Ankiで使うタイ文字暗記用データ 2013年02月12日

One of my Learning Spots
“One of my Learning Spots” photo by Kent Manning

昨日のAnkiでの単語学習の記事に続いて、自分で作ったタイ文字学習用のデータを上げておきます。一応他のツールを使ってる人でも加工して使えるようにテキストデータのファイルとanki用の単語帳パッケージファイルの両方を上げておきます。

http://www.yamagiwa2000.com/blog/wp-content/uploads/2013/02/ThaiAnki.zip

ThaiAnki.zip > 以下のファイルをまとめたzip圧縮ファイル

  • ThaiC20130212.apkg > Anki用タイ文字子音ファイル
  • ThaiNum20130212.apkg > Anki用タイ文字数字ファイル
  • ThaiO20130212.apkg > Anki用タイ文字記号ファイル
  • ThaiV20130212.apkg > Anki用タイ文字母音ファイル
  • ThaiC20130212.txt > タイ文字子音テキストファイル
  • ThaiNum20130212.txt > タイ文字数字テキストファイル
  • ThaiO20130212.txt > タイ文字記号テキストファイル
  • ThaiV20130212.txt > タイ文字母音テキストファイル

(テキストファイルはすべてTab Separated Text)

Anki日本語マニュアル Wiki*見ても暗記用のデータファイルを作成するところからして勉強なのだと書いてあって、まず自分で覚える必要のある事項を理解してどういう問いに対してどういう答えを覚えないといけないかという点を理解した上で自分で暗記用データを作成するように言っている。決め台詞は「理解していないものを 暗記してはいけない」。まさにおっしゃるとおりではありますが、とはいえテキストエディタでちまちまとデータファイルを作成するのがめんどくさい時もある。自分は我慢して作成しましたが。なのでとりあえずデータファイルを置いておきます。自由にDLしてお使いください。

でもなんかまだankiがうまく使いこなせてなく、上記ファイルのインポート時にエラーが出たりしてうまく行かない時もある。。やっぱりちょっと扱いが難しソフトかもしれないな。そういう場合はテキストファイルからデータを読み込んでもらうようにお願い致します。

用意したのはうろ覚えのタイ文字をちゃんと暗記できるようにするための、タイ数字、タイ文字子音、タイ文字母音、タイ文字記号のデータです。暗記項目が100個もないため、このデータでAnki使ってとりあえず毎日やれば1週間で全部きっちり覚えられるかと思います。

現在は自分が買ったタイ語の単語帳を自分用にAnki用のファイルに書き出し中。毎日何十個づつかでやっていってるのでこれはとても時間がかかりそう。。。

Ankiを使ったタイ文字の学習 2013年02月11日

Muji Flashcard Book
“Muji Flashcard Book” photo by Jack Hoge
↑ そうそう、MUJI(無印良品)に行けば単語帳売ってるんよね。

僕は6年タイに住んでおりますが、実に危ういタイ語しかしゃべれないのであります。仕事では英語併用で意思疎通は問題なくできてるのでまあいいやと思いつつ、心の片隅には「6年居たらせめて普通にしゃべれてもええはずやのに。。」という気持ちもございます。

というわけでとりあえず簡単に語学力を伸ばす方法がないかと考えてましたが結局語学力の基礎は語彙力だろうと思い、まず日常会話、ビジネスに必要なタイ語の語彙力を得て、その後、もしくはそれと並行して会話やら文法で正しい活用法を覚えていくのが金もあまりかからず手軽かなと。

しかししかし、この年になって高校生の頃のように単語帳を作るのもなんかなあと思ってた矢先、Android端末にはその名もズバリ、Ankiという単語帳を模した暗記ツールがある。というかそもそもはAnkiというWin/Mac/Linuxのそれぞれに対応した暗記学習用単語帳アプリ。ちょっと構造がややこしく、ノートタイプ単語帳カードの意味を理解するまで扱いが難しいが、その辺がおぼろげながらでも理解できると自分で単語帳を作って学習していける。そしてこのご時世ですのでAndroidやiOS版のAnkiもリリースされております。Android版はフリー、iOS版は17.50USD。。。こういうアプリがあると嬉しいのは僕みたいに今さら単語帳手繰るのはなあと思ってる人間でもスマートフォン片手に単語帳で勉強してても傍目には何してるかわからんところがいい。電子書籍でアメリカの暇な主婦がエロいロマンス系の本を読む時でもKindleなら他人にわからんもんねーっていうのと一緒である。デジタル万歳。

