フィルムの現像 2015年10月13日

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去年に入手しつつもフィルムを入れて10枚ほど撮った後はフィルム入れっぱなしの放置処理をしてきたPraktica LTLですが、先月なんとか残りを撮り切り、現像に出していたフィルムが上がってきた。

ほぼ入手してから1年間が過ぎてますが、このカメラの成果物を見るのはこれが始めて。てかボディのあまりのプラスチッキーさに唖然として全然使ってなかった。

写真を見ると、不慣れなフィルムカメラでシャッタスピードの設定も全然感覚がつかめなかったが、露出計は正常に動いていた模様でそれなりにちゃんと明るい写真が撮れている。

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使ったレンズはPrakticaの28mm f2.8とASAHIのSMC TAKUMAR 55mm f1.8。うちにあるM42マウントのレンズはこれだけ。SMC TAKUMARのほうはなかなか綺麗に撮れている。絞り開いてピント合う部分とボケの対比も綺麗でいい感じです。フィルムカメラ全盛の時代は学生だったから「写ルンです」ぐらいしか使ったことはなく、一眼レフで写真を撮るなんてことはほとんど体験がなかったのでイマイチ勝手はわからんですが。

しかし、このフィルム現像するのにバンコクはシーロムの写真屋で預けて受け取りまで2週間、費用は234THB(約800円)。フィルム現像代が100THBでポジ焼きが一枚6THB。費用的にはこんなもんかな?と思うが、出来上がってきたポジがなんか昔の写真の紙の質感とかなり違う。。。多分これ光沢紙にカラープリントしたやつで印画紙ではないみたいな感じ。確かにそのほうが扱いやすいだろうし、コストもかからないだろうけどイマイチ味わいにかける。てかこれを印刷するのにフィルムの画像を一度デジタル化したのであればそのデータのほうが欲しい。。。

というわけでPraktica、普通には使えるカメラだと判明しました。またいつかZeissのM42マウントの広角レンズでも手に入れてこのPrakticaで使ってみたい感じです。

ContaxのZeiss Sonnar 50mm f2.0をNEX6で使う 2015年10月12日

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From Russia with Love、ロシアからContax RFマウントをSonyのNexシリーズおよびαシリーズにマウントできるようにするアダプタがやっと到着。

ロシア語のテープでぐるぐる巻きにされたら中にはダンボールで包まれたレンズとマウントアダプタが。まあ中古で安かったわけだけど結構傷だらけで可動部分も結構ガタガタしてる。でもちゃんと使えるのでまあいいやというところ。

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ebayで買った時にマウントアダプタ+レンズという名目で購入して先月実家から持ち帰ったContax IIaについていたCarl Zeiss Sonnar 50mm f2.0のレンズをNEX6で使おうと思っていたが、付属で付けてくれるというレンズは正直どうでもよかった。で、実際に届いたレンズはなかなかひどいもので、レンズは曇りまくってるし、絞りの羽になんかよくわからん針金が絡みついている。それでもちゃんと絞りは完動。こちらも可動部分がガタガタと隙間だらけのひどいもの。これはほっておいてSonnarのほうを使います。

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とりあえずうちのじいさんが購入してしばらく使っていたが、僕が生まれる頃にはもう使ってなかったらしいので40年以上お蔵入りの憂き目にあっていたZeissのレンズ。試し撮りは夜だったけど、人を撮ってみると「ああ!」とため息が出る写り具合。デジカメってのはフィルムカメラの質感みたいなものを出すのにセンサーとかセンサーで光を受けた後の絵作りをする画像処理エンジンが大事なのかと思っていたが、ほとんどレンズなのね。てか多分フィルムの質感と思っていた部分ってのは、雑誌やら本に載る写真を撮ったプロのカメラマンが世界標準で使っていたのがZeissのレンズで、僕らが今まで心に深く感動を刻んだビジュアルってのはやはりZeissで撮られていて、実質世の中の写真の世界を作り上げていたのがZeissなんじゃないかと思った。自分の撮った写真がこのレンズだけで数段レベルアップする感覚ですな。やっぱ腕じゃなくて道具か??このレンズはそう感じる。他のレンズとはひと目でわかる絵でした。すごいなあこれは写真取るのがたのしくなる。

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ちょっといろいろ撮りたいと思います。

実家にてZeiss Ikon Contax IIaが発掘される 2015年09月21日

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今回の嬉しいニュースは実家の部屋の整理をしていた母親から「おじいちゃんのカメラが出てきた」と見せてくれたのがこれ。Zeiss Ikon Contax IIa。

1950年代に販売されたドイツのカメラでZeissといえば有名なメーカーじゃないですか。


コンタックス – Wikipedia
Zeiss Contax IIa IIIa
レンジファインダーカメラ – Wikipedia

Contaxというレンジファインダーカメラで一眼レフと構造が異なるので正直まだ使い方がよくわかってないですが、まあどちらにせよフィルムカメラなんで今時は使いにくい。

