Sony NEX-C3 と Sigma 30mm f2.8 DN 2014年06月23日

Sony NEX-C3 with Sigma 30mm f2.8 EX DN 1

ミラーレスでコンデジ同様の大きさ程度であるが、撮像素子サイズがAPS-Cという普通のデジタル一眼レフカメラとほぼ同等の大きさのセンサーを積んでいるSonyのNEXシリーズというカメラがいいなあと思ってMBKをぶらぶらしてたら、入ったカメラ屋で、カメラとズームレンズのセットをレンズだけ売ってしまって、ボディが残っているというNEX-C3 Pinkを新品ながら6500THBにて購入。APS-Cのセンサー積んでるカメラが6500THBで手に入った。

んで、1800THBのNikon F – Sony E のマウントアダプタ付けて50mm f1.4のレンズでマニュアルフォーカスで遊んでたけど50mm単焦点といえど、マウントアダプタ介してNEXにマウントするとやっぱりレンズだけがどどーんと伸びて小バズーカみたいなルックスになって重い。

んで、オートフォーカス効いて、嵩張らない適当なレンズがないものかと探していたら純正ではなく、サードパーティからめっちゃ低価格でいい画質と評判のレンズが出ていた。

30mm F2.8 DN | A | Sigma Corporation of America

ミラーレス用のレンズみたいでマウントはマイクロフォーサーズとSony Eマウントの2種類、この他19mm f2.8という焦点距離のレンズもSigmaから出ているみたい。

お値段が衝撃的で日本だと15000円ぐらいで売ってたりするみたい。タイだとMBKのカメラ屋でどこも6600THB。「勉強して」というと5%引きで6250THBにまで下がってご購入。

Sony NEX-C3 with Sigma 30mm f2.8 EX DN 2

Sony NEX-C3 with Sigma 30mm f2.8 EX DN 3

ピンクというちょっと扱いにくそうな色のボディにもよく映えるシルバーの鏡胴で前から見るとコンデジそのもの。横から見ても。。。いや、横から見るとやっぱコンデジとは言いがたいレンズ長ですな。まあポケットには収まらないけど大きめレンズ付きコンデジぐらいか。見た目がポップでホントにコンデジっぽい姿である。これで写真取ると一眼の時みたいに映る側が威嚇されずに良い。

ただ、レンズの造りはぼちぼち。鏡胴がステンレスで金属製なので安っぽさはないが、いかんせんミラーレス用で軽くなるように設計してるのだろうから「あら?これ大丈夫かな?」と思うぐらいに一眼の交換レンズとしては軽い。しかもEマウントでこれだけの鏡胴径を取りながらレンズ前玉は小さい。その周りの化粧板もプラスチック一枚で非常に簡素。まあ、値段相応か。。と思ってたら!

au bon pain coffee in thailand.  testing new lens "Sigma 30mm f2.8 EX DN for Sony NEX e-mount".

画像は超綺麗。上の写真、「これぐらいはiPhoneでも撮れる」とお思いならリンク先のFlickrでOriginal解像度の写真を見てみなされ。この画像サイズでピントの合ってるカップのエッジからくっきりはっきり。すげえなあ。さすが一眼のカメラはちゃうなーと関心。コンデジに見えて、出来は一眼。この目標に十分かなうええレンズですな。

このサイズ、この重さ程度なら毎日通勤のカバンにも入れていける。。。しかし、今まで日本の家電メーカーの作るデジタルものは極端なぐらい毛嫌いしていた自分ですが、ミラーレス一眼でAPS-Cサイズのセンサー積んだカメラがFuji FilmとSony NEXのみで、Fujiのカメラの場合デザインはいいんだけど肝心のものの造りがプラスチッキーでイマイチでセンサーサイズを条件とすると選択はNEXのほぼ一択となってしまい、10年ぶりぐらいにSony製品買いましたが、NEXはいいですな。NikonのD90が今のメインカメラですが、NEX-6あたりをメインに置き換えたいぐらい。。。普段持ち歩きはNEX-6にこの30mm単焦点付けて持ち歩き、撮るで!って時は大きめのズームレンズを持ち歩く。APS-Cでフランジバックが短いからいろんなフィルム時代のレンズがアダプタ介してマウント可能で(当然今持ってるNikonのDレンズも)、やろうと思えばオールドレンズマウントでマニアックな遊びもできそう。

