台所の主役 ครกクロックとสากサーク 2015年01月03日

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彼女の実家で貰ってきたものがもう一つ。それがこのครกクロックとสากサーク。クロックが臼でサークが突き棒です。タイの家庭の常備品(最近のバンコクの家庭にはあまりないのかもしれないけど)であるこの2つ、僕が8年前にバンコクで住み始めた時にちかくのスーパーで安いプラスチック製を買って今までずーっと使い続けてきたが、どうも彼女が実家で「プラスチックのなんか使えないよ、 ちゃんと素焼きのクロックを使え」と言われて、わざわざお姉さんが買ってきてくれたそうな。

これがまたサークのほうがめちゃくちゃどっしりした木を使ってあり、クロックの方は素焼きのツボだが分厚い作りでもないけど片手で持てないぐらいに重い。ただ実際に使ってみてわかったけど臼も棒も自重がしっかりあるから唐辛子や玉ねぎやその他ハーブを粉砕するのがプラスチックよりも全然楽にできる。素焼きのツボやからクロックの内壁がザラザラしてるのもいいのかもね。このザラザラした表面でさらにサークで突いている際にプラスっちのものよりも摩擦が高くてより細かく簡単に潰れてくれるんだろう。

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キッチンの道具なんて軽いほうが絶対にイイね、と思ってたけど重いほうがいいものもやっぱりちゃんとあるんですな。

赤米カオニャオ 2015年01月02日

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彼女の実家で分けて貰った赤米のカオニャオ(もち米)。最近こっちで買った電気釜に最初からついてきたアタッチメントで蒸し器があって、それを使えばちゃんと蒸し物が出来ることが分かったので田舎でもち米を貰ってみた(タイではもち米を蒸してそれを外気に晒し、適度に水分を飛ばした状態で手で掴んで食べる)。

もらう時に「これ、オーガニックで、ケミカルまったく使ってないもち米だよ」と言われたが個人的には冷静に「オーガニックがそのまま直結で美味いとは限らないよ、オーガニックで美味い作物ほど作るのが難しいんとちゃうかな」と思っていたが、実際に彼女が蒸してみて、普段は炭水化物を食わないようにしているんだが、摘まんでみてびっくり。

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↑ 一晩水に浸けたところ。

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↑ カオニャオを蒸した後はこういう竹で編んだ平たいザルみたいなもので、、、

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↑ ここに一度おいてしゃもじで切るように広げて炊きたての水分が多くてベタベタしてる状態から水分を飛ばして手に付かないようにします。

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↑ んで、おひつに入れると。

これがめちゃんくちゃ美味いんである。赤米で玄米的な香ばしい香りと、ついでに貰ってきたタイ式の竹で編んだおひつの香りも手伝ってえも言われん素晴らしい芳香。赤米だから硬くて食いにくいかと思われたがそんな事もなく噛みごたえはいつもの白米のカオニャオレベル。ああ、これは手が止まらんわ。とバクバクいつになく完食。素晴らしい旨さ。ただ、やっぱり米の食いすぎで晩飯後は腹がとても重くなって動けず、本を読みながら寝落ちしてしまった。美味いけどやっぱり米食うのは体調に良くないなと再認識です。

でもまあ新年初日からいい食べ物でした。

完全に自然調達のカオラーム 2014年12月28日

タイのココナッツ削り器をご存知でしょうか。田舎なんかに行くと必ず台所で見かける、小さな木馬の先におろし金が付いていて、それで実の厚くなったココナッツを削り取って熱湯などを注ぎ、ココナッツミルクにすると聞いていたが初めて実際に作業しているところを見ました。ちなみにこの道具、昔は国から各家庭に一台配られたような、それほどタイの食生活には浸透したものだったとそういう話を何かの本で読みました。

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さて手作業でココナッツミルクを作って、さらには横の林でなんかギーコギーコやってるなと思ってたら、

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こんな竹をこれまた手作業で頃合いのサイズに切り揃え、

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削ったココナッツの実のいく部分かともち米、赤米を混ぜあわせ、

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竹の中にもち米を詰めていきます。

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それにココナッツミルクを注いで竹ごと火にくべて中のもち米を蒸し焼き状態にして完成なんだが、ちょっと最後まで見ていく時間がなかった。残念。

ついでに横でタロ芋を刻んで、さっきのココナッツミルクと砂糖と塩で煮込んだお菓子も作っていた。

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しかし、ココナッツミルクから容器になる竹からもち米に至るまで全部自分とこで取れたもの、手作業で下ごしらえして買ってきたものゼロでお菓子を作るってのはなかなか素晴らしいもんですな。都会に住んでるとまず不可能だし、田舎でもこれだけ全部一から作ることって少ないと思います。。。こういうのを見てるとやっぱりその土地それぞれに地産地消のものがちゃんとあるのだなあと感心。

