もの静かなペチャブンの街 2014年05月30日

Center city of Petchabun Thai
↑ クーデター直後だったからか、街の中心のロータリーには兵隊の姿が。

彼女の友人を訪ねてペチャブンの街までやって来ました。ペチャブン県の県庁所在地なんですが、到着する前からSNSなんかで知り合いから話を聞くに、「田舎」だと。そして実際行ってみても、やっぱり田舎。人があんまり歩いてないですな。田舎らしい静かな優しい緩い空気なんですけど、人のいない具合はちょっと前のラオスを思い出させる。

Center city of Petchabun Thai 2

Center city of Petchabun Thai 3

Center city of Petchabun Thai 4

Center city of Petchabun Thai 5

Center city of Petchabun Thai 6

そういえばペチャブンの観光地カオコーは昔、コミュニストの根城になっていて政府軍とコミュニストの間で戦闘が行われていたという。

タイは政権は変われど、今も昔も資本主義で基本的には親アメリカ方針は変わらずだと思う。そんな中、共産の分子を抱えていたペチャブン県はそれ以降中央政府からほとんど目もかけられなくなったのだろうかと夢想。コミュニスト、ラオスっぽい、というキーワードだけで思い込みしてるだけですが。。

街の中心地も小さなローカル市場があるぐらいで静かなもんです。しかしこの街、街の真ん中に近づくに従ってどんどん英語表記がなくなってくる。看板の類もタイ語オンリー。これは海外からの旅行者はしんどいかもね。

彼女の友人いわく、結構外国人居てるよとは言ってたが、それは多分カオコー(山が続くなかなか景色のよいエリアでタイ人にも人気のある観光地)だけで、ペチャブンの街中は外国人なんてほとんど居なかった。白人は一人も見なかった。

地球の歩き方、Lonely Planetを見てもペチャブンは載っていない。観光産業からフレームアウトした街ペチャブン。

Night Bar of Petchabun Thai

Band playing in the night bar in Petchabun Thailand

晩飯に彼女の友人と街中のちょっと大きな飲み屋に行ったが、ここもまた内装が古臭くて、まるで昭和40年代の古ラウンジといった風情。

このままホテル帰ってテレビつけたら味園ビルのキャバレーユニバースのCMとかやってそうな静かないなたい夜。そんなペチャブンでした。

ペチャブン、シーテープの遺跡 2014年05月29日

DSC_0010

彼女の友人を訪ねに週末ペチャブンに行くことになりました。こちらは行く途中に立ち寄った遺跡。ペチャブンは南北に長い県でサラブリ、ロッブリを経てペチャブンに入る。その途中経路で国道21号線を走っているとSiThep Historical Park 7kmと書かれた看板が。

右折して行ってみると今までわりと整備されたきれいな国道だったが、路肩には砂が乗り、道は穴ボコが目立つ田舎道に。それでもそのまま突き進んでいくとありましたありました。

DSC_0019
↑ You are here. がInformation Counterでその背後に遺跡の敷地としては結構でかい範囲が。大阪城みたいに堀で囲まれた都市だったんでしょうな。

昼13時近くに行ったせいかどうなのかわからないが、ここの遺跡、とにかく観光客がいない。でもちゃんとInformation カウンターなどもあってお姉ちゃんが出て来てパンフレット渡して説明してくれる。ここの遺跡はアユタヤやバンコクのコラタナーコーシンと同じく都市の周りを掘りで囲っていて、公開されてる遺跡の後ろに約1500ライ近くの面積のエリアが手付かずで残っているらしい。当然一般の人は入れない。

DSC_0020

DSC_0024
↑ Information Counterには出土品が。カンボジアの遺跡でよく見る顔の造りとはまた違う様式のような。。なんだか虚ろな危ない目つきが微妙に心に残って悪い夢でも見そうです。。。

そして出土品。カンボジア様式とはまた違う印象の顔の作りである。この顔だけになった像とか表情が微妙に目に焼き付いて怖い。

DSC_0031

DSC_0055

DSC_0065

遺跡エリアに行っても人が居なかった。もうほとんど好き勝手に歩き回れる。余程まだ人に認知されていない遺跡なんでしょうな。暑い昼下がり、僕ら二人、700~800年前の遺跡を歩き回って、兵どもが夢の後状態の朽ちた人工物と自然の対比を存分に楽しんできました。

パノムルン遺跡などもいいんですが、こういう本当に人がいない遺跡を歩いて無音の中でボケーッと時の移ろいに思いを馳せるというような体験を出来ることはそうそうないのでいい思いをさせてもらいました。

ついでに言うとここでカウンターに居るお姉ちゃんや、カウンターから移籍までカートを運転してくれるおっちゃんも片田舎の割に非常にFriendly & Politeで感心。地方自治体がよっぽどここを観光名所に仕立て上げるよう力を入れてて、スタッフの教育にも熱心なんだろうか??