Anki – friendly, intelligent flashcards
↑ なんか英語では暗記用単語帳はFlash Cardというみたい。

Remember these?
“Remember these?” photo by HeatherMG
↑ どうも日本みたいにリングで綴じたりせず、名刺大のカードをそのまま使うみたいね。

Anki日本語マニュアル Wiki*
↑ 最初にこれをざっとひと通り目を通したほうが速いかもしれない。

これでとりあえずええかげんなりにも大体読めていたタイ文字もきっちり覚え直すこと、手持ちのタイ語の単語帳の語彙を自分でAnkiの単語帳データにしてゆっくりと覚えていく。これで今年前半半年でどれぐらい効果があがってるかですな。レコーディングダイエットと同じく、学習内容、不満点などを毎日メモしていけばある程度時間はかかっても絶対に効果は出てくるはず。

上記のようにこの歳で紙の単語帳手繰って暗記するのもなあ、、、と思っていたがこのAnkiでやってみるとやっぱ覚えは早い。やっぱ暗記を馬鹿にしてたらダメですな。地道に語彙力を増やす努力をこの半年頑張るつもりです。。

Twitterのサイバー攻撃を受けた件にてパスワード管理を再考 2013年02月02日

Interesting approach to computer security
“Interesting approach to computer security” photo by formalfallacy @ Dublin (Victor)

2月2日の土曜日、朝飯を食った後だろうか、携帯でメールを見てみるとTwitter社からメールが届いていた。内容は、

Twitter believes that your account may have been compromised by a website or service not associated with Twitter. We’ve reset your password to prevent others from accessing your account.

ん?ハッキングすか?このメール自体がフィッシングで釣りなんじゃなかろうかと思いつつPCや携帯でTwitterを触ってみるとパスワードなんか変更しなくても新しいTweetが取ってこれる状態。メールで”We’ve reset your password”と現在完了形で書いてあるのにまだ全然パスワード有効なんすけど。。。

そんなことをやってるうちに友人が「ニュースか何かでTwitterがハッキングにあったっぽいて言ってましたよ」と教えられる。ニュースサイトなどを覗くとホントにそんな記事が載っている。

緊急速報: Twitterのパスワードを今すぐ変えなさい

しかし、僕のアカウント、Twitter社からメールは来てるもののパスワードはResetされておらずホントに要パスワード変更のアカウントなのかどうかもよくわからず。しかし僕のTwitterアカウントは乗っ取られても大した問題ではないが、問題は同じパスワードを僕が他のサイトでも使っていること。もしホントにTwitterで設定しているパスワードが流出してた場合、TwitterのProfileから僕のブログは特定可能で、そしてブログを読んでいくと、どこそこの銀行のネットバンクは使いにくいだの、セキュリティ的にどうかと思うだのといろいろ書いているのを見つけたら、まずそのネットバンキングのアカウントは持ってるはずなので同じIDとパスワードセットでログインが可能かどうかを試すはずだ。てか僕が悪意を持ってハッキングするならそうする。人は得てして同じパスワードを使いまわしたがるから、そのような情報から銀行や証券会社のログインを片っ端から試されて、ログインできてしまうサイトがあるかもしれない。

というわけで午後からは歯医者に行かなければいけないのでとりあえず侵入されるとイタイ被害の出る銀行や証券会社系のサイトのパスワードをテンポラリのものにすべて変更。これでとりあえずTwitterで登録してるパスワードで侵入されることはないだろう。facebookとかは最悪乗っ取られてもまあ大した被害ではないのだ。

そして歯医者で歯石除去を終えて帰ってきたらTwitterのユーザアカウントに入れなくなっていた。やっとパスワードリセットされたか。

散々歯医者に行ってる間にも考えてたが、やはりWebサービスなどのパスワードはそれぞれ全部違うパスワードを適用すべきだという結論に至った。「そんな大げさな」という人も居るかもしれないが、実際に僕は仕事で客先のサーバに外部からパスワード認証を正規に通って入ってくる不審な通信をリアルタイムに何回も見てたりするし、まさかこんな個人のパソコンや有名人でもない個人のパスワードを狙いに来るはずはないと思っていたって”第三者中継が許可されたままのメールサーバ(外部から接続して外部のサイトへメール送信が可能になっているサーバ。通常は外部>内部、内部>外部のメールしか受け付けないように設定する)”然りで、スパマーやハッカーはしらみつぶしにオンラインになってるサーバやサービスを辞書ツールなどを使って入れるサーバがないか必ずやってくるものだと思っている。だから今回Twitterの件では同じパスワードをいろんなサイトに設定してるリスクと、漏洩発覚後の後処理がTwitterのサイト以外でも数多くのサイトでパスワード変更を必要となることを考えるとこれはサイトごとに固有のパスワードを適用するほうがメリットがあると考えた。

