ちょうど40歳になりました 2015年08月11日

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8月11日、1975年生まれの僕はちょうど40歳になりました。

ちょっと前まで20代だと思っていたのにもうすでに40歳。。なんか30代ってどこに行ったんだ??っていうぐらいあっという間でした。

ちょうど10年前も30歳なので環境を変えて、ということで東京の職場からも退職して、時間の制限のないブラブラ海外旅行、バックパッカーをやってみたいと大阪の南港から韓国に渡り、それ以降ほとんど陸路(海路)でバンコクまでやってきて最終的に住み着いてしまった丸々9年。。。

ちょうど節目の40なので今年いっぱいで会社辞めて、会社に所属しなくともなんとか行きていける自分を作ろうと思います。ホントはいろいろ計画しないといけないんだろうけど、未だにぼんやり未計画。なんかやる気が出ない。。だいじょぶなんだろうかワシ。

ちなみに以下はいつも心の中にある野坂昭如先生の70年代の談話です。

あのー、人間あなたがたまだお若いからわからないでしょうけど、40歳ってのはものは、40にしてまどわずとか40になったら自分の顔に責任持てとかっていいますけど、40ってのは確かに、、40になってしまえばどうってことないのだけれど、40になる前にいろいろ考えちゃう年頃でもあるんですね。

あのー、僕ははっきり言って、機動隊に追っかけられて息がひいひい切れちゃった訳です。そのときに、これはひどいことになったと思って、それからなにをやろうかというふうな感じでやったのがキックボクシングで。僕は今25歳ぐらいの運動性はあるんですよ。

25歳ぐらいの運動性があったって、別にどうってことないんだけども、いつもあの、自分の体がもうダメになっている、ということから来る自分自身の精神的な衰えを、どうも受け入れるのがイヤで。ホント言うと、肉体の衰えというようなものと精神的な衰えから来る、精神的な衰えって言う言葉はおかしいかもしれないけれど、精神的な変化というものを受け入れながらおそらくあの、老いていくんだろうと僕は思うけども、僕の場合はそれにちょっと抵抗してみようと思って、

で、キックボクシングを始めたわけです。

野坂昭如「躁と鬱」−話− より

僕もこのお話の40歳になってしまったという訳ですな。しかし今になってホントにこの話はしみじみと実感を持って理解できるのであります。

というわけで多分、来年のムンバイマラソン周辺は1ヶ月以上はインドでブラブラしてると思います。

皆様またこれから1年よろしくお願い致します。。。

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