Google Readerが今年7月1日終了? 2013年03月16日

RSS Throwboy
“RSS Throwboy” photo by Jack Amick

GoogleはよほどGoogle+へユーザを誘導したいのかもしれない、と思ったりもしたけど。

facebookやTwitterで購読してるブログのアカウントをフォローしてれば同じ情報がフローで流れてくるから確かにGoogle Readerを開いている時間は減っていた。でもfacebookもtwitterも記事のストックに注力したデザインではなく、”今”の記事をバンバン流していくフロー系の情報ツールだから1,2日見てないと全記事をチェックしたいサイトでもチェック漏れが出てしまう。空いてる時間に適当に見れればいいやってブログや情報サイトならいいが、一応全記事チェックしたいと思ってるサイトには不十分なんだよなぁ。一方RSSリーダーはストック型で自分で未読/既読のフラグを立てて自分で管理ができる。その中でも特に使いやすかったGoogle Readerは常に併用していました。

ところが突然の終了。Googleが言うにRSSの機能はSNSへ統合とのこと。つまりはGoogle+か。例えばfacebookページなんかだと大体サイト運営者が同じ情報が乗ってくるけどちょっとチェックしづらいんすよね。Google Readerみたいに記事のSubjectがリスト形式で一画面にどばっと載ってくるとチェックしやすいんだけどGoogle+でもfacebookでもSNS系って投稿された記事が本文も含めて表示されるから画面スクロールが大変でちょっとめんどくさいなあと思ってる今日このごろ。

やっぱりGoogleがよほどGoogle+へユーザを誘導させたいのかもしれない。確かにGoogle+って機能的には結構すばらしくてHangoutなんかも使ってみるとすごく良くできてていいんだけどいかんせん、アーリーアダプタ系とギーク系以外のアクティブユーザが少ない。それをまるごとGoogle+に持ってきてRSSをきっかけにGoogle+の機能をいろいろ使ってもらってアクティブユーザを増やそうってな狙いなのかな?とも思った。でもよくよく考えると、今現在Google Reader使ってる層ってのも一般のユーザとは言いがたい人たちだろうからこれも違うのかもね。facebookを使ってるホントの一般ユーザって多分RSSリーダーなんか使ってないはずだ。。

そういろいろ考えたらなんかまた情報が出て来ました。

Google Readerはなぜ終了? 元責任者が理由を推測 – ITmedia ニュース
↑ ホントにユーザが減ってきてるんじゃないか?というお話。

Google Readerユーザー獲得に各社が名乗り ヤフーは「引っ越しツールを爆速準備中」 – ITmedia ニュース
↑ そしてGoogle Readerからユーザを移行させたい各社。

Googleリーダーからの引越しは意外と簡単~スマートにフィードをエクスポートする方法 : ライフハッカー[日本版]
↑ 基本的にSubscribeしてるRSSのアドレスを他のRSSリーダーで読みこませれば終わりっすよね。そんなに以降作業自体は難しくないはず。

サービス終了後の移行先RSSリーダーの話で懐かしのBloglinesDigg.comなんて単語も出てきた。懐かしや。。とりあえず僕はこのThe Old Readerから検討を開始。見た目がめっちゃGoogle Readerと似てる。。

クレジットカードの請求書が、、 2013年03月01日

20130301-130728.jpg

うーん、特に今月は凄い。クレジットカードの請求書がAmazonとGoogleとAppleとPaypalに埋め尽くされてる。実にオンラインでよく買い物をしたもんだ。しかしこんな少額決済のトランザクションばかり増えてクレジットカード会社のシステム運用も大変だよね。

