ラートナーの老舗 ราดหน้ายอดผัก ラートナーヨートパック 2013年12月10日

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前回の中国に行き損なった時のコ・ラッタナーコーシン巡りで彼女が連れて行ってくれたラートナー屋さん。


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↑ 場所はこちら。コ・ラッタナーコーシンのどまんなか。

看板を見ると40年続いてますよー。と堂々と明記。それぐらいお店が長続きするということはさぞかし美味しいんだろう。ラートナーという餡かけ麺が有名なお店。

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カオサンのすぐ近くということで外国人も多いのかメニューは英語表記、、、ということではなく、写真で内容物を明示。餡かけ麺の餡はシーフードと豚肉入りのものと2つ、麺は米の幅広麺(センヤイ)、米の細麺(センレック)、米の極細麺(センミー)、黄色い小麦麺をパリパリに揚げたもの(バミークロープ)、白い小麦麺をパリパリにあげたもの??(バミーカーオクロープ:すんませんこれはまだ未経験)。それにラートナーではなく、焼きそば風のパッシーイウやら豚の串焼きムーサテがあったり。

着席して淀みなく「ラートナーバミークロープ」を注文。出てきたのはこれ。

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入ってるお肉が超でかくて幸せでした。餡かけの味も強すぎずモタっとしすぎずでうまいんですが、麺がうまかった。以前にも書いたようにラートナーって餡かけが致命的にまずいお店が結構あったりする割に餡かけ自体は僕の自炊経験から言うとそんなに難しくないはず。それよりも他のお店に差をつけるなら麺の美味しさだろうと思う。

ここのは揚げた小麦麺が油っこ過ぎず、パリパリ香ばしく、重くもなくてとても食いやすい。多分この店が他の店とくらべておいしいところ、お店が長続きしてるところはこの麺のおいしさなんじゃなかろうかとも思う。餡は平均的なおいしさだけどそれと合わせる麺のおいしさをちゃんと考えたから人気が出てみんな食いに来てるんだろうなと思いました。

でもタイの場合逆に客に受け入られることよりも、内部マネジメントの部分で調理担当が辞めていってもある程度ちゃんと味を維持して、資金繰りや、様々な外的問題(洪水とかクーデターとか、法律の改正とか、地主の値上げとか)などを40年間もの間次々とクリアしてお店を維持したということ、その部分が一番大変に思うな。タイの場合ある程度ちゃんと美味しい料理出してれば客はついてくるもんね。タイの場合は人気があるのに家庭の事情やしょうもない理由で店をたたんだり移動したりする店が多すぎるような気がする。

ムホムホ食いながらそんなことを考えるラートナー屋さんでした。

มาม่า SPICY CHEESE ママースパイシーチーズ 2013年12月08日

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セブンイレブンに買い物に行った際にふとインスタントラーメンの棚に目が行って見つけた商品。

タイのカップラーメンは幾つかメーカーがあるが、トップブランドはそのままインスタント麺の呼称にもなっている”มาม่า”、ママーブランドでしょう。ママーはもともと商品名ではありますがタイではインスタントラーメン全体を表す言葉として定着しております。携帯型ステレオカセットプレーヤーを全部ひっくるめてみんなウォークマンと言ってたのと同じ感覚ですな。

そのママーブランドでスパイシーチーズというフレイバーが。ママーのラーメンて基本タイ料理のフレイバーからはみ出る事のない商品構成だったのに珍しくチーズフレイバーという洋風のイメージの商品が出て来た。

バンコクのシーロムあたりのオフィス街で仕事してて周りのOLなどの好む食品の傾向なんかを見てるとセブンなんかで販売する製品ならタイ料理らしいものより、こういう創作系や、洋風のものを出して行くのは当たり前の方向だと思うけど、そういう商品が今までほとんど出ていなかったことの方が驚き。今回のももっと2、3年前ぐらいから販売してもよかったんじゃないかと思うぐらいなんだが、それでもタイもこういう新しい流れが出てきているんだなあと感心して買ってみた。

