香港Boom証券のサイン証明、海外在住ならNotary Publicに問い合わせればいいのか? 2013年05月04日

Marriage for Alien - ready in 20 minutes!
“Marriage for Alien – ready in 20 minutes!” photo by antwerpenR

Notary Publicって言葉をご存知でしょうか。英語で公証人という意味で、契約書の締結の際に当事者のサインの正当性(サインした人物が契約者本人であること、本人の自由意志でサインしていること)を証明する役割の人ですな。

アメリカの公証人

アメリカにはノータリー・パブリック (Notary Public)と呼ばれる公証人がいる。 契約書などにサインをする場合に身分証明書の確認を行いサインした人物が契約者本人であること、強制されない自由意志による物であることを公平中立な第三者として確認する役目を担う。不動産の契約などでは公証人の立会いを要求するのが通例となっている。
公証人 – Wikipediaより

日本にも公証人という仕事はあるけど、どちらかというと公的文書の作成とか、文書の法的正当性の認証がメインの業務のようでアメリカのように「サインの証明」という仕事とはちょっと異なるよう。日本には「印鑑証明」というものがあって商習慣にサインが浸透していないせいかもしれない。

なぜこんなことを調べているかというと、去年せっかく苦労して解説したアメリカの証券会社FIRSTRADEから突然のメールでThai Residentsにサービスの提供を打ち切るという通知が届いたのですべて持ってる株を手仕舞いして預金も全部引き上げた(その後なぜかアカウントはまだ残ったまま。どうなってんだ??)。

でもインド株関連のETFとかアメリカの特定銘柄株とかやっぱり買いたいものがあるので今度は香港にある商品の取り扱い数が半端ないぐらい多いBoom証券のアカウントを解説しようと考えていた。

この証券会社はインターネット+郵送で口座開設が可能となっているが、ちょっとややこしいサイン認証という手続きがあってこれが日本語で明確に解説されているサイトなどもなくちょっとしたハードルになっているが、なんとかならんもんかといろいろ考えていた。

An acceptable witness can be a BOOM employee, a Notary Public, an officer from embassy, or a financial / legal professional (such as Bank Manager, Certified Public Accountant, Practicing Lawyer, Chartered Secretary, etc.).

サイン証明の証人として受け入れられるのは、Boom証券の従業員か(だから店頭では別途証明は要らない)、Notary Public(公証人、これをちゃんと辞書引いて調べてなかった。。)、大使館のオフィサー、経済・法律の専門家(銀行のマネージャーetc)などなど。

知ってる英単語のEmbassy OfficerとかBank Managerとかこの辺に気がいっててNotary Publicをちゃんと調べてなかった。日本ではサイン証明なんかすることもないし、まさにサインの証明をするための公証人という職業がちゃんとあるというのをわかってなかった。単純にここに頼めばいい、ということですな。

ということは海外でもGoogleでNotary Publicで検索かけてそこに出てくる事務所で証明をしてもらえば終わりということでしょう。とりあえず今日職場近くのタイ人のやってるNotary PublicにAppointmentのメールを入れて返事待ち。やってもらうことは、

「Application Form」に自分のサインと、Notary Publicのサインをしてもらう。

「Photocopy of Passport」、パスポートのコピーにNotary Publicからサインしてもらうことと、“Certified True Copy”のステートメントを記載してもらうこと。

この2つ。これを水道や電気の請求書などの公共機関の郵便物のコピーを住所証明として送れば問題ないはず。多分。。。

今週はこれをかっちりと終わらせてBoom証券までエアメールで送付する、これが宿題です。。。

運動のログ、食事のログ、お金のログ、そして次に睡眠のログを取る Jawbone UP 2013年05月03日

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ま、タイトル通りなんですけどそもそもは去年開始したダイエットがすべての起点でありまして、ライフログというような観点よりもデータマイニングといいますか、自分自身の行動のログをできるだけ精密に取得してそれを解析して見てみる、というのが結構楽しいということがよくわかりました。最初は食事のカロリー量と体重の2つだけだったんですが、現在は下記のようなログ取得をしております。

運動のログ:
RunningはNike+Runningを使って、GPSでランニングの軌跡をしっかり取りながら消費カロリーなども取れております。確かにGPS使えば簡単にかなり精度の高い記録ができますな。

食事のログ:
これはお手製でつい最近までスマートフォンでテキストファイルに食事の履歴をマニュアル記録、Dropboxで複数デバイス間も同期、みたいなことしてたが、ひとつ階段あがって食事ログもEvernoteの中に入ることとなりました。とはいえ、やってることは一緒でテキスト編集。これの1日の締めの処理が結構面倒だったりする。

