孫の手ってなんていう? 2014年10月19日

Backscratchers
“Backscratchers by Anne Santos, on Flickr”

会社のビルの一階でやってたなんとかフェアみたいなので購入。前に買った孫の手が折れてしまってたので新しいのが欲しかった。

んで、ふと思ったんだが孫の手ってタイ語でなんて言うんだ?ってか英語でも孫の手ってなんていうかよくわからんな。

辞書引いてみると、

タイ語: ไม่เกาหลัง
 英語: backscratcher
日本語: 孫の手

となるようです。

タイ語の ไม่เกาหลัง マイガオランは、マイは木、木の棒ですな。ガオは掻く。ランが後ろ、背後、背中であります。英語のbackscracherはわかりやすいですな。back+scratcher。まあいってみりゃタイ語と同じ言葉の作りですな。

日本語はそれらとはちょっと言葉の考え方が異なり、おじいちゃんおばあちゃんが子供に言って背中掻いて貰う感じで「孫の手」。タイ人の彼女に教えたら「へえ、日本ではそう言うんだ」と感心してました。。

まあ、それだけなんですけど、あまりみんなわざわざ調べないであろう「孫の手」なんで念のため書いておきました。

タイに限らずアジア全体に溢れる変な日本語感の看板とかは意味ではなくて絵面がメインなのね 2014年02月02日

Mi cartel en hiragana
“Mi cartel en hiragana” photo by marioquartz

高城剛氏のメールマガジンを最近読み始めておりまして、気功やらなんやらとちょっとついていくのが大変な記事もあるのですが、世界情勢のお話とか読者QAなどは非常に面白く読めます。トリッキーというかいきなりな着想点も多く凡人がいきなりその考えについていくのは大変なところもありますが、ただ単にトリッキーな発言をバラマキ散らしているのとは違い、しっかりと知性が備わっていて明確な論理の組み立てがバックボーンにあるのは読んでて感じるところ。

Takashiro.com
高城未来研究所

その中で一点、今週の読者QAであったやりとりで、

▽Q.32▼
兄弟が香港に住んでいるため、今度家族で香港を訪れてみようと思っていま
す。彼からの情報でも香港に活気があるのは伝わってきます。さて、前回高
城さんは「あたらしい香港」と表現されていましたが、ひらがなを使った真
意について詳しくお伺いできますでしょうか。よろしくお願いいたします。

【 A 】
書いている時には、まったく意図していなかったのですが、香港にいると
「ひらがな」の特異性に気がつきます。香港人が「クールな日本っぽい」と
感じるのは実はひらがなでして、最近の香港人アートディレクターは、意味
不明な漢字と漢字の間に「の」の文字を入れたがります。例えば、ハムの缶
詰のネーミングを日本ぽくしたいので「豚中の最」などになります。このよ
うに「の」を入れれば「クールな日本っぽい」感じになりますので、意味不
明な「の」が香港には溢れかえっているのです。ですので、僕も「あたらし
い」と無意識にひらがなに開いたんだと思いますね。

これ読んで、確かにアジア圏の人が日本を感じる文字というのはひらがな、カタカナになるのかと思う(高城氏の”あたらしい”は絶対変換忘れやと思うけど。。)。中華の文化が密接に隣り合ってる環境で漢字で日本を思い起こさんわな。「漢字」の通り”漢の字”だし。日本を”日本”と書くより”にほん”とか”にっぽん”、”ニッポン”とか書く方がなんとなく日本なんだろう。

まあ、日本人が観光でタイに来て普通に”สวัสดี”てなタイ文字がばーんと胸元に印刷されたTシャツ買って帰ったりするけど、普通に考えると「こんにちわ」って書かれただけのしょうもないTシャツであります。まあ、やっぱり日本人にしたら読めなくてもあの文字自体がアジアな感じがしてちょっとその文字をデザインとしてあしらったものが旅行のおみやげとして欲しくなるのは当然でしょうから。だから意味はどうでもいいんですな。

