懐かしの「我が妻との闘争」 2015年07月31日
AmazonのKindleで懐かしのタイトルが並んでいた。
もう10年以上昔に初めてのMacとしてiBook G4のマシンを買ったそれからしばらくMacPeopleというMac専門誌を読んでいた。その巻末に連載されていたコーナーで姫路在住のサラリーマンのおっちゃんが嫁に趣味のHP作成、Macいじりを散々揶揄されながらも続ける悲哀のストーリー。
これがまたキツい奥さんであります。多少というかかなりデフォルメされてるんでしょうけど、奥さんがもう「河内のおっさんの唄」よろしく超河内弁のワレワレでスキなく作者を突っ込んでくる
「新しいソフトが2万円やて?うちの家計のどこからそんな金出てくんねん?寝言は寝てから言わんかいワレ」
てな具合である。
今回我妻の第一巻を読んで初めてわかったが、結婚当初にかなり奥さんをだまくらかしてパソコンやインターネットの機器に金を使い込み、奥さんが愛想をつかしている状態らしい。冷蔵庫に張り紙がはられ、そこに作者の一家の五箇条が書かれていて「マックいじりは1日2時間まで」とか約束事を決められたらしい。
まあ、風俗やお姉ちゃん遊び、パチンコその他のギャンブルに手をだすよりかはよっぽどかわいい出費だとは思うんだけどごくごく普通の日々を生きるおばちゃんにはわけのわからん男の道楽に見えるんだろう。(連載当時は2000年ぐらいでスマホは言うにおよばずGoogleの登場以前のホントの旧インターネット時代のお話)
今のスマホ台頭した時代からインターネットに触れたという若い世代の人などには非常にオススメでインターネットをパソコンだけで使ってた時代はこんな感じだったんだよと示せるいい事例。加えて「昔はパソコンも高かったんだよ」と。なんせ話はMacOS8時代から始まってますから。今から考えるとあの頃は周辺機器も高かった。大学生時代、CD-Rドライブを買うのに金貯めるのが大変だったもん。