JJRC H36をFPV化 2017年02月17日

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先に購入しうていたブラシモーターマイクロドローンQX90でありますが、度重なるクラッシュを経て「一回飛ばすとどこか一箇所壊れる」原則通りいろいろ故障しましたがFPVカメラが壊れてうんともすんとも言わなくなりました。

軸間90mmのブラシモーター小型機 QX90到着 2017年02月06日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide

基板LEDすら光らないので完全に電源が入らないようになってしまったかと断念しておりましたがこれもどこかのドローン関連の掲示板で「QX90のカメラは背面のSMD Inductorという部品が壊れやすいが、断線したら単純に短絡すればまた使える」という記事を見つけ、コメントの通り短絡させて見ると見事FPVカメラ復活。(FPVカメラ映像のノイズが多くなったような気がしますが)

というわけで始めてまともにドローンでFPV操縦をしてみました。FPV Freeriderというシミュレーターで夜な夜な練習してある程度操作感を得たからか、思ったよりかは飛ばせましたがやはりクラッシュクラッシュ。20分程度のFPV飛行を終えた後の高所からのクラッシュで見事替えのないプロペラが割れてしまい飛行不可と相成りました。まだまだ「一回飛ばすとどこか一箇所壊れる」が有効です。

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さて、このマシンのプロペラが壊れる頻度を案じてすでにBang goodにて替えのプロペラは発注済みなんですが、まだデリバリされておりません。それまではこのマシンは待機となります。

今はもう家の中で飛ばせるマシンはJJRCのH36しかないなあと考えてましたがここでまたYoutubeで見たH36のFPV化をやってみたくなりました。

QX90のカメラはTVL600だったか700だったかのカメラと25mWのVTX、アンテナの一体型。結線は単純にQX90のフライトコントローラのバッテリ接続箇所にはんだ付けされてるだけなのでH36でも同じようにバッテリのコネクタと基板の接続部分の裏に端子があるのでそこにはんだ付けしてあげれば基本オーケー。両面テープと輪ゴムでカメラ固定をしてあげればとりあえずの完成。

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手持ちのEachine EV800というFPVゴーグルでH36FPV初飛行。イエーイ!あたりまえだけどちゃんと飛ぶぜ!さすがに本体に対してカメラが相当重いので機敏には動き回れないものの、H36のフライトコントローラがしっかりしてるせいかホバリング時の安定度などは変わらずで操作しやすい。楽しい!!!

と思いつつも飛行時間3分程度でバッテリ出力がカメラの重さに耐えられなくなってきたのかスロットルを上げてもイマイチ上昇できなくなりました。。がっつり飛ばすにはモーター交換かなあ。。。

とはいえ、今回の改造でさらに思ったことは、「FPV初心者は250のマシンでもなく、マイクロドローンでもなく、Tiny WhoopのFPVで宅内でとにかく練習」というのが上達への一番の近道ではないだろうかということ。Tiny Whoopは本当に故障に強いのです。こいつだけは幾度のクラッシュを経ても一枚もプロペラが壊れてないです。それぐらいプロペラガードがジャストサイズで防御力バッチリ。パーツの配送待ちまで練習はおあずけなんてことがなく、毎日いつでも飛ばせる素晴らしいマシンとなります。とりあえずJJRC H36、EachineのE010あたりがおすすめです。


↑ アクロバティックなFPV映像の裏にはこの人みたいに幾多のクラッシュが待ち受けてるわけです。

Flyskyのプロポ、FS-TH9XにOpenTXを焼く。一時は文鎮化。 2017年02月16日

OpenTX対応の型落ち激安プロポ

ひょんな事から昔話題になってたFlyskyという中華メーカーのプロポFS-TH9Xをバンコクで発見。このプロポはOpenTXというオープンソースのファームウェアがインストールでき、かなり細かい項目までユーザーがいろいろと設定できるようになる。

さらにはプロポ本体に無線モジュールを内蔵しておらず、モジュールのはめ替えでFrskyやFlyskyなどのプロトコルの受信機が使える。さらにはBang goodにはトイドローンから自作機レーサードローンに使う受信機に多く対応した4-in-1 DIY Multiprotocol モジュールなるものも販売されていて改造やAdd-onでかなり使えるものになるらしい(ただこれは日本で使うと技適の関係で問題あり)。

というわけで、買ってみました

デフォルトのファームウェアではかなり自由度は狭い。プロポに登録しておけるモデル数(一つのプロポに複数のドローンをバインドしておく機能)も8つしかない。なのでとりあえず、

・ 乾電池駆動を充電式のLipoバッテリーに変更(買って入れ替えれば終了。約10ドル)
・ なんと液晶のバックライトがついていないので、eBayでFS-TH9X用のバックライト購入して追加(約6.5ドル)
・ OpenTXファームを焼く
・ マルチプロトコルモジュールの追加(45ドル)

