仕事の過去メール全部をiPadで閲覧 2013年02月21日

iPad 2 group test setup

先のスモールビジネス仕事術を読んでいて、ふと気づいたメールの使い方。

今の手持ちのスマホ、タブレットで仕事のメールが見れるからと言って過去の仕事のメールが全部見れるわけではないのでやっぱりちゃんと過去のやり取りもさかのぼって確認して仕事をするのであればノートPCが居るなと最近まで考えていたら、今のGmailが無料で提供してるメールの容量ってのはもう10GBになっているんですな。普通に考えてコンシューマー向けの無料のサービスが一般の企業が社員に対して提供しているメールのアカウントのものよりも大容量なサービスを提供している。しかもこれが使い勝手が良いんだから素晴らしい。

だからよく考えると、普通に仕事してる人ならGmailの10GBで今までの仕事のメールの全部入ってしまうんじゃないかと思う。よほどでかいサイズの添付ファイルのやり取りが頻繁、なんて人でなければ十分に5,6年分ぐらいのメールが入ってしまうでしょう。

GmailでIMAPを有効にして、自分の使っているメールソフトでそのGmailのIMAPアカウントを設定し、今までのメールを全Gmailのアカウントにドラッグしてしまえばすぐに過去のメールは移行出来てしまう。そして後はスマホ/タブレットアクセスなどのためにPOP3が開かれている会社であれば、同じGmailアカウントでPOPメールも取得する設定をしておくと新しいメールもガンガン入ってくる。

嬉しいのはスマホやタブレットでアクセスする際にどんな貧弱なマシンでもローカルのストレージ容量を気にせず過去メール全部に対して検索したり、ラベルごとに一覧表示したり、仕事の過去メールにGoogleの検索アルゴリズムを使えるようになること(しかも検索のオーバーヘッドはGmailのサーバー側!)。これでどこに外出してても、PCを持っていなくても必要な仕事のメールにはいつでもアクセスできるようになる。それが幸せなことなのか不幸せなことなのかはちょっとおいといて、とにかくノートPCの役割が減ってきているのです。ま、よくよく考えれば容量の話は別としてずっと前からやろうと思えば出来てた話なんだけどね。

ただし、スマホ/タブレットアクセス用の外部向けPOP3サービスにGmailからアクセスさせてメールを取得するという方法はほとんどの大きな会社では禁止されている事項じゃないかと思う。ほとんどの会社でメールボックスのメールを外部に許可なく転送することは禁止されていると思うが、やってることはそれとほぼ実質変わらないことなので気をつけなければいけない。先の読後文で載せたスモールビジネスの仕事術のように数人で回してるような小規模ビジネスならなんとでも融通が聞くだろうけど、大手の会社はめんどくさいことばかりなのでうっかりこんな設定したまま放っておいて、後で見つかって処罰なんてことも可能性は大です。

でもスマホやタブレットだけで仕事のメール全部にいつでもアクセスできる利便性は中々素晴らしいものだと思われます。。。

iPadのPaper と AndroidのHandrite 2013年02月13日


↑ やっぱPaperはよく出来てると思います。。。

先日彼女の誕生日プレゼントにiPad miniを買ってあげた。それでセットアップをしてあげたりと久しぶりにちょこちょことiPad miniを触っている。以前にiPadに触ってたのは初代の頃。あの頃は分厚くて重かった。。。それから比べればiPad2もiPad miniも適度に軽くてホントに扱いやすいと思う。逆にiPad4は2よりも重くなっててなんだかなあという感じではあるけれどやっぱりあの高スペックはそれはそれで魅力がありますな。

んで、Android Tabletを経験した後にiPadを触ってみて思うことは、やっぱりiPadはお絵かき系アプリとシンセやPCDJなどの音楽系アプリの充実がすごくてAndroidではそんな簡単に追いつけないレベルまでちゃんと出揃ってるところ。タイのAppleの販売代理店、iBeatの展示機なんかにもPaperというアプリがインストールされてて、それがタッチパネルで絵を描くことができるアプリになってる。どういう絵がかけるかというと、この写真のようなことができる。

