完全に自然調達のカオラーム 2014年12月28日

タイのココナッツ削り器をご存知でしょうか。田舎なんかに行くと必ず台所で見かける、小さな木馬の先におろし金が付いていて、それで実の厚くなったココナッツを削り取って熱湯などを注ぎ、ココナッツミルクにすると聞いていたが初めて実際に作業しているところを見ました。ちなみにこの道具、昔は国から各家庭に一台配られたような、それほどタイの食生活には浸透したものだったとそういう話を何かの本で読みました。

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さて手作業でココナッツミルクを作って、さらには横の林でなんかギーコギーコやってるなと思ってたら、

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こんな竹をこれまた手作業で頃合いのサイズに切り揃え、

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削ったココナッツの実のいく部分かともち米、赤米を混ぜあわせ、

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竹の中にもち米を詰めていきます。

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それにココナッツミルクを注いで竹ごと火にくべて中のもち米を蒸し焼き状態にして完成なんだが、ちょっと最後まで見ていく時間がなかった。残念。

ついでに横でタロ芋を刻んで、さっきのココナッツミルクと砂糖と塩で煮込んだお菓子も作っていた。

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しかし、ココナッツミルクから容器になる竹からもち米に至るまで全部自分とこで取れたもの、手作業で下ごしらえして買ってきたものゼロでお菓子を作るってのはなかなか素晴らしいもんですな。都会に住んでるとまず不可能だし、田舎でもこれだけ全部一から作ることって少ないと思います。。。こういうのを見てるとやっぱりその土地それぞれに地産地消のものがちゃんとあるのだなあと感心。