iOS7の写真の共有ストリームがええ感じに便利になってる 2014年08月07日

Apple iPad3 iCloud Badge

今またiPhone5sにモバイルを乗り換え、iOS7を使っております。つい先日までの約2年間ほどはNexusシリーズでAndroidを使ってましたので最近のiOSのアップデートや新機能についてはちょっとうとい感じ。

昨年iPadでiOS7を入れて試してたところでは動作が重くて、いろいろと細かい不具合を潰しきれてない感じだったが、当然のことながらこれぐらい時間が経つとさすがにいい感じにこなれて来てます。

iPhone/iPad/iOSはハードの作り込みや、OSの完成度はなかなかよかったが、インターネットの王者GoogleがデザインしてるAndroidと比べてクラウド対応、クラウドを介したデバイス間同期機能や、クラウドバックアップなどの機能が全然出遅れてる感じだったが、今やもう全然Androidにも引けを取らない感じですな。今日もこの写真アプリの共有ストリームを見てそう思った。

Apple – iCloud – あなたのすべてのコンテンツを、すべてのデバイスで。
使ってない人はもったいない! iOSの共有フォトストリームが超オススメな3つの理由 – iPhone女史

これ多分iOS7からの機能だと思うけど、iPhoneと標準でインストールされてる写真アプリとAppleIDがあれば写真アプリの共有ストリーム上でアルバムみたいなものを作成して閲覧・投稿が可能なAppleIDを指定して(家族とか)、設定すればその人たちだけが閲覧・アップロードできる共有アルバムができる。かなり扱いが簡単でとりあえずiPhone持ってるけど難しいことはわからへんで!って人でもちゃんと扱えると思うし、コメント入れたり、FBの奴ではないけど「イイね!」って付けたりできる。

自分以外が何か写真を共有した場合でもちゃんとすぐに通知が来るし、わかりやすい。これはホント家族間での写真共有アルバムとして使うには持ってこい。他にももっと高機能な共有アルバムを作成できるアプリもあるだろうけど、OS標準のアプリでこれだけ簡単に共有ができるってのはいい感じだと思う。Androidにはアプリでは対応してないがWeb機能をオンにすればブラウザからアクセスできるようになるので適宜それを使えばよいでしょうし、iCloudもだいぶまともになってきましたな。

Sonyのレンズの歪曲とApertureとLightroom 2014年07月01日

warped
“warped by Chris Frewin, on Flickr”

普段の持ち歩き用にとSONYのNEX-C3を購入して、コンパクトな筐体のカメラの割にセンサーサイズはAPS-Cで写りがよくて感心。だけども結局これを彼女に譲り、僕は欲を出してしまってNEX-6のSELP1650という16-50mmのキットレンズ付きの上位版NEXを持つことにした。

デジタル写真の大きなメリットとして、写真を撮った一枚一枚にほとんどコストがかからない点(記憶領域のコストぐらい)とRAWやJPGのカメラから吐き出された画像データを撮った後から思いのままに現像ソフトでレタッチ、作りこんでいけるところが楽しい。

元々持ってるNikonのRAW現像ソフトとSonyのRAW現像ソフト。別に標準のものでも機能的には問題ないと思うけど、とかくSonyのRAW現像ソフトが動きが遅くて使いにくいのと、NikonのカメラからのデータとSonyのカメラからのデータで同じ処理をしたいのに操作が別々というのを覚えるのもめんどくさくて結局AppleのApertureという現像+写真データ管理ソフトを買って使っていたんだが、NEX-6と問題が。。。

Apertureにはレンズで発生する歪曲収差を補正する機能がない。これはレンズがもともと円形であるので写真の中心部から離れた部分に画像が丸く歪んで写ってしまう現象で、魚眼レンズなんかは逆にこれを面白い写真として捉えて活用する例だが、通常のレンズの場合は一般的に歪曲収差はでないほうがよいと考えられております。

NEX-6についているSELP1650のレンズがJPGで撮る場合やプレビューで見てる場合はいいんだが、RAWを吐き出させると、盛大に歪みと四隅での周辺減光が起こっている。「これも味」とは言えないレベルで盛大に起こっているのでネットで見てみるとどうもこのレンズはNEXに合わせたコンパクトサイズを第一に設計されたもので、ちょっと光学的に無理が出るから、ソフトでの補正を前提としたレンズらしい。

JPGやプレビューはカメラ内の補正機能で修正して表示しているので気づかないが、RAWをApertureに読み込ませるとカメラがレンズを通して受けた光のデータをそのまま何も変換せずに保存してるだけなので歪みや減光が正直に出ていてちょっとびっくりする。