Handwriting Computer

これ1枚目か2枚目に書いた絵ですよ。それぐらい簡単に要領を得てそれらしい絵を書くことができる。ペンツールの筆跡も指先のブレなんかを綺麗に補正して指の動かし方の勢いを見ながら線の濃淡をきっちりと出している。これがAndroidの場合ここまでうまくいかない。同じようにタッチパネルお絵かき系アプリはあるものの、こんな繊細な感じの線の描画ができない。まるでWindowsのペイントで線を書いてるように指先のブレを忠実に再現して線を引いてくれる。このへんがApple関連のソフトウェアのええところ、強みですな。

しかししかし、そう思ってたらAndroidでもちょっとおもしろいアプリがあった。それがHandrite。これはタッチパネルのお絵かき系ではないが、手書きメモ系のアプリ。アプリを起動すると黄色い紙を模したメモパッドが立ち上がり、ハンドライティングのエリアが表示される。そのエリアに日本語であれ、英語であれ(タイ語でも問題なし)を指でさささっと書いていくと、そのハンドライティングエリアに書いた文字が表示されるのだが、手を止めた瞬間、それが縮小表示されてメモパッドの左上に詰められる。また記述を再会して手を止めると書いた文章が先ほどの左上の表示の右隣に続いて表示される。つまり、下の記述スペースにハンドライティングで文字を記入していくとその文字がどんどん左上からノートパッドに適したサイズでその手描きのままノートに転機される。これは中々本格的にハンドライティングでノートを取りたいときにはかなりのスピードでノートが取れる仕組みになっていて面白い。思ったよりやるなあAndroidってな感じであります。

上記、iPadでもAndroidでもどちらの場合でも1000円ぐらいで売ってるタッチパネル用のペンを併用することでもっと自然にハンドライティングできるので、実際にアプリ側でここまでできるようになってるのなら買っても損はないと思う。んで先日は彼女にこのタッチペンを一本買ってあげていろいろ絵を書くところを見せてたら目を丸くしていた。

うーん、しかし、どんどんiPad(miniではなく)が欲しくなってくる。。。

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Ankiを使ったタイ文字の学習 2013年02月11日

Muji Flashcard Book
“Muji Flashcard Book” photo by Jack Hoge
↑ そうそう、MUJI(無印良品)に行けば単語帳売ってるんよね。

僕は6年タイに住んでおりますが、実に危ういタイ語しかしゃべれないのであります。仕事では英語併用で意思疎通は問題なくできてるのでまあいいやと思いつつ、心の片隅には「6年居たらせめて普通にしゃべれてもええはずやのに。。」という気持ちもございます。

というわけでとりあえず簡単に語学力を伸ばす方法がないかと考えてましたが結局語学力の基礎は語彙力だろうと思い、まず日常会話、ビジネスに必要なタイ語の語彙力を得て、その後、もしくはそれと並行して会話やら文法で正しい活用法を覚えていくのが金もあまりかからず手軽かなと。

しかししかし、この年になって高校生の頃のように単語帳を作るのもなんかなあと思ってた矢先、Android端末にはその名もズバリ、Ankiという単語帳を模した暗記ツールがある。というかそもそもはAnkiというWin/Mac/Linuxのそれぞれに対応した暗記学習用単語帳アプリ。ちょっと構造がややこしく、ノートタイプ単語帳カードの意味を理解するまで扱いが難しいが、その辺がおぼろげながらでも理解できると自分で単語帳を作って学習していける。そしてこのご時世ですのでAndroidやiOS版のAnkiもリリースされております。Android版はフリー、iOS版は17.50USD。。。こういうアプリがあると嬉しいのは僕みたいに今さら単語帳手繰るのはなあと思ってる人間でもスマートフォン片手に単語帳で勉強してても傍目には何してるかわからんところがいい。電子書籍でアメリカの暇な主婦がエロいロマンス系の本を読む時でもKindleなら他人にわからんもんねーっていうのと一緒である。デジタル万歳。