行ける人は平日などに行くと多分高確率で一人遺跡を楽しめるはずです。周りなんもないけどそういう意味でオススメです。


View Si Thep Historical Park in a larger map

KORG nanoKONTROL2 / Braun M-90 2014年04月11日

IMG_20140405_122149

高城剛氏のLIFE PACKINGを日本一時帰国に合わせて買っておいて、帰宅時にAmazonの箱を開けて2時間で読みきった。んでその中で紹介されていた上記の2つを東京で購入。

・KORG nano KONTROL2

KORG コルグ USB-MIDI コントローラー NANO KONTROL2 BK ブラック
KORG (2011-04-29)
売り上げランキング: 228

高城剛氏が使っているDJコントローラとのこと。これがまためちゃくちゃ薄くて軽くてお値段も安い。Amazonで3480円。僕が店頭で購入した時は3980円。8チャンネル分のスライダー、ノブ、そして各3ボタンが付いている。基本的にはDAWソフトのMIDIコントローラみたいだけど、これをTraktorなどのDJソフトの各ボタンなどにマッピングして使っているようです。ネットで検索すると結構いろんな人がこいつをDJコントローラとして使っているみたい。ボタンマッピングのテンプレートファイルなどもダウンロードできる。

僕は基本遊びで単純に曲を繋いでかけて録音したファイルをMixcloudにあげるくらいだからあんまりゴテゴテしたDJコントローラは要らないし、そんなに頻繁に使うわけでもないから安いのが一個あるといいなあと思っていて、バンコクだとPro PluginというシンセやDAW関連のツールを扱う店でDJコントローラ関連も売っていて、そこで一番安いDJコントローラがNumarkのDJ2GO。これで2,990THBぐらいするから日本円で言うと約10,000円。全然nano KONTROLのほうが安いし、DJ2GOはDJコントローラ以外には使いようがないけど、nano KONTROLなら他のDAWソフト使うときにも使えるかなと思って(これ一個だけでは使い道もないかもしれないが。。)店頭に行ったらちゃんと売っていたので購入。

早速バンコクに戻ってMacに繋いでTraktor入れてiTunesの曲で遊んでみるとちゃんと遊べる。しばらくはこれで問題なし。てかこれ以上の事をする時がやってくるのか?って感じですな。僕はボタンマッピングのテンプレダウンロードしてお手軽にそれを適用しました。ちゃんとクロスフェーダーも使えるし、ほぼほぼ問題なしです。ただiTunesのライブラリから曲を選ぶ手順だけnano KONTROLでできずキーボード/マウスを使用します。デッキへのロードはnano KONTROLのボタンで可能。後、Mac一台だけだとヘッドフォンモニタ用のAudioデバイスがないので基本モニタできない。なので結局これにプラスNIのTraktor Audio2も追加で購入することに。

Traktor 用の nanoKONTROL 2 オリジナルパネルです

僕の使用用途だと多分これでまったく問題ないはず。選曲がDJコントローラで出来ない点も、これにプラスでDJ2GOを足せばそれもできるはず。まあ多分要らないと思うけど。

Proplugin
Numark : DJ to GO | ProPlugin

・Braun M-90

ブラウン シェーバー モバイルシェーブ M-90
Braun (ブラウン)
売り上げランキング: 283

これもまた超安いシェーバー。ちょうど5年ぐらい前に日本に帰った時に同じくBraunの15,000円ぐらいするシェーバーを買ったんだけど重いのと充電式でその充電コードがカールコードでかさばる。。昔親父が携帯電話が出回り始めた最初期にMotorolaのMicroTACを買ってきて持たしてくれた事があったが、かなりずっしりとしていた。Extraバッテリが付いていたから余計にそう思ったのかもしれないけどそれに匹敵するほどかなりずっしりであります。ただ質実剛健で壊れにくさはバッチリ。

Phone Evolution
“Phone Evolution” photo by James Harland
↑ 上のがMotorola MicroTAC。

てなわけでもうちょっとコンパクトなのが欲しいと思ってたので新宿のビックロで2500円ぐらいで購入。使ってみると高城剛氏が言うとおり「高級なシェーバーのほうが”ちょっとだけ”剃り心地がいい」という感じ。ちょっと髭剃るときのウィ~ン ガガガ、ガリガリ、、というガの部分の音がちょっと大きいぐらいで使い勝手問題ないですな。というわけでこれから出張/旅行時はこれ持って行くかな。

もうひとつ言っておくと実家の近くのJoshinなんかでいろいろ見てたらPanasonicやPHILIPSの同じ価格帯のシェーバーだと電池式、コンパクトなものはあるけどWashableのものはまったくなかったのでその点でもいいんじゃないかと。

