何のために読むのか:コンサルタントの読書術 2013年05月20日

reading
“reading” photo by Madelinetosh

「コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ:大石哲之(@tyk97) (著)」をkindleにて購入。とてもお安いっす。100円。

他にもいろいろやらないといけないことがあるというのも当然あるのだが、どうも本を読むスピードが遅くて人の本の読み方を見てみたくて買ってみた。

しかし、この本はそんな本の読み方以前のいろんな示唆にとんだ面白い内容だった。

ざっと書いてしまうと、本を読むというのがまず先に来るのではなく、やりたいことがあるから本を読む、やりたいことに対して対策を求める先の一つに本を読むことがある訳で、その目的と関係ない部分に関しては読まなくてオーケー。ひとつのトピックに対して5冊、10冊と本を買って関連部分を読みまくってコアの目的の部分に対しての効率、生産性を上げていくというもの。

だから、読んでから考えてみると本の全体のテーマは「本の読み方」というよりは、目的達成に向けた読書の活用法というほうがしっくりくる。

最近、ドラゴン桜を読んでから、いろいろと勉強法というものに興味があり、社会人の立場で仕事や生活の上で必要になる知識や技術をどのように勉強していくのが一番効率的かを考えている。

でも、東大受験のための受験勉強でも、GTDに代表されるタスク管理にしても、はたまた、この本に書かれているコンサルタントの人がやってる読書法でも、共通するのは数値目標なりの具体的な目標を持って、その一点のみをどれだけ効率化して短期にクリアしていくかというアイデア、手法であり、よく考えてみると仕事のできる人たちってのはいわゆる高校生の頃の受験勉強をその後も目標を置き換えながら続けて言ってる人たちなのかなぁと思ったりした。

僕の場合、大学に入った途端、「さあ遊ぶぞ!」という雰囲気でこのような勉強を辞めてしまい、目的の明確な設定と効率化した努力なんてものはさっぱり行わなくなったんだと思う。

意外にできる人、できない人の違いなんてのはこういうところにあるのかもしれない。

僕はこういう考え方の発端をレコーディングダイエットで掴んだような気がします。毎日の具体的な数値の把握と進捗管理。やっぱり数字ってのは大事なんですな。数字を上げるためにとにかく頑張る、数字が出ればたしかに気持ちなんてあとからついてくるいうのもまた然りなのであります。

去年からかなり、いろいろと自分が進んでいく上で重要な示唆を含んだ本が見つけられており、非常に嬉しい今日このごろです。

コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ
tyk publishing (2012-11-30)
売り上げランキング: 50