今回一時帰国のモバイル環境 2014年03月31日

Nylon 2007

今回の帰国に際して用意したモバイル環境を書き留めておきます。タイに移り住んだ直後とかは日本でスマートフォンどころか通話だけの電話、そしてプリペイドやテンポラリのSIMを入手するのが非常に困難でいろいろ大変でしたが、最近はいろんなものが出揃ってきてますな。

・自分用
DTI Servers MAN LTE SIM
去年に購入して初期費用3,000円、月額490円をタイに居てる間も払い続けて保持しているSIMカード。月490円の基本料金で常時150Kbpsの通信は可能。それ以上のスピードが欲しい時はスピード無制限の通信分を100MB分づつ250円で購入してAndroid/iPhoneなら専用アプリをインストールして速度制限をオン・オフ操作する。

速度制限を外したらLTEも対応してるのでそれなりに速度出るんじゃないかと思うが、今のところLTE対応のスマートフォンを持っていないので未経験。速度制限ありでもFacebook、Twitterあたりを使う分には問題なし。

なぜタイに居る間も490円を払い継続しているかというと、日本の空港で到着時にすぐ通信を始めたいからであります。例えば友人や家族が空港まで迎えに来てくれている時など連絡がつかず以前は非常に不便だった。最近は関空とかでも空港内Free WiFiが出てきてるけど最近までなかったし。んで、毎回毎回帰国のたびにSIMの準備しないといけないのも手間がかかってめんどくさかったので月額490円だけで自分のパケット通信SIMを保持できるこのサービスを使うことに決めた。

ServersMan SIM LTE:【dream.jp】

Fusion IP-Phone Smart
上のServersMAN SIMが基本パケット通信用のSIMで、オプションで050で始まるIP電話の電話番号を取得して通話もできるんだけどさらに基本料金がかかってしまう。ところがこのFusion IP-Phone Smartだと月額料金は0円。使った時だけ使った分を払う方式。キープするだけの月額料金は490円から上げたくないのでこのIP電話。050の番号を無料で取得できます。

IP電話なんで別に日本に居る時だけではなく、タイに居る間も050の番号で電話を受けることができるのでタイから日本の通販などで連絡先電話番号を書く際にもこの050番号を書くことができる。また、日本に居る時もシニアな方々に連絡先を教えるのに「LINEでIDは〜」とか「Facebookのメッセージください」ではやはり相手が困ってしまうことがあり、電話番号が教えられるのがいいところ。

ただし、ServersMAN SIMとの組み合わせで150Kbpsだと、専用のIP電話アプリ入れてプッシュ通知で待ち受けしてても中々繋がらないことが多いようでよくセンター側の留守電にメッセージが入る。後は150Kbpsの速度だからだと思うけど音声の遅れが出ていて、ちょっと会話がしにくい。なので番号伝える際に「IP電話っていう安い回線使ってるのでかかりにくかったり音声の遅れが出ることが多いです。」とちゃんと説明しておく必要がある。

音声遅延が話しづらくて一旦電話切ってこちらからSkypeで電話かけ直したこともあった。やっぱり同じ状況でもさすがSkypeは音声遅延や音声劣化は少なかった。

ServersMAN SIMとFusion IP-Phone SMARTでパケット通信と音声通話は可能なんだけど、SMSが出来ないんだよな。。。

スマホの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART

Dtac 通話/SMS ローミング
Nokia Lumia 520を持って帰って、現在タイでDTACのSIMを入れてメインで使っているNexus4からSIM抜いてLumia 520に刺して通話/SMSのローミングでタイのお客さんからの連絡受け用に使ってました。当然データ通信はDisableにしてます。ただなんか日本で着信する際に発信元の番号がうまく表示されなかったりするのがちょっとめんどくさかった。

・彼女用
b-mobile 1GB定額
彼女にもSIMを用意してあげないと買い物で別々の店に入って自分たちに好き勝手物色できないのでとりあえずb-mobileの3G/4Gの1GB定額を用意。Amazonで3510円。彼女の持ってるスマートフォンがiPhone5sなんでnanoSIMが必要だがこのb-mobileの1GB定額ならnanoSIMもラインナップされている。ただ、彼女のやりたいことと言えば基本的にFacebookでのやりとりとLINEなんかでSMS的にメッセージ送れればそれで問題なしなんで、知らず知らずに1GB使いきってしまうことのないようにLTEはずっとDisabledに設定していた。それでも何も文句は言ってこなかった。

だいたいこんな感じです。自分の使い道を考えるとServersMAN SIMで全然問題ないけど通話とSMSだけ使えるようになりたいな。。。

今回の日本行きはServersMan SIM LTE 100を試してみる 2013年08月20日

dti

僕は基本タイはバンコク在住。日本へは一年に一回程度の頻度でしか帰らない。そこでいつも問題になるのは日本滞在中のインターネット接続の問題。特にモバイル。携帯のSIMを取得しようとするとちょっと前まではかなりのお金を払わないとどうにもならなかった。

数年前、2007年とか2008年ぐらいの時には、VodafoneやSoftbankのプリペイド端末(その頃はまだSIMカード端末じゃなかったと思う)を購入するのに10,000円以上かかってた。それで次回も使うからと言って実家に預けてタイに戻るけど、そういった時にかぎって次の帰国が2年後だったりしてすでに間が開き過ぎていて使えなくったりする。しかもこの頃のプリペイド端末は電話機能のみ。通話とSMSの機能だけで1万円だけである。

