Google Play Musicで20,000曲をクラウド同期。。。20,000曲超えてた 2014年01月14日

We have TWO databases for streaming music

Androidの4.xを使用していると標準でついてくるGoogle Play Musicというアプリ。パッと見、ただのmp3プレイヤーみたいに見える。USBでPCやMacと接続してmp3を電話にコピーして電話のストレージに保存してあるmp3を再生できる。ま、普通の機能ですな。

ですが、これがアメリカの場合クラウド機能を提供していて1ファイル300MBまでの音楽ファイル(mp3以外にもflacやらいろいろと対応している)を無料で20,000曲までGoogleのクラウドディスクに保管してPC(ブラウザ経由)、Android(アプリ経由)でストリームもしくはローカルにオンデマンドにダウンロードして曲を聞くことができる。ほとんどの人にとっては持ってる音楽ライブラリをまるごとクラウドバックアップして複数デバイスから簡単に再生出来る機能となっている。

これは試してみたいじゃないの。

ということでいろいろとgoogle先生を駆使してアメリカの外から有効化。プロキシなどを使って有効化しようとしたが何度やってもエラーが出るので「えい、めんどくさい!」とAmazonのEC2を使ってアメリカのAmazonのDC内にWindows 2012 Serverを立ち上げてそこからFirefoxでGoogle Play Musicに自分のアカウントを紐付けて有効化。。。

多分、すでにGoogle Walletで居住国の設定をしているか、クレジットカードを登録してしまっているアカウントではたとえIPをごまかしても登録できませんとエラーが表示されると思います。。。まだGoogle Walletの登録をしていないアカウントを用意したほうがいいと思います。。。結局EC2使う必要なかったな多分。

さあなんとか有効化、Google Music ManagerをダウンロードしてiTunesに登録されているmp3をまるごとアップロード!

「あ、、、20,000曲超えてる。。。」

ギリギリ2万と数百曲。。一応Google Play Musicのサイトには「20,000曲まで無料でアップロードできます」と書かれているが、有料プランを申しこめば20,000曲以上アップロードできるのかどうかも全然書かれていない。。。他のサイトを見ても書き方曖昧。。。

がんばって調べてみたが、一応ここに有料版だと無制限と書かれているし、起動当初下の写真が、”97 of 20,000 uploaded”というふうに20,000以上に上がらなかったがしばらく放っておいたら上限が”532 of 20,466 uploaded”というふうに上がっていたので有料オプションアカウントというステータスが同期されて20,000曲以上のアップロードが有効化されたのだろうと勝手に解釈してます。まあ、数時間後か数日後ぐらいには結果がちゃんと出てるでしょう。

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しかし、自分の音楽ライブラリまるごとオンラインにってのが凄いね。自分の音楽ライブラリがアルバム数十枚程度っていう人なら全然簡単だろうけど、僕の場合ちょっと人より量多いからちょうどバックアップ代わりにもなっていい。しかも有料プラン(月9.99USD)だから自分のライブラリを軸にしつつも持っていないアルバムの曲も聞けたりで中々便利かもしれない。

タイの場合Deezerというフランス発のオンライン聴き放題月額サブスクリプションモデルの音楽サービスが正式にオープンしてるがイマイチストリーミングが思うように機能せずブチブチ音が途切れていて結局すぐに解約してしまった。Google Play Musicはどんなもんだろう??

しかし、このアップロードが終われば自分の電話がクラウドディスクを実装して自分の音楽ライブラリをまるごと保存したクラウドiPod化したようなもんですな。2000年代前半はiPodによくお世話になったがだんだんとライブラリの容量が大きくなってきて簡単にはiPodやiPhoneにライブラリ全体が収まらなくなってきたのでしばらく離れていたけど、これからまた久しぶりに音楽ライブラリ全体を持ち出す生活ができることになります。。。

参考サイト:
Google MusicがiOSから使える, 有料機能も1か月は無料 | TechCrunch Japan
Nexus 7 でGoogle Play Musicを使う。 | サイゴンのうさぎ
【メモ】Google Play Musicを日本から利用する方法 | 山猫は夜眠る

北欧の極悪、ブラックメタル 2013年11月30日

Satyricon at the Inferno Festival
“Satyricon at the Inferno Festival” photo by Dan A. Nachtnebel

いやー、中学生や高校生の頃にHR/HM(ハードロック/ヘビーメタル)をよく聞いていたけど、この90年代前半の北欧のブラックメタルシーンというのは全く知らなかった。どえらい奴らが居たもんだって感じで、グランジがメジャーシーンがどうの、マイナーシーンがどうのと言ってたって屁でもなく、常に死と犯罪がつきまとうとんでもない極悪シーンが福祉の国ノルウェーで盛り上がっていたのですな。当時の日本のメタルシーンはレコード会社とがっちり手を組んだBurrn!が完全に先導していたし、さすがに企業がこんな犯罪まみれのシーンを日本に紹介するのも無理があったんでしょうな。。。