そしてパスワードは英小文字、英大文字、数字、記号を混ぜてデフォルトの桁数を自分の中で定義。サイトによってはパスワードの桁数がもっと短く制限されてたり、記号が使えないなどあるが、デフォルトはこのような形でツールを使って意味を持たないランダムなパスワードを作成する。前回は英小文字、英大文字、数字、記号を含んだパスワードだったが、なんとか自分で語呂合わせで覚えられるものを使っていた。それを複数覚えるのはめんどくさくて同じパスワードを他でも使ってたわけだ。今回は覚えるのが困難なランダム、それで個別パスワード。だからそもそも覚えることはしょっぱなから諦める。

そしてこのパスワードルールの運用に関してはツールが必須だと思い。LastPassを使ってみることに。有料だけど年間で12USDと安いし、思ったものと違うなら次に更新しなければ良いだけのこと。とりあえずこのLastPassがブラウザなどで入力補佐機能が豊富のようだ。ただ、スマートフォンやタブレットでは基本アプリをインストールして初起動した際にIDとパスワード入れたら後はほとんど入力することはなくなる。そしてPCでもほとんどの場合ブラウザでパスワードの記憶ができるのでもしかしたらパスワードの入力補佐機能というのはあまり重要でないかもしれない。その辺はしばらく使ってみて実際どんな感じなのかを見て行きたい。

これで銀行、証券会社、SNS系、ブログやホスティング系のパスワードをガーッと全部変更をかけた。とりあえずこれで一安心でしょう。ただ一点懸念点として、このLastPassはクラウド上でパスワードデータベースを持つ。当然暗号化されているものの、このサイトがハッキングされたらモロにやばいのであります。なので最近知った、Google認証システムでLastPassのログインアカウントに対してワンタイムパスワードを適用。ワンタイムパスワードは1分でパスワードが変更されるので、基本そのワンタイムパスワードデバイスを持つものしかログインできなくなる。そしてホントにLastPassの情報が漏洩した際にどのサイト、どのサービスから緊急でパスワードを変更して行かないといけないのかを示すプライオリティ表を作成してどっかに保存しておく。もしLastPassから漏れちゃった、という情報があれば即座にその順番でパスワード変更をかけるという形で対応しようと思います。

現状パスワード管理ソフトに登録してるサイトが何十もあるのでそれぞれ別のパスワードを設定、というと気が遠くなるけどとりあえずやってみることとします。しかしGoogle認証システム、これはスマートフォンにインストールするアプリで電話をワンタイムパスワードデバイスとして機能させることが可能。SecurIDなどこの技術って10年前ぐらいからある技術だから特には驚かないけど、それをGoogleがコンシューマー向けに無料で公開してることが凄い時代だなあと感心したりします。

アンチセフトかストーキングか 2012年11月11日

つい最近Windowsのフリーのアンチウィルスソフトでも有名なAVGのAndroid向けアンチウィルスがアップデートされて大幅に機能アップした。今までは基本的に電話内のファイルスキャンやインストールしたソフトウェアのスキャンを行なって何か問題のありそうなファイルや内部の設定を検知していただけだったが、まああまり気にかけず念のためぐらいの気分でインストールしていた。

Antivirus for Android™ | Antivirus App for Smartphones | AVG

今回のアップデートでは立ち上げると「保護・パフォーマンス・アンチセフト・プライバシー」という4つの大項目に分かれていて今までの機能は「保護」、それ以外にタスクキラーやバッテリ消費管理、データ使用状況管理、ストレージ使用状況管理が収まる「パフォーマンス」、アプリロッカーやデバイス内のデータ消去などを行う「プライバシー」、そして一番嬉しかった紛失時に電話の位置をWifiやGPSから特定する機能や電話をロックしたりする「アンチセフト」の機能が追加された。iPhoneなら標準で「iPhoneを探す」アプリがあってiCloudに登録だけ済ませておけば電話を紛失した際に電話の場所の特定、電話のロック、リモートで中のデータの消去などが行える。その機能はAndroidには標準ではないけど、このAVGのおかげでフリーで使えるようになった!と思っていた。が、これがうまくいかない。Webのコンソールからログインして電話のLocateをしても場所情報を取得できませんとエラーが出てアウト。Galaxy NexusでもGalaxy Tabでもどっちも何回やってもダメ。