なんでApertureに歪曲補正の機能がないんだ??と一瞬憤慨しかけたがそもそも歪曲はレンズ設計で出来るだけ抑えこみ、どうしても多少の歪みが出るのはそのレンズの味としてうまく使っていくというのが今までの使い方だったんだろう。世の中完璧なものってのはないから。。。

PTLens Home Page

Apertureの場合レンズ歪曲補正はPlug-inという形で別途PTLensというモジュールが用意されているようで有料です。。。数々の市販のレンズプロファイルが用意されていて、使用したレンズを選ぶだけで(というよりEXIFを見て使用されたレンズを自動的に選んで適用してくれるが)、最適なパラメーターが適用されて歪曲と減光が自動で補正されるようになっている。でもこのPlug-inでめんどくさいのはApertureからPlug-inにデータを渡す際にTIFFに変換し、補正を施し、またApertureに戻すという手続きを行っているので、この歪曲補正を行った後はこのTIFFに対しての操作となってしまい、RAWの恩恵がなくなってしまう。だから露出補正や色味の補正、その他のフィルタの適用などを行った後に最終の手順で歪曲補正を行うのがベストだと思うが、いちいちめんどくさい。

てわけで現在もうひとつの現像ソフトの巨塔Adobe LightroomのCreative Cloud版にて1ヶ月お試しで機能を見ている。こちらはレンズ歪曲補正が標準機能で、レンズプロファイルもちゃんといっぱい付いている。さらには画像を昔のフィルム風に仕上げる補正パラメーターをまとめたプリセットも豊富に標準で付いていて結構Apertureよりも高機能であります。

Apertureは開発終了となり、時期Mac OSXのPhotosというアプリに機能的に統合となるというアナウンスもされて、このタイミングでAperture購入はかなーり失敗だったかな?とちょっと反省気味です。

Adobe Photoshop Lightroom 5.0 日本語版 Windows/Macintosh版
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↑ Amazonでもパッケージ版、ダウンロード版を販売している。12,850円。月々980円のCreative Cloudと比べて。。。

ApertureでRAW現像 2014年06月24日

Wide View of Bangkok
↑ 広角で撮って後に露出補正、カラー補正で空の青をかなり強めに調整。

NikonのD90とSonyのNEX-C3の両方を使っているのでそれぞれRAW現像ソフトがNikonのものとSonyのものとで使い分けなくてはならず、Nikonのソフトウェアのほうはそれなりに満足してるんですが、Sonyの現像ソフトがこれがまた動作が遅くイライラすることしかり、そしてRAW現像という同じ工程なのに2つのソフトウェアの使い方を覚えないといけないというめんどくささからRAW現像にはAppleのApertureを使うことに。

んでソフトの使い方ついでにネットでRAW現像のテクニックなどをいろいろ見ているとだいぶその使い方がわかってきた。デジタル一眼の楽しみってのはフィールドで実際に撮る楽しみと、プラス自宅で現像ソフトを使って露出補正やカラー補正、フィルタやレタッチなどの後半の絵の作り込みの楽しみの2つがあるんですな。わかってくるとだんだんと大胆に補正をかますようになる。

I AM NIKON??
↑ Nikonのステッカーの黄色と後ろの標識の青を強調、周辺減光させる。下の写真がオリジナル。

DSC_0648 - Version 2

Airport
↑ 露出はさげて室内は暗く、外の風景を目立つように。目立つ”SMART TV”や”SCB”の看板の文字をレタッチで消す。下の写真がオリジナル。

DSC_0514

Dragon Fruits in Thai
↑ ドラゴンフルーツ。全体を明るく補正、赤だけ強めに補正して皮の部分のピンクを強調。下の写真がオリジナル。

DSC_0841 - Version 2

Bangkok Sunset
↑ 自宅部屋からの夕焼け。露出アンダーにして思いっきり赤と黄色を強調。下の写真がオリジナル。

DSC_0052 - Version 2

などなど。RAW現像はデジタルの醍醐味ですな。フィルムでは素人がこんな簡単に撮った後から写真の補正できないもんなあ。いやーなかなか楽しいっす。

同期ツール FastcopyとSynkron 2014年05月08日

Triple Sync
“Triple Sync” photo by Grant Hutchinson

DropboxやOneDriveみたいなクラウドストレージサービス、さらにはSNS的なGooglePlayMusicやiTunesMatchみたいなクラウド音楽サービスなんかもありますが、タイに居てると長時間車に乗って出かける客先までモバイルの電波が入らないところやつながってもEDGEで全然mp3のストリーミングすらままならないところが多く、やっぱりまだまだローカルストレージを活用するしかないのかと再三の考えなおしに至ります。