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開けてみると、スープがふた袋入っていた。一つがスパイシー担当、一つがチーズ担当ということらしい。このチーズの粉末がとてもとてもアーティフィシャルな感じ。チーズなのにブロックでもなくサラサラパウダータイプでチーズ味スナック菓子の粉末と同じ感じの匂いがする。中々不安になって来る香りだわ。

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んでもってお湯投入。チーズもスープの粉末もお湯にさらっと溶けて、渾然一体。あまり見た目うまそうには感じられない薄オレンジのスープが。。

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さて食ってみると。。うまくねえなー。。。

多分なんか他の味のスープの粉末を流用してるんだろうけどなんとも味はタイ風、安っぽい味のチーズ粉末が香りを添えてなんとも中途半端な味。これは正直、言っちゃ悪いがマズイなあ。。麺の作りもボソボソでなんともいいところが見つからない。。食い切るのが辛かったなあ。。久しぶりだよこんなダメプロダクト。。。

セブンイレブンにて15THB。カロリー表記もなくあんまりイケてないママーでした。普通にグリーンカレー味とかの方がうまいね。

ก๋วยเตี๋ยวเนื้อเปือย クイティアオヌアプアイ@バンパコン 2013年11月20日

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午前中の客先訪問を終えて午後の客先訪問へ。今日は会社の車を僕一人で使えるような配車具合だったので、ドライバーのおっちゃんも気軽に「メシ先に食いますか?」と聞いてきて、「ああ、はい先に食いますよ」というとバンパコンのとあるクイティアオ屋へ連れてきてくれた。

「この辺では一番うまい!」と言っていたように見た目もめっちゃクリアなスープのビーフ系のタイの汁麺。ルークチンというボール状の牛肉で出来た練り物、かまぼこみたいなもんと、ヌアプアイ、牛肉のスジの部分を柔らかく煮込んだものを乗っけてくれている。牛肉好きにはとても嬉しいメニュー。

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スープがすごいあっさり味だったのでちょっとスプーン半分ほど砂糖を入れて、酢と唐辛子とナンプラーを入れて味調整して喰らいました。うん、うまいうまい。普通に昼飯時に行ったのにほとんど客が入ってなくて静かな感じだったなあ。

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こういうタイの田舎風情のメシ屋でぼんやりメシ食うのが大好き。昼間のホコっと雰囲気もいいし、乾季の晩の肌寒い風を感じながら片田舎の人の居ない飯屋で店の人の聞いてるラジオを同じく聞きながら食うメシもどちらも好き。


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↑ 外観こんな感じ。

また客先に出た際に立ち寄りたいお店ですな。

プラトゥナムの豚足バミー ก๋วยเตี่ยวขาหมู 2013年10月24日


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↑ この車の左側の屋台が今回のクイティアオ屋


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↑ 場所はここであります。

タイの祝日があったので珍しく彼女の仕事について行ったりしていた。その際にお昼に「クイティアオ(麺もの)食おう」ってことになって彼女がよく行くというクイティアオ屋に。それがこの上の地図。ちょうどセントラルワールドのど向かい、Big-Cラチャダムリのすぐ横であります。

普通に「บะหมีหมูแดง バミームーデーン頂戴」と注文したら「ムーデーンはないよ。ขาหมู カームーでいい?」「ああ、オーケーオーケー。。。ん?カームー?豚足?」というやりとりで以下が出てきました。

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バミーの上にカオカームーでご飯の上に乗っているあの豚足煮込みが乗っています。こんなん初めて見た。スープはちょっと甘目でカオカームーの煮込んだ出汁が入ってるのかな?という感じ。食ってみるとムーデーンの薄切り豚肉よりも豚足の塊肉が入っているのでボリューム感は上。なかなかおいしい。

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プラトゥナムってアホみたいに人多くてしかもなぜかバンコクの中でも特に暑い、そしていつでも暑いという印象がある。そんななかで脇を車がガンガン走り抜けていく屋台で環境的にはかなり不快度も高いところではありますが、近くに来たら試してみるのもアリかなと思われます。。。