というプランを計画。ちなみにOpenTXのファームを焼く作業はソフトウェアの作業だから費用は要らないかと思いきや、このFS-TH9XはUSBポートがない。どうするかと言いますと、プロポを開腹、中のメインボード上のはんだ付けスポットにケーブルをはんだ付けして10pinコネクタでUSBASPというUSBドングルに接続、これをPCと接続してOpenTX CompanionというPCのソフトウェアで公式サイトからDLしたファームを焼いてやります。(OpenTX Companion以外にもUSBASPドライバ、avrdudeというフラッシュコマンドラインツールのインストールも必要。)このツール、多分Arduinoという電子工作用のオープンソース基板と互換性があってArduinoにプログラムをフラッシュするのと同じようにプロポにファームウェアをフラッシュするんだと思う。

しかしまあ、発売されて6,7年は経っている機種なのでしょうがないかもしれないが、このスマホ全盛の時代に非常に使いにくくてしょうがない。

まずはファームの入れ替えで半田付けが必要というところがなんとも。。(とはいえこの1ヶ月で劇的に半田付けが上手くなりました)最初はUSBASPにもドライバがいることに気づかず「認識しないなー」とボヤいてみたり、次はavrdudeも役割をイマイチ認識できてなかったので入れ忘れてたり、複数のウェブを参考にケーブルの半田付けをしてましたが、よくよく見ると6本のケーブルのシーケンスをまるまる逆に取り付けてたり。下の画像とUSBASPの基板に印刷されてるポートをちゃんと対応するように半田付けするように!(あたりまえか。。。)

ハードでひとしきり悩み、またソフトで悩む

ここでやっとPCからUSBASP経由でプロポの存在を認識してくれるようになったんですが、ファームをフラッシュしようとすると、

“Your radio probably uses a wrong firmware, eeprom size is 4096 but only the first 2048 are used”

こんなエラーで完了できない。。しかしバックアップしてあるはずの元のファームを焼き戻しても元に戻らない。。電源を入れてもウンともスンとも言わなくなった。。

Frskyの無線モジュールを挿して電源入れるとピッって音がするからモジュールに電源は渡っている。多分ソフトウェアに問題あり。Bootloaderがうまく読み込めてない?

やばい!Brickか??(日本でいう「文鎮化」は海外だとBrick:レンガ、という)

Help flashing 9xr with telemetry – openrcforums

悩みまくって丸一日、上記サイトで「MacとWin10ではOpenTX Companionに問題あり、WIN7でやれ」とのこと。WIN7機がなかったのでとりあえず眠っているSurfaceでやってみるとエラーは解消された。で、ちゃんとファームが焼けたかというと、これでもまだうまくいかない。エラーは出ないんだけど、PC側に保存されているファームのファイルを読みにいって、それが完了したらそのファームをプロポに焼くという処理が走るはずなのになぜかファイルを読みにいってファームを焼かずにプログラムが終わる。。なぜだ???

Flashing Opentx to Turnigy 9x – RC Groups

またまた検索、OpenTX Companion内の設定でBackup Folderの設定項目があるが、設定しないとflashが完了しないとのこと。みてみると設定していなかった。なので適当なフォルダを指定して「Flash firmware to radio」をクリックしたらやっと上手くいきました。。。

結局はんだ付け含め新しいファームを焼くのに一日半ほどもかかってしまいました。。疲れた。。

要はUSBASPの結線はUDBASPのそれぞれ対応するポートをよく見て結線すること、MacではなくWINマシンを使うこと(もしくは仮想マシンのWindows)、設定のBackup Folderはどこでもいいからちゃんと指定すること

ってことですかね。しかしこんな古いプロポを日本人で他に使う人がいるんだろうか??ただ、このプロポ自体は無線機ではなくたんなるコントローラーで日本で使用する際にこれ自体に技適は必要ない(これ自体から電波を出さない)。無線モジュールだけ技適のあるFrskyなどのモジュールを使えば電波法的にも問題はないはず。なのでOpenTXのプロポを日本国内で使用することが出来る(操作性はそんなに良くないが)というメリットはあるが、いかんせんハードが古すぎる気がします。。。

とりあえずOpenTX化が完了したので、乾電池12VをLipoの3セル11.1Vのものに変更、LCDのバックライト追加、4-in-1マルチプロトコルモジュールをインストールすればなかなか使えるプロポにはなると思いますが。。。

↑ 相変わらずアマゾンで売られているものは変態的な値段が設定されてます。。Bang goodやタイで買うなら1万円しないよ。。。

ドローン操作上での基礎知識 2017年02月14日

モード2にて

左スティック
Altitude (Throttle)
Yaw (Rudder)

