骨付き肉って好きですか? 2015年06月12日

25th annual Best in the West Nugget Rib Cook-off, Sparks Nevada
“25th annual Best in the West Nugget Rib Cook-off, Sparks Nevada by ATOMIC Hot Links, on Flickr”

ワシ、骨付きの肉って大嫌いなんすけど。。。
とにかく食うのがめんどくさいから嫌い。がばっっとほうばったらそのままむしゃむしゃ飲み込んでしまいたいんですわ。それが、なんかつっかえるなと思ったら小骨があったりで口の中でよけて出さないといけない。「あああ!もう!うっとおしい!」となります。カニも同じ理由で嫌い。魚は日本人なので一応口に入れる前に骨を取り外して食べるテクニックがあるのでそれほど嫌いでもない。

多少美味い肉であっても、めんどくささと手がベタベタになるのでかなり減点。骨のない肉の方が好き。鳥もささみが一番かなKFCに入るといつも普通のチキンを買わず骨なしのChickenTenderみたいなのばかり買うから不思議がられる。うちの彼女も骨の周りの肉大好き、軟骨大好きだからいつも不思議がる。みんな「こっちの方がおいしいよー」って言うけど全然食う気にならん。。。

その中で一番やるせない気持ちになる料理がこれ、

茶树菇排骨面 Mushroom and Pork Rib Stew with noodles - Hongyun Chinese Restaurant AUD9.50
“茶树菇排骨面 Mushroom and Pork Rib Stew with noodles – Hongyun Chinese Restaurant AUD9.50 by Alpha, on Flickr”

中華の「排骨」メニュー。肉のぶつ切りなんだけど、多分中華のあのデカイ包丁で骨ごとぶった切ってる。バキバキに割れた骨が入ってる肉ってちょっと理解を超えてる。食いにくくてたまらない。タイでも鳥の唐揚げとか頼んでみたらこんな感じの料理だった時には一気に機嫌が悪くなってしまいます。。。

ไก่ทอดหาดใหญ่ ガイトートハートヤイ & ข้าวหมกไก่ カオモックガイ 2015年05月26日

というわけでハートヤイのメシモノ紀行その2。

Fried Chicken at Hatyai

有名な ไก่ทอดหาดใหญ่ ガイトートハートヤイ。ハートヤイ式の鶏の唐揚げと言ったところでしょうか。どうもハートヤイのガイトートは揚げ玉ねぎのチップが付いてくるのがデフォルトのよう。ただ僕が買ったところではガイトートに揚げ玉ねぎが掛かっていない。店のおばちゃんが「カオニャオ(もち米)は?」と聞くので「あ、じゃあ頂戴。」というと出て来たのは揚げ玉ねぎがどさっと乗ったカオニャオ。

Fried Chicken & Sticky Rice at Hatyai

イサーンではカオニャオは普通の白米よりも主食の座を勝ち得ており、彼女の実家に行った際には基本的にカオニャオのみ出てくる。彼女の甥っ子が駄々こねて白米食うと言った時とか意識して用意しないと白米は炊かない感じなのだ。だからよく食ってるけど、この揚げ玉ねぎの香りが乗ったカオニャオは初めて食べるちょっと変わった感じの食べ物に変貌していた。たかがもち米でもやはりイサーンと南部ではこれぐらい味が変わるものなのだなあと感心。

Chicken & Yellow Rice at Hatyai

もうひとつはカオモックガイ。ターメリックとチキンと一緒に炊いた黄色ご飯にその鶏を添えて甘辛いタレを添えて出してくれる。僕はバンコクではどちらかと言うとカオモックガイ(鶏)ではなくカオモックヌア(牛)を食うことが多かったが、ここではカオモックガイしかなかった。このカオモックもご飯がめっちゃパラパラで旨かった。写真では後ろになってて見えにくいがこれにも揚げ玉ねぎが嫌という程付いてきた。ハートヤイでは揚げ物系は揚げ玉ねぎの香りを添えるというのがデフォルトなんだろうか?

しかし、このカオモックも基本マレー料理ベースなんだろうなあ。マレーシアのほうではビリヤニという、インド料理で言うマサラ入りチャーハンみたいなものがインド料理以上の存在感でほぼマレー料理みたいな感じで存在しているのを考えると、それを真似てもう少しスパイス慣れしていないタイ人にも食いやすくトランスフォームしたものがカオモックなんじゃないかと思う。

Satae Chicken at Hatyai

さらにサテもあったりして、やっぱ南タイは完全にマレー文化圏(中華も確実に存在しますが)なんでしょうな。うーん、もっともっと料理だけにあらず南タイを知りたくなってきた。。。

簡単で旨い自炊飯 ホイル焼き 2015年05月01日

鮭としめじともやしのホイル焼き
“鮭としめじともやしのホイル焼き by ひぃ, on Flickr”

先日、ふと気が向いてKFCでチキンが食いたくなった。炭水化物でなくタンパク質だからまあいいかと思ったら骨なしチキンのCrispy Stripの6本セットがあってそれを食った。そしたらなんか簡単にファーストフード化調指向に傾いてしまって、次の日もまた食いたくなった。

あ、このまま中途半端にしてたらまたファーストフードばっか食うようになるなと思って、がっつり食った。腹一杯になるまで。そしたらその日の晩にゲップするたびにKFCの臭いで吐きそうになり。嫌になってまたいつもの食生活に戻りました。

