかも本物じゃなくて中華コピー版。本物はゲームソフト30タイトルが本体のメモリの中に収録されているようですが、こちらの中華版はなんと400タイトル!ゲーム一本分のデータ容量はJPG写真一枚分ぐらいしかないので400タイトルだって入れてしまうのは技術的にはなんの問題もないですわな。日本の場合は収録に際してライセンス料もあるだろうから価格とのバランスを考えて30タイトルなんだろうけど、中華版はそもそもブートレッグだ、そんなのおかまいなしで400タイトルどどーん!!と入れてまえってな感じでしょう。

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で購入当時は400タイトルの中身はまったくわからずに購入。ショップに印刷されたゲームタイトルリストが置いてあったが400タイトルに目を通すのが面倒でまさに衝動買い。絶対無駄遣いだわこれ。てか自分は普通にPCのNESエミュレーターと20年ぐらい前にどっかからDLしたNESのゲーム400本だか500本だかのzipファイルを持ってるので正直言ってあまり買う意味ないのですが。。。

CoolBoy 400-in-1 Real Game | BootlegGames Wiki | Fandom powered by Wikia
↑ ちなみにこれと収録ゲームは一緒でした。

ま、せっかくだから開封写真をいくつか。。。

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こちら箱開けた一発目。コントローラーと本体とUSBのケーブル。電源はUSBの5V1.0A給電。スマホの充電器でいけます。

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これ、カセットの取り出しボタン、逆に付いてるよね??本物を触ったことのない世代ならわからんかもしれないが、1983年の発売当初からうちの親父が買ってきて(四角ボタンファミコン)遊んでいた自分はちゃんとわかります。

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↑ 本体とスケール感が合わない、異常に長いコントローラのケーブル。

1コン、2コン。どちらにもセレクトボタンとスタートボタンが。。。2コンにマイクも付いていません。このへんは中華コピーの適当なところか。このコントローラの十字キーとABボタン、なんかぐにゃぐにゃと押し込んでも柔らかく、作りが悪い印象。。。そして接続はシリアル9ピンみたいな形状のコネクタ。接続口は本体前面についている。ファミコンのコントローラのケーブルって本体背面じゃなかったっけ???

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本物ファミコンミニはテレビへHDMI接続だったと思うけど、中華コピーはいつの時代かとため息の出るRCA端子。久しぶりに見ましたよこの赤白黄のケーブル。

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電源オン。当然ながらゲーム選択画面が現れる。思ったよりまともなデザインの選択画面で残念。


↑ ファミコンに漢字でこのタイトルはないよなーと思わせる画面デザイン。

「400 games in 1 nes」などのキーワードで検索するとこんな画面が出てくるので、密かにこんな趣味の悪い選択画面を期待していたのだけど。。。

とりあえずスーパーマリオやバルーンファイト、アイスクライマーなど遊んでみての感想。「コントローラの作り悪すぎ。。。」思うように操作出来ません。。。ゲームでゲームパッドの作りが悪いのは致命的だ。。。とりあえず30分程度遊んだ後停止。キーがぐにゃぐにゃしてるので結構押し込まないと反応せず30分遊んだだけで指先がジンジン痛かった。。。安いPCゲーム用のUSBゲームパッドを改造して接続出来るようにならないかな。。。検討中。

とりあえず、レガシーなゲームを遊べて楽しかったです。ハイドライド・スペシャルがあって非常に懐かしかった。ゼルダや村雨城、メトロイドなどのディスクシステムのゲームが入ってなくて残念。そんな感じです。

バンコクは中華街のサパーンレックで990バーツ。

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中国のオンラインショップでドローン購入、タイの通関でストップ 2017年02月01日

A package from Bang good.

ドローン好きの人間では有名な中国の通販サイトBang good で家での練習用にEachineというメーカーのQX95というマシンを購入。モーター軸間距離で95mmでブラシモーター搭載といういわゆるマイクロクアッドというおもちゃみたいなドローンだけど、軸間250mmのスピードレーサードローンと同じソフトウェア(フライトコントローラ)が搭載されてるし、操作や設定はフルサイズと全く同じことが出来る立派なドローン。

都会に住む人間はドローンを飛ばすための物理的な場所がほとんどないのでこういうマイクロ機で自宅や駐車場などでガンガン練習するのがいいかと思い購入したんですが。。

Bang goodの発送元広州や香港の空港出るまでは良かったがタイの通関に入ったところでいきなりステータスがuncontrollable clearance delayとなり進まなくなった。uncontrollableとはなんぞやと思って配送しているDHLに問い合わせてみたら帰ってきた返答は「ドローンですよね?プロポも、バッテリーも込みのやつ?これ、タイに輸入するにはライセンス(Import Licenseと言っていた)が必要ですよ。ライセンスないと通関できません。発送元に返送するか、税関で廃棄という処理のどちらかになります」とのこと。えー!関税がかかるどころか個人の遊びで輸入するものでもライセンスが必要ってか??電話で色々押し問答したがやはりライセンスは必要なようで早々に諦めました。