不自由な環境になればなるほどやっぱりkindleが外せないと思う 2014年01月18日

Untitled

今回のイサーンの田舎で数泊した際に活躍したkindle paperwhite。携帯キャリアの電波が不安定にしかつながらないエリアで朝のめちゃ寒い時間帯から焚き火に当たりつつkindleで読書。

Kindle Paperwhite – Amazon.co.jp

携帯の電波が安定しないのはネットに繋がらないだけでなく、バッテリの消費も早くて大変。完全に繋がらないならもっと話は簡単で機内モードなどにしてバッテリの無駄な消費を防げるけど、不安定な状態でたまにメッセージや、メールが届く状態だと機内モードで通信切るのもなんだかなあ、という感じであります。

それでどんどんバッテリが減って行くのに彼女の実家のコンセントは甥っ子がテレビとタブレットで占領していて充電も自由にままならない。

こういう次にいつ充電できるかわからない状態でも強いのはやっぱりkindleですな。一日、二日程度ではなく、一、二週間は軽くバッテリが持ってしまうので安心してゆっくり本が読める。本読んでる時に「バッテリが。。」と言ってバタバタするのも阿呆らしい。

バックパッカーの旅行なんかでも多分バスなどで長時間移動が続く時はやっぱりkindleでしょう。新しい街についてさて、モバイルでマップ調べてホテルまで、なんて時にバッテリ切れしないためにも旅行にはkindle必須だと思う。

端末価格やすい割には本体にぐらつきやねじれなども発生しにくくてパンパンにものが詰まったバックパックの中も比較的安心して移動できるのではないかと思いまする。

ケースはちょっと重いがAmazon純正のケース(これもゴツく作ってあって剛性がある)か、スリップインのケースみたいなのがいいんじゃないでしょうか。前者は剛性と見た目の点でメリットがあり、後者は安い、扱いが簡単、汚れたり壊れても基本布の袋なのでなんなりと替えが効くのがいいかと思います。

ラートナーの老舗 ราดหน้ายอดผัก ラートナーヨートパック 2013年12月10日

IMG_20131205_125928

前回の中国に行き損なった時のコ・ラッタナーコーシン巡りで彼女が連れて行ってくれたラートナー屋さん。


View ราดหน้ายอดผัก in a larger map
↑ 場所はこちら。コ・ラッタナーコーシンのどまんなか。

看板を見ると40年続いてますよー。と堂々と明記。それぐらいお店が長続きするということはさぞかし美味しいんだろう。ラートナーという餡かけ麺が有名なお店。

IMG_20131205_123842

IMG_20131205_123850

カオサンのすぐ近くということで外国人も多いのかメニューは英語表記、、、ということではなく、写真で内容物を明示。餡かけ麺の餡はシーフードと豚肉入りのものと2つ、麺は米の幅広麺(センヤイ)、米の細麺(センレック)、米の極細麺(センミー)、黄色い小麦麺をパリパリに揚げたもの(バミークロープ)、白い小麦麺をパリパリにあげたもの??(バミーカーオクロープ:すんませんこれはまだ未経験)。それにラートナーではなく、焼きそば風のパッシーイウやら豚の串焼きムーサテがあったり。

着席して淀みなく「ラートナーバミークロープ」を注文。出てきたのはこれ。

IMG_20131205_123908

入ってるお肉が超でかくて幸せでした。餡かけの味も強すぎずモタっとしすぎずでうまいんですが、麺がうまかった。以前にも書いたようにラートナーって餡かけが致命的にまずいお店が結構あったりする割に餡かけ自体は僕の自炊経験から言うとそんなに難しくないはず。それよりも他のお店に差をつけるなら麺の美味しさだろうと思う。

ここのは揚げた小麦麺が油っこ過ぎず、パリパリ香ばしく、重くもなくてとても食いやすい。多分この店が他の店とくらべておいしいところ、お店が長続きしてるところはこの麺のおいしさなんじゃなかろうかとも思う。餡は平均的なおいしさだけどそれと合わせる麺のおいしさをちゃんと考えたから人気が出てみんな食いに来てるんだろうなと思いました。

でもタイの場合逆に客に受け入られることよりも、内部マネジメントの部分で調理担当が辞めていってもある程度ちゃんと味を維持して、資金繰りや、様々な外的問題(洪水とかクーデターとか、法律の改正とか、地主の値上げとか)などを40年間もの間次々とクリアしてお店を維持したということ、その部分が一番大変に思うな。タイの場合ある程度ちゃんと美味しい料理出してれば客はついてくるもんね。タイの場合は人気があるのに家庭の事情やしょうもない理由で店をたたんだり移動したりする店が多すぎるような気がする。

ムホムホ食いながらそんなことを考えるラートナー屋さんでした。