まあ、このNEX-C3 + Sigma 30mm f2.8がいい感じのルックスになったので彼女に取られそうな気がするのでもし取られてしまったら、NEX-6かα6000にもう一個この単焦点かなあ。19mmのほうでもいいなあ。。。

カメラはスマホ以上に金がかかります。。。

変なカメラ日記 その3 2014年06月12日

d90

〜 〜 〜 前回からの続きです 〜 〜 〜

これで

Nikkor 50mm f1.4D
Nikkor 28-85mm f3.5-4.5D
Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G

とレンズ3本。最初は200mmとかの望遠も要るのかな?と思っていたが会社の写真大先輩には「鳥とか撮らないのなら望遠はほとんど使わない」と言われ確かに100mm前後でも望遠の圧縮効果の効いた絵は撮れるし、今の85mmで問題ないかなという感じになり、後は超広角側が揃えば大体の画角が揃うなあと思うところで。。

ただし、超広角は結構お値段がする。いろいろ調べていくとSigma 10-20mm f4-5.6、Tamronの10−24mm、Tokinaの11-16mmなどが割りかし安価に買えるレンズとしてあがっている。MBKでFotofileあたりをいろいろ物色していたらSigmaの10−20mmが12500THBであった。はい、広角、これで決定。D3100の標準ズームレンズで18mmまで広角側があるのでこれにプラスして広角レンズ買うならしっかり10mmから使えるものが欲しい。またアップ側は20mmまでしかなく、現在メインになっている28−85mmと並べても20−28mmの画角が足らないけどもうここは足で動いて調整するしかない。

というわけで10mmの広角から望遠は85mmまで、プラス50mmの単焦点というレンズセットが出来て、だいたい使いそうな画角はカバー出来ました。

後は撮りまくるのみであります。とはいえ、すでにブログの写真の大部分が現在このD90+Nikkor28-85mmコンビで撮っております。これからは広角写真がどんどん増えてくると思われます。

変なカメラ日記 その2 2014年06月11日

d90

〜 〜 〜 前回からの続きです 〜 〜 〜

というわけで、NikonのGレンズ以前のオートフォーカスDレンズも動作する中級機を中古で安く手に入らないかと探しまわっていたところ、D90の外観美品、シャッター回数約15,000回の中古機が12500THBで出ていたのでつい買ってしまった。2008年発売ですでに6年経過してるカメラだけど、APS-Cで12万画素ある。やっぱりISO上げてくと今のカメラにはかなわないけど使えないレベルでもないし、D3100で致命的だった古いレンズのオートフォーカスが使えない点と背面の液晶画面が30万画素(表示が荒くてピントがあってるかどうかの事後確認が難しい)から90万画素へと画質が飛躍的にアップしたのでこれだけでも自分としては十分に常用できるカメラで使い勝手がよい。

ただ、やっぱり中級機以上のデジタル一眼は重い。。。このD90でもバッテリ込み、ボディだけで700gになる。これにレンズが500g以上で1.2kgの持ち物になるので中々辛い。これでもしフルサイズ一眼に行くとなるとさらにボディサイズが増すしどこまで重くなるんだ??と心配になる。そうなるとSonyのα7とかのフルサイズミラーレスに目がいくけど、、、。

それはさておき、Nikkor 28-85mm f3.5-4.5Dが中々いい感じに撮れるようになってきた。最近は外出の際もほとんどこのズームレンズで歩きまわっていて、まだ写真慣れてないので説明しにくいが、自分的にはタイトなカラーでいい写真が撮れるような気がする。

DSC_0113

DSC_0431

こんなかんじ。

〜 〜 〜 続く 〜 〜 〜

変なカメラ日記 その1 2014年06月10日

d3100

最初にパノムルンに行った時に写真の練習と思って100枚ぐらいシャッターを切っていて初めてレンズを通した絵と目で見る絵の違いがわかってきて、今まで「とりあえずこれで撮れば綺麗な写真が撮れるかな」と思って持ってたカメラが絵作りの道具と感じて「自分の思う絵」を作りこみたくなってきてカメラに俄然興味がわきました。

