前向きにMacをYosemite化 2014年10月18日

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先週末にMac OSXの新しいバージョンであるYosemiteがリリースされました。MacOSXのサブバージョンが10である10.10。いつからMacを使ってたんだっけ?と考えてみると初めて買ったMac、iBook G4の時からだから10.3のPantherからだ。それから約10年。ちょうどこのブログも2004年から開始しているので同じぐらいからMacを使い始めた。

iBook G4はCPUがIntelに移行する前のまだWindowsマシンと比べるとハードの性能が中途半端な感じのマシンでお世辞にも良いマシンとは言えなかったが(ディスプレイの解像度が低く、画面が12インチという実寸よりも小さく思えた)、真っ白のポリカーボネートで覆われた筐体は中々屈強に作られていて故障知らずだった。2006年のアジア周遊旅行にも持って出たし、タイで就職してからも仕事内容的に外に出る業務が多かった割に中々ノートPCが至急されなかったのでこのiBook G4が大活躍した。その当時タイでMac使って仕事してる人を自分以外で見たことがなかった。

まあそんな話はさておき、新しいMac OSXである。とりあえず新しいものには触れてみたいのでデスクトップ機であるMac miniにインストールしてみた。このマシンは仕事で使うこともないのでまあいいだろうと思ってアップデートしたが、土日の2日間使ってみて以外だったのは不具合が全くなかった。とはいえ自分の使い方と言えばネットとLightroomでRAW現像、iTunesとかテキストエディタとかスタンダードなソフトウェアなのでこれで問題が出るというのはOSとしてかなり致命的な状況になる。DTM関連で楽器やらデザイン関係の特殊なデバイスなども何も使っていない。

というわけで仕事で使っているMacBook Airもアップグレード。その後も問題なし。非常に安定しているし動作もMavericksと変わらないぐらい。重くなったということもない。これは非常にいい感じです。

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ただ、スティーブ・ジョブズ時代に追求してたリアルでつやつやしたUIやアイコンから脱したフラットデザインがさらに追求されていて長年見慣れたFinderのアイコンもポップになっており、なんか安っぽくなった感じがする。そこらへんのLinuxのDesktop Managerと同じだなと。Windows8が出た時もあまりにシンプルなGUIにSolarisのMotif GUIあたりを思い出し、「GUI的に退化してんじゃない?」みたいにも思っていたがMacもどんどんリアルから抽象化へ向かっていく。。まあすぐに慣れてしまうんだろうけど。。

iPhoneと同じ表示のNotificationやiCloud Driveとかやっと本格的にiOSデバイスとMacのクラウド同期がスムーズに動き出したような感じ。この点ずっと前にも書いたけどGoogleのAndroidはそもそもインターネットが基盤の会社だけあってクラウドをベースにした各デバイスの同期は何年も前から素晴らしかった。この辺パソコンをベースにしてるAppleは中々同じレベルまでたどり着くのに時間がかかっていたがやっとまともな感じになったと思う。

今や懐かしのMobile Meが全然ダメだったのでiCloudが始まった時には期待したもんだったけど、これも開始当初からつい最近までは同期が遅い、使い勝手悪いなどで全然使ってなかった(今でも@icloud.comのメールはなんか遅いが)。テック系のサイトでも不具合少なめと評判いいみたいだし今回は成功じゃないでしょうか。ちょっと下手にいろんなサードパーティアプリ入れるよりもMac OSXの標準アプリをじっくり使ってみようかと思います。

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iOS7の写真の共有ストリームがええ感じに便利になってる 2014年08月07日

Apple iPad3 iCloud Badge

今またiPhone5sにモバイルを乗り換え、iOS7を使っております。つい先日までの約2年間ほどはNexusシリーズでAndroidを使ってましたので最近のiOSのアップデートや新機能についてはちょっとうとい感じ。