ผัดฉ่า(パッチャー) と ผัดขี้เมา(パッキーマオ) 2013年03月06日

หอยหลอดผัดฉ่า

タイ料理で久しぶりに「酔っぱらい炒め」と言われる ผัดขี้เมา パッキーマオという料理が食いたくなり、メシ屋で頼んだら「パッキーマオはなくて ผัดฉ่า パッチャーがあります」、と言われて、「ああ、そういえば似た味で ผัดฉ่า パッチャーってのがあったなあ」と思ってそれを頼んだ。

出てきたものはパッキーマオのイメージそのまんまの味。タイ料理の代表格パットガパオ(ガパオご飯)に負けず劣らずご飯がススム君的なお味。魚、イカ、貝などのシーフード系がベストコンビネーションだが、豚などの肉系でも存分にうまい、いや、めっちゃうまいんである。しかしそもそもパッキーマオとパッチャーの違いって何だ?どちらも炒めもので、若い緑色の若い胡椒の実がゴロゴロ入っていてフレッシュな胡椒の香りとタイハーブの香りの重なりが素晴らしいのであります。

という疑問になればGoogle先生ってことでちゃちゃっと調べた結果とうちのタイ人の彼女が言うの統合して考えると

ผัดฉ่า パッチャー
ナムマンホイ(オイスターソース)
プリックタイオーン(若い粒胡椒)
グラチャーイ(より繊細な香りの生姜、みたいな感じのもの)
ホラパー(スウィートバジル、レシピによってはガパオが使われてることも多い)
バイマクルート(こぶみかんの葉。タイカレーでお馴染み)
の香り・味をパッチャーという

ผัดขี้เมา パッキーマオ
ナムマンホイ(オイスターソース)
プリックタイオーン(若い粒胡椒)
ナムターン(砂糖)
の香り・味をパッキーマオという

こういうイメージかな?彼女に言わせると、パッキーマオのほうが砂糖が多く入っていて、味がパッチャーに比べるとベタっとしてる。パッチャーはタイハーブの種類が多くてよりスパイシーで香りの要素が多くてうまい、とのこと。

しかし、ネットでいろいろ見てみると、パッキーマオでもパッチャーと同じような材料で作っているのもあったりで、人によって結構認識が異なりそう。そう考えると、元は同じ料理で、こっちの店ではそれをパッキーマオと呼び、あっちの店ではパッチャーと呼んだ、みたいなのが起源だったりするのかもしれない。また明日うちの会社のタイ人スタッフに聞いてみよう。

สูตรอาหาร – อาหารผัด – ผัดฉ่าปลากะพง
↑ タイ語のレシピ、写真付き。こちらパッチャープラーガポン、鱸のパッチャー炒め。

ผัดขี้เมา
↑ タイ語レシピ。こちらパッキーマオガイ。鳥の酔っぱらい炒め。上と比べて材料少なめ。


↑ 動画レシピ、センヤイパッキーマオタレー。シーフードの酔っぱらい炒め。でもこの動画ではグラチャーイやらバイマクルートなども入れてとても香りが良さそう。

豚のスパイシー炒め(ムー・パッチャー )を作る – バンコクで生きる! – Yahoo!ブログ
タレーパッチャー – バンコクで生きる! – Yahoo!ブログ
↑ 日本語で紹介してるサイトがあった。

そして多分週末あたりにまた自炊でトライすることになるでしょう。。自分でタイ料理を作るのは楽しい。。。

ちなみに、旅行で来る人が手軽に味を知りたいとか、おみやげに持って帰りたいという場合であれば、7-11に売ってるインスタントラーメンでもパッチャーがあります。

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ไวไวรสหอยลายผัดฉ่า | 7review

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นู้ดเดิ้ลคลิก รสหอยลายผัดน้ำพริกเผา | 7review

カップのほうはパットナムプリックパオとなってますが、味的にはパッキーマオ、パッチャーどまんなかの味です。カップのほうでも具は貝のみなので具が少なく、屋台で食うより味が平たんですが、野菜などを追加して食べればタイ式スパイシー焼きそば的な感じで非常に美味しいです。