お金のログ:
これもつけはじめては挫折し、というのを繰り返してるが、基本的にiPhoneでiComptaという資産管理アプリを使って、複数銀行口座の残高管理、保有証券の管理、クレジットカードなどの借金の管理、当然現金の出入りをアプリ上で管理している。毎日の消費のログはどうしても品名、金額に関してはて入力になる。なのでこれもめんどくさい。でも可能な限りお金の動きは正確に管理したいと思うのだ。

というような感じでまだまだ完璧には程遠いがやっぱりデータが少しでも集まってくるといろんな発見がすぐに見つかりだして面白い。それ以降の生活に反映させながらまたデータを見る、というPDCAが自分一人だけの話なので簡単にできるのです。

そしてそして今までできなかった睡眠のログ取り。これと特に運動時でない仕事中や家でゴロゴロしてる際の消費カロリーのログ、このへんを見たくてついつい、UP by Jawboneを買ってしまった。Siam Paragon 3FのDotLifeというちょい小洒落系のガジェットショップで4,990THB。これ、USでは129USD、日本でも13,800JPYとそれほど価格に大差がないので買ってしまった。ちなみにタイのバンコクでKindle Paperwhiteとか買おうと思うと、7,990THBもするんでっせ。日本では7,980JPY。ほぼ為替レートと同じだけの倍率の価格となっております。しかも未だにタイではAmazonはない状態でこんな値段で売ってどうするんだと思うんだが。。。

とりあえず今日買ったばっかなのでまだまだ実際にどんな感じでログが採れるのかようわかりませんが、毎日24時間常に装着して経過を見てみたいと思います。

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↑ ちなみに購入物は店頭で既に一度開封されていたもの。ま、わかってて買ったんだが、タイ(中国とか他の国でも一緒だけど)って店頭商品を開けて客に現物見せたりするのでこういうええ値段する商品でも箱が開いてたりするのを平然と売ってる。壊れてることはほとんどないけどちょっと損した気分になる。。。

iPadのマルチタッチジェスチャーが強力 2013年05月02日

iPadにもMacBookAirやMacBookProにあるようなマルチタッチジェスチャーの機能があった!てかいろいろ他のブログなどを検索してみてわかったけど、結構前からある機能なのね。今の今までずーっとホームボタン2度押しアプリ切り替えやAssistive Touchを使っていたが、特にAssistive Touchでアプリ切り替えする際にはホームボタン・アイコンをダブルタップしてアプリの並ぶバーを表示させた後、アプリをタップしてもAssitive Touchのアイコンが最小化するアニメーションが先に入って切り替えに時間がかかっていたのだ。

iOS 5の便利機能「Assistive Touch」でホームボタン酷使させないようにする方法 | NANOKAMO BLOG

後はこういうBluetoothキーボードってホームボタン代わりになるボタンがついていてこれで高速にアプリ切り替えができるとか。結構いいなあと思っていた。

ところがこのマルチタッチジェスチャーなら4本指で画面を左右にスワイプするだけでアプリの切り替えができるので忙しく参照ドキュメントと更新ドキュメントを行ったり来たりして見比べないといけない場合でも断然早い。これはめちゃ使える!てかホント今さらって話なんでしょうけど。

しかし、うちの会社の日本人orタイ人同僚がこの機能使ってるところ、見たことないんだよなあ。だからってわけではないが僕がこの機能を知るに至ったのもめちゃ時間かかってたわけで、意外と人に知られていない大事な機能なんじゃないかと思ったりしてます。

よくよく考えればMacBookAirなどのタッチパッドで実現してる機能だからiPadでも当然実装されててもおかしくはない機能ですわな。とりあえず現状のiOS6を積んでるiPad2/3/4, iPad miniであれば標準でオンになっているはずなのでいっぺん確認してみてください。。。

booq The New Folio iPadケース 2013年05月01日

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iPadのケースを買った。iPad4を買った時から「やっぱAppleオリジナルのデザインが一番映えるでしょう」ということでSmart Coverを使っていたが、アルミ筐体のiPad、角をぶつけるとガラスを割ってしまい安いのとデザインはいいけど薄くてアルミのすべすべが持ち運ぶ時、どうにもグリップ感が悪くてサードパーティのケースを買うかどうか迷っていた。