昔のカメラと違ってデジタル一眼の便利なところは買う前から実際に撮った写真のデータがインターネット上にいっぱい転がっていてマジマジとその絵を眺め、比較してどのカメラがいいのか、どのレンズがいいのかを検討できるところ。

そういう観点での写真サイトとして僕はPixel Peeperを多用しております。後は、PBaseというサイトもあるようだが、こちらはイマイチ使い勝手が悪い。

pixel-peeper
DSLRやミラーレスのボディ、レンズでフィルターをかけてFlickrにアップされてる写真をブラウズできる。検索結果から直接オリジナルの解像度の写真データに飛ぶリンクも用意されていて便利なのです。

Camera Database and Museum at PBase.com
こちらもボディ、レンズから検索できるが検索後の画面がちょっと使い勝手悪くて自分ではあまり使わず。

DSC_0514

DSC_0102

そこでいろいろ見てたら気に入った色合いの写真が見つかり、そのレンズがNikkor 28-85mm f3.5-4.5Dというレンズだった。すでに生産終了しているようでバンコクのカメラ屋で中古レンズを見てもなかなか売ってなさそうだったのでeBayをのぞいてみると6,000円〜10,000円程度の超安値で売っている。早速日本から出品してるレンズを購入して送ってもらって開けてみるとその仕様からおよそ1989年製造のレンズだと判明。自分が14歳の時に作られたレンズを改めて使うことになる。ああ、14歳の頃って何してたっけな?

ただ、ここでひとつ問題なのは僕の持ってるNikonのD3100ではこのレンズはオートフォーカスが動作せずにマニュアルフォーカスになる。当然知っていて買ったんだが使っていくうちにやっぱり不便さが目立ってくる。しかも目が悪いのでなかなかピントの山が掴みづらくイライラすること多々。。。

〜 〜 〜 続く 〜 〜 〜

望遠圧縮効果が見事な映像 2014年05月23日

Nikon Lens Collection
“Nikon Lens Collection” photo by Phil Holker

最近連日カメラネタを投下しておりますが、カメラやレンズの特性を勉強してると、当然ながらyoutuberが一眼レフを動画撮影に使っているように動画や映画に関してもレンズを介して収められているわけだから、そのテクニックは動画、映画になるともっと動きをもって体感できる。

そして僕が中学生の頃から大好きな5本の指にも入る日本映画、「逆噴射家族」。これに非常に印象に残るシーンがある。

こちらの51秒から1分3秒ぐらいまでのシーン、小林克也演じる”お父さん”が思いつめ過ぎてググっと向こうの方へ逝ってしまう瞬間を遠近を非常に気持ち悪く使って窓の外の景色が迫ってくるような逼迫感のある映像を演出していた。「これ、どうやって撮ってるんだろう??」とずっと子供の時から思っていたが、なんとなく氷解。

多分これ、超望遠レンズで最初一番広角から撮り始め、カメラはレールで後ろに後ろに引きながら、小林克也の姿が画面内で同じサイズに映るように後ろへの移動とともにズームしていって、そのズーム効果に合わせてどんどん周りの景色が圧縮されて気持ち悪い映像となるのだろう。

ちょうどデイリーポータルで望遠の圧縮効果の解説をわかりやすくしてくれております。

@nifty:デイリーポータルZ:望遠レンズで電柱を撮るとすごい
↑ 非常に簡潔にわかりやすく書いてくれてるんですが、その後の電柱の写真のほうは正直あまり読む必要もないのかも。。。

ちょうどアヒルの乗り物の写真の2枚めの状態から1枚めの状態にムービーで移動しながら撮っているようなもんなんでしょう。こういうのって映画の撮影テクニックでは別に珍しくともなんともないものなのかもしれませんが、初めて知る僕にとっては目から鱗。大学の時に映画撮るサークルに居たにもかかわらずこういうことを全然知らない。いやー、それでも改めてカメラって結構面白いですな。

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