メイヘム – Wikipedia
バーズム – Wikipedia
インナーサークル – Wikipedia

これ読んでると、最初はライブの際のステージに豚の生首持ち込んだり、生肉や豚の血撒いたりと割と可愛いけど、そういう飛んだパフォーマンスを「どこまでやれるか?!」という感覚がどんどんエスカレートしたんだろうな。メイヘムの1stアルバムのジャケに描かれている大聖堂を発売と同時に爆破しようとしたとか、自殺したバンドメンバーの死体写真をアルバムのジャケに使ったり、自分で放火して全焼した教会の写真をアルバムに使ったりとか、挙句の果てはメンバー間の殺人。さすがに警察が黙っておらず90年代前半のうちに主要メンバーが逮捕されて懲役二十年とか十数年とかマジものである。

実際に音を聞いてみるとアイデア自体は面白くてMayhemやBurzumなんかは別に聞けなくはない感じではあります。ブラックメタルの語源はVenomの曲から取られたらしいが、音楽的にはMetallicaの1st, Megadethの1st, 2nd, Slayer, それから当時のヨーロッパの汚声スラッシュメタルバンド、Sodomや​Kreatorあたりがちゃんと下敷きになってる気がする。確かにちゃんと聞いてみるとこれらのバンドの進化系なんだね。このへん音楽が出てきた当初はメタルに死のイメージを当てるというのはあまりに安直で音楽も素人で作曲、演奏が簡単に出来そうに聞こえてなんにも興味をそそられなかった。。。

特に面白いものもないなーと思っていた90年代前半だけどこんなえげつないシーンが存在していた事も知らなかったのは勉強不足ですな。。。

最後にこんなものも。。

隣人注意報 : 「デスメタル沢山入ったiPod落ちてたぞ。誰のー?先生に渡しとくからもらいに行けー」

The house of rising sun – 朝日のあたる家 2013年10月20日


↑ そういやVenturesもやってました。

会社に出社したらオフィスビルの一階のエレベーターホールでBGMとして「朝日のあたる家」が流れていた。

朝日のあたる家 – Wikipedia

オフィスビルのエレベーターホールで娼婦の歌を流すのかー、と待ちながら考えていたが、まあ、普通は「朝日のあたる家」が娼婦の歌だとは全く気づかないんだろうな。ま、僕も1975年生まれだから全くリアルタイムでもないけど。

歌やファッションなんて昔のものが何回も焼き直されて繰り返し使われて商売をまわしてるもんだと思うけど、もとの曲の時代から時間が経てばたつほどその曲に込められた毒気なんてものはどんどん薄められてどんどんアイコン化されていく。時代背景の移ろいがあるからどうやったって伝わりにくくなるのはしょうがないけど、焼き直しで商売するときはだいたいそういうめんどくさい背景は取っ払って売り切る方がやる方も余計なコストかけなくていいんでしょう。


↑こうやってAnimalsバージョンを聞くとなんかロックには聞こえないね。ガイジンが歌ってる演歌にしか聞こえん。

「朝日のあたる家」といえば多分アニマルズのものが一番有名なんじゃないかと思うけど、僕が初めてこの曲の意味を認識したのはちあきなおみが「朝日楼」という曲名で歌っていた映像をyoutubeで見てからだった。

いつもの通り、完全に歌の内容に憑依してしまうちあきなおみの衣装、歌い方、目つきがすさまじく、なんとはなしに聞いてたこの曲がこんな意味の曲だったのかと感心した。だから朝のオフィスでこんな曲かけられると仕事の雰囲気がどどっと崩れてしまうのであります。すぐにちあきなおみが浮かんでくる。朝の爽やかな一時から、ションベン臭い繁華街、アルコールと人間の汗の匂い、熱気が入り混じったムッとした雑踏を思い出す。全然仕事向きの曲じゃあないよこれ。もちっと軽めの奴、田原俊彦とかかけといて。。海外じゃそんなリクエスト通らないか。。。

หนุ่มบาว สาวปาน NoomBaw SawParn 2013年07月17日

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Deezerをブラウズしてたら、実に懐かしいこんな曲、というかアルバムを見つけた。หนุ่มบาว สาวปาน ヌムバオサオパーンという คาราบาว カラバオと ปานธนพร パーンタナポーンのジョイントプロジェクトで売り出してた曲。僕が2006年に初めてタイの地を踏んだ時に街のいたるところで流れていた曲だった。その時に知り合ったタイ人の友達とかとムーカタや大きな飲み屋に行くと生バンドが居るんだけど、よくこの曲をやっていた記憶がある。


↑ Deezerから。Embeddedで曲やアルバムをちゃんとブログなんかに貼れます。

タイの場合、どんだけ売れたアルバムでも昔のアルバムって再発しないから一旦CDが店先から消えたらもう入手は困難、ってことが多い。まあそれでも最近はデジタルミュージック全盛でCDも売れないだろうからカラバオみたいな大物バンドの再発をしたりとか、80年代のそのレーベルで抱えてた音源をまとめてコンピにしてリリースしてたりしてるみたい。