それでやっぱり自宅のMacには2.5″のHDDを何台もつないでデータを保存してるわけですが、MacのTimeMachineなんかは設定項目が少なくて簡単に扱えていいといえばいいんだが、バックアップデータを直接Finderで確認できないからバックアップされてるファイルの全貌がイマイチわかりにくい。

最近仕事の関連でFastcopyというちょっといいツールに出会えたのでバックアップをツールに頼るより、自分でバックアップ対象のファイルを整理しなおしてFastcopyのような高速フォルダ同期ツールを用いて別ドライブにまるごとバコッと同じフォルダ構成、同じファイル構成でバックアップを取り、それの差分を定期的に同期していく構成にしようと考えてみました。

さらに調べてみると、Windows環境だけならFastcopyでもイケるし、Macとの併用環境、もしくはMacのみ、ということであればSynkronというオープンソースのツールも使える。Synkronもfastcopyもフォルダの指定をしてSyncのボタンをクリックすればフォルダ同期を行ってくれる。完全コピーやファイルの名前、タイムスタンプ、ファイルサイズなどを比較して差分のみのコピーで同期したりもできます。

FastCopy
Synkron – Folder synchronisation

Synkronがええところはオープンソースでクロスプラットフォーム対応なのでWinでもMacでもLinuxでも同じ操作で使える。イチイチ違うツールを使って操作方法のヘルプを読む必要もないところが非常にええです。

Synkronは同期設定を保存しておいてその同期設定ごとにどの時間、どういう周期で実行させるかのスケジュール設定も可能だし、Fastcopyならコマンドラインでの操作も充実してるのでBATファイルを作成してスケジューラで起動させるという形で自動同期などの設定が可能。

FastcopyもSynkronもどちらもなかなかにいいツールだと思います。自分のMac&Win環境ではSynkronを全部のマシンに入れてます。。そしてこのSynkronは当然ながらWindows8タブレットでも動いてくれます。なので最近は、通常の仕事の時はMacBookAirでThunderbird使ってメール読んでますが、彼女の実家や旅行に行く際には、USBメモリなどにMacBookAirからThunderbirdのメールデータフォルダをコピーし、タブレットにインストールしてあるThunderbirdのメールデータフォルダに同期させ、旅行に持っていくのはタブレットのみ、そして旅行中はタブレット一台でも仕事の過去メールをオフラインで全部読めるようになります。帰宅後はタブレットのメールデータをUSBメモリ経由でMacBookAirに再同期。次の日からは職場にMacBookAir持って行ってメール読む、というような使い方してます。

こういうツールが動くWindowsタブレット、悔しいけど便利だ。。。

MacBookAir 13インチに Nifty Mini Drive Air 2014年03月07日

mac drive

MacBook Air 13インチにはSDカードスロットがついております。これは11インチのMacBook Airにはない13インチのみのちょっとしたおまけ。

で、MacBook AirはストレージがすべてSSDで構成されているので基本的にディスク容量が少ない。じゃあSDカードスロットに今販売されているSDカードの最大サイズのものをさして使おう、ということになりますが、残念なことにMacBook Airの場合SDカードスロットの差し込みが非常に浅く取られており、頭がはみ出るため、常時挿しっぱなしができないのです。これはせっかくSDカードスロットがついているのにもったいないなあ、と思っていたところタイのApple製品の代理店であるiBeatで上の写真のようなものを発見。

mac drive
↑ はい、そうですよ!マイクロSDでキッチリのサイズのアダプタ作ればよかっただけのことじゃないですか。

mac drive
↑ 奇妙な付属品が、、、ちなみに下の2GBのSDカードは標準でついてくるやつです。僕はSDXCの64GBに交換して挿してます。

この奇妙な金具はなんだろうと思ってたら、実際に製品をMacBook Airに取り付けてみてよくわかった。

mac drive
↑ こんだけサイズきっちりにハマる。

mac drive
↑ そして取り出しはこうだ。

このSDカードのアダプタ、普通にプラスチック製なのでちょっと強度が心配。このひっかけのところが割れちゃったりしたらどうしたらいいんだろう。。。ちょっと不安になりますが、とりあえずこれでドライブの容量を拡大できます。僕のMacBook Airは128GBだったのでこれで64GB足して186GB、1.5倍となりました。別ドライブになるのでシステム領域と同じドライブを拡張したい場合はシンボリックリンクを張るなどの対応をしましょう。

Macのシンボリックリンクとエイリアス | それなりブログ

たったこれだけのものでiBeatで1090THB。ちなみにKingstonのクラス10の64GBマイクロSDが1890THB。結局3000THB近くかかっているから決してお安くはないですが、でも仕事なんかでMacBook Air使っていてもうディスクが足らないなんて時にはこれが一番いい対策なんじゃないでしょうか。