ええ感じのオールドスタイル、Praktica LTL 2014年07月09日

Praktica LTL Second Hand 1

素晴らしいスタイルのカメラがイングランドから到着。このカクカクしたシェイプ。シルバー&ブラックのカラーも素晴らしいっす。この見た目が超古臭いカメラ、実際に古くて1970年代に旧東ドイツのPentaconで制作されたPraktica LTLというモデルです。

レンズもボディもeBayをなんとなくブラウズしてた際に、「あ、これ安いなあ。とりあえずBidしておくか。でもまあどうせClose間際に他の人がBid被せて落札してしまうだろうなあ」ととりあえずBidしてたが、それ以降他の人からBidが付かずに事故的に競り落としてしまったもの。ボディ、レンズ合わせて約3,000THB(9,000円ぐらい?)。

英国から約2週間でタイに到着。以前Nikonのレンズ、Nikkor 28-85mm f3.5-4.5を2,000THBぐらいで競り落とした時は若干ながら関税がかかったが今回は両方共無税で通過。

Packages from England.
小包を開けてみると。。。

Second hand camera lens in cat food box
むは。キャットフードの箱にカメラが。別に臭いがあったりとか問題は何もないけど。

Praktica LTL Second Hand 3 Pentacon made in G.D.R.
底部に刻まれる社名Pentacon、Made in G.D.R.の文字。G.D.R.はGerman Democratic Republic、旧東ドイツです。

Prakticar Electric 28mm f2.8 made in japan??
レンズ。28mm f2.8。G.D.R.のPentacon社製なのだが、Made in Japan。コシナとかがOEMでレンズ提供してるのかもしれないけどWebにもあまり詳細情報なし。

Praktica LTL Second Hand 2
超カメラ然とした佇まい。

見た目的には機械チックで、無骨なゴツゴツデザインがカッコいいんだけど、作りはちゃちい感じです。TTL露出計とかは動くけどシャッター切った時のミラーの跳ね上げ音が「バッコン!」とえらいうるさく、日本の一眼レフカメラのシャープな「カシャッ」とか「パシャッ」という音とは似ても似つかぬ感じ。前者が獲物を弓で射る感じとすると、後者は場所まで裸足で駆けてって棍棒でボカッと殴りつけるような感じでもあります。

ファインダーが暗くてマニュアルピント合わせも超やりづらいんですが、まずは試し撮りしてみたいですな。週末にどっか持って出てみるか。

Pull型だったインターネットが今はもうPush型に 2014年06月28日

No Internet
“No Internet by Marcelo Graciolli, on Flickr”

Pull型だったインターネットが今はもうPush型になってますな。

最初にインターネットに触れた1998年は当然のごとく生活の中に占めるインターネットの割合ってのは全然少なくて、自分でアクションを取らないとインターネットなんて接続してても意味がなかった。暇だった大学生時代に自宅にインターネットが開通した数日後に10数時間かけて初めての自分のHPを作ったりしてた。

その後Googleが出てきて、Google NewsやらGmail、Google Mapsとかの画期的サービスが生まれてきたけど、このあたりまでは全然まだまだインターネットってPull型のメディアだったと思うなあ。基本的にはブラウザ開いて検索キーワード(能動的に調べたい、興味があるなんらかのキーワード)を入れないと何も始まらなかったし、メールも基本的に自分で何かの情報が欲しいからメールアドレスを登録してメールが飛んできてた。

今はふっと気づくとインターネットって完全にPush型でテレビと同じく必要のない情報も何もかもテキストの山としてメールボックスに毎日山積みになるし、Webを開いてもそこかしこにリコメンド商品やら、友達が何々してます、みたいなのが満載。

明らかに原因はスマートフォンとFacebookなんだけど、最近FacebookのPush度合いに辟易してきている。これほど過剰に「Facebook開け!お前の友達が***してるぞ!」と送ってくる感覚が最初は中々新鮮で面白かったが、すぐにうっとおしくなってきて。。。

D7000 and Tokina SD 11-16mm f/2.8 AT-X Pro IF DX UWA lens II
“D7000 and Tokina SD 11-16mm f/2.8 AT-X Pro IF DX UWA lens II by Cary and Kacey Jordan, on Flickr”

なんか10年ほどでエライ環境が変わったなと思います。ネットのサイトをいろいろ見ててもなんか最近思うのはみんな同じ口調で同じネタを扱っていてクドいなあと感じ始めてきてて(テレビと同じ傾向)、最近カメラ始めてまったく違う分野に入り込んだのでそれ系のトピックだけが唯一新鮮で面白い。

今まで2年ほどずっとスマートフォンばっかり弄って生きてきたので、カメラの方に外れてみるのもいいかな。それでもコンピュータはRAW現像ばっかやってるから四六時中弄ってるんすけどね。

トイカメラ HOLGAレンズ Sony Eマウント 2014年06月26日

DSC00126

eBayでいろいろレンズを見ていたらHOLGAのレンズ部分だけ切り出してデジタル一眼でマウントして使えるようにしたものを見つけた。マイクロフォーサーズやNEXのEマウントでオールドレンズをアダプタ介してマウントして使う遊びが流行りだしてこんなトイカメラのレンズも同じように出てきたようですな。

価格にして約500THB。そしてFreeShippingだった。関税もこのお値段なのでNo Tax。上の写真のように付けてみるとコンデジっぽいルックスのNEX-C3にはいい感じにハマるけど。。。

DSC00121
↑ リテールパッケージではなく、バルクパッケージ。

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↑ 全体的に塩ビみたいな柔軟性のあるプラスチック製。とことん安っぽい作り。