それよりも注目すべきはレンズで、Carl Zeiss Sonnar 50mm f2.0となっているフルサイズでは標準画角の明るいレンズ。これをぜひNex-6にマウントして使ってみたいもんだ。

吉祥寺ヨドバシで「Contax RFマウント → Sony Eマウント」への変換アダプタを30分以上かけて探してもらったが残念ながら在庫なし。またeBayでアダプタ購入かなあ。日本国内で試し撮りというチャンスは途絶えました。

レンズも前玉のレンズの周辺部にカビが見えるがたぶん写りには問題ないレベルと信じている。。

早く試してみたい。。

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ถ้ำพระยานคร プラヤーナコーン洞窟 2015年07月02日

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前回からのつづき。

【タイ】クーハーカルハット宮殿の神々しすぎる絶景 | TABIZINE~人生に旅心を~

さて物静かなサムロイヨットビーチの宿で朝イチから12時のチェックアウトのギリギリまで昼寝をしまくった後、なんか体動かすのダルいねえと言いながらも今回の目的であるプラヤーナコーン洞窟に向かいました。


↑ 行き方概略。とりあえず車では4020のこの十字路をホアヒン方面から左折です。

とりあえずの行き方は上の地図のようになります。どうやって行くのかというのはウェブ上に日本語で全然説明がなかったので一応書いときます。タイ語で検索したら一発で出てきました。

んでとりあえず洞窟に続く寺の駐車場に車を止めて案内に従って洞窟方面へ。

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この手前で入場料を払って入るわけですが、大人(外国人)200THB、大人(タイ人)40THB。。。また外国人価格が。。ま、暑くてめんどくさかったので大した金額ではないし200THB払って山登りスタート。

洞窟までは山を2つ越えないと行けないのですが階段がちゃんとあるのは最初だけで途中から石がゴロゴロした急な山道になり、歩きにくいことこの上ない。

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途中、「View Point(展望台)」と書かれた看板があったので登って行ってみるとこんな足場。。柵もないし、登ってきた所以外は崖で下は海。転んだら一貫の終わり的な展望台。

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そしてひとつめの山を降りるとこんなきれいなビーチが続いてます。

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ビーチにはこんなバンガローがあって多分予約すれば泊まれるはず。一応ビーチには食堂と売店はありました。それ以外の施設は何もなく、他に何か手に入れようと思ったら山を越えていかないといけない立地。。。

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さて2つめの山の入口。もうすでに汗だくでだんだんと歩くのが嫌になってくるがここまで来て洞窟を見ないで帰るのも馬鹿らしいので頑張る。

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どんだけ登ってもこんな景色ばかりで足場が悪い。ビーチから400m登らなければならないそうだ。

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山の中にいきなりこんな看板が。いよいよ洞窟か?

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わあ!すごい景色だ!

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さらに進むとあの祠があった!さすがにもう午後になっていたので祠に光が注ぎ込むような角度にはなっていなかったがそれでも十分に素晴らしい景色。

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てかここまでかなりの過酷な上り坂を登ってくるのであまり余計な人が入ってこない&みんな息が上がってあまりしゃべらないので洞窟の中もとても静かでひんやりしている。時たまどこかからふく風が冷たくて気持ちいい。さらに洞窟内の石の上に座って目をつむると静寂の中に洞窟内の空間に反響する大地の鼓動みたいなものを感じる。。。と非常に興奮気味の洞窟探検。てか何気に生まれてこの方洞窟の中って入ったことがなかったかもしれない。そもそもちょっと閉所恐怖症の気があったからなあ。。。

とにもかくにも非常にいい場所です。珍しく大絶賛。


↑ Google Mapの航空写真で見てみると山に穴が空いているのが見て取れます。。。

สามร้อยยอด サムロイヨット国立公園 2015年07月01日

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前回からのつづき。

【タイ】クーハーカルハット宮殿の神々しすぎる絶景 | TABIZINE~人生に旅心を~

というわけでバンコクからやってきたサムロイヨット国立公園周辺。このあたりは奇岩の切り立った岩山がそこかしこにあって、人がまばら、山以外は何もない平地がだだっ広くひろがるちょっとさみしげな場所。というか心配になるぐらい人が居ない。

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さらには敷地が広大で洞窟やビュースポットが点在しているため、どこをどう回ったらいいのか最初はてんでわからない。なので基本的に一回車でざっと周辺を走り、距離感とかビーチの近さなどを体感してから再度ネットでどこにどう行くかを調べたほうがいい。実際道路に掲げてある看板だけでは僕はさっぱりわからなかった。んで、最終的に僕らは天井の穴から中に太陽光が射しこみ、中の祠を神々しく照らすプラヤーナコーン洞窟に向かったわけですがはっきり言って洞窟にたどり着くまでの山登りで汗だくだく、足はパンパンで1つでお腹いっぱい。かなりハードな行程です。人の居なさ加減がそのへんでだいぶわかってきました。

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次回、続きましてプラヤーナコーン洞窟です。