右スティック
Pitch (Elevator)
Roll (Aileron)

ドローン操縦の基礎、備忘録として。

Altitude, Yaw, Pitch, Rollの呼び名は普通に覚えているんだけど、Throttle, Rudder, Elevator, Aileronがなかなか覚えられない。ドローンの操縦に必須の知識、というよりかはウェブ上やYoutubeにあふれているドローン操縦TIPSを見たりする上でちゃんとこれを覚えておかないと理解できないという用語かな。

ドローン初心者はフライ&ラン! 2017年02月12日

またまたドローンの話です。

飛ばして・落として・走って・回収。

慣れないうちはレーサードローン飛ばすのは大変。上の動画の通り用水路(水がなくてよかった!)に落として取りに行くとか。。。土地の管理人に見つかったらなんか言われそうだし、とりあえず無事回収しても息が上がって汗だくになりますわ。。。

その57 One flight, One break. | ある日、突然ドローンに魅入られた!

こちらのサイトで、「一回飛ばすたびに、必ずどこかが壊れるドローン。」とあるがまさにそんな感じ。ドローンのパーツがなんで安いのかわかった。みんな飛ばすたびになんやかんや壊れただの、消耗品交換だのでパーツの数が出るんだろう。

レーサードローンは3軸ジャイロと3軸の加速度計の6DOFだけだが、DJIのPhantomやParrotのBebop Droneなら高度維持のための気圧計やソナー、GPSで現在地維持やGO HOME機能が使えて全然安定する。プロポから手を離してカバンから何か取り出したり、なんてことも可能。レーサードローンは飛行中はプロポから手を離せない。

一回飛ばすと必ず何かが壊れる6DOFと比べると抜群の安定度で墜落回数も故障回数も段違いに少ない。皆さんもドローン始めるならとりあえずはPhantomやBebop Droneから始めないと楽しさがわかる前に根負けしてしまうこと請け合い。

ただ、41歳のおっさんがこのラジコンに対しては今回多少負けん気があって、なんとかワシもYoutubeの動画みたいにビュンビュン飛ばせるようになりたい!と猛練習中なのです。


↑ 自分の手でこのスピードをコントロールしてみたい。。。

↑ トイドローンだけどプロペラガードがしっかりでなかなか壊れないコイツは優れもの。アマゾンでまだ常識範囲内の価格のもの。

QX90、受信機とフライトコントローラがつながらない。。。 2017年02月10日

宅内ドローン練習機として購入したEachineのQX90、なぜか暴走するようになって、加速度センサーのキャリブレーションなどを行ってもクラッシュしまくるので一度Clean Flightの設定をリセット、その後フライトコントローラ上のBOOTピンをはんだ付けでショートさせてBetaflightをインストール。設定を改めてイチから始めようとしましたが大きな問題が。。。

自分の買ったQX90はFrskyの受信機が一緒についてくるモデルで、frsky PPM/SBUS receiverとなっていた。個人的にはSBUSの文字がちゃんと目に入ってなくてずっとPPMで受信機とフライトコントローラが会話してるのだと思っていた。。ところがbetaflightのreceiver画面にプロポのスティック操作が全然反応しない。躍起になって原因を解析しようとBetaflightの設定を片っ端から変えてみたり、再度Betaflightをインストールしなおしてみたり、はてはプロポの設定まで一旦リセットかけて試してみましたが結果変わらず。。。なんやかんやでほぼ丸一日。。。頭ぼりぼり掻きながら途方に暮れておりました。

が、彼女を車で迎えに行って、待ち時間にスマホでいろいろ検索していたところ、ネットでの自分の買ったQX90の受信機と同じ型の画像を見るとディップスイッチでPPM/SBUSの切り替えが出来るようになって居る様子。あらら、SBUS接続が出来るのか?というかSBUSってPPMとはまた違うものなのか??(この程度の理解。。。)

とりあえずディップスイッチがあるということは自分の持ってる受信機見てみて、スイッチの位置でPPM/SBUSのどちらで動作して居るのか判別できる。見てみたらSBUSの設定。。?あれ?さらに今までよく見てなかったけど基盤の接続を見てみてもSBUSの端子からフライトコントローラへケーブルが伸びて居る。ということは今までSBUSで接続されて居た??

で、betaflightのPort設定でUART2のSerialRX有効にして、Configuration設定のReceiver ModeでRX_Serial有効にして、Serial Receiver ProviderでSBUSを有効にして保存・再起動したらあっけなく繋がりました。。

うーん、ここでまるまる一日ぐらい悩んでました。。。IT関連と違ってまだ馴染みが薄いから何をやるにしてもうまくいかない事だらけ。。