00/09/04 UpDate

虹五萬、再開までの道のり

1996年 8月

逢坂浩樹とその仲間たち、青春18切符で第一回RAINBOW2000に参加するため、
富士山まで足を伸ばす。絶好のロケーションと有象無象の参加者たちに
失禁。屋外レイブに開眼



1997年 8月

昨年の逢坂浩樹レイブ体験に引きずられ、山際貴裕も第二回RAINBOW2000に参加。
小雨模様の中でひしめくテント群、遊園地の中を駆け巡る光、底抜けにつきぬけた
一般参加者を見て失禁。山際貴裕もレイブ開眼。


1997年 秋

京都の立命館大学の立命シネマクラブにて、夜遅くに誰もいなくなった
部室で逢坂浩樹と山際貴裕はふいに21世紀の精神異常者をフルボリューム
でかけて、骨折ジャズビートに翌日に疲れが残るほど踊り狂う。


またその後、部室での編集作業、暇つぶし時間などにフルボリュームで音を流しながら
踊り、周りを破壊しまくるサバトと名づけられた集会が流行。火の玉キャッチボール、
室内キャンプファイヤー、長机プロレスラー割りなど、骨折ビートに揺られながら
参加者達は危険な技を披露した。それを聞きつけた他サークルの連中もどこから
ともなく現れ、同室のサークルの機材を破壊して涼しい顔して去っていくなど、
サークル部員自ら学校内でのサークルの立場を危うく追い込んでいく。


無計画、無反省な若者もサークル内でのサバトは自殺行為と無言の同意からか
ある時期からサークル内サバトを取り止め、大音量をかけられるロケーションを探す
ようになる。一時期、某書店で深夜時間帯に臨時的にサバトを行うが、継続できる
わけもなく、尻すぼみの形となる。


ちょうどそのころ、深夜の山道ドライブを楽しんでいた山際貴裕が
京都は鞍馬の山奥に、建設途中で中止になった道路を発見、あたりに民家はなく
道路に入る道は草が生い茂っているため、人が入り込むことは難しく
絶好のロケーションであることを発見する。


早速、鞍馬山中でレイブを開催、秋の風肌寒い中、体がばらばらになるほど
踊り狂う。絶好のロケーションを得たが、すでに秋は深まりレイブを開催
できる季節の限界まで来ていた。参加者は来年春の開催を約束してその年の
虹五萬を封印


1998年 6月

虹五萬参加者達のほとんどが4回生となり、就職活動の局面を迎えるも
全員、一向に進まず。山際貴裕は留年決定。そんな中狂人を世の中に迎える季節、
春がやってきた。ムラムラの色情とムズムズしたRAVE欲求を体に秘めて、1998年の
虹五萬開催。


そして、事故発生。若者達は無反省にこの時の虹五萬でも火を渇望し、
場のど真ん中に焚き火が燃された。暗闇の中、焚き火の下にスプレー缶が
潜むのを誰も気づかなかった。イベントも終り頃に踊りつかれた山際貴裕が
ぼんやりと焚き火周辺にいたところじわじわと熱にあてられたスプレー缶が爆発。
一番ちかくに居た山際貴裕が被爆、他無傷。山際貴裕は顔面、および左腕に火傷
を負い、もはや痛みで歩けない状態。仕方なく虹五萬を取り止め下山。
下山しても火傷の痛みは引かず、「あついよぉ、痛いよぉ」しかしゃべれない
山際貴裕、無念の帰宅。


火であぶられたのが一瞬だったためか、火傷は比較的軽傷ですみ、数日後
山際貴裕は包帯をぐるぐる巻いて、マミーのようないでたちで登校。
肩下15cmほどあった長髪もこの爆発のおかげで漫画のようなパーマとなる。
火傷も二週間ほどで新しい皮膚が再生。長髪も剃刀でさっぱり切り落とし
新しい赤剥けた皮膚でまるで顔面亀頭ともいうべき山際貴裕、無反省に
虹五萬再開を口にするが、中々実現されず、その年の虹五萬は封印


1999年 春

虹五萬の主要参加者、立命館大学卒業。卒業しても連絡はとりあうが、
なぜかこの年には虹五萬は一度も開催されることはなかった。
その間、逢坂浩樹所属するビームライフルの活動が活発化。
「あなたもわたしも通好み」な演奏で徹夜イベントなどをなんども開催。





一方、立シネ居残り組は学園祭限定の巨人症なるバンド活動を継続、さらに
映画サークルながら、自分達で勝手にサークルイベントとして素人DJ大会、
「Club512」を開催。






2000年 春


虹五萬参加者、ほぼ全員卒業。社会人となるが、毎日続くぼんやりした
仕事のローテーションに早くも絶望。しかし、就職したおかげでなんとか
身についてきた計画性を持って、虹五萬興行を志す。
すべての活動をネタ元に、すべての活動に還元。虹五萬、
二年ぶりの再開を志し、有志達が動き出す。



2000年 7月1日


2年ぶりの虹五萬開催!参加者も以前にないほどの大人数。
機材トラブルを乗り越え、夜の霧地獄、朝の灼熱地獄を乗り越え
無事怪我人なく終了。
途中、レイバングラスのチンピラ風男が現れたのも参加者の自作自演と判明。
ドラマあり、明るく楽しく激しい虹五萬がそこにはあった。
そして、虹五萬の覇権を狙う黒い影を残したまま、虹五萬は第二回へ向かう。





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