それからここ2,3年はb-mobileなどのMVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信業者)が出てきて、割りかし安価にSIMカードをプリペイドで購入することができるようになった。やっぱり年に一回帰国したって日本に居るのは一週間かそこら。マンスリーで数千円支払う契約は馬鹿らしい。だからb-mobileの「1GB定額」のパッケージなどは何回かお世話になりました。30日間1GBまで使えて3500円程度。まだまだタイなんかと比べると高いけど、まあまあちょっとまともな値段の域に入ってきた間があった。ただ、この「1GB定額」もスピードは遅かった。タイでEDGE通信の重い時ぐらいの速度だった。10kとか20kぐらいしか出てなかったんじゃないかと思う。。。メールやメッセンジャーなどのテキスト中心のサービスを使うだけならなんとかなったけど、それ以外の画像の多いウェブサイトやyoutubeなんかは見れるもんじゃなかった。。それでもそれでも、遅くともネットに繋がるということが「まったく繋げられない」状態からはだいぶ進化したものだった。

b-mobile3G・4G 1GB定額 | 速くて安い、よくばりな通信。

さて、今年はあさって8月23日から約一週間大阪に一時帰国するわけですが、今年はどうしようかといろいろ見ていたら、やっぱりどんどん競争が激化し、当然のごとく価格競争が起き、だいぶ値段が下がって来ている模様。そんな中で素晴らしい金額のSIMカードを発見。それが上の画像で書かれている「ServersMan SIM LTE 100」というSIM。プリペイドではなく、月額490円の基本料金と、通常は100kbps接続となっていて、必要なときにチャージして100MB分とか500MB分とか1GB分を3Gの速度制限を外した状態やLTEで使うことができるらしい。月額490円なら別に毎月払い続けてもいいかなあ、というぐらいのお値段だったのでとりあえず購入。タイに戻るときもSIMを持ち帰り、職場や友人などで日本に一時帰国し、SIMがない人にその月の基本料金とスピードアップに必要なチャージの金額だけ払ってもらって貸し出せばある程度維持費が浮くかなとも思うし、次回以降の帰国の際に飛行機で成田なり関空に到着した直後に自分のスマホのSIMを入れ替えて即FacebookやLINEで連絡を取ることができるようになるのもいい。会社の同僚なんかも日本に到着した際の空港で家族と連絡するのにわざわざ今どきテレホンカードを買って公衆電話から電話を掛けている。僕だって空港に家族が迎えに来てくれる時はいつもそうしてた。月額490円程度でそういうわずらわしさからも解放、ということになるはずなんである。

ただ、やっぱり490円という(日本にしたら)安すぎる基本料が若干の不安。まあここは自分で使ってみるしかない。んで今回はiPhone4とGalaxy Nexusの2台持ちで帰るので、ネットワークの接続は以下のように考えた。

20130821

iPhone4にServersMan SIMを入れてテザリングデバイス代わり。それにGalaxy NexusやPCやiPadをつなげるような形にします。Galaxy Nexusはデータ通信を切って、電話のローミングだけ有効にして仕事の電話は受けれるようにし、インターネットはモバイル通信を使用せず、テザリングのWiFi経由でiPhoneに入ってるServersManSIM経由でインターネットへ出る形。さらに念のため日本国内でも日本国内の電話番号で電話を掛ける/受ける必要があるかもしれない。なのでFusion IP-Phone SMARTという月額料金がかからず、通話した時間分だけ従量制でチャージされるIP電話サービスにも加入して、これまたテザリングーiPhone4経由で電話が使えるようにしてあります。

後はSMS/MMSが使えないけど、これは多分LINEかFacebook Messengerがあればだいじょぶでしょうということで無視。とりあえず実家にはすでにSIMは届いているようなので帰宅後すぐにActivate、500MB分ぐらい通信制限の解除を行いこの構成がちゃんと動いてくれるかのテストを行う予定。ServersMan LTE 100の回線品質が気になるなー。

b-mobile 1GB定額 2012年07月11日

b-mobile 1

b-mobile 1GB定額をAmazonで購入。日本一時帰国の際の携帯用に。ネットに繋がれば通話は要らんやろうと思ってこれに決めた。

事前に知り合いから聞いてた通り最初のアクティベーションに別の携帯電話が要る。知り合いや家族に頼んでアクティベーションしてもらうのが吉。アクティベーションの番号に電話して、SIMに書いてある電話番号を入力して終了。5分ほどしたら使えるようになる。

b-mobile 2

SIMカードはDocomoのSIMカードがそのまま入ってる。他にDocomoのSIM使ってる人だと既存のSIMとごっちゃになって大変そう。

b-mobile 4

モバイル通信ネットワークのAPNの設定をして通信ができるようになるが、テザリングができないなあ、規制されているんかな?と思ってたら、モバイルデータ通信のAPNの設定項目の下にインターネット共有(テザリング)用のAPN設定があった。こちらに同じAPN設定を入力すると使えるようになった。

bmobile 1GB定額SIMをSIMフリーiPhoneへの設定手順 | ozappa face

通信速度はタイの3Gでネット通信をしてるのと変わらないぐらい。つまり遅い。ただ、日常がタイの3Gである僕の感覚からしたらこれでも十分満足。VoIPやストリーミング再生などする以外はこれで問題ないでしょう。今まで一時帰国で使える低価格かつ、簡単に購入できるSIMカードがなかった環境の中で、やっとありがたいものが出て来てくれた。

一週間程度の一時帰国で1GBは丁度いい。余裕のデータ量。これから日本に一時帰国したらb-mobile買うことになるでしょうな。