กล้วยฉาบ クルアイチャープ、フライドバナナチップス 2014年05月04日

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今回の彼女の実家訪問で彼女のお姉さんが「これうまいから持ってけ!」と帰り際に手渡してくれたおみやげ。

กล้วยฉาบ クルアイチャープというバナナの青い実を薄切りにして油でカラッと揚げたまさにバナナチップスなものであります。


↑ 鍋の横に置いてあるのは網だと思いきや、なんと扇風機のケースだ。。。揚げ物の油切りに最適ですな。。

田舎のほうで作ってる最中の動画なんぞもありました。

このクルアイチャープ、ほのかなバナナの香りとザクザク、サクサク感、そして砂糖を煮詰めたものを軽く上から振り回して甘みを着けてあるものもある。いずれにせよ甘さがくどくなくておいしい。

朝飯にコーヒー飲みながらポリポリ食べてると美味しい。日本人にも親しみやすい味だと思われます。。。

タイに居て7年。久しぶりに「そう来たか!」と思った瞬間。 2014年05月03日

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タイに移り住んですでに7年です。8月の終わりにはもう8年になるところですが、最近はさすがに身の回りで「えー!!」ってな感じに驚くこととかはなくなり、タイの日常がデフォルトの日常となりつつあります。

でも久しぶりに彼女の実家に行った際に、「ああ、そう来るとは思っていなかった。。」と思う瞬間があったので、どうでもいいんですが、とりあえずご報告。

先に書いたように、彼女のお兄さんが僕の車をピカピカに磨き上げてくれてVIOSが剥きたてゆで卵みたいになりました。その際に

「車、家の前の道路に止めな」

「はいはい」

と実家の前の路上に駐車したはいいけど、彼女の実家は兼業農家で田んぼ、畑を持っており、収穫後の脱穀した稲を天日で干しているようで道路の前にどーんと平げて置いてある。見てると時々近所の放し飼いの鶏が米をついばみに来たりでのんびりした微笑ましい光景なんですが、上の写真のようにどう考えてもこうやって駐車すると他の車やトラックが通れるスペースではないのであります。

「これ、大丈夫?他の車通れなくない?」

「大丈夫。大丈夫。」

いやー、しかしこれ通れないっしょ。。。そう思ってたら、まさに「ああ、そう来ますか!」って感じでトラックが通って行った。

横に居る彼女の兄貴や僕に断ることもなく、スピードを緩めることもなく、普通に干してる米を踏んづけてトラックは通りすぎて行きました。。。彼女の兄貴も気にしてないし、トラックを運転してたおっさんもまったく気にしてなかったので、こうやって通るもんだ、という常識なんでしょう。。。まさか食い物をトラックのタイヤで踏んづけていくとは思ってなかったよ。。。逆に踏んづけて通ってくれたほうが籾殻が取れやすくなって精米しやすいぐらいの感覚なんかな?

いや、まだまだ知らんこといっぱいあるな、と脱力しながらも感動したのでありました。

ผาแต้ม パーテーム国立公園 その2 2014年05月02日

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↑ こりゃ参った、ってな顔にしかならない暑さ。

というわけでパーテーム国立公園。断崖絶壁の上はもうぐはーってぐらいに暑い。13時なんて猛暑なのがわかりきってる時間に行くほうが悪いという話もあるが。

さて、このパーテーム国立公園、この断崖絶壁には有史以前の古代人が書いた壁画があるというのでそれを見に行こうということで崖を降りていくのであります。ちなみに古代人というとどれぐらいかというとだいたい3000年前から4000年前ぐらいとのことであります。

そしてこの壁画を見に行くジャングルウォークなコースは全長が行って帰ってのループになっていて4km強もある。せっかくだから全部歩いてみようと話していた。崖を降りる階段の前で兵隊さんがタバコふかしていて、「水を持ってけよー」と言っていた。

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崖なんだからしょうがないけど、めっちゃ急勾配。

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崖の下は直射日光が届かないので暑さはましだけど、蚊と小蝿がうっとおしい。

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壁画はこんな感じで結構手の届かない高い場所にある。しかし、すでに3000〜4000年も経ってるのに結構しっかり残ってるもんなんですな。古代人がよくこんな耐久性のある自然塗料を探し出してきたもんだ。。。てか、毎年「メンテナンスです」とか言って書き足してたりしそうな気がするんだけど。。。そうでないことを祈ります。

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4000年前もこんな感じで四角に岩が飛び出していたんだろうか?それを見て面白がって”何か”を書いたんだろうかね?