というわけで僕はそんなに根気はないのでこれを諦めてやっぱり一番人気の高そうなCerberusを試す。ユーザアカウントを新設しようとして登録したら「そのアカウントはすでに使用されています」あれ?このIDは僕ぐらいしか使わんぞと思いながら過去のメールを探してみると。。。「Cerberusの有料サービスにお申込みありがとうございます」のメールが出てきた。。。。。多分酔っ払った時に買ったな。。というわけで改めてパスワードリセットしてGalaxy NexusとGlaxy Tabを登録。

Cerberus anti theft – Android Apps on Google Play

トラッキング開始
トラッキング停止
デバイス情報取得
Get Location History
コードでロック
アンロック
メッセージでアラーム開始
メッセージを表示
通話記録取得
SMSログの取得
電話をかける
Send SMS
音声録音
写真を撮る
ビデオ撮影
スクリーンショット取得
緊急モードを開始
緊急モードを停止
アプリ一覧画面から隠す
アプリ一覧画面へ表示する
デバイスメモリーの消去
SDカードメモリーの消去
Reboot Device

てか、Cerberusは凄いわ。これだけの機能がある。面白いのは「電話をかける」機能。これは紛失した電話から他の電話に電話をかけさせる機能。そしてスピーカーフォンをリモートでオンにすることもできるので、友達の電話を借りてその電話にかけさせ、スピーカーフォンをオンにして「こらー!電話返せー!」と追い込みをかけることができる模様。場所の特定とフロントカメラで写真を撮る機能(登録したメールアドレスに写真が送られる)を試してみたところこちらはしっかり動いてくれる。とりあえずGalaxy NexusとGalaxy Tabはこちらに登録。AVGはウィルススキャンの機能のみで。

このCerberus、2.99ユーロの有料サービスを一度支払えばその後ずーっと5台の端末までは登録して管理することができる。てかこれ、ストーキングに使えるんじゃないか?彼女とかの電話にインストールしてアプリのアイコンを隠してしまう機能もあるので気付かれないまま電話持ってどこ行ったかとか、電話のマイクで外の音を録音して聞くことができるのでめちゃくちゃ悪用できるやんか。という訳で知り合いにAndroid端末のセットアップをお願いしたらこんなアプリを仕込まれてしまう可能性があることもご注意ということで。。。

Kindleが日本でサービススタート 2012年10月24日

アマゾンジャパンでKindleのサービスがスタートした。とても嬉しい。しかもスタート当初からハードウェアKindleだけでなく、iPhone, iPad, AndroidのKindleアプリにも対応。つまりこのどれかを持ってる人ならすぐにサービスを利用できるのだ。早速Kindleのブックストアでサンプル本を取得してみると、登録されているデバイスがないので送り先がないと出る。iPhone、Androidで最新のKindleアプリにアップデートしてもまだAmazonからiPhoneが見えていないようだったので、再度Kindleアプリ上からログアウト/ログインする。あ、USのAmazonで買ったLonely Planetなどの書籍がKindleから消えた。。。そして日本のAmazonではKindle on iPhoneが認識された。USも日本のAmazonも両方同じメールアドレスでアカウント作ってたからまたKoboの場合のように日本のアカウントにバインドされてしまったのか?

とりあえず、一旦それは置いておいて、ブラウザやiPhone、タブレットからめちゃくちゃ快適にKindle本をブラウズしてワンクリックで書籍を買うことができる。新刊の本なんかは紙の本と比べて100円とか200円とかぐらいしか安くなっていないがこの便利さは素晴らしい。早速クリス・アンダーソンの「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」を購入。iPhoneで読んで、アプリを閉じた後、タブレットで開いても最後読んでいたページが開かれる。中々素晴らしい。本の品揃えもビジネス書などはそれなりに面白そうな本がいっぱいあるので退屈はしなさそう。これは多分同じ本がKoboとKindleと両方にあったとしたらKindleで買うようになるだろうな。

そして、USのAmazonで購入した書籍が消えた件ですが、iPhoneのメニューの表示言語を英語に変更してログインし直すと再度出てきた。というわけで以前にUSのAmazonでKindleのサービスを利用していた人、かつ日本のAmazonもUSのAmazonも同じメールアドレスでアカウントを作ってる人は、iPhoneの言語設定が日本語になっていると、今まではUSのKindleサービスにログインできていたものが、今週から日本のKindleサービスにリダイレクトされるようになっています。これはUSのKindleで洋書をいっぱい買ってた人は大変でしょうな。USと日本での購入したデータをマージとかしてくれないんかな。。。。

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