大人の勉強本! 2013年05月30日

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勝間和代の「やればできる」と「お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書)」を読んで、まあ、書いてあることは至極まっとうで、女性の書いた本の割に質実剛健なロジックにちょっと感心してたりもしてたんで、ちょっと他の本も読んでみようと思って、勝間和代の名前が売れだすきっかけとなったと言われるこの本を買ってみた。

本の中身は「大人の勉強本」で学習を続けていく意味と本当に実践力のある知識を実地で効果を見ながらモチベーションを保って継続していくためのTIPSと、その具体的な道具の揃え方までしっかりと書かれております。どちらかというとなぜ勉強するか?という部分の記述がやっぱり勝間和代らしいしっかりした論調(個人的にはこの人の論理はすごい男っぽくて女性らしいしおらしさみたいなものが全くなく読んでいて気持ちがいいんだけど)で、この部分がホントはしっかり読まないと行けない部分なんだろうけどこれにITを絡めたアプローチってのが目新しくて受けてたんじゃないかと思う。

確かにそういうIT小道具の使い方は無理や独りよがりな拘りみたいなものもなくちゃんと利用していける方法を紹介している(でも初版が2007年なので、Audiobookを聞くのにMDという単語が出てきたりとすでにツールが out of date になっているものもあるけど、流行り廃り激しいビジネス本の中でこれだけ需要が長続きしてるのはこの本の凄いとこなんだろうな)し、これ以降のiPhoneに始まるスマートフォンブームと上手く絡み合って凄い受けたのも納得は出来る内容。

また、モチベーションを根性で高く保ち続けて勉強する、という話ではなく効果を短期的に収入増加につなげて目に見えるご褒美を得ることでモチベーションを高めるというのはダイエットの時に教科書にしていた岡田斗司夫のレコーディングダイエット本「いつまでもデブと思うなよ」(しかし、いつも買いてて思うけど、この本のタイトル、なんとかならないかね。もう少し上品なタイトルにしといたほうがよかったと思う)と同じやり方で納得納得。そう、絶対根性では続かんよね。気力が途切れてしまった時のことを予め想定しておかなければ絶対成功はしないと思う。

個人的には酒やめて夜勉強する時間を持てるようにはなったけど、何を、どのように、どれぐらいの期間でやっていくのか?確かにダラダラと時間をかけれるのであれば割りとどんなものでもそれなりの効果は挙げられると思うけど、せっかくやるなら、めっちゃ深く勉強するか、もしくは、めっちゃ短期間にある一定レベルを資格やスコアという形で実現するかを指標にやってみるほうが面白い。そういう、方法と効果測定を考える上でも非常にためになる一冊。とりあえず僕の今年の目標は6年目にしてやっとちゃんとタイ語を習得するということに致しました。タイ語習得で、地場、足元の情報を文字で収集できるようになる事、そして、来年あたりは英語力も強化して、洋書なども読めるようになると情報ソースもドドンと拡大されるので仕事や生活が大きく変化していくかな?と思ってやって見る次第であります。

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Kindle Keyboard活用法 & Koboディスク容量拡張 2013年05月23日

Kindle paperwhite vs. Kindle Keyboard
“Kindle paperwhite vs. Kindle Keyboard” photo by gillyberlin
↑ これの左が最新のKindle Paperwhite、右がKindle Keyboard。

・Kindle Paperwhiteを買った

KindleのPaperwhiteって7,980円という低価格で売っていて、最近Kindleで買った本も数十冊というぐらいにたまってきたのでE-inkリーダーでも買っとくかということでとりあえず買った。

実際にモノが届くのは今週末ぐらいになる予定で、日本からハンドキャリーで持ってきてもらう予定。

・Kindle Keyboard??

しかし、最近バックパッカー系のサイトを見ていると、Kindle関連で面白い投稿がいくつかあった。そこではバックパッカーの必須ツールとして2世代前のKindle Keyboardが挙げられている。なんでまたこんな古い機種なのかというと、Kindleに実装されている携帯電話の3G回線の通信モジュールがキモで、操作性は悪いもののKindle Keyboardの3G接続はSIMが事前に挿入されており交換不可。しかし、Eブックデータのダウンロード用に通信費はすべてAmazonが負担しているというもの。これが海外でも自動的にローミングして通信ができるのであります。海外でも通信費用は全部タダ。