田んぼの真中の掘っ建て小屋 夜の大銀河 2014年12月27日

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彼女の実家が持っている土地=田んぼでありますが、数年前まではホントにただのศาลา 掘っ立て小屋がひとつあるだけで、適当な木で柱を売って簡単に床板と屋根を張っただけの四方に壁もまったくない農作業の際の休憩所になっていた。

自然の中に生きる 2014年01月23日

そこに上でも書いたけど彼女の伯父さんが住み込んでいて今は一応、トタンみたいなもので壁を張ったり、言い訳程度に蛍光灯がついて電化されていたりするが、それでも基本的に普通の日本人からみたら超原始的生活なんであります。

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夜21時ぐらいに彼女の実家でボサッとしてたら、お兄さんが田んぼをチェックしに行くというので一緒に出てみたら、息を飲むほど一面の星空、大銀河なんであります。その時に持っていたのはiPhoneだけで、頑張って星空を撮ってみたけど、写ったのは今まで見たことないほどに明るく輝く月だけで星が全然取れなかった。。。

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田んぼの掘っ建て小屋は軒先に蛍光灯一つ照らしていだけで電柱はあれど街灯はなし。iPhoneのTorchを頼りに足元に蛇が潜んでいないかを確認しながら小屋まで歩いていきます。小屋の裏の小さな貯水池に雷魚が居るらしく懐中電灯で照らして一生懸命にモリで突いてみるが今回の獲物はゼロ。この12月の乾季は田んぼの真ん中の障害物のないところでは夜は風が強くてとても寒い。そうそうに退散してきましたがなんとか次回はテントなどを持ち込んでここで1泊、いや2泊ぐらい同じように原始的生活体験をしてみようかと思っております。

うらの貯水地で釣った雷魚をそのまま直火で焼いて食うなんてことを全部自分の手でやってみたい。そして一面の星を眺めながら眠るなんてのもオツな体験だと思います。多分寒いけど。

AirAsiaXのバンコクー関空 直行便 2014年12月05日

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今回の大阪までの航空便、エアエイジアのバンコク関空直行便を押さえた。日程を見たらうまく安く買えるタイミングだったようで、預け入れ荷物、席予約などを入れず、航空券と燃料費、空港使用税のみのパッケージで往復で9000THB程度。馬鹿みたいに安い。一時期安くていいなあと思っていたが、一回利用しただけですぐ運行がストップしたビーマンバングラデシュの便が確か当時13000THBだったような記憶なのでさらにそれよりも安いのであります。

今回のAirAsiaXのチケット代

Flight Fee/Airport Tax 往復 8970THB
Check-in Baggage 20kg 往復 1400THB
席予約 往復 1000THB
機内食 往復 300THB
クレジット手数料 40THB

合計 11710THB

今回の便は国王誕生日の翌日というのが何か関係してるのかわからないがガラガラの便で、QuietSheetという普通の席予約が400THBのところを500THBと100THBの差分を払う特別席に座ってたので一番上の写真のように超ガラガラで一つのシマ三席を独占してLCCとは思えない快適フライト。

ただやっぱりこの便、到着時刻がかなり危ない時間に設定されていて22:40着となっている。

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そしてBaggage Pickupの電光掲示板に表示されてる連絡交通手段の時刻がこの通り。何もモタつかずすんなり入国審査や税関を通り抜けたとしても間に合うか微妙な時間。さらに行けても難波どまりというこの足の制限が航空券の安さに直結していると思う。そして今回のフライトはしっかり30分ほど遅延していた。

今回自分は実家の家族に車でピックアップしてもらったが、そういうピックアップがない人は辛い。

ただ、時間のある学生みたいな身分で費用をできるだけ削りたい人は到着後そのまま空港で朝まで過ごすという方法があってわざわざ難波に出るより、安全、清潔、明るい、あったかい、無料といい事だらけ。デメリットと言えば夜の時間が有効活用できない、メシが売ってない、風呂に入れないということぐらいか。人もそう多くないので電源のコンセントさえ見つければタブレットの電池切れも気にしなくていいし。そう考えると、この辺を許容できる男子学生なんかには結構人気の便になるのかもしれないなと思ったりした次第。

この関空行きの便、到着後の関空脱出交通機関の乗り継ぎだけ確保してからこれからも活用していきたい感じですな。