昨年iPadでiOS7を入れて試してたところでは動作が重くて、いろいろと細かい不具合を潰しきれてない感じだったが、当然のことながらこれぐらい時間が経つとさすがにいい感じにこなれて来てます。

iPhone/iPad/iOSはハードの作り込みや、OSの完成度はなかなかよかったが、インターネットの王者GoogleがデザインしてるAndroidと比べてクラウド対応、クラウドを介したデバイス間同期機能や、クラウドバックアップなどの機能が全然出遅れてる感じだったが、今やもう全然Androidにも引けを取らない感じですな。今日もこの写真アプリの共有ストリームを見てそう思った。

Apple – iCloud – あなたのすべてのコンテンツを、すべてのデバイスで。
使ってない人はもったいない! iOSの共有フォトストリームが超オススメな3つの理由 – iPhone女史

これ多分iOS7からの機能だと思うけど、iPhoneと標準でインストールされてる写真アプリとAppleIDがあれば写真アプリの共有ストリーム上でアルバムみたいなものを作成して閲覧・投稿が可能なAppleIDを指定して(家族とか)、設定すればその人たちだけが閲覧・アップロードできる共有アルバムができる。かなり扱いが簡単でとりあえずiPhone持ってるけど難しいことはわからへんで!って人でもちゃんと扱えると思うし、コメント入れたり、FBの奴ではないけど「イイね!」って付けたりできる。

自分以外が何か写真を共有した場合でもちゃんとすぐに通知が来るし、わかりやすい。これはホント家族間での写真共有アルバムとして使うには持ってこい。他にももっと高機能な共有アルバムを作成できるアプリもあるだろうけど、OS標準のアプリでこれだけ簡単に共有ができるってのはいい感じだと思う。Androidにはアプリでは対応してないがWeb機能をオンにすればブラウザからアクセスできるようになるので適宜それを使えばよいでしょうし、iCloudもだいぶまともになってきましたな。

同期ツール FastcopyとSynkron 2014年05月08日

Triple Sync
“Triple Sync” photo by Grant Hutchinson

DropboxやOneDriveみたいなクラウドストレージサービス、さらにはSNS的なGooglePlayMusicやiTunesMatchみたいなクラウド音楽サービスなんかもありますが、タイに居てると長時間車に乗って出かける客先までモバイルの電波が入らないところやつながってもEDGEで全然mp3のストリーミングすらままならないところが多く、やっぱりまだまだローカルストレージを活用するしかないのかと再三の考えなおしに至ります。

それでやっぱり自宅のMacには2.5″のHDDを何台もつないでデータを保存してるわけですが、MacのTimeMachineなんかは設定項目が少なくて簡単に扱えていいといえばいいんだが、バックアップデータを直接Finderで確認できないからバックアップされてるファイルの全貌がイマイチわかりにくい。

最近仕事の関連でFastcopyというちょっといいツールに出会えたのでバックアップをツールに頼るより、自分でバックアップ対象のファイルを整理しなおしてFastcopyのような高速フォルダ同期ツールを用いて別ドライブにまるごとバコッと同じフォルダ構成、同じファイル構成でバックアップを取り、それの差分を定期的に同期していく構成にしようと考えてみました。

さらに調べてみると、Windows環境だけならFastcopyでもイケるし、Macとの併用環境、もしくはMacのみ、ということであればSynkronというオープンソースのツールも使える。Synkronもfastcopyもフォルダの指定をしてSyncのボタンをクリックすればフォルダ同期を行ってくれる。完全コピーやファイルの名前、タイムスタンプ、ファイルサイズなどを比較して差分のみのコピーで同期したりもできます。

FastCopy
Synkron – Folder synchronisation

Synkronがええところはオープンソースでクロスプラットフォーム対応なのでWinでもMacでもLinuxでも同じ操作で使える。イチイチ違うツールを使って操作方法のヘルプを読む必要もないところが非常にええです。

Synkronは同期設定を保存しておいてその同期設定ごとにどの時間、どういう周期で実行させるかのスケジュール設定も可能だし、Fastcopyならコマンドラインでの操作も充実してるのでBATファイルを作成してスケジューラで起動させるという形で自動同期などの設定が可能。