これ、国から国へ移動してもSIMカードを新調することなく、ネットに繋がるということでGoogle MapやGmailが使えるらしい。今の新しいモデルのKindleにも3G対応版があるが、どうも通信に制限が掛かっているらしく、Eブックの購入やWikipediaぐらいしか今は接続できなくなっている模様。だからKindle Keyboardが重宝するらしい。eBayで見てみるとKindle Keyboardは大体50USDぐらいで中古で売りに出てるから結構お安い。ただし、この世代のKindleは今の日本のKindleで購入したEブックは同期できず読めないので新たな書籍を読むことはできない。自炊データを自分で転送させて読む、ということなら使えるかも。でもEブックリーダーとしての機能がどうのこうのということではなく、インターネット接続端末としての機能性がバックパッカーのウェブサイトでは重視されている。

そんなこんなをいろいろWebで調べていたら、去年の半ばに買った楽天のKobo Touchにまだ未読の本が入っていたことを思い出した。んで読み進めていたんだが、Kobo Touchのほうはネット上に以下のような改造TIPSが出ていた。

・楽天Kobo Touch 拡張

kobo touchの内部ストレージを増設してみる – 年収60万円のblog術

Kobo Touchの内蔵ストレージは2GBとなっており、その2GB内でシステム領域も取られているので実質書籍のストレージ領域として使用できるのは2GB以下となっていて、純粋にテキストの書籍データならそれほど気にならないが、自炊データや漫画のEブックを購入している人には2GBはちょっと心許ない容量だと思われる。

そもそも、Kobo TouchはSDカードスロットが付いているのでそこにSDカードを刺してストレージを拡張することはできる。しかししかし、上記の改造TIPSで載っているのは内蔵のストレージ拡張。実はKobo Touchはカラーのハメコミ背面パネルをパチパチと外していくとSDカードが内部に刺さっていてストレージはSDカードを使って確保している模様。これのパーティションイメージをddコマンドなどでバックアップして32GBなどのSDカードにコピー、その後、書籍保存領域のFAT32のパーティションをパーティションツールを使って拡張してしまえば内蔵32GB、外付けSDカード32GBの計64GBぐらいまでは拡張できるのである。

これはこれで自炊データをいっぱい持っている人には心強い容量。楽天Kobo Touchは個人的にはKindleよりも操作性、ディスプレイの視認性では劣るが、このストレージの大きさを活かして自炊の地球の歩き方などを数十カ国分とかコピーして持ち歩くことができる。それで重量は200g以下になる。電子書籍リーダーで今の御時世ガイドブックが重くてたまらんなどというくだらない悩みは解決なんであります。

・でもKindle Paperwhiteは純粋に読書用

というわけでタブレットの影に隠れがちなEブックリーダーですが、いろいろ調べていくとこのような地味な活用法があったりで中々面白いもんです。久しぶりにEブックリーダーで本を読んでみたが、TwitterやFBのプッシュ通知で邪魔が入ったりせず、落ち着いて本が読めるのがとてもいい。今度届くKindle Paperwhiteも純粋に本読み用のデバイスとして活用したいのです。

Kindle Paperwhite
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何のために読むのか:コンサルタントの読書術 2013年05月20日

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“reading” photo by Madelinetosh

「コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ:大石哲之(@tyk97) (著)」をkindleにて購入。とてもお安いっす。100円。

他にもいろいろやらないといけないことがあるというのも当然あるのだが、どうも本を読むスピードが遅くて人の本の読み方を見てみたくて買ってみた。

しかし、この本はそんな本の読み方以前のいろんな示唆にとんだ面白い内容だった。

ざっと書いてしまうと、本を読むというのがまず先に来るのではなく、やりたいことがあるから本を読む、やりたいことに対して対策を求める先の一つに本を読むことがある訳で、その目的と関係ない部分に関しては読まなくてオーケー。ひとつのトピックに対して5冊、10冊と本を買って関連部分を読みまくってコアの目的の部分に対しての効率、生産性を上げていくというもの。

だから、読んでから考えてみると本の全体のテーマは「本の読み方」というよりは、目的達成に向けた読書の活用法というほうがしっくりくる。

最近、ドラゴン桜を読んでから、いろいろと勉強法というものに興味があり、社会人の立場で仕事や生活の上で必要になる知識や技術をどのように勉強していくのが一番効率的かを考えている。

でも、東大受験のための受験勉強でも、GTDに代表されるタスク管理にしても、はたまた、この本に書かれているコンサルタントの人がやってる読書法でも、共通するのは数値目標なりの具体的な目標を持って、その一点のみをどれだけ効率化して短期にクリアしていくかというアイデア、手法であり、よく考えてみると仕事のできる人たちってのはいわゆる高校生の頃の受験勉強をその後も目標を置き換えながら続けて言ってる人たちなのかなぁと思ったりした。