しかしこんな本当に僻地のどうでもいい場所で壁画書く方も書く方だけど、見つけるほうも見つけるほうでこんなところで何してんだって感じだのう。

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壁画は降りて行ってすぐ500mぐらいで集中してある。それ以降はこんな感じでアップ、ダウン、岩に挟まれた「あれ?これ道なの?」ってぐらいの道が続いていて結構歩くのが過酷。

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上りはこんなところを登ってくる。

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景色が開けて気持ちいいんだけど、また暑さが襲ってくる。。。猛烈に喉が乾く。水持って来てよかった。。しかし、これ昼に来るもんじゃないな。ほとんどの人が一周を諦めて帰っていく中、僕らとおっさん連合、1カップルだけがなんとか一周してました。

はい、反省点。

1.日の高い時間に来ない。暑いわ。

2.絶対長袖長ズボン。

3.スニーカー履くこと。

4.日の高い時間はきついけど、薄暗い時間にも来ないこと。崖下の道は暗くなるとかなり怖いと思う。

こんな感じですかね。久しぶりにこんな荒行、楽しかった。

ผาแต้ม パーテーム国立公園 その1 2014年05月01日

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彼女の実家に行ったついでにウボンラチャターニーのパーテーム国立公園というところに行ってきた。

彼女が中学生の頃に学校の行事かなんかで行ったことがあるらしく、カオプラヴィハーンみたいな断崖絶壁から見下ろすメコン川と古代人が描いた壁画が見られるらしいのでせっかく彼女の実家まで600km程も運転してやってきているので見に行ってみました。

じゃあ行き方を、、、と調べてみるもあんまりWebに日本語で情報ないですなー。Google MapでPhataemと検索したらちゃんとGoogle MapにPhataem National Parkとあったのでそのポイント目指してGoogle Mapで最短距離を出してもらう。それが下の緑の線で書いた道。実は彼女の実家が真ん中のUbon Ratchataniから西北へ伸びる23号線を90kmほど先に行ったところで、23号から2050号、そして2134号線となんか西へジグザグに走るような形であんまり効率的でないような。。。

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そしてウボン市街から走っているとPhataemこっち、という標識はあるのだが、どうも目指している方向とは別のところに行く感じで。。。気がついたらGoogle Mapで調べた道から外れており、彼女も中学生の時の記憶を総動員して「多分こっちのほうが正しい道のような気がする。。」ということで進んでいくと実は目指していたところよりも壁画のある地点は南に数十キロ下ったところでした。


View Phataem National Park in a larger map

この北のほうにあるポイントが断崖絶壁と壁画のあるところです。Sao Chalingと名前のある場所はキノコみたいな形な岩がある場所。下のポイントは แม่น้ำสองสี 2色の川が合流する地点。ここも地味な観光名所っぽい。

というわけで結論としてPhataemに自走で行くなら赤い線で書いた217号線から2173号線に入るコースか、青い線で書いた4005号線、2222号線を行くコースのどっちかでしょう。僕は2222号線のコースで帰りましたが割と道が細かった。2134号線は通る必要ないっす。

しかし、ウボンから東側はよっぽどモノの流通がないのかいつもは3桁国道(1桁の数字の付いている国道が国の大動脈の国道で数字の桁が大きくなるほど末端の国道)で悩まされるシップロー สิบล้อ (10輪トラック、建材などを運ぶ大型トラックの事)がほとんど走っていない、乗用車、普通のピックアップトラックも走っていない。走っていてまさに「辺境」を体感する地域でした。

そしてそうやってあっちでもない、こっちでもないと言いながら辿り着いたパーテームはこんな景色が広がってました。

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岩石地の駐車場、乗用車だと凹凸が多すぎて動きにくい。。。しかし駐車してる車も少ないな。。。

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Sao Chalingの奇岩石。

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断崖絶壁。柵なし。こういうところは日本と違って粋でいい。しかし、超危険。落ちたら確実に死ぬ。メコン川と対岸ラオス。よくよく考えたらタイ国内からメコン川を眺めたのって初めてだった。。。

13時頃に到着したので燃えるように暑かった。。。壁画のほうは次回。

ลาบไก่บ้าน ラープガイバーン 地鶏ラープ 2014年04月30日

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彼女の田舎で「ガイバーン」を食ってみたいと言ったら飼ってる鶏をつぶして作ってくれた。

タイで ไก่บ้าน ガイバーンというと地鶏で自宅で庭に放し飼いにしてるような鶏を指します。いわゆるオーガニック指向な話で言うと、西洋人の言う”Freerange”という養鶏場で飯だけ食わされて歩きまわることもできないスペースで育てられてそのまま〆られて食肉工場行き、、、ってのとは違う鶏らしくフィールドを走り回って育てられた鶏であります。

だから養鶏場からのブロイラーとは違って運動量が違うので脂が少ない、肉がエライ引き締まっているのが特徴で、普通の鶏なら皮は厚くて脂がいっぱいなんだが、ガイバーンだと薄く脂も少ない。僕は鶏皮の脂の臭いがあまり好きじゃないんですが、ガイバーンの皮は全然臭くない。

上のラープガイバーンは鶏のもも肉から胸肉、足や内蔵、皮、血に至るまでゼリーにして入っていて鶏丸ごと料理なんでありますが、全然臭みがなくておいしい。

オーガニックとかフリーレンジとかっちゅうのは生産手段が自然に負担をかけないとか体に負担のないものだとかそういう意味付けで、決して「うまい」とは直結しないと思ってたが、たまにこうやってちゃんとおいしいものもあるんですな。

しかし、こういうのは田舎でも家の庭のスペースなどで飼える量は限られているからそんなに毎日食べたりはできないでしょうな。やっぱ普段はブロイラーか。。。