以前、ライブドアショックの際に貧弱な処理量しかさばけない東証のシステムが落ちてしまったという事件があったけど、さすがにそういうことはないのかな。まあ、オンライン上では株であれ、物理的な商品であれ、デジタルコンテンツであれiPhoneのApp Storeが(もっと遡ればiTunes Music Storeかな)世に出た瞬間から1トランザクションがそれまでのものよりも少額化していくのは全然予想できてただろうからVISAやMASTERでも対処済みでしょう。僕ももうインターネットのない生活が考えられないようになり、消費活動もどんどんオンラインに移行して行き、さらにはリアルの世界の商品も以前より低額化して行ってるのでリアル : オンラインの消費の割合がどんどん入れ替わってきております。クレジットカードのない生活も今はもう考えられない状態です。。。

Google+ ハングアウトとハングアウトオンエア 2013年01月14日

Androidを再度使い始めてから、google+の機能をちょこちょこと触っていた。元々、iPhoneでもAndroidでもgoogle+のインスタントアップロードの機能に感心していたが、google+はSNS、という意識があって知り合いがほとんど使っていないgoogle+は時々発言したりはしてたけどほとんど放置状態だった。

ところが最近Amazon Kindleで流行っているセルフパブリッシングで発行されている電子書籍なんかでgoogle+の解説本なんかを読んでみると、その機能の多彩さに驚く。そもそも、google+で特徴となっていたサークルもfacebookとは違い、情報のシェアの対象をサークルで絞り込むことができるという点と、さらにはfacebookには最初なかった機能でtwitterのようなフォローの機能もある。これはfacebookの友達のように友達申請をした人、および申請を受けた人の両方が合意で関係を構築するのではなく、まさにtwitterのフォローのように申請者の依頼のみで受けるほうは関係なく、その人の発する情報を見ることができるようになるもの。つまり、google+はfacebook+twitterの機能があるようなもんだ。しかも体験的にはfacebookよりもgoogle+の動作のほうが軽いように思う。

で、その中でも凄いのがハングアウトというテレビ電話/会議システムと、ハングアウトオンエアというその通話の内容をライブでインターネット上に配信する機能がある。

まずハングアウト。

これはテレビ電話/会議のためのツール。skypeなんかでも同様の機能があるように思いますが、ハングアウトは他拠点通信が可能。同時に10台のPCもしくはモバイルで接続して会話ができる。この他拠点通信はskypeの場合有料の機能です。これをgoogle+の場合は無料で使える。

以前、僕はskypeを使って高円寺時代の友達の飲み会にskype経由で参加したことがあります。これは高円寺の友達が一人の家に集まって鍋をやってるところにPCにskypeをセットアップしてもらい、僕はバンコクからビール片手に参加。とても楽しかったのでありますが、skypeだとこれ以上の他のエリアに居る参加者をつなぐには確か誰かがskypeの有料オプションを申し込んでいないといけない。google+だったら、無料で例えば東京、大阪、バンコク、香港、アメリカなど2箇所以上に散らばった仲間を全部一つのセッションにつないで飲み会なんかやったりすることができるのです。これは中々素晴らしいなと思っております。

また、このテレビ会議の映像と音声をライブでインターネットでストリーミング配信する機能がハングアウトオンエア。リアルタイムに映像配信をしながら、さらに配信終了後にその映像がyoutubeに保存されているのでそれを再度共有するかどうかは映像コンテンツ保持者の采配次第。しかし、映像配信の手段としてここまで準備されてるわけです。

どこかのウェブサイトで誰かが言及してたが、ハングアウトオンエアでも10人までの同時接続が可能なので、最大9つのiPhoneなどのカメラを用意してハングアウトに接続し、最後の1台はPCをつなぎ、討論会やライブなどを複数カメラで追い回してPCを操作してる人間が映像をディスパッチすれば単純にカメラ1つの映像配信よりもかなり凝った映像を素人でも簡単に作れるのではないかと指摘していた。

というような中々素晴らしい機能を持ったハングアウト。残念ながらテクニカル好きのアーリーアダプター系の人間ぐらいしかまだユーザが居なく、僕の友人知人もほとんど使っていない。願わしくはもう少し一般ユーザ(特に普通の女の子とか)に認知されてユーザが増えてくればこのハングアウトの機能は爆発的に使われるんじゃないかと思っております。

というわけでまだあまり僕もテストしてないので、日本の皆様、新年の挨拶がてらたまにはビデオ電話で話しませんか?