Anki – friendly, intelligent flashcards
↑ なんか英語では暗記用単語帳はFlash Cardというみたい。

Remember these?
“Remember these?” photo by HeatherMG
↑ どうも日本みたいにリングで綴じたりせず、名刺大のカードをそのまま使うみたいね。

Anki日本語マニュアル Wiki*
↑ 最初にこれをざっとひと通り目を通したほうが速いかもしれない。

これでとりあえずええかげんなりにも大体読めていたタイ文字もきっちり覚え直すこと、手持ちのタイ語の単語帳の語彙を自分でAnkiの単語帳データにしてゆっくりと覚えていく。これで今年前半半年でどれぐらい効果があがってるかですな。レコーディングダイエットと同じく、学習内容、不満点などを毎日メモしていけばある程度時間はかかっても絶対に効果は出てくるはず。

上記のようにこの歳で紙の単語帳手繰って暗記するのもなあ、、、と思っていたがこのAnkiでやってみるとやっぱ覚えは早い。やっぱ暗記を馬鹿にしてたらダメですな。地道に語彙力を増やす努力をこの半年頑張るつもりです。。

Google+ ハングアウトとハングアウトオンエア 2013年01月14日

Androidを再度使い始めてから、google+の機能をちょこちょこと触っていた。元々、iPhoneでもAndroidでもgoogle+のインスタントアップロードの機能に感心していたが、google+はSNS、という意識があって知り合いがほとんど使っていないgoogle+は時々発言したりはしてたけどほとんど放置状態だった。

ところが最近Amazon Kindleで流行っているセルフパブリッシングで発行されている電子書籍なんかでgoogle+の解説本なんかを読んでみると、その機能の多彩さに驚く。そもそも、google+で特徴となっていたサークルもfacebookとは違い、情報のシェアの対象をサークルで絞り込むことができるという点と、さらにはfacebookには最初なかった機能でtwitterのようなフォローの機能もある。これはfacebookの友達のように友達申請をした人、および申請を受けた人の両方が合意で関係を構築するのではなく、まさにtwitterのフォローのように申請者の依頼のみで受けるほうは関係なく、その人の発する情報を見ることができるようになるもの。つまり、google+はfacebook+twitterの機能があるようなもんだ。しかも体験的にはfacebookよりもgoogle+の動作のほうが軽いように思う。

で、その中でも凄いのがハングアウトというテレビ電話/会議システムと、ハングアウトオンエアというその通話の内容をライブでインターネット上に配信する機能がある。

まずハングアウト。

これはテレビ電話/会議のためのツール。skypeなんかでも同様の機能があるように思いますが、ハングアウトは他拠点通信が可能。同時に10台のPCもしくはモバイルで接続して会話ができる。この他拠点通信はskypeの場合有料の機能です。これをgoogle+の場合は無料で使える。

以前、僕はskypeを使って高円寺時代の友達の飲み会にskype経由で参加したことがあります。これは高円寺の友達が一人の家に集まって鍋をやってるところにPCにskypeをセットアップしてもらい、僕はバンコクからビール片手に参加。とても楽しかったのでありますが、skypeだとこれ以上の他のエリアに居る参加者をつなぐには確か誰かがskypeの有料オプションを申し込んでいないといけない。google+だったら、無料で例えば東京、大阪、バンコク、香港、アメリカなど2箇所以上に散らばった仲間を全部一つのセッションにつないで飲み会なんかやったりすることができるのです。これは中々素晴らしいなと思っております。

また、このテレビ会議の映像と音声をライブでインターネットでストリーミング配信する機能がハングアウトオンエア。リアルタイムに映像配信をしながら、さらに配信終了後にその映像がyoutubeに保存されているのでそれを再度共有するかどうかは映像コンテンツ保持者の采配次第。しかし、映像配信の手段としてここまで準備されてるわけです。