そう考えるとタイに限らずアジアにあふれる変な日本語の類は大方理解できるかな。基本的に意味がどうのこうのじゃなしに文字のデザインがウケてる話で日本人的には首をかしげたくなるような珍妙な日本語の看板は、非日本語圏の人たちにしたらそれで十分日本なんでありますな。

David Bowieの”It’s no game”も意味はよくわからん。音だけらしい。これは見た目ではなく日本語の音が英語圏の人間からしたらかなりおもしろい音に聞こえるんでしょうな。アジアの各言語と比べても日本語の発音ってかなり独特に感じるから音のコラージュ的に挿入すると白人にはええ感じになるんでしょう。。

タイで伯父や伯母、兄嫁などどう呼ぶのか 2013年05月24日

ちょっとタイ語を勉強してて、暗記用のフラッシュカード(暗記用の単語カード。英語でフラッシュカードという)で以下の単語のものを作成していたが、ちょっとまとめないと頭の中がこんがらがるなと思ってPowerPoint使ってまとめてみました。

ちなみに下記の2つの画像はクリックすれば拡大されます。

002

こちら家系の中のそれぞれの呼び方。おば、おじや祖父、祖母は父方、母方で呼び名が変わるので対応する日本語がないから日本人にはちょっと覚えにくい。しかししかし!今の今まで気づかなかったが、伯父、叔父、というふうに日本でも年上、年下の差異でおじ、おばは書き分けてるんすね。。。ホント知らなかった。日本語がこんなええかげんなのに外国語を覚えようとしております。

001

こちら旦那/嫁の関係となった後の親戚関連の呼び方。もうこの辺は完全に暗記項目ですな。もしくはタイ人の旦那/嫁が居る方は相方の実家に一週間も居てれば覚えられるか。。。

タイの暦、月の名前 2013年03月02日

Business Calendar & Schedule
“Business Calendar & Schedule” photo by photosteve101

タイに来てはや6年を過ぎてタイの月の名称を全く覚えていなかったので、今回Ankidroid使って覚えてしまった。彼女と話をしていると、さらに気づいていなかった事実が。

タイ語 省略表記 読み
1月 มกราคม ม.ค. モッカラーコム
2月 กุมภาพันธ์ ก.พ. クムパーパン
3月 มีนาคม มี.ค. ミーナーコム
4月 เมษายน เม.ย. メーサーヨン
5月 พฤษภาคม พ.ค. プルッサパーコム
6月 มิถุนายน มิ.ย. ミトゥナーヨン
7月 กรกฎาคม ก.ค. カラカダーコム
8月 สิงหาคม ส.ค. シンハーコム
9月 กันยายน ก.ย. カンヤーヨン
10月 ตุลาคม ต.ค. トゥラーコム
11月 พฤศจิกายน พ.ย. プルッサチカーヨン
12月 ธันวาคม ธ.ค. タンワーコム

タイの月の名称って30日までしかない月は〜ヨン、31日までの月は〜コムというルールなんですな。これはわかりやすい。ちなみに28日か29日までしかない2月はクムパーパン。ちなみに”month”にあたるタイ語はเดือนで、1月、2月というように数字でเดือน1, เดือน2 … でも通じる。でもみな上記の名称でしゃべっているのでやっぱり覚えてないと話がわからなくなる。上記、ヨンやコムを抜きにしてเดือนมีนา, เดือนเมษา ドゥアンミーナー、ドゥアンメーサーという表現もあるし、日付の後に付けるならวันที18เมษาみたいにเดือนをつけなくても通じる。