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ 2013年01月11日

Google 貼牌冰箱(Google Refrigerator)

年末にKindleで買ったGoogle本。著者はITジャーナリストのスティーブン・レヴィ Steven Levy。ニューズウィークやWIREDなんかで記事を書いているライターで1999年からGoogleを取材し、200本以上の関係者のインタビューなども行なってこの本が執筆されている。この本は2012年7月の発行なので内容も新しく、Googleの検索エンジンの誕生からGoogle+の登場の部分までが対象になっているのでほぼほぼ今までのGoogleの活動が網羅されていて、その内側を覗けるめちゃくちゃ興味深い内容。

思い返してみれば2000年代はインターネットはGoogle、コンピュータやH/W周りはAppleが主役の10年だったなあと。2000年代前半のGoogleの勢いの良さやリリースするサービスのどれもが新しいアイデアと質のよさで輝いておりました。2000年代の終わりはサービスの乱発やいきなりのサービスの終了があったりでちょっと迷走気味なところもその舞台裏をきっちりと描き出してくれているので訳者の方があとがきで書かれているように「ああ、あの時のGoogleのアクションってのはこういう経緯だったのか」的なうなずきをしながら楽しくて楽しくてグイグイ読めます。

しかし、やっぱりGoogleのアドワーズ/アドセンスって莫大な利益を絶え間なく生み出してるんですな。Googleが他のソフトウェア会社を買収してそのサービスを無料でユーザに利用できるようにすることが多かったが、買収のために大きな費用がかかったとしても、検索エンジンを利用するユーザが1%増加するだけでも利益が増える幅ってのは凄いんだろう。それを1,2年続ければすぐに元を取れちゃうよってな世界なんだと思う。しかもGoogleが抱えている検索履歴やユーザのウェブの閲覧履歴って解析すれば母体数の多さを考えるとどんなマーケティング会社も太刀打ちできないほどの統計レポートを作成できるんですな。

これに対抗できるのって確かにFacebookぐらいだけなんでしょうけど、Facebookの中の閉じられた世界ということと、その中で展開されている人間関係もインターネットほどの開放性はないと思うし、その中でやりとりされるアクションは簡単なイイねのようにちょっとした感情ベースで起こるものだと思うけど、Googleの対象としてるWeb上のデータってのはある程度推敲して理性的にまとめられたデータを基本にしているように思う。個人的にはやっぱりそのような理性的なデータの集積のほうがFacebookのデータよりも有用なような気がします。Facebookはまだ明確な収益化の方程式を見つけられていないってところもあるし。

今までのGoogleの経過をこの本を読んで楽しみ、これ以降Google+以降のGoogleがどうなっていくのかも楽しく見守っていける読み応え抜群の一冊でありました。

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
スティーブン・レヴィ 仲達志

阪急コミュニケーションズ 2011-12-16
売り上げランキング : 3804

Amazonで詳しく見る by G-Tools

iPhoneからAndroidユーザに返り咲き 2012年11月03日

iPhone5の予約は通らず、発売日にiPhone5を手に入れることはできなくなったのを受けて、20,000THB以上もするiPhone5から離れてGalaxy Nexusが11,400THBと安いので久々にAndroid使いに戻ることを決めた。昼休みに飯をさっと終わらせ、BTSでMBKに向かいささっと買ってきた。購入したのは以下のお店。

http://www.sphonethailand.com

Web上の価格は11,700THBとなっているが、実際にお店で聞くと11,400THBという。即決で「買うよ」という話で、箱開けて通電させ、液晶ディスプレイなどを確認してまた箱に入れ、持ち帰り。しかし、その後オフィスに戻ってよく見てみると箱の中の紙が少し破れていたりする。そして

“Do not accept if this seal is broken.”