FastcopyもSynkronもどちらもなかなかにいいツールだと思います。自分のMac&Win環境ではSynkronを全部のマシンに入れてます。。そしてこのSynkronは当然ながらWindows8タブレットでも動いてくれます。なので最近は、通常の仕事の時はMacBookAirでThunderbird使ってメール読んでますが、彼女の実家や旅行に行く際には、USBメモリなどにMacBookAirからThunderbirdのメールデータフォルダをコピーし、タブレットにインストールしてあるThunderbirdのメールデータフォルダに同期させ、旅行に持っていくのはタブレットのみ、そして旅行中はタブレット一台でも仕事の過去メールをオフラインで全部読めるようになります。帰宅後はタブレットのメールデータをUSBメモリ経由でMacBookAirに再同期。次の日からは職場にMacBookAir持って行ってメール読む、というような使い方してます。

こういうツールが動くWindowsタブレット、悔しいけど便利だ。。。

ELECOM ホテルでWiFi 802.11n 150Mbps 2014年03月30日

日本帰国時に楽しみだった高城剛氏の「Life Packing 未来を生きるためのモノと知恵」という本。高城剛氏の愛用品をどっさり詰め込んだいわゆるモノ本なんですが、その中でも紹介されていた「有線LANしか提供していないホテルなどで有線LANに接続して無線のWiFi電波を飛ばしてスマートフォンなどのモバイル機器でもインターネットを使用できるようにする」モノ。

上記の「Life Packing 未来を生きるためのモノと知恵」にはIO DATAのWN-G150TRWという機種が紹介されていたんですが、今回寝屋川のJoshinをふらふらしていて偶然見つけたモバイルWiFiはElecomのほうのWRH-150WH。WiFiの速度が802.11nの150Mbpsなんだが、まあ別にそれぐらい出てりゃ速度にはそれほどシビアになることはない、それよりもこのサイズ感がすばらしくて購入。

まるでMacBookAirのLANアダプタと変わらないぐらい小さい。Elecomの上位モデルは802.11nで300Mbps出るものが販売されているけど、IO DATAのWN-G150TRWぐらいのサイズがあり、今回はパフォーマンスより機器サイズを優先。

USBでの給電が必要なのでUSBでPCと接続して有線LANをWRH-150WHにつなぐとPCでは有線LANでのインターネット接続も可能。その他のモバイル機器は無線LANを使用できるというちょっといい機能。

ただ、もうすでに有線LANしか提供していないホテルってほとんどないからあまり使用する機会は少ないかも。実際買ったもののまだ一回もPCやMacと接続していません。。。まあ非常用ということで。

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UPS新調 SYNDOME S5 2014年01月30日

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最近、自宅に帰るとデスクトップマシンとして使用しているMac miniの電源が落ちていることがよくあってちょっと心配になっていた。Mac miniのシステム自体はすぐに復旧できるからいいけど、つないでるデータ保存用のHDD1TBの状態が心配で。。。大容量はいいけどこいつが壊れると一度で失うデータの量も半端ない状態になっているのでとにかくモノよりデータが心配。

結局原因はUPSのバッテリが死んでいて、瞬断でも完全にMac miniへの給電が絶たれるようで、とりあえず買い替えだな、と悩まずMega Bang-naに行った際にJ.I.B. Computerというパソコンショップで購入。

http://www.syndome.com
↑ SYNDROMEではない。

という地場のUPSメーカーのもの。1590THB。一番最低クラスのもので電池以外の、バッテリ使いきり時点で自動シャットダウンなどの機能や拡張性はまったくない。ただ、家庭のデスクトップマシン用なのでこれで特に問題なし。

バッテリが死んだUPSの筐体に張っているステッカーや自分のブログを見なおしてみると、UPSを以前買ったのは2012年の6月。となると、18ヶ月程度しかバッテリが使えなかった事になる。ちょっとバッテリ使用期間が短いね。Leonics、便利かなと思ってフロントパネルに給電ステータスとかを表示できる液晶付きを買ったが実際にはほとんど見ることもなく、やっぱりこういう用途では一番安いクラスのUPSでいいなと再認識しました。

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↑ 取説とヒューズ、RJ-11が付属品。取説タイ語。。

ups
↑ 超シンプルインタフェース。電池の交換もできません。バッテリヘタったら買い直し。