でもその中でも比較的新しいこのアルバムはあまり見なくて久しぶりにこの曲聴きたいなーと思ってたからちょいと嬉しかった。いやーこの頃から比べるとタイの事もいろいろ勉強したなーと思う。。ま、曲自体は特段すんげえって曲でもないのだけど。。。

と思ったらPVもあったんだった。これはちゃんとYoutubeに。。。しかもRSのオフィシャルのPVアップロードじゃないの。Deezerのロゴも入ってるし。。。

今まで何気に気づいてなかったけど、Deezerがタイでサービス提供してた 2013年07月13日

以前にアメリカに置いてあるプロキシサービスを見つけて、そのサーバ経由でSpotifyという音楽のストリーミング聞き放題のサイトのTrialの申し込みをしたことがあった。

Music for every moment – Spotify

Spotifyは無料から9.99USDのプレミアムまでメニューがあって、とりあえずこの9.99USD/monthを払ってしまえばPC/Mac、スマートフォン、タブレットのどのデバイスからでもSpotifyにラインナップしてる音楽はネットさえ繋がっていれば好きなときに好きなだけ聞くことができる。基本音楽データはクラウド上。ネット接続がない場合でもデータを予めデバイスにダウンロードしておけばオフラインでも聞ける。

こういう便利なサービスでSpotify上に登録されている曲数は去年の12月の段階で約20,000,000曲だという。確かにお試ししてた時にはかなりいろんな曲があった。こりゃあ面白いなあ、プロキシとアメリカアカウントのPaypalうまくつかって有料登録しようかなあと思ってたけどちょっとグズグズしてました。

http://www.deezer.com

んで、最近それ以外にもいくつか競合のサービスがあることを知りましたが、なんとそのうちの一つDeezerがタイ国内でもオフィシャルにサービス提供してるじゃないですか。しかもどうもdtacが周辺サービスの一環として呼んでいるみたいで、普段月額89THBでPCからウェブインタフェースでストリーミング聞き放題のPremiumか月額179THBでスマートフォンなどのモバイルデバイスでも聞き放題、および予めダウンロードしておけばオフラインでも聞けるPremium+があるみたいだが、dtacの場合、dtacユーザならdtacのプリペイド、ポストペイドのどちらでも申し込み可能で、3Gの使えるインターネット使い放題のプランさえ申し込んでいれば89THBでウェブインタフェースで聞き放題およびモバイルデバイス2台までで聞き放題が使えるみたい。インターネット使い放題のプランを申し込んでない人はDeezerと合わせて月額399THBで申し込みできる。

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このサービスは著作権がどうのこうのとかで動きの遅い日本の環境より対応が早いんじゃないでしょうか。初めて日本のネット環境よりもはっきりとタイのほうがメリットがあった瞬間。

こちらのDeezer、登録されている曲数も現在25,000,000曲を超えているみたいで内容はともかくSpotifyと数字上は引けをとらないし、もともとフランスの会社がやってるDeezerはヨーロッパ系のアーティストに強い印象、さらにSpotifyとはあまり同じ土俵を踏まない戦略でアメリカ、日本はほっといてアジアなどでの展開に熱心だったようで、タイはもとよりアジアのアーティストの曲も結構ある。Samuel Huiなんかもちゃんとあったもんね。ヨーロッパ系はMagmaやらGongやら、Embryo、Canあたりのクラウトロック系も品揃え豊富。

でもアルバム全作が揃っているわけではなかったり、有名なバンドの曲が提供されていなかったりとところどころ抜けがあるのは残念なところ。Led ZeppelinやMetallicaは全然曲が入ってなかったな。。。

でも外出前に予めスマートフォンにデータをコピーする必要がなく、大体はどんなアルバムでもすぐに再生開始できてほんといつでもどこでも好きなものが聞けるというのはなかなかいい体験。これは有料期間になってもしばらくは続けるか。

しかし、巨大な音楽ライブラリがまるごとクラウド上で必要な曲だけストリーミング再生って使い方も結構ちゃんと使えるもんですな。これ、逆にVPSサーバ借りて、自分のmp3丸ごとアップロードして、検索、ストリーミング機能、スマートフォンでストリーミング再生できるアプリを揃えれば自分の音楽ライブラリでも同じ事ができるな。趣味が偏っててSpotifyやDeezerの曲のラインナップで満足できん人はそのやりかたでいいんじゃないでしょうか。多分オープンソースとかで上に書いた機能を実現できるものとかありそうな気がするんだけど。。。

Python製、HTML5のミュージックストリーミングサーバ「CherryMusic」
↑ これとか。。。

HTML5ベースの音楽ストリーミングシステムを構築するオープンソースのソフトウェア・streemeがなにやら凄そう
↑ このへんとか。。。

HTML5の機能でPCもモバイルもブラウザ上で再生ってものがメインっぽいね。。。