どこかのウェブサイトで誰かが言及してたが、ハングアウトオンエアでも10人までの同時接続が可能なので、最大9つのiPhoneなどのカメラを用意してハングアウトに接続し、最後の1台はPCをつなぎ、討論会やライブなどを複数カメラで追い回してPCを操作してる人間が映像をディスパッチすれば単純にカメラ1つの映像配信よりもかなり凝った映像を素人でも簡単に作れるのではないかと指摘していた。

というような中々素晴らしい機能を持ったハングアウト。残念ながらテクニカル好きのアーリーアダプター系の人間ぐらいしかまだユーザが居なく、僕の友人知人もほとんど使っていない。願わしくはもう少し一般ユーザ(特に普通の女の子とか)に認知されてユーザが増えてくればこのハングアウトの機能は爆発的に使われるんじゃないかと思っております。

というわけでまだあまり僕もテストしてないので、日本の皆様、新年の挨拶がてらたまにはビデオ電話で話しませんか?

google+ インスタントアップロードがやっぱり便利だ 2012年11月17日

今月からまたGalaxy NexusでAndroidユーザになってるわけですが、goole+の写真のインスタントアップロード機能がやはり便利だなあと思うわけです。

一番最初google+のモバイルアプリを経験したのはiPhone上でした。んでもって初日使って「あまり知り合いのユーザが使ってないなあ」ってな感じで数日放置、しばらくしてからまたアプリ立ちあげてみるとインスタントアップロードにiPhoneカメラで撮った写真が。。。

「えー?!」

ってなもんで勝手にネット上にあげられてる写真を驚いて全削除した記憶があります。このインスタントアップロード、goole+のアプリをインストールしてアカウント登録した段階でデフォルトで有効になっていたと思います。これは怖いなあと思ってたんですが改めてAndroidに乗り換えて考えたところ、「せっかくクラウド連携がとてもよくできてるOSなんだから写真データももう思い切ってクラウドで全部バックアップ取ってしまうか」と。

んでよく調べてみるとgoogleのアカウントに紐付くPicasaのWebアルバムの無料の保存領域は1GBと比較的少ないですが、インスタントアップロード経由でアップロードされた写真で長い辺が2048pxまでの写真は別の無料領域に保存されるようになっているらしい。この無料領域はホントの無料、容量無制限の無料らしい。というか2048pxを超える写真のファイルは自動的に2048pxまでリサイズして保存してくれるらしい。じゃあ、いくらでも写真をバックアップできるじゃないか、ということでとりあえずはしばらく使ってみることに。しかし、Android上のデータってほとんどクラウド上でバックアップされてるんじゃないかな。

ドキュメントデータはDropboxやGoogle Driveでローカルだけにデータ持つことはほとんどないし、メールもローカルにはキャッシュしか持たない。Chromeならブラウザのブックマークもクラウド同期、アドレス帳はGmailのアドレス帳と同期。カレンダー、TodoもGoogle Calendarだし、パスワード管理ソフトのデータもDropboxで暗号化したデータをバックアップ取って、音楽ファイルは携帯電話でオリジナルデータを持つことはほとんどない。PCでDLされたものやリッピングしたファイルをPCにオリジナルデータを持ちながら必要なものは電話にコピーする。写真のデータは上記のgoogle+へ。

だから後何が残るかと言えば、SMSのメッセージと電話の通話履歴のみじゃないかなと思う。このへんも別にやろうと思えば技術的には全然問題のないことだと思うし。現にAndroidアプリでマニュアルでならSMSのメッセージをDropboxやローカルにファイルとして保存するものはあるのでgoogleがクラウド使ってこんなアプリ作ってしまえば、基本すべてのデータがクラウド連携しててマニュアルでバックアップの必要なし、そしてもし携帯をなくしてもなくすデータは発生しない、リモートからなくした携帯電話のデータと登録アカウント情報消して終了、なんて感じになるんじゃないでしょうか。

昔の携帯電話の頃は携帯落として、「電話よりもアドレス帳のデータだけでも返して」なんて言ってる人も居ましたが、もう今は電話なくしてもデータなくなるような時代じゃないんですな。