みたいなシールをうやうやしく店員がカットしていたがよく見てみると二重に貼ってある。なんだ、一回開けてる奴じゃないか。やっぱMBKってちょっと油断するとこういうことする店ばっかだからあまり好きになれない。。うかつでした。とはいえ、モノの動作自体はまったく問題ないし、もっかいMBK行くのも面倒なのであの店ではもう買わないこととしてGalaxy Nexusをセットアップ。

Android OS 4.0.4 から 4.1.2 へアップデート
BootloaderのUnlock
CWMの導入
Andorid OSのroot化
(http://androidlover.net/smartphone/galaxynexus/sc-04d-root.html)

Android OS 4.1.2は中華フォントではなく、多分モトヤマルベリだと思うが、ちゃんと綺麗な日本語フォントが標準で入っていた。これで日本語フォント置き換えの作業が必要なくなった。そして必要なアプリのインストール

SNS&コミュニケーション系
Facebook
Twitter
Google+
Foursquare
Path
LINE
Facebook Messenger
Google+ Messenger

ウィルス対策
AVG Antivirus Free

Google関連
Google Drive(Googleドキュメント)
Google Reader(RSSフィードリーダー)
Pocket(Read it later系)

辞書
NAVER 英語辞書
Thai Dict (タイ英辞書)

電子書籍関連
Kindle
Aldiko(epub reader)
Adobe Reader
ezPDF Reader(電子書籍向けPDFリーダー)

仕事系
aCalender(Googleカレンダー連携カレンダーソフト)
GTasks(Google Tasks連携タスク管理)
Evernote(名刺管理)
dropbox(ファイル共有)

ユーティリティ
Automatic Task Killer(メモリ解放&バッテリーセーブ)
File Expert(ファイラー)
ProxyDroid(プロキシ設定ツール&NTLM認証超え)
Google 日本語入力
Chrome(ブラウザ)
Connect Bot(SSHクライアント)
skype(TV電話システム)
Pocket(パスワード管理ツール)

金融系
Bloomberg(株価ポートフォリオ管理)
Currency(為替)
inEx Finance(資産管理)
Paypal(オンライン決済)

ブログ書き&メモ用
Jota+ (Dropbox plug-in)
wordpress

ざっとこんな感じ。多少の操作感は変わるが、ほぼiPhoneの時と同じことはちゃんとできる。今回の移行でちょっと不便なのは、

iPhoneのiPassSafeではアカウントとパスワードの一覧がエクスポートできず、AndroidのPocketに手作業で30近いアカウント/パスワードのセットを入力したこと。

そしてiComptaがAndroidではリリースされていないので、ほぼ同等機能のInEx Financeというツールをインストールしたが、だいぶ操作感が変わった。

テキストエディタでメモしたテキストファイルをdropboxの特定のフォルダに溜め込み、PCでも携帯でも同じメモに簡単にアクセスできるようにしていたが、Jota+のDropbox連携モジュールではファイルの更新日時に基づくソートができないので最近開いたファイルにアクセスするのに多少時間がかかる。

FacebookやTwitter、Google Readerなどは大画面になって文字が見やすくなったり、スクロールなしで確認できる情報量が増えて満足。この大画面、パフォーマンス(Google Reference機だけあって、ちゃんとハードウェアに最適なようにパフォーマンスチューニングはされているように思う)、そして低価格ということで満足度の高い逸品。

バッテリーケースやその他の周辺機器はバンコク内にはほとんど売ってないが、eBayを見るとかなりいろんな種類が売ってるので、これは問題ないなと思っていたが、よくよく考えたらタイってバッテリの輸入ができなかったので、バッテリケースなどの購入は実はできないのでした。。。というわけでセントラルラマ3の携帯ショップで安い目のGalaxy Nexusのケースと中華バッテリーを追加購入。ケース350THB、中華バッテリ500THBとなっております。これで一応使えるバッテリ容量は2倍。

これから使い倒したいと思います。。。