CDのロングボックスって知ってるかい? 2016年12月05日

20080223 - cd longboxes - Nine Inch Nails: Pretty Hate Machine, Jane's Addiction: Nothing's Shocking, Ministry: The Mind Is A Terrible Thing To Taste, Gwar: Scumdogs Of The Universe, Type O Negative: Slow, Deep And Hard, Atari Teenage Riot: Live In Philad

久しぶりの単語を聞いた。CDのロングボックス。世間的にぜんぜんクローズアップされていない単語ですな。

Wikiなんかを見ると1985年〜1995年ぐらいまでの間とあるが、個人的な経験ではもっと短くて、1989年〜1992年ぐらいまでは見たがそれ以降はぱったりと見なくなった。

Longbox – Wikipedia

CDのロングボックスというのはCDが販売され出した時分に販売店の什器がレコード用の箱しかなくCDだと小さすぎてレコードと並べられないなどの理由から12cmのCDケースに厚紙の外箱を付けて高さを30cm程度にしたもの。日本ではCDが出始めた当初からCD用の棚があったように思うがアメリカだとレコード棚に一緒に並べてたみたい。だからタワレコのような輸入盤のお店ではこのロングボックスがいっぱいあった。

外箱と言ってもそのデザインはアルバムジャケを伸ばしたものとか、大した意匠はなく、単純にレコード会社が便宜上付けてますといった程度で、ほとんどアーティスト側が意図してデザインをしたものではないようなつまらない印象だった。

中学生当時、タワレコでMetallicaのKill ‘em allやMotley CrueのDr. Feelgoodなんかのロングボックスの輸入盤を買った思い出があります。しかしホントにロングボックスがなくなったのは早くて次の年ぐらいにはもうほとんどの輸入盤屋でロングボックスはなくなってたような気がする。

当時日本盤と大きく違う見てくれと、雑な外箱の作り、ウンコのような匂いのするインキなどカルチャーショックの連続。今、実に久しぶりにロングボックスと聞いて懐かしさがこみ上げてきましたが、当然のことながら流通していた1990年初頭よりも後に生まれた25歳以下の若者はまったくロングボックスなど知る由もない事実を考えると自分はホントに年を取ったなあと感じます。。。