英語が出来るならSwift Playgrounds 2016年11月03日

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iOSアプリだけど、iPhone では使えず、iPad上だけでしかプレイすることができないアプリで、Apple純正の「Swift Playgrounds」というアプリがあります。

これは、Appleが自社の製品の上で動くプログラムを作成する言語としてリリースしたSwiftおよびそのプログラミングの考え方自体を学習するためのプログラム。

学生でも効率的に学習していけるように絵本のようなグラフィックが展開されていて、Playground内のキャラクターを moveForward() などのコマンドで動かして課題をクリアしていくというプログラミング学習パズルゲーム。

これがなかなか楽しい。一回の課題が10分とか15分とかの時間で解決できるし、学生でもわかるように文章も難しくない。Swiftの特徴をいろいろ、というよりかは普遍的なプログラミングの考え方を教えてくれるので初心者でも全然問題なし。

数独とかマインスイーパをやるぐらいの感覚でコーディングの基本を覚えられます。こういうのやってるとホントにアメリカ人ってコンピュータのソフトだけでなく、もっと根本的なソフト、人間の行動論理みたいなのを解析したりまとめたりするのが得意なんだなあと思います。

このアプリで欠点が2つ。個人的にはまったく欠点にはならないですが、

  1. iPad買わないと使えない:iPad Air/Pro/mini 上でしか動作がサポートされない
  2. 記述言語が英語

1.はどうしようもないとして、2.は仕事で製品の英語のマニュアルをよく読んでいる、というぐらいの英語力のある人なら全然問題ないレベルです。

しょうもないゲームやってるよりはよっぽど役にたついいアプリです。世間的には目立たないけど個人的にはiPadのキラーアプリ。毎日数トピックずつこなしていくだけでも十分勉強になると思う。Appleって障害者向けのアクセシビリティとか、教育向けのプログラムなどがそこそこ揃ってるところが面白いところだと思います。

学校で教えてもらうことは結構役に立つ 2016年08月04日

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ここで何回も書いてるけど改めて思うのはタイ人の運転は合流やS字路がとにかく下手。高速の進入路、降りたところとか、みんなモタモタしていてイライラする。免許取得の過程で誰も合流のやり方、高速道路の進入道路の構造の意味とか、S字路のどのタイミングでハンドル切るかなんて教えてくれないんだろうと思う。日本では教習所でかったるい実技教習の際にちゃんと教えてもらえる。意外にこんなことを知ってる知ってないで運転の要領の良さが結構変わる。自分の今の車の運転なんかもベースはやっぱり教習所で教えてもらった運転の仕方が下敷きになってる。

特に最近自分はタオルとかのアンモニア臭がするやつを撃退するために、酸素系漂白剤を使うなんてやり方を知ったが、塩素系と酸素系の漂白剤の違いなんてのを考える際にベースになる化学の知識がほとんどなくて困っています。

こんなもの社会に出てから使うもんか、とバカにしていた知識の大半は意外と実社会に出てから必要になるものばかりで学校の勉強ってホントに大事な事だったんだなと最近改めてバンコクの路上で思う今日このごろ。

大学の時分は親が呆れるほど勉強しませんでしたが。。。

Bitcoinの学習本 2015年01月07日

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Bitcoinをいろいろ勉強していて、インターネット上でコストをぐっと押さえて簡単に送金ができるシステムみたいな感じのことはすぐにわかるんだが、具体的にどのようなシステムで動いているのかよくわからない。ブロックチェーン?どういう情報が載っている?ハッシュ?不可逆圧縮?どういう理屈で成り立っていてその上でどういうことすると問題が出やすいか?リスクが高いのか?なんてことをわかりたい人向けの本を。

こちらはBitcoinという技術で何が出来るのかをまとめた本。80円と非常にお安く、その分文章量は少なめで簡単にさっと読める。どういった性質のもので何が出来るのかはこれで把握出来るんじゃないかと思います。ただ、動作ロジックまではわからない。

その次に読むのにいい本。個人的にはこの本を薦めたい。僕らみたいなある程度インターネットの技術とかがわかる人間ならこの本でその仕組を勉強してどういうロジック、そしてリスクがあるのかを考える。一番最初にBitcoinを触り始めた際にWalletをインストールしてBitcoinの残金データがWalletに何か実データとして保持されているのか
それともデータはインターネットの向こう側でログインアカウントか秘密鍵かを持っていたら端末自体は紛失などしても残額は失わないで済むのか?とかそのへんがウェブの解説をちょこちょこ読んでるだけではまったく理解できなかった。

その辺はこの本を読むことでロジックを理解し、残額の紛失に備えてのバックアップだとか、盗難(これもロジックがわかると、「秘密鍵が第三者に知られて、別のアドレスにBitcoinが勝手に送金されてしまう」ことを意味するのがわかる)に対するセキュリティ対策などを自分の頭で考えていくことができるようになる良書だと思います。実際に数字などは使わずにうまく解説されてますが、やっぱり読み進めて行く上ではコンピュータって何?とかインターネットの基本原理とかは一応わかってないとちょっと読み進めるのは時間がかかるかな?後は公開鍵暗号のWikiページを何回も参照しながら読んでいけば原理は理解できるのではないかと思います。500円とお安いし、Bitcoinの面白い動作原理を学ぶのに最適だと思います。ちなみに上と下は両方共同じ著者です。

正月はこのへんの本を読み、実際にWalletをインストールしてTradeサイトで日本円でBTCを買い、さらにはGPUを買って暗号通貨の採掘までを試して過ごしていました。