僕の場合、大学に入った途端、「さあ遊ぶぞ!」という雰囲気でこのような勉強を辞めてしまい、目的の明確な設定と効率化した努力なんてものはさっぱり行わなくなったんだと思う。

意外にできる人、できない人の違いなんてのはこういうところにあるのかもしれない。

僕はこういう考え方の発端をレコーディングダイエットで掴んだような気がします。毎日の具体的な数値の把握と進捗管理。やっぱり数字ってのは大事なんですな。数字を上げるためにとにかく頑張る、数字が出ればたしかに気持ちなんてあとからついてくるいうのもまた然りなのであります。

去年からかなり、いろいろと自分が進んでいく上で重要な示唆を含んだ本が見つけられており、非常に嬉しい今日このごろです。

コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ
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Kindleが日本でサービススタート 2012年10月24日

アマゾンジャパンでKindleのサービスがスタートした。とても嬉しい。しかもスタート当初からハードウェアKindleだけでなく、iPhone, iPad, AndroidのKindleアプリにも対応。つまりこのどれかを持ってる人ならすぐにサービスを利用できるのだ。早速Kindleのブックストアでサンプル本を取得してみると、登録されているデバイスがないので送り先がないと出る。iPhone、Androidで最新のKindleアプリにアップデートしてもまだAmazonからiPhoneが見えていないようだったので、再度Kindleアプリ上からログアウト/ログインする。あ、USのAmazonで買ったLonely Planetなどの書籍がKindleから消えた。。。そして日本のAmazonではKindle on iPhoneが認識された。USも日本のAmazonも両方同じメールアドレスでアカウント作ってたからまたKoboの場合のように日本のアカウントにバインドされてしまったのか?

とりあえず、一旦それは置いておいて、ブラウザやiPhone、タブレットからめちゃくちゃ快適にKindle本をブラウズしてワンクリックで書籍を買うことができる。新刊の本なんかは紙の本と比べて100円とか200円とかぐらいしか安くなっていないがこの便利さは素晴らしい。早速クリス・アンダーソンの「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」を購入。iPhoneで読んで、アプリを閉じた後、タブレットで開いても最後読んでいたページが開かれる。中々素晴らしい。本の品揃えもビジネス書などはそれなりに面白そうな本がいっぱいあるので退屈はしなさそう。これは多分同じ本がKoboとKindleと両方にあったとしたらKindleで買うようになるだろうな。

そして、USのAmazonで購入した書籍が消えた件ですが、iPhoneのメニューの表示言語を英語に変更してログインし直すと再度出てきた。というわけで以前にUSのAmazonでKindleのサービスを利用していた人、かつ日本のAmazonもUSのAmazonも同じメールアドレスでアカウントを作ってる人は、iPhoneの言語設定が日本語になっていると、今まではUSのKindleサービスにログインできていたものが、今週から日本のKindleサービスにリダイレクトされるようになっています。これはUSのKindleで洋書をいっぱい買ってた人は大変でしょうな。USと日本での購入したデータをマージとかしてくれないんかな。。。。

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
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さらに楽天koboについて 2012年09月28日

やっとkobo touchが使えるようになってとりあえず一冊本を買って読んでみてるが、やっぱりkobo touchで買いたい本をブラウズして、すぐに買えるのはいい。ちょっと便利すぎてついつい買い過ぎそうなぐらいで、こうやってちゃんと動作してるととても便利なデバイスであります。

しかし一点、今までGalaxy Tabのバックライト付きの液晶でずっと自炊データを読んで来たのもあって、いきなりE-inkディスプレイで本を読み始めると画面の暗さに少々戸惑う。基本的に会社の仕事で車の移動がなければ少なくとも8時間は毎日液晶ディスプレイを見続け、家に帰ってからも基本起きてる時間の70−80%はPCの前に座っているのでバックライト液晶に目が慣れてしまっているのかもしれない。僕の場合PCディスプレイを一日10時間眺めていてもほとんど目がチカチカするようなこともない。または年のせいで光量がないと目が文字を判別しずらくなってきている?

というようなこともあって、E-inkディスプレイは日が暮れてから読書してる時に逆光になった時などに暗い。他の人はどうなんだろうか?

てなわけでKobo GloKindle Paperwhiteのほうがいいのかな?という気がする。バッテリの持ちは悪くなるだろうけど暗いところでフロントライトがあったほうがいい。でもでも、やっぱり日本語書籍がAndroidのタブレットやiPadで読めるようになればそれですべて解決なんだな。