DSC00124
↑ ボディ側は穴が開いてるだけ。

さて、これをNEX-C3にマウントして試し撮り。HOLGAなんで周辺光量落ちと変に隙間から光が入り込んだりで色がおかしかったりと基本そういうダメなところを愛さないといけない。

NEX-C3 with HOLGA Lens 1
↑ 盛大にゴースト出たり、

NEX-C3 with HOLGA Lens 2
↑ ちなみに色味はRAW現像で補正してます。オリジナルはもっと味のない青よりの色です。

NEX-C3 with HOLGA Lens 3
↑ 中途半端なピントの合い方だったり。

撮れた写真見て思うことは。。デジタルの今の時代なら別にレンズ買わなくてもiPhoneとカメラアプリ(それこそInstagramとか)でほぼ同じことできるもんなあ。フィルム時代ならいざ知らず。。とりあえずAppleのApertureでも周辺減光させたりのフィルタはいくらでもかけられるのでまあ話しのネタ程度にしか使わないかな、というところで。

NEX-3系のグリップは標準レンズ専用? 2014年06月25日

SONY NEX-5 / Kipon Adapter / Biogon f2.8 28mm
“SONY NEX-5 / Kipon Adapter / Biogon f2.8 28mm by 246-You, on Flickr”

今までNEX-C3のボディだけ触っていてNEX-5系やNEX-6, NEX-7系のボディを触ったことなかったけど改めてカメラ屋で持たせてもらってよくわかったことは、NEXのコンパクトなボディからグイッとはみ出したあのグリップ部分ってやっぱり必須なのね。

はみ出してて指を回し込めるからちゃんとカメラボディを拳の中に握り込めるんだけど、これがNEX-3系のボディになると、ビギナー向け、女性向けらしくグリップ部分が薄くコンパクトになっている。ネイルの長い女性でも使えるようにというコンセプトらしく、NEX-5系みたいに指をまわしこんで握るのではなく、薄いグリップを親指後ろ、人差し指と中指前で挟み込むように持つ。

Sony Alpha NEX-3.
“Sony Alpha NEX-3. by MIKI Yoshihito, on Flickr”

ちょうど上のような感じで親指と人差指で挟み込むようにする。

最初、このNEX-3系のグリップこそミラーレスらしくコンパクトで一眼レフみたいにイカツクなくていい感じだと思ってたが、マウントアダプタ+ノーマル一眼レンズを付けた時にNEX-3系はホールド感がめっちゃ弱くて操作が難しい。レンズのリングを回そうと思うと、レンズの重量が重くてリング回してる時にNEX-3のグリップが右手からするっと落ちそうになって気が気でない。そう考えるとNEX-3系はSonyが出してる標準のNEX向けEマウントレンズを使う専用になるのか。

Sony Nex-3 with Canon FD 28-55mm
“Sony Nex-3 with Canon FD 28-55mm by David Wright, on Flickr”
↑ 左前重心になって、このグリップでは維持しずらい。

Front view - Konica Hexanon 50mm f1.4
“Front view – Konica Hexanon 50mm f1.4 by BMyke, on Flickr”
↑ ちょっとした違いだけどグリップを大きくすることでこれぐらいの単焦点レンズならしっかりホールドできる。

NEXはマウントアダプタを介して他社製レンズをマニュアルフォーカスで使うことができる点が面白いんでNEX-3系だとちと魅力半減ですな。ただ、やっぱりあんまり写真知らないけどコンデジに近い使い方でしゃっきりと画質のいい写真が欲しいという人はNEX-3系は向いている。画質はコンデジが全然追いつけないレベルだと思う。特に先に書いたSigmaの30mm f2.8あたりを付けておくといいと思う。

ApertureでRAW現像 2014年06月24日

Wide View of Bangkok
↑ 広角で撮って後に露出補正、カラー補正で空の青をかなり強めに調整。

NikonのD90とSonyのNEX-C3の両方を使っているのでそれぞれRAW現像ソフトがNikonのものとSonyのものとで使い分けなくてはならず、Nikonのソフトウェアのほうはそれなりに満足してるんですが、Sonyの現像ソフトがこれがまた動作が遅くイライラすることしかり、そしてRAW現像という同じ工程なのに2つのソフトウェアの使い方を覚えないといけないというめんどくささからRAW現像にはAppleのApertureを使うことに。

んでソフトの使い方ついでにネットでRAW現像のテクニックなどをいろいろ見ているとだいぶその使い方がわかってきた。デジタル一眼の楽しみってのはフィールドで実際に撮る楽しみと、プラス自宅で現像ソフトを使って露出補正やカラー補正、フィルタやレタッチなどの後半の絵の作り込みの楽しみの2つがあるんですな。わかってくるとだんだんと大胆に補正をかますようになる。

I AM NIKON??
↑ Nikonのステッカーの黄色と後ろの標識の青を強調、周辺減光させる。下の写真がオリジナル。

DSC_0648 - Version 2

Airport
↑ 露出はさげて室内は暗く、外の風景を目立つように。目立つ”SMART TV”や”SCB”の看板の文字をレタッチで消す。下の写真がオリジナル。

DSC_0514

Dragon Fruits in Thai
↑ ドラゴンフルーツ。全体を明るく補正、赤だけ強めに補正して皮の部分のピンクを強調。下の写真がオリジナル。

DSC_0841 - Version 2

Bangkok Sunset
↑ 自宅部屋からの夕焼け。露出アンダーにして思いっきり赤と黄色を強調。下の写真がオリジナル。

DSC_0052 - Version 2

などなど。RAW現像はデジタルの醍醐味ですな。フィルムでは素人がこんな簡単に撮った後から写真の補正できないもんなあ。いやーなかなか楽しいっす。