最近はこんな行動も稀になり、ファーストフードも外食もそれほどしなくなった。自炊率がかなり上がり、いろいろとマンネリ化しないように考えて作っているが、そんな中でこれはアタリだという自炊向け料理が上記の写真にあるように、

ホイル焼き – Wikipedia

これ、簡単で、かなり自然食に近く、めちゃくちゃうまい。Wikiに書いてあるように難しいことは何もなく、適当な野菜を適当な大きさに切って、僕の場合は鶏の胸肉を一人一枚分、厚いので切込を入れながらひいてトマトやら玉ねぎやらしめじやらを入れて黒胡椒を挽いて入れて、シーイウカーオ(タイなのでこれが醤油代わり)をちょっと多めにふりかけて下ごしえ完了。ホイルを適当に包みます。

フライパンにホイル焼きを置いて、水をホイル焼きの中に入らないぐらいの量で入れて焦げないように中火ぐらい(うちはIHだけど)で生焼けにならんよう20分強の蒸し焼き。途中水が全部蒸発してしまうので焦げないように注意。水を足しながらの20分。

これだけで、化学調味料をほとんど使わず(残念ながらタイのシーイウカーオは化学調味料が入っているので全く使わず、というところまではいかない)に優しい味でコクのあるホイル焼きができる。蒸し焼きなので多少加熱の時間が長すぎてもそれほど鶏肉がパサパサにはならないので火加減がわからなくても失敗が少ない。

多分、上記に唐辛子とマナオ(タイのライム)を入れるとトムヤムよりのホイル焼き、もしくは、シーイウカーオをかけるのではなくタイのレッドカレーやグリーンカレーのスープをかければタイカレー式ホイル焼きもできるはず。普通のホイル焼きは何回か作ってて安定してきてるので次回はこのへんのタイ式ホイル焼きでも作ってみます。

ลาบไก่บ้าน ラープガイバーン 地鶏ラープ 2014年04月30日

ff

彼女の田舎で「ガイバーン」を食ってみたいと言ったら飼ってる鶏をつぶして作ってくれた。

タイで ไก่บ้าน ガイバーンというと地鶏で自宅で庭に放し飼いにしてるような鶏を指します。いわゆるオーガニック指向な話で言うと、西洋人の言う”Freerange”という養鶏場で飯だけ食わされて歩きまわることもできないスペースで育てられてそのまま〆られて食肉工場行き、、、ってのとは違う鶏らしくフィールドを走り回って育てられた鶏であります。

だから養鶏場からのブロイラーとは違って運動量が違うので脂が少ない、肉がエライ引き締まっているのが特徴で、普通の鶏なら皮は厚くて脂がいっぱいなんだが、ガイバーンだと薄く脂も少ない。僕は鶏皮の脂の臭いがあまり好きじゃないんですが、ガイバーンの皮は全然臭くない。

上のラープガイバーンは鶏のもも肉から胸肉、足や内蔵、皮、血に至るまでゼリーにして入っていて鶏丸ごと料理なんでありますが、全然臭みがなくておいしい。

オーガニックとかフリーレンジとかっちゅうのは生産手段が自然に負担をかけないとか体に負担のないものだとかそういう意味付けで、決して「うまい」とは直結しないと思ってたが、たまにこうやってちゃんとおいしいものもあるんですな。

しかし、こういうのは田舎でも家の庭のスペースなどで飼える量は限られているからそんなに毎日食べたりはできないでしょうな。やっぱ普段はブロイラーか。。。

Piri-Piri Flaming Chicken @ Silom Complex 2014年01月07日

Silom Complexの飲食店が多く入る地下一階。シーロムの通りからの入り口のすぐ真横という好立地に構えながら全然人気のない店舗がある。

Piri-Piri Flaming Chicken

ここはどうもチキンの丸焼きやステーキをメインにしたメシ屋のようで、チキンは各種フレーバー別に胸肉のステーキ、ハーフ、ホールと鶏まるまる一匹を出してもらうことも可能みたい。以前からどうなんだろうなあと思いながら見ていたが、いつ見ても客がほとんど入っておらず結構入る際に躊躇してしまう。

しかし今回なんとか晩飯のチョイスに迷って入ってみた。頼んだのは僕の大好きなアメリカンスパイシー、ケイジャンチキンのハーフ。はい、どん。

ハーフとは言っても思ってたよりは結構小ぶりのチキンかな。このハーフならもも肉のドラムスティックから胸肉ブレスト、ささみのヒレの部分も全部楽しめる。胸肉の部分もパサパサにならないようにちょうどいい火加減には焼いてあるんだけど、ちょっとこのケイジャンのスパイスフレーバーがなんとも、、ケミカルというか化学調味料丸出しな感じでちょっと残念。

ただ、このチキンのプレートは付け合せにサラダとフレンチフライもついててバカ食い系の人でなければこの一皿で食事を完結できるようになっていて、肉料理のお店とはいえ、鶏のローストなんで結構あっさり目のものを食うことができるのはいいところ。もうちょっと足を運んで二、三品は試してみようと思います。。正直に言うと今回は別に可もなく不可もなくなんだが、次回は特に理由がないと来ないかなあというレベルの出来でした。ネットのレビューでもあんまり好印象なレビューは見かけない感じですな。。。