東京 – サニーデイ・サービス 2014年12月06日
なぜか最近このレコードをよく聞いてます。なぜか、と書くのも逆に違和感というか有名な96年発表のサニーデイ・サービスの名盤「東京」ですな。
どの曲をとってもいい曲揃いで歌詞は70年代日本語フォークの「です・ます」調をちょっとクドいぐらいにフィーチャーした、四畳半、大学生、喫茶店といった感じのキーワードの世界観が綺麗に構築されていて素晴らしいことこの上ない。僕がちょうど大学生時分のリアルタイム盤ではっきり言ってこんなタイプの曲を自分が聞くのも似合わんと思いつつ人に勧められて聞いてみたらすぐにハマってしまった。当時は自主制作映画サークル所属だったので周りの女の子はみんなこれをよく聞いていた印象。
個人的にはこの「東京」と次の「愛と笑いの夜」の2枚しか聞いてないがどちらのクオリティも間違いなく名盤と言えるもの。「愛と笑いの夜」は「東京」でサニーデイの名前がかなり売れてレコーディング環境にお金をかけれたのか音質、音圧もさらにレベルが上がっているが、やっぱり「東京」がそのフォーク的空気感をうまく演出する音の悪さ(「愛と笑いの夜」に比べて、という意味ですが)もあって歌詞・音・音質のバランスがとてもよく感じて最近またヘビーローテーションであります。
↑ こちらは「愛と笑いの夜」から。
12月になっても30度近くあるバンコクから大阪に一時帰国して5度とかたまらん寒い中をこんな盤聞いてほこほこしてます。これを聞きながら特養老人ホームでもらってきた「元気高齢者のための健康長寿ガイドブック」なんか読んでる自分のほうはバランスが悪いなあと思ってます。