しょうがないので発送元への返送依頼をかけて、Bang goodにはダメ元でRefund依頼をしてみたところ送料は帰ってこないが品物の購入金額はRefund対応してくれることになりました。なかなか素晴らしい対応だBang good。タイの輸入規制なんて購入者の責任で確認しておいてくださいね、と言い切れば今回の件はこちらの確認漏れで費用のRefundも強くは言えない立場でありましたがBang goodはなかなか良心的だ。。

しかしタイにいる皆さんはBang goodやAli Express、またはeBayなどでドローンの購入は辞めた方がいいかもしれません。

ただ、完成品と半完成品や部品で通関での扱いが大きく変わる車などと同じくドローンもパーツだけならば全く問題なく海外から購入できるはずです。

今まで基板やブザー、バッテリーをつなぐコネクタ部分だけとか、fpvゴーグルなんかもストップもかからず、関税もかからず問題なくうちまで届いております。

なので輸入が怪しそうなものは国内から買えるLazadaやラジコンショップ等のタイ国内の実店舗から購入してパーツ単位で海外からモノを買うのが良さそうです。

うーん、いろいろと難しい。。

Eachine Tiny QX95 95mm Micro FPV LED Racing Quadcopter with i6 Transmitter RTF Sale – Banggood.com
↑ 完成品機体とプロポのセットであるRTF版は海外の購入からは問題有り。

HAKKOのセラミックヒーターはんだごてを入手 2017年01月25日

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現在自作ドローンのほうに行っております。スピードレーサードローンを自作するには各モジュールのハンダ付けが必須の作業になってきます。さっそく昔買って放置されていた中華製のはんだごてを引っ張り出してきて使っておりました。

しかし、行く先行く先どこでも「はんだごていいのを使ったほうがいいよ」と言われる。ラジコンショップでもやっぱりそう言われた。なので再度前回書いたバンモープラザ周辺に出向いてはんだごて購入。それが上の日本製HAKKOのセラミックヒーター式はんだごてです。まさに昭和時代の電子部品商店というようなお店で600バーツで購入。

さらにはフラックスやはんだごてのクリーナー、ハンダ吸い取り線、はんだ付けする基盤などを固定するクリッパーなど一式揃えてしまった。

とりあえず自作ドローンは完成しましたが、墜落などして壊れた際にまたはんだ付けは必要になるのでこれぐらい揃えておいても問題はないのかと思います。

どうでもいいですが、昭和時代の電子部品商店というのが以下です。

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いやー、ホントたまらない。こういう光景みるとなぜかキュンとしてきます。

店内のショーケースにはなぜかツマミのサンプルがぎっしり。

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明らかに今の時代の色じゃないよね。。。

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昭和の秋葉原が残るバンモープラザ 2017年01月23日

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ちょっとした電気系工作の道具を買いにバンコクの中華街の奥にあるバンモープラザへ。

自分の家は観光客向けのバンコクマップでもタイ人の利用するバンコクマップでも大体省かれてしまう辺境(とは言い過ぎか?)エリアであります。バイクで以下のコースでバンモープラザまで向かいます。

サートゥ・プラディット通り

チャン通り

チャルンクルン通り

ヤワラート通り

The Old Siam

バンモープラザ

すべての通りがそれこそ「The Old Siam」。古き良き(良くはないか。。)バンコク中華通りを抜けてめざすはバンモープラザ。バンモープラザ周辺は10年前にバックパッカー時代にタイ人の友達に連れて行かれた時以来だからもう10年も行っていない。

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で、実際行ってみると10年前と景色がまったく変わっていませんでした。景気がいいのか悪いのかイマイチよくわからないが数ヶ月単位での変化が激しいバンコクでこれだけうさんくさいマーケットスタイルを残しているのもすごい。とはいえ、改めて80年台にはここもバンコクで最先端の場所だったのかもと感じる。

80年台なら家電全盛で、その修理や改造を行えるエンジニアは花形。90年台なら携帯電話でしょうか。2000年台ならパソコン、2010年台は間違いなくスマホですわな。都度最先端で需要のある技術分野は移り変わってるんですな。とはいえ、中古品があまり値落ちしないタイだからか、今でもそれなりにこういった電気部品のマーケットは修理・改造の際に重宝するのか人がひしめいていました。

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買い物をして、ちょっと歩いてとなりのインド人街パフラットに入り、シク教寺院の周りのインド料理屋でドーサを昼飯に食って帰ってきました。

必要なものも揃ったし、久しぶりのOld Siamを満喫出来て満足です。