そんな中、ちょい小洒落系のガジェットショップ、.Life(DotLife)というお店でbooqというメーカーのiPadケースがエラい安い値段で売られているのを見つけたのでとりあえず買ってみた。上の写真のケースで590THB。さらに会計時になんか20%引きのプロモーションをやっていると言われて、最終的にお値段は472THB。iPadケースの中ではかなり安いほう。

iPad folio for work and play The New Folio by booq

ケース自体は機能もシンプル。麻のファブリックを表面に貼り付けたiPadケースでこのザラザラした感触がドライな感じで気持ちいい。しかし、実際に使ってみるとiPadってケース付けたほうが使いやすいね。ケース付けると分厚くなるけど、そのおかげで持ち運び時に手にちょうどいいサイズで握れるのでグリップ感があり、落とす不安がだいぶ解消される。そして足の腿の上でタイピングなどをしてる時も、麻の地のケースだけに摩擦力があるからアルミ背面の時のようにするっとすべって落ちてしまうという不安もない。さらに多少ケースの厚さで液晶画面が数ミリだが持ち上がることでタイピングもより手が疲れにくいフォームで使えてより扱いやすい。アップル純正が一番最適化されてて使いやすいんだろうと思ってたけど、以外とそうでもないのね。

とりあえず安くて手触りもよく、安心して使えるのでしばらくは重宝しそうです。

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↑ ちなみにiPadケースは麻地、下の布はタイシルクです。

booq Folio,blue-storm [FLI-BLS]
booq Folio,blue-storm [FLI-BLS]

posted with amazlet at 13.05.01
Booq (2012-12-26)

↑ このタイプも.Life(DotLife)で売っていた。よりお安くて390THBだったかな。

オフィスビルで迷って。。 2013年04月30日

Welcome to the Jungle

今週、日本人の同僚と話をしていて気づいたこと。

仕事で初めてオフィスを訪問するお客さんがあったとする。目的のオフィスビルに到着して、Gフロアのエレベーター前に到着して

「あれ?お客さんのオフィスって何階だっけ?」

ってな事はよくあることで、単純にカバンから名刺をひっぱり出せば済む話なんだけど、片手にカバン、片手に会社紹介の資料なんかを持っててちょっとゴソゴソと資料引っ張りだすのが面倒な時もままあります。

そういう時に、そこらを掃除してるおばちゃんや通りかかった警備員に「*ABC*って会社何階?」と聞くんだが、これがちゃんと合っていた試しがない。

うーんと唸って他の従業員と話し合ったりして「それは**階」と教えてくれるんだが、ほぼ100%に近く間違っているんだわ。そして結局一階まで戻って受付でたずねたり、名刺引っ張り出して確認したりという手順になる。

なんでここまでちゃんと答えられる人が居ないんだろうねと言う話をしてたが、結局仕事が完全に機能割りでその人に割り当てられてる仕事は掃除のみという事で雇用主も雇用される側もそもそもそれ以上を求めていないし、給料もそこを盛り込んで安い。日本みたいに一従業員が会社全体の協調を意識して自律的に稼働する要件が社会一般として求められていないということなんでしょう。

それで社会全体が不便じゃないのかという質問もあるだろうけど最終的に現状の労働スタイルで落ち着いているということは雇用する側も安い方がいい、消費者側も高いよりも多少不便なサービスで安い方がいい、という結論で市場の選択の結果最終的に現状に落ち着いて居るんだろう。会社全体や機能単位での従業員をまとめて協調をコントロールするのはマネージャの仕事と、改めてこういう社会だとマネージャという立場の重要性がよくわかる。

日本のサービスに慣れた人間で日本に近いレベルのサービスを求めるならもう少し自律的に動ける従業員を採用しているお店や会社に行かないと行けないからもう少し出費は免れないだろうし(ただ上記のような顧客のオフィスの入居するビルのサービスがどうのこうのという時はどうしようもないが)、コストと機能のバランスで個人個人なりの最適解を探すことになりますな。

ま、これは別に日本人だからどうのこうのということではなく、自分にあったサービスを自分にあったコストで探すとことだからタイの社会の中でタイ人も無意識にやっていることでしょうな。

あともうひとつ、どうも個人的に感じるのは人に尋ねられた時に物事を正確に答えることを優先事項とするか、まず物事の正確さは置いておいて相手に何か声をかけてあげる、コミュニケーションを発生させることを第一と考えるか、というようなところが関係してるんじゃないだろうか?

だから、とりあえず答える。事の確かさは言い方悪いが二の次。「誰も確かな事は分からないからあまり信用されても困るけどとりあえずあなたに協力しますよ」という意識じゃないかなー。

こういう事を営業同行するたびに考えるタイの生活。最近はもらった名刺は大概スマートフォンのカメラで写真撮ってEvernoteに放り込んでるから検索してすぐに名刺出てくるので、段々こういう会話も少なくはなってきています。。