月の名前は、インドの占星術に由来する。30日の月の語尾は、サンスクリット語で「到来」を意味する-āyanaに由来する-ayon (-อายน) 、31日の月の語尾は、英語のcomeと同語源で、やはりサンスクリット語で「到来」を意味する-āgamaに由来する-akhom (-อาคม) である。
2月のみ、語尾はサンスクリット語で「枷」や「束縛」を意味するbandhaに由来する-phan (-พันธ์) である。閏年の2月29日は、サンスクリット語で「付加」を意味するadhikaに由来するAthikasuratin (อธิกสุรทิน) と呼ばれる。

タイ太陽暦 – Wikipedia

あと、ちょっとついでに曜日も書いておきます。

曜日 タイ語 読み
日曜日 วันอาทิตย์ ワンアーティット
月曜日 วันจันทร์ ワンチャン
火曜日 วันอังคาร ワンアンカーン
水曜日 วันพุธ ワンプット
木曜日 วันพฤหัสบดี ワンパルハット
金曜日 วันศุกร์ ワンスック
土曜日 วันเสาร์ ワンサオ

ダイエットも一段落したし、次に今年の前半はタイ語の勉強かな。

Ankiを使ったタイ文字の学習 2013年02月11日

Muji Flashcard Book
“Muji Flashcard Book” photo by Jack Hoge
↑ そうそう、MUJI(無印良品)に行けば単語帳売ってるんよね。

僕は6年タイに住んでおりますが、実に危ういタイ語しかしゃべれないのであります。仕事では英語併用で意思疎通は問題なくできてるのでまあいいやと思いつつ、心の片隅には「6年居たらせめて普通にしゃべれてもええはずやのに。。」という気持ちもございます。

というわけでとりあえず簡単に語学力を伸ばす方法がないかと考えてましたが結局語学力の基礎は語彙力だろうと思い、まず日常会話、ビジネスに必要なタイ語の語彙力を得て、その後、もしくはそれと並行して会話やら文法で正しい活用法を覚えていくのが金もあまりかからず手軽かなと。

しかししかし、この年になって高校生の頃のように単語帳を作るのもなんかなあと思ってた矢先、Android端末にはその名もズバリ、Ankiという単語帳を模した暗記ツールがある。というかそもそもはAnkiというWin/Mac/Linuxのそれぞれに対応した暗記学習用単語帳アプリ。ちょっと構造がややこしく、ノートタイプ単語帳カードの意味を理解するまで扱いが難しいが、その辺がおぼろげながらでも理解できると自分で単語帳を作って学習していける。そしてこのご時世ですのでAndroidやiOS版のAnkiもリリースされております。Android版はフリー、iOS版は17.50USD。。。こういうアプリがあると嬉しいのは僕みたいに今さら単語帳手繰るのはなあと思ってる人間でもスマートフォン片手に単語帳で勉強してても傍目には何してるかわからんところがいい。電子書籍でアメリカの暇な主婦がエロいロマンス系の本を読む時でもKindleなら他人にわからんもんねーっていうのと一緒である。デジタル万歳。

Anki – friendly, intelligent flashcards
↑ なんか英語では暗記用単語帳はFlash Cardというみたい。

Remember these?
“Remember these?” photo by HeatherMG
↑ どうも日本みたいにリングで綴じたりせず、名刺大のカードをそのまま使うみたいね。

Anki日本語マニュアル Wiki*
↑ 最初にこれをざっとひと通り目を通したほうが速いかもしれない。

これでとりあえずええかげんなりにも大体読めていたタイ文字もきっちり覚え直すこと、手持ちのタイ語の単語帳の語彙を自分でAnkiの単語帳データにしてゆっくりと覚えていく。これで今年前半半年でどれぐらい効果があがってるかですな。レコーディングダイエットと同じく、学習内容、不満点などを毎日メモしていけばある程度時間はかかっても絶対に効果は出てくるはず。

上記のようにこの歳で紙の単語帳手繰って暗記するのもなあ、、、と思っていたがこのAnkiでやってみるとやっぱ覚えは早い。やっぱ暗記を馬鹿にしてたらダメですな。地道に語彙力を増やす努力をこの半年頑張るつもりです。。