Lou Reedが亡くなりました 2013年10月27日

今日の朝facebookを見ていたらフォローしているDavid Bowieの本人のアカウントの書き込みでLou Reedとのツーショット写真と共にLou Reed, his deathの文字を見てしばしため息。Lou Reedもなくなりましたか。

Wikiで見るとMetallicaとのアルバムが最後だったんね。享年71歳、今年に入ってから体調を悪くしてたみたいで今年の5月だか7月だかに肝移植手術を受けていた模様。

中学生だったか、高校生だったかで、サイキック青年団のジングルとエンディングテーマで聞いたのが始まりだったな。大学入ってからも自主制作系の映画サークルに入ってたので友人や先輩からいろいろ音楽教えてもらって当然その中にVelvet UndergroundもLou Reedもあっていろいろ聞いた。TransformerやLive in ItalyやBerlinや1stなんかも聞いた。Metal Machine MusicとかStreet Hustleとかいろいろ右往左往してるケッタイなアルバムも多かったけど個人的には大学生の時にリアルタイムでリリースされたSet the Twilight Reelingが好きで今でも僕の中ではベストno.1。アルバム全体通して微睡んでるようなボヤーとした篭った優しい音が好きなんですわ。

英語が堪能な人には彼の歌は詩として深く響くようですが、僕の英語力ではまったく入り込むことはできずどちらかというと音の作りと音楽に対するアプローチの部分が面白くて聞いてた感じやなあ。年取ってからはどんどんお馴染みのヘアスタイルがどんどんおばちゃんパーマに見えてホンマに一時期そこらへんのおばはんと変わらんようになってた。ネットで画像やら検索してるとラフな格好してる写真しか見つからないし、ライブの写真見てもほとんど着飾らず何気に貧乏臭いなーとか思っていた。その姿格好が「いやー、マネージャが土方の仕事ばっかブッキングするんですよ」とライブの時曲の合間で緩い会話をかまず友川かずきと個人的には被ったりしてたLou Reed。

なんか比べるもんでもないけどCaptain Beefheartがなくなった時よりも全然悲しくて多少感傷的ですな。とりあえず今日はもうずっとLou Reedの曲のみ聞こうと思っております。

Set the twilight reeling Lou Reed 2012年02月17日

1996年に発売されたLou Reedのアルバム。これは大学生の頃にリアルタイムに購入して聴いてたな。大学生の頃はこのしっかりとまとまった音のアルバムを、あまりピンと来ない音と思ってそれほどは愛聴しなかったものだが、数年ぐらい前からこのアルバムの出来に感心して事ある毎にちょこちょこと聴くアルバムになった。

それほどトリッキーな作りでもなく、話題の高かった盤ではないけれど、Lou Reedの音クセがうまくまとまった名盤だと思ってたりします。1曲目からボーボーした音のオーバードライブギターでスローにゴリゴリ進めて行くんだけど、うまい具合にはみ出さず、そのままNYC manに続くあたりが酒飲んで聴いてたりするとしっぽりハマるのであります。

その後もこのアルバムの前半あたりはかなり極上の流れが待っていて口をぽかーんと開けながら聴くのであります。軽く飲んで帰った後も、ヘビーにべろんべろんの時も自宅でステレオ(今はPCか)の真ん前に三角座りで聴く事をオススメします。

Set the Twilight Reeling Set the Twilight Reeling
Lou Reed

Warner Bros / Wea 1996-02-20
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